←クリックしないと枕元にピンクのちんこが立つであろう。公園で、娘・R(5才)と息子・タク(3才)と「だるまさんがころんだ」をしていた時のこと。
僕が鬼であった。
「だーるーまーさーんーが、転んだ!」
と唱えて振り向くと、Rとタクがプルプルしながら動きを止めていた。その後ろで知らない男の子がひとり、彼も地蔵のように固まっていた。
「君も一緒にやりたいのかい?」
と声をかけると照れ臭そうに「うん」と答えた。Rよりも頭ひとつぶんぐらい背が高い。小学2年生ぐらいだろうか。目がぱっちりしていてなかなかイケメンである(しかしRはやらん)
「よし、R、タク、このお兄ちゃんも一緒に遊ぶぞ」
そういうことになった。
「じゃあ鬼ごっこしよう!」
Rが言った。
「おにごっこはやだー」
「鬼ごっこはやだー」
と口を揃えて言ったのはタクと僕である。タクは単にやりたくないだけだろうが、僕には理由がある。僕が鬼となりRとタクを追いかけ回すのなら問題ない。ふたりは嫁が嘆くほど僕そっくりであり、第三者から見ても一目で親子と分かるらしい。
しかしこのイケメン君は、僕の遺伝子からは逆立ちしても作ることが出来ない美形である。よって僕がイケメン君を追いかけ回していると思いっきり不審者に映り、
「練馬区の男、幼児を追いかけ回す」
ということで通報される恐れがある。だから鬼ごっこは避けて欲しかった。
「じゃかくれんぼしよ」
そんなわけでかくれんぼになった。僕とRが鬼になり、タクとイケメン君を探す。タクはあっさり見つかったがイケメン君はさすがにR達より年上なだけあって、隠れるのが上手いようであり、なかなか見付からない。
公園内をうろうろしていると、あるご婦人と目が合った。僕らをニコニコしながら眺めている。はて…と思っていると向こうからこちらに寄ってきて
「こっちかもよ?」
植え込みの方を指差した。どうやらこの人がイケメン君のお母さんらしい。
「どうも。息子さんをお借りしてます!」
と挨拶して「こっちだー!」と植え込みを探してみるとゲリラ兵のように完璧に木々に埋もれて隠れているイケメン君を見つけ出した。やっぱ小学生は隠れんぼレベルが違う。
それからもいろいろと遊んだのだが、このイケメン君は優しかった。Rやタクに手加減してくれたり、鬼役を買って出たり、遊ぶレベルをRとタクに合わせてくれる。Rなどにはタンポポとか摘んでくれたりして面倒見も良い。
イケメンで優しいなんて将来モテるだろうなあ…(しかしRはやらん)
「パパ、うんち…」
しばらく遊んだ後、タクが大自然に呼ばれたためトイレに連れて行った。戻ってくると待っていたのはRだけだった。
「あれ、お兄ちゃんは?」
とRに聞くと
「おうちかえるからバイバイってママと帰ったよー」
とのこと。
「ふーん。どの辺のおうちなんだろうね」
近所ならまた会えるかな…なんて思って言ったら
「おうちは宝石屋さんだって言ってたよ!」
「なにー!」
じゃあ、ボンボンか!イケメンで優しくてお金持ち…。3冠ではないか(しかしRはやらん)
でも確かによくできたお子さんであった。お家にはきらびやかな宝石がたくさんあるのだろう。けれどあの子の瞳が一番輝いているんだろうな…なんて思いながら
「ふーん、宝石屋さんかー」
と呟いた。
「パパ、宝石屋さんって何?」
R、お前は知らないで言っていたのか。
「宝石屋さんというのはね、えーと、コレだ」
僕は石を掴んでポイッと投げて
「投石屋」
と説明したのだが、宝石屋も分からない子供達にはダジャレも分からないのであった。
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