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■走る爆弾娘
2009年03月23日(月)
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栃木の実家最終日。

今日は永野川緑地公園というところで娘・R(5才)と息子・タク(3才)を遊ばることにした。Rが最近補助輪無しの自転車に乗れるようになり、是非僕に見せたいのだという。この公園なら思いっきり自転車を乗り回せるのである。

「でも自転車ないじゃん…」

肝心なモノがないことに気付きダメだこりゃってことになりそうになったが

「借りてあるよ」

母がいち早く近所のどっかからシナモンちゃんの小さな自転車を調達してきていた。おそろしい母!そんなわけで車に自転車を積んでレッツラゴー。

公園に着くと僕は嫁とヒソヒソ話をした。

「…今日はアレ来るのかな」

「来るよ。絶対。連休だもん」

アレとは走るアイスクリーム屋である。この公園で遊んでいると昼飯時に必ず

「ちゃーちゃららっちゃ♪ちゃーちゃららっちゃ♪」

軽快な音楽と共にワゴン車がやって

「味は日本一♪おいしいおいしいアイスクリーム」

どういう基準で日本一になったのか根拠を示さないアナウンスをしながらちびっ子相手にアイスを売るんである。Rとタク、おまけに嫁もこのアイスが大好きなので無視することが出来ないのである。今日も来たら買うハメになってしまうのだろうか…。

「パパー!じてんしゃする!見ててね!」

Rは早速自転車をしたいようだ。僕もRの成長した姿を見てみたい。車から自転車を降ろして乗らせると

R
「パパー。見て見てー」

見よ。乗れるようになってまだ3回目ぐらいだというのに危なげなく軽快に走る。

「わー凄いねー!…じょ、上手だね…は、速いね…」

僕は追いかけながら褒め称えたり写真を撮ったりしていたのだが、補助輪時代と比べてスピードが格段に上がったので追いかけるのはかなりしんどい。かといって近くには坂道や川もあるので放置するわけにもいかぬ。更にはタクも

「パパー!かけっこしよー!よーいどん!」

呪われたように走りまくるのでダッシュダッシュダッシュ、キックエンドダッシュである。いつか決めるぜ稲妻シュートってやかましいわ。

こりゃ来年東京マラソンにでも出るべか、と芝生でくたばっていると、Rが自転車で乗り付けてきた。Rは自転車から降りると

「これからおゆうぎしまーす」

と幼稚園で習ったダンスを始めた。父と比べて体力が有り余っている様子である。

「あはは、可愛いね」

「パパもやるの!」

「ええっ!」

ちょっと待ってくださいよ。周りに結構人がいるんですよ。Rがやれば可愛いダンスも、僕のようなオヤジがやったらMPを吸い取られるふしぎなおどりである。

「えーちょっと恥ずかしいなあ」

とやんわり断っても

「Rちゃんがやる通りにするのよ!」

と言って聞かない。

「じゃあ分かったよ…あんま恥ずかしくないのを頼むよ…」

観念してRに付き合うことにすると

R
「じゃあこれ!」

「できるか!」

どんな羞恥プレイだ!と揉めていると

「ちゃーちゃららっちゃ♪ちゃーちゃららっちゃ♪」

はっ。このBGMは…。

「あいすやさんが来たー!」

公園内のどの子供よりも素早く反応したRとタクは、あっという間にアイス屋のワゴンまで走って行ってしまった。まだ走るか君達。ああ、また「今日は買わない」と言えなかった…。

走る子供達と走るアイスクリーム屋。そして僕はもう走りたくない…。

どっかの先っぽから何かがほとばしるのみである。

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