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■徐々に奇妙な公園
2009年03月22日(日)
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実家に帰った時は、子供達をどこで遊ばせるかをまず考えてしまう。

幸いなことに実家の近くは変なコンセプトに基づく一風変わった公園が多く、ネタに困ることがない。今日は佐野市にある「こどもの国」という公園に行って来た。ここは何故か

タク
本物のロケットがある。テポドンではない。NASAのマーキュリー・レッドストーンロケットである。

R
あとティラノサウルスもいる。開いた口の前に小さく写っているのはR。本当は口の中に入ることが出来、入ると「ぎょおおおおん」という雄叫びが発せられるのだが、ちょうどRが怖がって逃げ出したところある。

それをタクが

「ぼくがいっしょに行くから大丈夫だよ」

とRの手を引くナイスガイな見せ場を作り、男らしさをUPさせていた。

恐竜のオブジェの奥には人造池があり、そこに船が浮かんでいるのが見えた。

「うおおおお!船だ!」

船の先っぽでRとタイタニックするのだ!と猛ダッシュで駈け寄ってみたが、

タク
よく見たら漁船だったので萎えた。頭の中にはセリーヌ・ディオンのタイタニックのテーマが流れていたのに、一気に鳥羽一郎の兄弟船になってしまった。

タク
タクも漁船に乗り込み、鳥羽のアニキ効果でますます男らしさがUPした気がしないでもない。

タク
貼り紙の注意にもかかわらず速攻で落ちそうなタク。

「タク、ロケット見に行こうぜ」

船の上で遊ぶのもよいが、実はロケットを見てから

「か…かっちょええじゃないか」

と心を魅了されもっと間近に見たくてウズウズしていた僕である。ロケットの中には入れないが、脇に展望台があり、そこに登って高い位置からロケットを見たかったのである。

そんなわけでタクの手を引いてロケットまで向かったのだが、

「う…うわあああん!」

突然泣かれてしまった。

「なんだ、どうした?」

ちょっと強引に船から連れ出してしまったので怒ったのか?と思ったら違った。体がプルプル震えており

「…うんちか」

速攻でタクを抱え上げてトイレに向かった。

「がんばれー」

トイレにまたがらせて応援していたら、タクはとんでもない作品を産み出した。

「うおっ。長っ!」

まさにロケット並の立派なモノであり、こんな小さな体のどこに…と感動すら覚えてしまった。

ロケットの脇でロケットのような作品…これはタクが将来宇宙飛行士になるという瑞兆なのではないか、と思い

「タク、お前はNASAに入って宇宙飛行士を目指すんだ」

と将来の道を示したところ

「おしりふいて」

まるで聞いちゃいなかった。やはり親の欲目なのだろうか。いや、諦めてはなりますまい。どうやったらNASAに入れるかはビタイチ分からないけれども、なんか出来ることから努力すべきである。昔から言うではないか。

成せばなる。NASAねばならぬ 何事も…。

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