←クリックしないと枕元にミーのパンツを置くざんす親の欲目フィルターがかかっているので、娘・R(5才)と息子・タク(3才)が誰よりも可愛いと思っている僕と嫁。
写真やビデオを見ながら
「うちの子って遺伝子のわりには頭良さそうな顔してるよな!」
「タクなんかもう字が書けるしね!私らの子じゃないみたい!」
と豚児を自画自賛。嫁などは
「ていうかきっと私の子ではないわ」
とまで言う始末。
「いやそれはないだろう」
さすがにそれはありえないので素に戻ってツッコミを入れると
「あんな出来のいい子が私の子のはずがない」
とか急に自分の子でないことを主張し始めた。
「僕、お前のお股から出てくるの見たぞ!」
僕はRもタクも立ち会っているのである。産婆に怒鳴られながらヒッヒッフーしているさまを見ているのである。あの時出て来たのは何だったというのか。でっかいうんこなのか。
「いや、産まれた後にすり替えられて…」
「産まれてすぐだっこした我が子を見間違えるはずがない!」
嫁の子であるはずは間違いないのである。そうすると種が違うのか…いや、誰がどう見ても僕の遺伝子丸出しのRとタクの顔からしてそれはありえない。たぶん。Rとタクを自分の子だと認知する他ない。否認はできない。
「ちょっと、こっち来い」
変なことを言い出した嫁をたぐり寄せてぎゅっと抱き締めた。
「まあなんだ…その、愛し合おう」
「はあ?何言ってんの?」
「平たく言うと、やらせて」
「やだ」
我が子を否認する嫁と避妊する行為をしようとしたが否認されてしまった。
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