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■ぼ、僕はおにぎりが食べたいんだな
2009年03月17日(火)
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これも日曜日の話。

午前中に子供達を公園に連れて行く途中、おにぎり屋に寄った。なんか小腹が空いておにぎりが食べたくなってしまった裸の大将症候群。

嫁と娘・R(5才)は先に行ってしまったので息子・タク(3才)の手を引いてお買い物。

そのおにぎり店はいわば我が街の名物店である。この街に住んでいて知らない人はモグリだと言ってよい。何が名物なのかというと、主に3つ挙げられる。

まずはおいしいこと。いつも握りたてでほんのり暖かく、湿った海苔も心地よく、ほっとする味が口の中に広がる。ここのおにぎりの中には具の他に日本の心も込められている。

ふたつめ。この店は老夫婦で切り盛りしている小さな店なのだが、なんと24時間営業である。僕は昼間しか買ったことがないのだが、午前2時だろうが3時だろうが必ずおじさんかおばさんが出てくると言われている。

みっつめはお金をお釣りなしで払っても必ず5円玉を渡してくれる。「ご縁がありますように」「いいことありますように」という願掛けなのだそうである。

そんな名物エピソードたっぷりのおにぎり屋の前にタクと立つ。タバコ屋の造りと同様で、店内には入れず小窓から店の人を呼ぶシステムである。今日はおじさんおばさんどっちかなー、と声を掛けようとすると、僕より先に

「すいませーん!すいませーん!」

なんとタクに先を越されてしまった。すると

「ハーイ。あらーいらっしゃい」

奥から店のおばさんがニコニコしながら出てきた。

「あああすいません。この子が大声で…」

と慌てて注文しようとすると

「しゃけ!ください!」

またもやタクに先を越されてしまった。ちゃっかりしてるなあ…。

「はいはい、鮭ネ」

僕は鮭プラス追加のおにぎりオーダーとお金を払うだけになってしまった。お金を出すと

「はい、これをどうぞ」

おばさんは握りたてホカホカのおにぎりと、先ほど書いたとおりの5円玉を手渡してくれた。この店で5円玉を貰うたびに

「女子高生とご縁がありますように…」

と期待に胸と卑猥な部分を膨らませる僕である。そんなエロオヤジをよそに、おばさんは僕にだけでなくタクにも5円玉を渡してくれた。

「ボクかな?ワタシかな?あなたにもあげるね」

まさかタクが女の子に見られるとは!タクは目を丸くして5円玉に飛び付き

「これ、なーにー?」

と素っ頓狂な声を上げた。

「いいことがありますようにっていうおまじないだよ」

おばさんは優しい声で教えてくれた。

「どうもありがとうございます…」

優しくタクをかまってくれるおばさんに感動。礼を言いおにぎりを受け取り、嫁とRが待つ公園に向かった。

「タク、5円玉パパに寄越しなさい。お前絶対なくすから」

「やだ!持ってる!」

タクは公園までずっと5円玉を握りしめていた。よほど気に入ったようだ。

公園で嫁達と合流して、みんなでおにぎりを食べた。あのおばさんが作ってくれたおにぎり…と考えると余計に美味しく感じられた。

「タクが妙にハキハキしちゃってさ…」

「これ、たっくんのおまじない!もらったの!」

そんなことを話しながら食べるのもまた隠し味。さすが名物店と言われるだけはある。作り手の愛情が伝わってくるおにぎりであった。

おに義理人情。なんつって。

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