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■狐の嫁入り狸の寝入り
2009年02月28日(土)
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もう子供達は寝てるかな〜?それともまだ起きてるかな〜?というタイミングで仕事から帰って来ると、家の中は既に真っ暗。既に全員寝床にいるらしい。寝室を覗くと

「パパー!」

息子・タク(3才)タクの声がした。

「ただいま。たっくんは起きていたんだね」

娘・R(5才)はどうやら寝ちゃっているようだ。寝息をすーすー立てており

「ただいま〜パパだみょ〜」

耳元でデス声にて囁いても反応がない。起きてりゃ「パパと寝る!パパと寝る!」とうるさいんだけど。それならばと

「たっくん、今日はパパと一緒に寝ようか」

「うん!」

タクの布団に潜り込むと

「いやああん!Rちゃんと寝るのおおお!」

Rがガバアアと起き上がった。

「なんだ。寝たふりしていたのか」

「えへへ」

寝たふりにてネタ振りしていたのだった。タクは

「やっぱりママと寝る」

と僕を追い出したのでRと一緒に寝ることにした。

「あ、パパ、今は夜だからバイバイね!」

「そうだね。朝起きたら結婚だね」

バイバイ及び結婚とは…前の日記に書いたが、僕とRは結婚している。Rの結婚条件は「一緒に暮らすこと」であり、夜は寝てしまうのでその条件に当てはまらないらしい。

なので朝結婚し、夜離婚(バイバイ)する。で、翌朝また結婚する。そう決めたのである。

「でもパパ〜」

「なんだい」

「お出かけする時はバイバイなの?」

Rがマイ結婚制度の詳細を決めようとしている!

「うーん。パパと一緒にお出かけする時は『結婚』のままでいいよ」

「そっか」

「すると、パパが会社に出かけている時はどうする?一緒にいられないから『バイバイ』かな?」

逆に僕からRに問うてみると

「バイバイはしないけど〜、パパが会社の時はたっくんと結婚する!」

「そうか…」

亭主が留守にしている間は他の男と…か。パパは悲しい。そんなビッチに育てた覚えはない!

寝たふり娘は
寝た不倫娘でもあったとさ。

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