←クリックしないと枕元にミーのパンツを置くざんす仕事から帰って来ると子供達はもう布団の中に入って眠っていた。
ああ、あと20分ぐらい早ければまだ起きていただろうに。そんなタイミング。
娘・R(5才)と息子・タク(3才)の寝顔を眺め、一緒に寝ている嫁にでこぴんをくらわし、
「もう寝ちゃったか…」
と呟くと
「まだRが起きてるよ」
嫁がもそもそと返事をした。
「Rちゃん、パパと寝るかい?」
Rは目をつぶったままコクリと頷く。ウトウトとあと数分もすれば完全に寝に入ったことだろう。
「じゃあ着替えてくるから待っててね」
隣の部屋で素肌になりシャネルの5番だけをつけてRの布団に滑り込み(一部ウソあり)、
「おまたせ〜。はい、寝ようね〜」
「パパ〜」
Rはちょっとだけ目が冴えてしまったようだ。本当はたくさんおしゃべりをしたいのだが、あまり盛り上がると嫁が怖い。
「せっかくあとちょっとで寝るところだったのに!」
まさに寝た子を起しやがって、といびられてしまうだろう。だから控え目に添い寝する。
「ねえパパ」
「ん?」
「電気消さないとダメだよ」
先ほど着替えた隣部屋の明かりを消すのを忘れておった。閉めた扉から光がこぼれていた。
「電気消さないと、もったいないばあさんが出るのよ」
もったいないオバケは聞いた事があるがもったいないばあさんとは初耳である。
「それってどんなおばあさんなの?」
「えっとねー。もったいないことしてると、『もったいなーい、もったいなーい』って出てくるのよ」
「それって普通にマータイさんなんじゃないのか?」
「パパ、はやく消して!」
「やだー。この部屋真っ暗なんだもん」
隣の明かりがこぼれてRの顔がぼんやり見えるぐらいがいいのである、とごねていると
ぴろろろろろろろっ!!!
「どわあああ!」
突然電話が鳴り、すぐ切れた。ワン切りである。
「Rちゃん大変だ!もったいないばあさんが『早く消せ!』ってかけてきたんだああああ!」
僕は布団からがばっと起きてそそくさと明かりを消した。
「あー怖かったねー」
そしてまた布団に戻ったのだが、Rは
「ちがうよ。だれかがまちがえたんじゃない…?」
意外と冷めているのね、君。僕、ノリノリだったのに。Rはその言葉を後にすやすやと寝に入ってしまった。そして取り残された僕ひとり。もったいないばあさん、か。ババアに扮した志村けんみたいなイメージである。将来嫁がそんな感じに近付きそうな気配だな。ていうかRのコレもきっと嫁から仕込まれたことだろう。
嫁は将来もったいない婆さん。
僕は将来おったたない爺さん(それでもおっ立ってたりして)
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