←クリックしないと枕元にミーのパンツを置くざんすご存じの方も多いかと思うが、「Googleストリートビュー」では道路から撮影した360度のパノラマ画像により、地図をなぞりながら風景を楽しむことが出来る。

ある日自宅付近のストリートビューを見ながら
「うわ!玄関の前まで写ってる!こんなとこまで来てたんかよGoogle!きも!」
とかひとりで騒いでいたら虚しくなったので娘・R(5才)と息子・タク(3才)も呼んで見せてやった。
「あ!おうち!」
「そうだよ。よく分かったねー。じゃあこの道はどこに行く道だ?」
家から少しずつ移動して行くと風景もそれに従って流れて行く。
「ようちえんにいく道!」
「そうだねー。大正解」
「ここ、こっちにまがるんだよ!」
「ははは、ちゃんと覚えてるね」
幼稚園の送り迎えは嫁がやっているのだが、このぶんだとRはもうひとりでも幼稚園に歩いて行けるかもしれない…と感心しながら幼稚園への道を辿った。するとRとタクが
「あっ!ママだ!」
「ママのじてんしゃ!Rちゃんとたっくんもいるよ!」
ふたり同時に叫び、モニタに北斗神拳をかますような勢いで指を差すので
「え…君達がどうしたって…うおおおおおお!」

チャリで疾走する嫁が写っているではないか。顔にボカシがかかっているが、見飽きるほど、ていうか見飽きた嫁の顔であり、すぐ分かった。そして前に乗っているのはタクであり、青いヘルメットも紛うことなきタクのもの。

ご丁寧に後ろからも見ることが出来る。後ろに乗っているのはRで、膝にかかっているピンク色の物は、イチゴ柄の毛布である。
「嫁ー!ちょっと来い!お前写ってるぞ!」
急いで嫁を呼んで見せてみると、やはり自分に間違いはないという。服装からして去年の今頃、ちょうどRを幼稚園に送るところだろう、とのことであった。
「すごいな!ストリートビューに載るなんてうわはははは!」
なんだか訳もなく愉快な僕だったが、嫁は複雑な表情をしていた。それもそうかもしれない。
おベンツかなんかで優雅な送り迎えをするシーンならともかく、バタバタと慌ただしく家を出て、遅刻すまいと寒空の中を疾走している、登園というよりも桶狭間に出陣するかのような必死さがひしひしと伝わってくる。表情は見えないが鬼のような顔をしていたに違いない。
そんなところを知らず知らずの内に撮られていて全世界に公開されてました、なんていうのはあまり気分のいいものではないだろう。恐るべし、Google。プライベートをこうも暴いていいのだろうか。
とかいって嫁達のプライベート情報をどこよりもダダ漏れさせているのはこのサイトなんだが。
毎朝「幼稚園に遅れるよ!」と煽らなければ動かないRとタクをこのように送り出しているんだね…苦労かけるね…と、涙なくしては見られないストリートビューであった。
まさか検索サイトで涙するとは思わなかった。
さらば、涙と言おう。
森田検索。なんつって。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。