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■マラ損
2009年01月19日(月)
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娘・R(5才)と息子・タク(3才)を公園に連れて行った。

ここは自転車を借りて乗ることが出来るのでRもタクも大好きな公園である。

但しタクにはお気に入りの黒い自転車があり、それでないと乗ろうとしないのだ。この日も公園に着いた時は他の子が乗っており

「あー。他の子が乗っているから違う自転車にしな」

と言っても

「くろいじてんしゃがいい!」

妥協を許さない3才児。

「じゃあ終わるのを待つしかないだろう」

しばらく待っているがよいと言ったのだがタクの考え方は違った。その黒い自転車に乗っている子のところまで行き、

「かーしーて」

直談判を決行。勿論貸してくれるわけはなく、僕は慌ててタクを抱きかかえて連れ戻したのは言うまでもない。

20分ほど待ってようやく黒い自転車をゲット。

Rとタク
まあ可愛いものである。子供達が自転車でガラガラ走りまくる姿を

「可愛いもんだね…」

嫁とベンチに座ってしみじみと眺めていた。僕らの周りを鳩がふるっほふるっほ歩き回り

「なんかやたら鳩多くない?」

「増えたね…」

そんなつまらないことを喋りながら…。

自転車を思いっきり堪能した後は

「じゃあまらそんするー」

タクが公園内を走りまくりたいという提案をした。

「よーいどん!」

鉄砲玉のように走り出すタク。しかしその走りは遅い。僕がすぐさま追い抜くと

「ダメ!パパ先に行っちゃダメ!」

タクは自分が先頭でないと気が済まないタイプである。なので

「ほーら追い抜いちゃうぞー」

ゆるゆるとタクの背後を走りながら煽る。

「あかいベンチがゴールね!」

ずっと先にある赤いベンチをゴールとして指定する。長い距離なのでタクの速度は更に落ち、のろのろと走り続け、

「ごーる!」

ようやくゴールに辿り着いた時、1位は誰だったかというと、

ハト
鳩。

鳩に追い抜かれたよ僕たち。

「ただいまの結果、1位は鳩です」

「ええー!」

鳩に破れたタクはマラソンで走りまくって疲れたせいか、夕ご飯を食べたらすぐ寝てしまった。

ララバイララバイおやすみよ。

ギザギザ鳩の子守歌。

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