←クリックしないと枕元にミーのパンツを置くざんす21世紀が始まって9年目にして今世紀最大の危機が訪れたトゥウェンティゼロナイン。
それは嫁のひとことによって知らされた。
「R(5才の娘)に好きな男の子がいるらしいよ!」
「なんだってええええええええ!」
愛しても愛しても所詮は父と娘。いつかどこぞの馬の骨に娘をかっ攫われる日が来ることは頭では理解していた。しかし熱いハートがそれを許さぬ。ましてやRはまだ5才。
「パパだいすき」
と毎日のように言われ、抱き付かれ、甘えられ、Rにとっての抱かれたい男ナンバーワンの座は、まだまだ僕が君臨し続けるだろうとタカをくくっていたところにこの凶報。Rを奪われる悲しみはすぐさま怒りに変わった。
「どこのどいつだ!ぬっ殺してやる!」
「Rと同じクラスのユウマ君って子」
「ぬおおおおお!どんな奴だ!」
「こないだのお遊戯会の時の写真に写ってたよ」
お遊戯会とは先月の日記にも書いた幼稚園のイベントである。僕も観に行って沢山写真を撮った。慌ててその写真を見直してみると
「ほらこれよ」
嫁が指差した男の子。こいつか。こいつがRの心を奪った憎いアンチキショウか。しかしその彼を見た途端、殺意は急速にしぼんでいった。何故ならこの彼、どうひいき目に見ても

はまじ系なんである。
男は顔ではない。だからこそ僕も嫁を娶ることが出来た。でもRはまだ5才。こんな若いうちから
「いきなりマニア系に走らなくてもいいのに…」
と嘆く気持ちの方が大きくなってしまった。Rのクラスにももっとイケメンがいるだろうが、と言ってみると
「そうなのよ。殆どの女子に大人気の子がいるんだけど、Rは『ユウマ君がすきー』って」
我が子だけあさっての方を向いているようである。Rも嫁に似て変な男が好みなんだね…てやかましいわ。
ああ…それにしても僕ベッタリのRの口から他の男が好きー、などというセリフが出る時が遂に来るとは…。僕は自分の耳で聞いてみないことには信じられず
「R、こっちにおいで。大切な話がある」
Rを膝の上に呼んで
「ユウマ君が好きなんか」
とサシの問答をした。Rの答えは
「うん」
この時の僕の心理状態を描写するとしたら…文章で表現するのは難しい。

画像で例えればこんな感じである。
「パパとどっちが好きなんだ」
返答如何によってはRを殺して僕も死ぬる覚悟で聞いてみた。するとRは…
「えー。みんなだいすき!」
…君も色々と気を遣えるようになったんだね。
成長するのは嬉しいことだけれど、好きな男が出来、本音が話せなくなり、オヤジなんてものは娘が羽ばたいてくための踏み台みたいなものなんだな…とひとり晩酌でもしたくなった。
「いや、それでもパパとユウマ君、どっちが好きなんだ?」
最早父の威厳も何もない、ひとりの嫉妬する男としてRに詰め寄っていたら
「あんきーっく!」
「ぐわああああああ!」
横から息子・タク(3才)によるキックの直撃を食らった。
娘の恋路を邪魔する者は、タクに蹴られて死んじまえってことか…。
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