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■かくれんぼう将軍
2008年11月04日(火)
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連休中、母に孫の顔を見せに栃木の実家に帰っていた。

だだっ広い公園で娘・R(5才)と息子・タク(3才)を遊ばせていると、嫁とRの姿が見えなくなった。程なくして嫁だけ戻って来て

「Rがね、今あそこに隠れているから…」

50メートルほど先の遊具を指差した。あの陰に隠れているのだという。「Rちゃんを探して!」というRのお遊びなのだろう。

「もうゴハンだからお前連れて来いよ」

「わかった」

嫁はRが隠れている物陰に行った。と思ったらすぐ帰って来た。

「あれ、Rは?」

「すぐ見つけちゃダメ!って怒られたよ。あなた行って来てよ」

なるほどせっかく隠れているのだから散々探した挙げ句やっと見つかった…というシチュエイションにしないと趣がない、とRは言いたいのだろう。まったくめんどくさ…いや、可愛い娘のためである。僕が迫真の演技をしてみしょう。

「Rー!Rはどこかな〜?」

歩きながらRを探すフリをする。遊具の物陰にRのお尻が見えているけれども気付かないフリをしてスルー。するとRが動き出した。僕から遠ざかるように更に別の物陰に移動したのである。思いっきり見えているのだがそれもスルー。

「Rちゃーん!Rちゃーん!」

Rの名前を呼びながら探し回っていると、ひとりの小さな女の子が僕をじいっと目で追っていることに気が付いた。ははあ…さては…

「君もRちゃんっていう名前なの?」

と聞くとうんと頷いた。

「おじさんの子供もRちゃんていうんだよ」

「そうなの」

「君は何才?」

「3才」

「そうかあ〜。今ね、かくれんぼしてるんだよ」

…はっ。いつの間にか無駄話をしてしまった。このご時世、見知らぬ幼女と喋っていては速攻で通報される恐れがある。「じゃあね」とアナザーRちゃんに別れを告げ、マイRを探すことに専念。

「Rー。どこなのー」

Rが僕の目の前を通り過ぎ、奥の遊具の物陰に隠れた。よし、そろそろ見つけてやってもいいだろう…と遊具の奥を覗き込み

「Rちゃん、みーつけた!」

さあ捕まえた、としようとしたところRは豪快にコケており、五体投地状態。

「うわああああああん!けがしちゃったああああ!」

「あーあー…君、頑張りすぎだよ…」

僕から逃れるのに必死で躓いてしまったのだろう。抱き起こすと膝小僧を少し擦り剥いていたが大したことはない。

「泣かないで大丈夫だから、ね…」

水道で洗ってやるか…抱き起こすと

「あ、パパもケガしてる」

僕の人差し指の切り傷を目聡く見つけおった。

「ああ、これはね、爪切ってる時に…」

うっかり爪切りでギャアアス!と指の肉まで切ってしまったもので、爪が甘いとはまさにこのこと。

Rにはちゃんと注意して走らないとケガするよ…とひとこと言って締めようと思っていたのに、僕の方がマヌケであり、言えなくなってしまった。

注意一秒、ケガ一緒。

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