←ちょっと奥さん、押してって!早いもので息子・タク(3才)は来年幼稚園児になるお年頃である。
そのためこのたび入園面接を受けることになった。娘・R(5才)が通っている幼稚園なので「兄弟枠」と呼ばれる優先枠があるため滅多に落ちることはない。
名前さえ言えれば受かるだろうと思い、模擬面接をしてみることにした。
「えー。お名前を教えて下さい」
するとタクは
「アリエルよ」
ディズニープリンセスに出てくる人魚姫の名前を言いおった。
ただいまの採点:-70点(名前言えない0点+オカマの気がある-70点)。…落ちてしまうではないか。
「たっくん、ちゃんと名前言えないとダメだよ…」
仕切り直してもう1回である。
「はい、お名前をお願いします」
「おすぎです!ぴーこです!」
えー、ただいまの採点:-70点(名前言えない0点+やはりオカマっ気があり-70点)。
「うわー、嫁、どうしよう。タク、名前言えないよー。僕がザたっちのネタを仕込んだばっかりに…」
パニックになって嫁に縋り付くと
「大丈夫よ。相手があなただからふざけてるだけよ。タクはちゃんと相手を見てモノを言うのよ」
とのことであった。
「うん、まあ、それならいいんだけど」
って待て。ということは僕は舐められてるってことか。ならば襟を正して
「いいかいタク。これは面接の練習です。パパを先生だと思って聞きなさい」
態度を改めるようピシッと言うと
「はーい。せんせい」
タクもまずまずのよい返事。よし、これならいけるだろうと思い改めて同じ問いかけをした。
「お名前はなんですか?」
「さいとうみき」
「それはRの担任の先生だろうがー!」
なんだか不安がどんどん高まってきた。ちょっと質問を変えよう。面接で聞かれそうなことは…と考えて、兄弟枠の面接ということで
「あなたのお姉ちゃんの名前はなんですか?」
と聞いてみた。
「Rです」
タクは答えはこれだった。うーん、こういう時はフルネームで答えるのが100点満点なのだが…と首を捻っていると
「ちがうでしょ!そうじゃないでしょ!」
横からRが猛然とダメ出し。よし、姉から言ってやってくれ!と期待したら
「R”ちゃん”って言わなきゃだめでしょ!」
ツッコミどころはそこじゃないだろ。
このように模擬面接は1から10までダメであった。タクの人生、初っ端からつまづいてしまうのか。もう時間はなく、面接は明日なのである。一体どうなってしまうんだろう。
とっても不安なめんせつー。
僕はとってもへんづつー。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。