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■漏ラシックパーク
2008年10月16日(木)
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嫁も子供達も寝静まった真夜中。

何をしても咎められることはないパラダイスな時間である。

何をしても…そう、写経しようが射精しようが誰も文句は言わない。そんなわけで写経もしくは射精をしようと思い、みだらな映像を流そうとしたその瞬間、

「ぐわたぐわたっ」

部屋のドアが思いっきり音を立てたので、心臓が止まるかと思った。危うく写経どころか読経される立場になるところであった。

音の主は息子・タク(3才)。その後ろに嫁。

「ど、どうしたんだい?」

と思わず声を掛けたがタクはパンツをはいていない。おねしょか、とすぐ察した。タクは申し訳なさそうなしょぼくれた顔をしており、今にも泣きそう。

「ちゃんと起きたんだ。偉いね」

うん、と情けないしかめっ面でタクは頷く。3歳児なりに失敗してしまった…と思っているのだろう。おねしょというとよくマンガでは親に怒られないように苦心する…みたいなシーンがある。

僕も子供の頃おねしょした時はどのように証拠隠滅したらいいか脂汗流しながら考えたものだけれども、親になってみれば別に叱ることではないんである。ましてやタクはおむつが取れてまだ日が浅い3才。

今日は漏らしてしまったが、普段は夜中でも

「おひっこォー!」

と起きることが多いのである。

「パパも子供の頃、よくやったもんだよ。だから大丈夫だよ」

全然恥じることはないんだよ、と慰めた。泣きそうな顔が徐々に和らいでいき、

「じゃあ着替えてパパと一緒に寝ようか」

と頭をなでなですると

「やーだー。ママがいいの!」

僕が愛の限りを尽くして慰めたのに、嫁ベッタリで僕とは寝ようとせぬ。

「パパと寝ようぜー」

「やーだー!」

再び泣きそうになってしまったので

「はいはいママと寝ましょうねー」

嫁が寝室に連れて行ってしまった。そして僕はまたひとり取り残された。

夜に漏らしの例えもあるぞ。
サヨナラダケガジンセイダ…。

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