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■ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック
2008年10月15日(水)
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息子・タク(3才)の誕生日は10月3日であった。

今日は15日…。

2週間近くも誕生日プレゼントをあげるのを忘れてしまった!言い訳がましくなるが、誕生日前後は栃木の実家に帰ったり親父の命日だとかでバタバタし、実家でバースデーケーキを買ってお祝いしたもんだからすっかり終えた気になってしまっていた。

プレゼントはある。押し入れの中に隠したままだったのである。

「じゃ…タク、ごめんね。プレゼントだよ」

嫁と申し訳なさそうにタクに渡したのは、

ダイヤブロック
こういうブロック。写真は完成形で、はじめはバラバラになっているのである。これを組み立てなければならない。対象年齢は4才からと書いてあるが、3才のタクは勿論のこと5才の娘・Rでも完成させるのは無理である。逆立ちしても出来ないだろう。ていうか逆立ちも出来ないし。

まずはRもタクも適当にブロックを積み上げて

「みてみてー。きょうとうたわー(東京タワー)」

好き勝手に作っていたのでその楽しみ方もまたよし、と遊ぶさまを眺めていたのだが、結局

「パパ、作ってー」

そういうことになった。

「よっしゃ、まかせとけ」

子供の頃はガンダムやらタイガー戦車やら姫路城に至るまでのプラモをわんさか作った僕である。ブロックなぞちょろいわ、とタカをくくって安請け負いしたのが大間違いだった。マニュアルを見始めて組み立て始めたら、なんだかとてもしんどい。

ブロックの数が異常に多い。だから探すのが大変。小さなパーツがない…と探しまくってたら、人に組み立てを頼んだにもかかわらずRやタクがそのパーツを使い

「おうち」

とか勝手に作ってるし。

「パパが今組み立ててるからそればらしてもいいかな…」

「やーだ」

「じゃあできないじゃん…」

という押し問答の繰り返しも難航する原因となり、ようやく出来上がったのは1時間以上経ってからのことだった。

「で、できたよ…」

肩が凝るし目はシバシバするし、もう年なのかしらん、クタクタになりながらようやく子供達に引き渡そうとしたら、

「Rちゃん、いまお絵描きしてるの」

「たっくんは、ぬりえ!」

Rもタクも既に待つのに飽きててんでバラバラの遊びをしているのではないか。

「せっかく作ったんだから遊んでくれよー!」

僕は思わず魂の叫びをあげた。しかしRは

「じゃ。もいっかい崩してもいっかい組み立てて」

KGBの拷問のようなことを要求する。

「いやだ。断る。疲れる。辛い。無理」

最愛の娘であるRの言うことはほぼ全部聞いてやる僕でもこれだけは受け入れられぬ。一方タクはというと

「パパこれかっこいいよ〜」

なかなかナイスなリアクションであり父の労苦も報われるというもの

「お、よしよし。もとはお前のプレゼントなんだからな」

今年はプレゼント渡すのをポックリと忘れてしまってごめんよ。まだ小さいからいいものの、普通親にこんなことをされるとグレるに違いないので注意が必要である。

Rにはブロックを崩すことを要求されたが、ブロック崩しで済めばいいが積木崩しになる恐れがある。

(積木崩しの意味が分からないヤングメンはその辺のオヤジに聞こう)

僕はブロック崩しよりも積木崩しよりも松葉崩しが好きなんである。

(松葉崩しの意味が分からないヤングメンはその辺のオヤジに聞こう。ギャルに限っては僕が教えてあげます)

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