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■故意のカラさわり
2008年10月08日(水)
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仕事帰りの夜、盛り場の駅では男女がサカッていた。

そこらじゅうでイチャイチャベタベタしており、あまりにもむかついたので

熱々カッポー
デジカメで撮ってしまった。こうしてネタにして怒りを昇華するのである。もしこのブログがなかったらその場で通り魔と化してしまったかもしれない。

オレはブログに感謝している…。ブロガーにならなければ猟奇的殺人者になっていたから…

BYヨハネ・クラウザーII世

栃木に帰った時、そこらじゅうにトンボがいっぱい飛んでいたけれども、トンボだってそんなにつがっていなかった。トンボですら節度あるまぐわいをしているのに、万物の霊長たる人間様が一番助平とは何事か。万物の性長であることよ。なんつって。

僕は悶々としながら電車に乗った。ああそうさ、正直、僕もイチャイチャベタベタしたかったんだよ!しかし電車の中で見ず知らずのレディに手を出すことは、その場で人生サドンデスでありまた来世。合法的にベタベタ出来る嫁がいる家に着くまで待たなければならなかった。

家に着くなり早速嫁のお尻をワンタッチ。いやーんエッチスケッチワンタッチ…みたいなリアクションを期待していたのだが、

「やめて。気持ち悪い」

ものすごく冷たい反応を素で返されたので、そのまま駅に戻って電車に飛び込みたい気分になった。

恋人〜新婚時代は

「ダーリン(はあと)」

みたいな書くのも恥ずかしいぐらい甘ったるいシナを作ってきたものだが、女は変わるものである。当時の嫁は僕を「私の王子様」ぐらいの勢いで接していたのに、長い付き合いで僕がボンクラであることを見抜き、今ではダンゴ虫程度の扱いになっているのだろう。

そうさ僕はダンゴ虫…ゾウリムシ…ゴクゾウムシ…嫁は無視…。

「こう見えても僕に乳触らせてくれる女子高生とかいたんだかんね!今はいないけど…」

と逆ギレしてみてもそれはそれで別方向のカタストロフィを迎えそうなので、僕は黙って捜すことを決意した。お尻を触っても文句を言わないギャルを。お尻だけにケツ意。なんつって。

固い決心をしたその翌朝、仕事に行こうとすると

「パパ〜おしっこ〜」

娘・R(5才)が僕の手を引く。

「自分で行きなさい」

止めてくれるなRよ、僕はお尻ギャルを捜しに…と自分で行かせようとしたのだが

「いや〜!パパと!」

と粘るのでRを抱いてトイレへ。Rが用を足すのを見計らってお尻を拭く。

「Rちゃんのお尻はいつもつるつるだな〜」

ぽにょぽにょと撫でてみせるとRはケタケタと笑っていた。なんか嬉しかったようだ。ああ、ここにお尻を触っても文句を言わない、むしろ喜ばれる女の子がここにいた。外に捜しに行かなくても、こんなところに幸せの青い鳥はいたんだね…。

幸せの青い尻。なんつって。

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