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■ヌリエA
2008年10月07日(火)
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仕事から帰って来ると、机の上にとあるキャラのぬり絵が2枚置いてあった。

このキャラは何だっけ…おおそうじゃ。ロリ&ドエッチ、じゃなかった、リロ&スティッチである。嫁が息子・タク(3才)を連れてセブンイレブンに行った時、店のおばさんに

「ぼく、ぬり絵しない?」

と声をかけられ、娘・R(5才)の分も併せてもらってきたのだという。机の上に並んだぬり絵2枚。当然Rの方がうまいのだけれども、タクも上手になっていた。ちょっと前までは昭和時代のエロ本修正箇所のように一つの色でぐしゃぐしゃに塗り潰してしまっていたけれども、今では色を使い分け、はみ出しも少なくなっている。

「これを持って行くとね、お店に飾ってくれるんだって」

と嫁が説明するので

「ふーん。じゃあ明日持って行こうか」

そういうことになった。翌朝、Rとタクを連れてセブンイレブンに行くと、

「あら〜描いてきてくれたの。上手に描けたねえ〜」

朝からハイテンションな店のおばちゃんが受け取ってくれた。昨日ぬり絵をくれたのはおそらくこの人なのだろう。年の頃50代ぐらいだろうか。

「じゃ、クジ1枚ずつ引いてね〜」

おばちゃんがクジの束を持ってきたので、Rとタクはちょっとびびりながら1枚ずつ引いた。それを開封すると

「あ、Rのは当たりだ。タクは…残念」

Rだけ当たってしまった。

「やったー。Rちゃんあたりだー!」

Rはわーいわーいと大はしゃぎであったが、一方で

「たっくんもあたりになりたかったあああああ!」

タクは今にも泣きそうなふくれっ面になってしまい、なんだかめんどいなあと思っていたらおばさんが景品を持って戻って来た。

「はい、おねえちゃんにはスティッチのピンバッジ。で、ボクははずれちゃったけどこれあげる」

とタクにくれたのはポケモンのシールとポスター。夏のキャンペーンの余りだな…と推測するが、しかしタクはこれで機嫌を直したので

「ああ、どうもすいませんねえ…」

ふたりともホクホク顔で帰ったのであった。

「じゃあ絵は飾っておくからね〜」

画一的な応対のイメージがあるコンビニ店員よりも

「おつり50まんえ〜ん」

みたいな駄菓子屋ノリっぽいおばちゃんであった。

その日の夜、夕飯を食べているとテレビに渡辺美里が映っていた。

「久しぶりに見たけど老けたね」

「普通におばちゃんだね」

と嫁と話しながら見ていると、タクが指を差して叫んだ。

「あ、セブンイレブンのおばちゃんだ」

「いや全然違うから!」

いくらおばちゃんだからってあのおばちゃんはないだろう!絶対おかしい。頭の中をマイレボリューションされるぞ!

まあそのなんだ。この子達に願うことは、ぬり絵も人の道からもはみ出さないようにして欲しいということである。

あとタクは横ちんもはみ出さないで欲しい。

そんな意地悪なことを言うので

で貰ってきたという塗り絵があった。

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