←ちょっと奥さん、押してって!今、僕と子供達の間で熱い遊び。それが
「たたかいごっこ」
である。このひねりも何もない名前は息子・タク(2才)が付けた。
Q:たたかいごっことは?
A:ただ闘うだけである。
「パパいくぞー、ぱんちぱんちぱんち!」
「何の、キックキックキック!」
布団の上で組んずほぐれつの闘いをするわけである。ふふ、この布団の上で夜は夜の肉体の闘いがあることをまだこの子達は知らない。大人の男はごっこなどではなく常に闘っているのだ。夜はひとりで闘ってる場合が多いけどな!
「ぷりきゅあ・しゅーてぃんぐすたー!」
「ぐわあっ。しかしこの動きを見切れるか。北斗神拳奥義、夢想転生!」
タクが必殺技を出してくるので僕も負けてはいられない。
「あーんぱーんち!」
「猪口才な、大豪院流真空殲風衝!」
こうなってくるとやはり男の子、タクの方が激しく攻撃してくる。Rは途中から付いて行けなくなり、いつの間にかお絵描きを始めたりしているのが面白い。
僕もやられっぱなしというのも単調なので、適度に反撃して頃合いを見計らって
「うわー、やられたー」
と倒れてやるのである。わりと疲れるがわりと楽しくもある。僕が布団に仰向けに倒れるとタクもすさかずやって来る。とどめを刺しに来たのかと思いきや、僕の上に重なるように仰向けになり

「ゆーたいりだつー」
お前、闘いたいのかネタやりたいのかどっちだ。
「わかったわかった。面白いけど苦しいから取り敢えずパパから降りてくれ」

「からの、そせいー」
「もういいっつの」
「たっくんのかち?」
タクはニッコリと僕の顔を覗き込む。
「ああ、君の勝ちだ。パパは君に敗れた…」
「やったー」
こうしてたたかいごっこが終わって、僕はようやく朝の身だしなみを整えることが出来るのだ。
国破れて山河あり。
父敗れてヒゲ剃ーりー。なんつって。
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