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■息子のナンパ術
2008年09月29日(月)
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子供達を公園で遊ばせている時、娘・R(5才)の友達、みっちゃん父娘がやって来た。

「どうもこんちは」

とみっちゃんパパに挨拶していると

「みっちゃああああん!」

R以上に喜んで突撃して行ったのは息子・タク(2才)。みっちゃんにすぐさま抱きつき、

「ねえみっちゃん、いっしょにハナクソ取ろう?」

とか訳の分からないことを言っている。

「えーなにそれー」

みっちゃんは当然ケラケラと笑って相手にしない。するとタクは

「じゃあいっしょにブランコ乗ろうよ」

と言い直し、

「いいよー」

みっちゃんと手を繋いでブランコに乗りに行ってしまった。

…なんと手際の良いナンパなのだろう。若い娘をゲットする手本のような一連の動き。まず突拍子もないことを吹っかけて、笑われながらも興味を持たせて掴みはオッケー。次にまともな提案をしてお手々繋いでランランラン。更には

「あのねえ、たっくんどんぐり拾ったんだよ。宝物なんだ」

みっちゃんパパにも話しかけて可愛く元気なよい子であることをアピール。

「あっはっは。そうかそうか」

みっちゃんパパも笑っている。外堀をも埋めるとはなんと抜かりのない奴。2才児にも教えられることはあるのだなあ…。タクよ、この父、目から鱗が落ちる思いであるぞ。

しばらく仲よさげに遊んでいたタクであったが、ふと僕の元にトトトトト…と駆けて来た。

「パパ…」

僕にすがりついてぷるぷると震えており、さては…

「ねえパパ〜。たっくん、うんちじゃないの?」

とRが言った。うん。僕もそう思った。

「じゃあトイレ行こうね」

タクの手を引いて公園のトイレに急行したのだが、扉を開けると

「うわああああっ」

大量の銀蝿が飛び去って行った。嫌な予感がして中を覗くと、思った通りとんでもなく大きな「作品」が残されたいた。何故流そうとしないッ!水を流してみてもガッツリ固まってしまって流れやしない(お食事中の方すいません)

「タク、まだ我慢出来るかッ?」

「うん」

まだ漏らすなよ、がんばれよとタクに願いながら慌てて近所のコンビニに担いで行ったのであった。

父は目から鱗が落ち、息子は尻からうんこが落ちる。そんなダジャレみたいなハプニングは嫌だ。漏らしたら歌っちゃうぞ。

みっちゃんみちみちうんこたーれて…。

あ、そんな歌歌ったらみっちゃんパパに殴られるか。

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