←1クリックしてね。オラにクリックでホイミを。朝起きると娘・R(5才)と息子・タク(2才)がニコニコと話しかけてきた。
「きのうねえ、パンツ食ったの」
変態か!と思ったら
「きのうねえ、パン作ったの」
の聞き間違いであった。そんな願望が僕にあるのだろうか。できればパンツよりブルマの方が。いやそれはどうでもよく、R達は昨日嫁の手ほどきを受けながら作ったらしい。
「たまごをまぜて〜こむぎこをまぜて〜まぜまぜしたの」
「そうか。がんばったね」
「こっち来て」
ふたりに手を引かれると、台所にラップでくるまれたパンがあった。握りこぶし程度の大きさの、可愛らしいパンがコロコロと皿に乗っていた。ああ、もうこんな物が作れるまで成長したのか。パンと言えば「パンツー丸見え」ぐらいしか出来ないと思っていたのに。
「たべていいよ」
と言うのでじゃあひとついただきますか、と手を伸ばしたところ
「なにやってんの!ダメ!」
いきなり嫁にえらい剣幕で手を引っぱたかれた。何故朝イチからこのような理不尽な仕打ちを受けるのだろうか。
「あっためなきゃダメでしょ!」
嫁はパンの皿をひったくり、レンジでチンして僕に渡した。横暴なのか親切なのかよく分からぬ。ひょっとしてアレの日か?え、ダメなの?今夜まぐわえないの?頭の中にこのような邪念が湧いてきたが、子供達がじーっと僕が食べるのを待ち構えているので必死に理性を取り戻し、
「うん、じゃあこれをもらおう」
ウィンナーロールを選んで食べた。子供達の手作りのパンの味は唯一無二の物であった。僕が好きな光が丘公園の焼き立てパン屋よりも優る味。
「君達が作ったパン、とても美味しいよ」
もしゃもしゃじっくり味わいながら褒め称えるとRとタクももそれらのパンを朝食としてぱくぱくと食べ始めた。
「パンをいっぱい作って、ジャムおじさんみたいだね」
と茶々を入れてみると
「違うよ。Rちゃんジャムおじさんじゃないよ」
「ははは、そうだよなあ。違うよね」
Rはちょっと拗ねた顔をした。
「Rちゃん、白い帽子かぶってないもん」
いやその前におじさんじゃない、とか重大な相違点があるだろ。
僕が出勤の支度をし始めると、嫁がまた別のパンを持って来た。今度のは本当に小さいパンで、皆人差し指と親指で丸を作ったぐらいの大きさしかない。
「タクったらね、小さなパンばっかり作るのよ。もっと大きくていいのよって言ってやっとこれぐらいになったわ」
「ははは、意外と肝っ玉が小さいのかもな」
そのタクも一心不乱にパンを食べている。
「タクはどのパンが好きだ?」
「ちょこぱん!」
「君はチョコが好きだなあ」
我が家は順風満パンのようである。
夜嫁を襲うと最後の審パンになるが。
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