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■疑心伝心
2008年08月20日(水)
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僕を顎で使う嫁。

逆らう気はないが時にはムチャな注文もある。

「ちょっと、そこのアレ取って!」

命令が曖昧すぎて話にならぬ。そこのアレとは何か。テレビの脇にあるリモコンかもしれないし、テレビに映っているフジテレビ社屋の銀色の丸いアレかもしれない。そんなもん取れるか。

逆手に取って勝手に都合のよい解釈をし、嫁の乳首を摘んでやろうと考えたが子供の前だったのでそれは控えた。

「どこのどれだよ!」

僕が口をとんがらせて言うとさすがに嫁は苦笑いした。まだまだ僕らはツーと言えばカーのおしどり夫婦ではないのである。

ところがその後すぐ電車に乗った時のこと…。

赤羽を過ぎまもなく大宮に停車、というタイミングで

「どこでやるの?」

と嫁が聞いた。僕は

「横浜アリーナ」

と答えた。答えた後で嫁の顔が口の開いたダッチなワイフみたいになり、

「よく『どこでやるの』だけで私が聞きたいこと分かったね」。

と驚き、

「うん、なんか分かっちゃったよ」

僕も我ながら驚いてしまった。これはどういうことかというと、この時ちょうど車窓からさいたまスーパーアリーナが見えていた。ここは僕が毎年行っている「WIRE」というレイヴパーティーの会場になったことがある。嫁とも一緒に行ったものである。最近は場所を変え横浜アリーナで開催されているので、僕と嫁はこの問答をしていたのである。

お互いさいたまスーパーアリーナを見て、嫁は

「そろそろWIREだな。今年もバカ亭主は踊り狂うのだろう。そういやどこでやるんだろ」

と考え、僕は

「そろそろWIREだな。今年も踊り狂ってやるぜ。横アリが俺を待ってるぜ」

ということを同時に考えていた、というわけである。

「うーん、僕たち、以心伝心の夫婦に近付いてるのかもね」

「あと10年もすればおしどり夫婦になれるかもね」

なんだか嫁が照れくさそうに言うのでひょっとしたら夫婦の愛が深まっちゃったのかもしれない。僕達そういう仲になれるのかもね…。

…と思ったのは一時の幻で、やっぱり夜のガードの固さは相変わらずなのであった。

おしどりどころかちんこが閑古鳥なのである。

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