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■丸投げ人生
2008年08月13日(水)
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朝、息子・タク(2才)がトイレから戻って来ると、下半身すっぽんぽんのままパンツを投げつけて来た。

僕の顔に見事に当たり、ほのかにイヤーンなにおいが鼻を突く。これは何かの挑発であるか、それともただの戯れなのか。おそらく後者なのだろう。

僕が投げ返すとタクもまた投げる。

「Rちゃんにも!」

娘・R(5才)もこちらにパンツをパスしろと言う。かくして3者によりパンツ投げ大会が始まった。始まったはいいがどうやって終わらすか。出来れば下半身無防備でぶらぶらさせているタクにとっととパンツを履かせて収束したい。

そんなことを考えながらしばらく投げ合いをしているとRがパンツをぽとりと落としたので

「あ、Rちゃんが落としたからたっくんの勝ちー」

「やったー」

ということで競技を終わらせた。タクが優勝にて金玉メダルである。

「はいはいじゃあRちゃんもトイレに行って」

とRにもトイレに行かせて早く着替えるように言うと、Rもまたトイレから戻って来てから僕にパンツを投げつけた。女子高生のパンツであればブルセラ効果によりその価値はインフィニティであるが、5才児の娘のそれはパンツ以外の何の付加価値もない。

「ほら、ちゃんと履きなさい」

と投げ返したのだが、やはりRもまた投げる。今度はRのパンツによるパンツ投げ大会が始まってしまった。困った。Rには金玉メダルがないために終わらす術がないではないか。

こうして着替える前にパンツ投げをする、という悪習が生まれてしまった。手を叩いたりピースしたりして

「ぱんつーまるみえ」

とジェスチャーするアレは嫁が教えてしまったが

「ぱんつーまるなげ」

は僕が教えてしまったようである。

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