kanonパロなのですが、昨日までの3回が1話となります。 何せ本当に突発だったので、うまくペース配分が…申し訳ない サイト収録時には直して起きます。他にもいろいろ手直しがありますし 今日は2話です、日記の字数制限上、前後にぶったぎってあります; 全部で7話予定です。ただプロローグを入れ忘れていたので、それも サイト収録時にこっそり1話の前につけておきます
「探し物をしているんだ」
夢
夢を見ている 俺が夢を見ているのか それとも誰かの見ている夢が俺なのか
夢は終わることなく
ずっと見続ける夢の中、誰かが泣いている 終わらない夢の中で、幾度も、いくども、繰り返し、くりかえし
「探し物?」
たずねると、ジローは微笑んだ いつかどこかでみたことのある笑顔
「とても大切なモノなんだよ」
ふたつめのゆめ 冬の花火
今日も練習が終わって俺は街へと向かった 約束をしたわけでもない それでも 三日目の今日も、同じようにそいつはそこにいた
「そういえば、5年前もここで出逢ったんだったな」 「そうそう、俺がここでベンチに座ってたらさ」
『おい』 『…?』 『お前だ、お前』 『?』 『そう、お前だ。頭、雪積もってるぞ』
ベンチにひとりで何時間も座っている少年 なぜか放っておけなくて声をかけたのは自分からだった 深い意味はない ただ、日本ではあまり見ない綺麗な金髪を 雪がまるで覆い隠してしまうのを見過ごせなかっただけで
『ほら、これでいい』 『…ありがと』 『なにしてるんだ、こんなところで?親は?』 『………』 『…』 『………っ』 『おい、男が泣くな!』 『…った』 『あ?』 『いなくなっちゃった…』
「…母さんがね」 ジローは笑顔を絶やすことなくそう続けた 「悪かった、な」 「跡部のせいじゃないよ」
『…あぁ、そうだ。お前、菓子は好きか?』 『…好き』 『じゃぁ、コレをやる。あいにく、庶民の菓子は好きじゃねーからな』
ウソだった それは珍しく貰った既製品のお菓子で 普段は家でパティシエが作る豪華なものしか食べてない自分にはめったに無い機会だったのに それでも 目の前の少年の曇った笑顔が晴れるなら、なんでもないことだった
「へへー、俺さ、あれですっかりポッキー好きになっちゃった」 「ふぅん」 「これはムースポッキーなの。あ、でもさ最近はデコレも好きかな。跡部もいる?」 返事をまたずにジローはポッキーを一本自分へさしだす 仕方なく、それを口で受け取る 「跡部行儀わるーい」 「…うるせぇよ」
そうして俺たちはトモダチになった
夢
それは今朝見た夢の話 どうしてだろう? この街にきてから、毎日のように夢をみる それもきまって、5年前の… ジローとであった冬の夢ばかりを
ひとつ夢を見るたびに 俺たちの距離もひとつずつ近くなっていく それはまるで 逢えなかったこの5年間を埋めるように
「じゃぁ、跡部、またね」 「…ジロー」
声をかけてからしまったと想う とくに話題なんてなかったのに ただ ただ、このまま別れてしまうのは物足りない気がした それだけのことだったのに
(なにを考えてるんだ?俺は…)
どうも調子が狂いっぱなしだ けれど もっと始末に悪いのは そのことに心地よさを感じている、自分?
「あとべ?」 「あ?…あぁ、その、なんだ…お前、毎日ここでなにしてるんだ?」
ジローはふと笑うと
「探し物をしているんだ」
「探し物?」
たずねると、ジローは微笑んだ いつかどこかでみたことのある笑顔
「とても大切なモノなんだよ」
ふたつめのねがいごとはね…
「…俺も探してやろうか?」 そんな言葉が口をついて出る 「え、いいの?」 ぱぁっと広がる笑顔はいつものジローのもの 俺の思い過ごしだったか? 「…あぁ、1人より2人のほうが効率的だしな」 「まじまじ?!跡部やっさC〜」 ジローはにこにこと笑うと 「あ、でも今日は遅いから、明日でいいよ」 「そうか。じゃぁ明日、いつもの時間にいつもの場所でな」 「おぅ!」
元気よく駆けていくジローを見送る けれど やはりなぜか、手放したくないと想ってしまったのは
きっとこの降り止まない雪のせいだろう…
夢
終わらない夢
いつかどこかでみたことのある夢 いつかどこかでみたことのある笑顔
『あのね、跡部』
ジローは自分にできた初めてのトモダチだった だから、最初のような泣き顔はもう見たくなくて いつだって笑顔でいてもらいたいと幼心に想っていたんだ
『ねがいごとなんだけど』 『ふたつめのねがいごとか?』
子供である自分に出来ることなんてたかがしれていたけれど それでも お菓子ひとつでジローは笑顔を見せてくれたのだから みっつもねがいがあれば、わかれるその日まで大丈夫だと想ったのだ そんな他愛ない子供の思いつき ジローが欲しいと願えばなんだってかなえてやるつもりでいた それくらいの力があることを知っていたから けれどジローの一つ目の願い事は 自分が想像していたどんな願望よりも純粋なもので
”俺のこと、忘れないで下さい”
そんな美しい願いがあるなんて 想像すらできなかった なにを買って欲しいでも なにかがしたいでも、なく ただ、覚えていて欲しいと 俺にできる事ならなんでも叶えてやるといった けれど、その実、俺だけが出来ることなんてない プレゼントを贈るだけなら、サンタクロースでもできる けれど ”忘れない” それは、俺だけにしかできないこと
酷く純粋で我侭なねがい
『ずっといっしょにいてほしい…っていうのは、駄目、だよね?』
『…いったろ?できるのは俺にできることだけだって』
冬休みが終われば、自分は元の街に返る ジローにだってジローの家族がいるのだ 一度あっただけだけれど、とても優しそうなおとうさんと ヤンチャそうなおにいちゃんと 母親の命と引き換えに生まれたあたらしいいもうと
『そっか、そうだね。はは、今のはナシ!ナシね』
また泣きはしないだろうか? そう心配してみたけれど、ジロー少し照れたように笑っただけだった
『残念だなぁ、俺、跡部とおなじ学校にいってみたかったよ』
『…』
ずっと一緒にいたいのは俺も同じ ジローと離れたくない けれど、子供である自分たちはこんなにも無力で
ジローの願いをかなえてやりたい ひとつといわず みっつといわず いくつだって、望むだけ
ひとつめのねがいごと
ジローは俺の言葉に、それ以上の純粋さで返してくれた
『俺が…』
だから
『?』 『俺が帰るまでの間だけでも、じゃぁ、いっしょの学校にいくか?』 『え?』
だから、俺は俺にできること全てでそれに応えてやりたい
『今日からここが俺様たちの学校だ!』 『えぇー?!』
それは街が一望できる小高い丘の上 一本の木が街を見守るように立っている ジローがお気に入りの場所 二日目に出逢ったとき、ここへつれてこられて そのときからここは、2人のお気に入りの場所になっていた
『俺様の席はここだ』 『…』 『ジローの席は俺様のとなりだ』 『えぇ、嫌だよ。俺は後ろの席がいい〜』 『駄目だ、お前、そんなところに座ったらずっと寝てるだろう?』 『いいんだよ、だって俺たちの学校なんでしょう?』
宿題は? ない 算数は? ない 給食はぽっきー? …毎日ポッキーなのか? 休み時間は1時間? あぁ、昼休みは2時間あるぞ お昼寝の時間もいれてね もちろんだ
「また、夢か…」
夢は俺にひとつひとつこの街の思い出を還してくれる
けれど、どうしてだろう?
ひとつ夢が帰ってくるたびに ひとつ想いがこの胸に宿るたび 心のどこかで誰かが叫ぶ
「痛っ」 「大丈夫か?跡部?」 「あぁ、大したことはない」
しまった
「腫れてるな、一応、診てもらったほうがいいんじゃねーの?」 「駅前に総合病院があったよな」 「…問題ない」 ちょっと足をひねっただけなのに事はトントン拍子に大きくなっていく おいおい; 合宿前まではお互いが干渉しなくて当たり前だったじゃねーか …これもジローのおかげか? それはそれでありがたいような、迷惑のような そんなことを考えていると 「跡部、いってこい」 監督がいつものいってよしポーズでそういった はぁ 溜息がひとつ 「わかりました…」
駅前の総合病院 ふと窓からはいつもの公園が見えた まだジローはいない (って当たり前か、今頃は学校だろうしな) そう想い顔をあげて、ついでとばかりにあたりを見回す とくにこれといっておもしろいものは… あ、いや 「あの丘…」 少し森のようになった場所に、小高い丘が見えた けれど、木は見当たらない だが確かに今朝見た夢はあの丘のはずで (切られたのか?) それともただの勘違いなのか そんなことを考えていると
「あ?もしかして、不二?」
付き添いできていた忍足の声がした
「氷帝の…こんなところであうなんて偶然だね」 「嫌な偶然やな、自分、こないなところでなにしとるん?」 「あー、うん、手塚がね」
不二はにこりと笑って、自分の肩を指差した
「…へぇ、にしたってホンマ偶然いうんは恐ろしいわ…なぁ、跡部」 「まったくだ」 「君たちは?」 「俺らはこの街で合宿や。ちょいと大将がポカミスしてな」 「ふぅん」 「うるせーよ、ベラベラとくっちゃべってるんじゃねぇ」 「はいはい…それにしても、なしてこないな遠い病院にまで?」 「んー、縁起担ぎってやつかな」 「は?」 「知らないの?…じゃぁ、君たちのほうは本当に偶然なんだ」
不二は俺たちの反応から、今頃やっと驚いてみせた よく話が飲み込めない
「あー、あんな不二、自分のいうてるの、ようわからんのやけど」
不二は少し考えるそぶりをみせてから
「僕のいうこと、笑わないで聞いてくれるなら、教えてあげてもいいかな」 「まぁ、それは聞いてみんとわからんけど」 「…」 「それもそうか、あのね、この病院は…5年前から一年に一度、それもこの時期に、奇跡が起こるんだよ」
奇跡
「なんや、いきなりメルヘンな話題やね」 「このあたりじゃ有名な話なんだよ。5年前は、その駅前で大きな交通事故があってね。けれど奇跡的に死者はでなかった」 「…へぇ」 「正しくは、事故にあった女性が重体だったんだけど、本当に奇跡的に回復したらしい」 「そらよろしい話やわ」 「4年前は、不治の病だと言われていた少年の病気が奇跡的に完治した」 「不治の病ねぇ、どっかの少女漫画かいな」 「…3年前に助かったのは大きな手術をした女性」 「ふぅん、で、去年は誰が助かったん?」 「それがね、去年はいなかったんだよ。あぁ、だけどなんでも全滅していたと想われていた狐が何年振りに発見されたんだって」 あぁ、ちょうどその窓から見えるね それはたぶん、あの丘のこと 「…あんなぁ、不二」 「ん?」 「そない、お茶の間ほのぼのニュース、いくら並べたって、奇跡でもなんでもないで?」 「そうかな」 「ラブロマンスとか嫌いやないけど、それはいくらなんでも庶民的すぎるやろ? 第一、狐はともかく、他のは運の問題違うの?それか、この病院の先生の腕が良いとか」 「まぁ、単純にいっちゃえばそうなんだろうけどね」 不二はそういって、すこし寂しそうに笑って見せ 「じゃぁもう一つ、去年の話を除いて、他の話には全部、天使を見たっていう人がいるんだ」 「天使?」 「そ。事故であった女性も、不治の病だった少年も、大手術を受けた人も、きまって天使に逢ってるんだよ」 「…天使いうと、あれか?金髪で、背中には純白の羽が生えとって、ひらひらの服きた美人のおねーちゃん」 「うーん、どちらかというとキューピッドって感じじゃないかな?短い金色の巻き毛で、背中の羽は、ほら縁日の玩具を少し良くしたような 小さな感じで…服は普通で…笑顔が眩しくて…ボーイッシュな感じ?天使に性別はないっていうしね」
ふと なんだ、ジローのことじゃねぇか 金色の髪に羽つきのリュック、そして笑顔 そんなことを想った
「なんや、どっかで見たことある気がするわ」 「へぇ。じゃぁ今年の奇跡は君に起こるのかも」 「ワー、ゴッツゥ、ウレシー、ワー」
酷い棒読み
「まぁ、それが本当かどうかはともかく、毎年冬にこの病院で”奇跡的”といわれる出来事が起こっているのは本当だよ 現に今も結構人がいるでしょ?みんな、五年目の奇跡の恩恵を預かろうっていうわけ」 「ふぅん、まぁ藁にもすがりたいって時が人間誰しもあるしなぁ」 「で、てめぇらも手塚のためにここに通ってるってわけか?ご苦労なことだぜ」 「そういうこと」
後半へ続きます
昨日に引き続きまして、拍手本当にありがとうございます コメントもありがとうございます …というか多くて、びっくりです。嬉しいです。 とりあえず、跡ジロだけは終わらせようと思います。はい。 がんばります。というか後にひけなくなってしまいました。えぇ。 で、いくつか返信を
・栞シナリオと真琴シナリオのリクエストをくださった方々、申し訳ない のですが、ちょーっと無理っぽいです(本当に申し訳ない) ・AIRのパロを希望された方も、ごめんなさいです ・Kanonってなんですか?という方。ゲームです。おもしろいので興味 をもたれたらプレイしてみて下さいね。ちなみにこのパロはヒロインの 一人である月宮あゆのシナリオです(PC、DC、PS2で出ています) ・最後まで見たいですといって下さった方々(同意見多数) 軽い気持ちだったのですが、あまりにも多くの方にそういって頂けたので がんばろうかと思います。
コメント下さった方々、本当にありがとうございました
というわけで、もう腹をくくってがんばりますよー。 …こんなことになるんなら、もっとしっかり練っておくんだったとも 思いますが。まぁ勢いのままに。 それで、Kanon知らないって方がいらっしゃるようなので ・跡部は冬休みの合宿で、何年かぶりに母方の実家がある北の街にやって きた ・ジローは氷帝に通ってません。数年前、この街で跡部と友達になり 何年かぶりに訪れた跡部と再会しました この設定だけを頭に入れておいて頂ければ、なんとかなるかと とりあえず本日分をどうぞ。
雪
一面の雪景色の中の再会は、俺があのとき置き去りにしてきたモノを まるでひとつひとつ還してくれるような優しさに満ちていた
駅前の小さな広場 ベンチの背からちょこんと見えるのは、金色の巻き毛 「ジロー」 「あ、跡部ー」 少し目をこすりながらジローが振り向いた 「よくこんな寒い中で眠れるな」 永眠するんじゃないか?冬眠か? からかえば 「地元をなめんな!こんな寒さへでもねーよ。跡部こそ、おぼっちゃん 育ちでヤワになってんじゃねーの?風邪ひいてもしらねーよ」 ぱぁっとはじけるような笑顔でジローが笑う 他の誰か…たとえば、レギュラー仲間であろうと、俺にそんな口をきけば ただじゃすまさない けれど、なぜかジローにそう言われるのは悪い気がしなかった 「もう練習終わり?」 「あぁ…そういうお前は、学校とかはいいのか?」 「ちゃんといってるもん」 ジローはそういって、背負っているリュックサックをみせた オレンジ色 たしか、ジローの好きな色 「なんだ、その飾りは…」 「ん?羽根?」 色もいい、カタチもいい、けれど、男子中学生が背負うリュックとしては いささかファンシーすぎる白い翼のかざりがついていた お祭りの縁日などでみかけるのよりも、少しばかりよくできた羽根 「もっと良い鞄、買ってやろうか?」 … まぁ、ジローなら、ぎりぎり、許せないことも、ないか? 「駄目だよ、お気に入りなんだから!」 ジローはそういって、飛び跳ねるように歩き出す あぁ きらきらと雪はヒカリを反射して 風は冷たいけれど澄んだ空気を運んで その姿はまるで… 「まぁ、いいか」 考えを振り払うようにつぶやいて、たちあがった
そのとき
「跡部?!」
声がした 振り返る と… 「…お前ら」 「んだよ、宿のどこにもいねーと思ったら、こんなとこにいたのかよ」 「自分一人だけ遊びに行くなんてずりーよ!」 宍戸と岳人、その後ろには忍足と鳳がいる くそ、面倒な奴らに見つかった 仕方ない、適当に追い払うか そう、思って 「うる…」 「跡部の友達?」 俺の言葉を遮って、目の前に現れたのは 「ジロー」 「?誰やの」 「俺、芥川慈郎!ジローでいいよ!よろしくっ!」 「お、おぅ…おい、跡部、誰だよ?」 はぁ ため息は盛大に 「俺ね、跡部の友達なの」 「トモダチ?あぁ、こっちの人間なんか、自分?」 飲み込みのはやい忍足が、納得した顔をする 普段は胡散臭いて苦手だが、今だけは少しありがたくおもった 「………まぁ、そういうことだ」 「あーなるほどね。俺は宍戸亮」 「俺は向日岳人、よろしくな、ジロー!」 わいわいと好き勝手に話し出す あぁ、せっかく二人っきりだったっていうのに
俺はなぜかいらだちを覚えながら
「おい、お前らいい加減にしろ」 「なんだよー、跡部。なんか用事でもあるのかよ?」 … 「俺ら、この辺を散策しとったんよ。まだしばらくおることになるしな」 「そうなの?あ、じゃぁ俺が案内しよーか?」 「それは助かります」 「跡部いこう」
冗談じゃない 俺がそういうよりも先に、ジローが俺を、その輪の中へと引き込んだ 瞬間 自分でも、身体が強ばるのが、わかる
こういう雰囲気には慣れない
だから、ずっと遠巻きに眺めていた こいつらだってそれを知っているはずだ いつだって距離を保って 俺も こいつらも 誰だって
けれど
「跡部」
ジローが俺の名前を呼ぶ
顔をあげれば
まぶしい笑顔
見回せば
誰一人、笑顔を崩すことなく
「跡部行こう」
そして俺は次のジローの言葉に もう何一つ迷うことなく、うなづくことができたんだ
羽根を揺らすジローに案内される街は 数年前とかわったようで、かわらないようで 懐かしいような、それでいて、昨日も一昨日ももうずっと毎日、同じ日々 を繰り返してきたような当たり前加減で
「なんや、きたばかりいう気がせんなぁ」 「は、お前らは庶民だからな。適応力が高いんだろうよ」 「んだと、クソクソ跡部!」 「あははは、でもさ、跡部も人のこと言えないよ」 「だな。”昔のことで、もうよく覚えてない”とかいってたのは、 確か昨日のことだぜ」
それは本当 こうして楽しく街を歩いていても どこか夢の中にいるような気がする 過去の記憶はまだかすんだまま、はっきりとしない まるでデ・ジャ・ビュのように時折、顔をのぞかせるだけだ
けれど
「跡部」
俺の名前を呼ぶジローはあの頃となにもかわらなくて いま、こうして ジローといるとこんなに楽しいのだから きっと、あの冬も楽しい冬に違いなかったのだろう
俺があのとき置き去りにしてきたモノ ジローが笑うたびに、それがひとつずつ溶けて 俺の心へと還ってくる
あぁ、なんて愛しさで…
「じゃぁ、俺、そろそろ帰るねー」 「おぅ、今日はアリガトな」 「ジロー、気をつけて帰れよ?」 「へへ、だいじょうぶ。うちはすぐだし。跡部たちも気をつけてね」 「ほなまたな」 「ばいばーい」
ジローと分かれた 少し寂しさと寒さを感じる けれど
「跡部、帰るぞー」 「今度から出て行くときは、俺たちも誘えよな」 「けっこういい時間やね。早う帰らんと、監督あたりが心配する頃や」 「そうですね」 名残を惜しむ俺に掛けられた言葉
振り返れば、そこには俺を待っている奴らがいて 酷く優しい気持ちで、帰路へと着いた
今日は午後から凄い頭が痛かったです… 夕方あたり屍と化してました…「へんじがないただのしかばねのようだ」
はい。昨日の跡ジロKanonネタ 大反響ありがとうございます
…あれですよ、GBもそうだったんですが、ギャルゲーネタは反響が多くて 嬉しいです。
あの続きは、ありません(ウォルコット調)
と、そのつもりだったのですが、なんかあまりにも反響があったので やっぱりちょっと書いてみました(流されやすっ) でも、書くならかくで、きちんと書きたい気もなきにしもあらず まぁまぁ、とりあえず、どうぞ。
雪
雪が降るこの街に来たのは、実に数年ぶりだった
「そういえば、跡部の実家ってこの辺じゃなかったか?」 「そうなん?」 「あぁ、母方のお祖母様の家がある」 「へぇー、じゃぁ土地感あるんじゃん。あとで街中案内してくれよ」 パタン 「あーん?なんで、俺様がてめぇらと行動をともにしなきゃいけねーんだよ」 「いいだろーが」 「いくならテメェらだけでいけよ。くだらねぇ」 「んだと?」 「やめとき岳人。ムキになるなや」 「くそくそ跡部!」 「なんとでもいえ、それに…」 「それに?」 「小さい頃のことだ、もう、覚えてねーよ」 「あれ?でもよ、跡部…お前、冬休みのたびにいつもきてなかったか?」 「…」
一面の雪景色 幼い頃は、なぜかそれだけで嬉しくて、冬休みのたびに帰省していた けれど どうしてだろう?その頃のことだけ、漠然と雪に埋もれるように霞んでしまって
覚えていない
むしろ、それは自分の夢ではなかったか?と疑うほどに、記憶はおぼろげで こうして今、見つめる風景にそんな想いはいっさいなく それは自分が大人になったということなのだろうが 湧き上がってくるのは、喜びではなく、ただの心地悪さ そしてなぜか、申し訳ない気持ち
雪が降る
「あとべ?」
雪景色の中の再会 おぼろげな夢の中 ただひとつ、実態を伴って
最後の冬 この街に来た、最期の冬休みに出逢った たった一人の、トモダチ
「跡部?ほんとに?」 「あぁ」 「まじまじすっげー、あ、なぁなぁ跡部」
夢
ひとつめのねがい
「俺の名前、まだ覚えてる?」
雪
”俺のこと、忘れないで下さい”
「ジロー」
あの遠い日々と同じ笑顔が帰ってくる あぁ、どうして俺は…コイツを、ジローを、忘れていたんだろう あの日々をどうして?
たったひとつのたいせつなおもいでだったのに
「おかえり跡部」 「…ただいま、ジロー」
夢 いつも最期は同じ夢 くりかえす夢はいつも一緒 そしてさいごも…
雪
雪がふるこの街で出会ったのは 金色の髪が愛らしい、小さな子供
『お前、名前は?』 『ジロー』 『じろ?』 『ジロー!!』 『そうか、俺様は、あとべけいご様だ』 『あとべ?』 『そうだ』
あとべ
自分の名前を呼んで にこりと笑顔を見せたこいつを あんなに愛しいと想ったのに
まるで雪が解けるように ずっと心の奥で眠っていた想いが目を醒ます
…続きそう;
1/29のおでかけライブin福井の発行物ですが、ミニポスターカレンダーに しようかなと思ってます。 いや、ちょうどそんな話題が出たので 青学vs氷帝っぽい感じの1枚絵のミニポスターカレンダー仕様。 予定は未定ですが。
昨日、なにかいい話系で跡ジロ〜といっていたら 「いつもみたいにギャルゲーパロでいいじゃん」っていわれました☆ そしておもわず「そうだね、ジロちゃんならKanonかね」とか思いました あゆ?あゆあゆなのか?!うぐぅとかいってたいやき?! 季節も季節だしね!
というわけで、ちょこっとパロってみます!
「俺の名前、まだ覚えてる?」
おっと間違い(笑)
「奇跡は起こらないから奇跡っていうんだよ」
「はちみつくまさん」
「春が来て…ずっと春だったらいいのに」
…すいません、いい加減にしておきます
「約束、だよ」
夢 夢を見ている 俺が夢を見ているのか それとも誰かの見ている夢が俺なのか
雪だけが知っている
ずっと降り続く雪の中、誰かが泣いている 終わらない夢の中で、幾度もいくども、繰り返し 「約束だから…」 それは、俺の言葉だったのだろうか? 君の想いだったのだろうか?
…約束、だよ
「さっきやった人形」 「うん」 「あれは、持ち主の願いを叶えてくれる、不思議な力のある人形だ」 「…」 「…」 「いたいいたいいたいっ、いたいよ跡部!」 「ウソくさいと想っただろ?」 「だってー」 「…でも、本当だ。ただし、叶えられる願いは三つまで。それと、願いを 増やして欲しいっていう願いも無し」 「あ、やっぱりー?」 「当たり前だ。願いをかなえる方の立場も考えろ」 「誰が願いを叶えてくれるのさ?」 「俺様だ」 「跡部が?!まじまじすっげー」 「だから、俺様にできないことは叶えてやらない。まぁ、俺様にできない ことなんてないけどな。さぁ、なんでも願い事をしてみろ。ジロー」 「じゃあ、一つ目のお願い」
腕を組みふんぞり返って願いを待つ跡部 ジローはその姿に小さく微笑むと
「俺のこと、忘れないで下さい。冬休みが終わって、自分の街に帰ってしまって も…ときどきでいいから、俺のこと思い出してください」
夕暮れが2人の姿をオレンジ色に包み込む 意外な願い事に驚いた跡部は、ジローを見た ジローは微笑んでいる 笑顔を哀しいと想ったのはこれが、最初 そして
「あぁ、いいぜ。いったろ?俺にできることならなんだって叶えてやるって」
ひとつめのねがいごと
… すいません。長くなりそうなんでここでパス(いつまでも書いてそうだ)
咳がとれません… インテの戦利品のおかげで、跡ジロが少しブームです… 跡ジロかきたい、かきたい、かきたい それもなんか、こう、心癒されるようないい話系 でも、ネタがないorz 仕方ないのでチャットで皐月おとーさまに「ネタください」っていったら
エロネタを提供されました
ちーがーうーのー メロウな癒し系のネタが欲しかったのに なんの迷いもなくエロネタ提供された俺はどうしたらorz 自業自得って言葉が身に沁みました
あーうー 咳のせいで寝不足なので、今日はここまで
おやすみなさいv
風邪もぼちぼち回復傾向のかみぃです。こんばんわ。 ちょっぴし元気になっていたところに、ひさぎが昨日のインテの戦利品を もってきてくれまして というかレスタク お前まずそこかよ!みたいなツッコミはおいといて、レスターとタクトが きたので(ついでにリコもきた)元気に拍車もかかりました。 元気になりすぎて、調子にのってプロットとかたててたら、やっぱり夜に なって具合が悪くなり、吐いちゃったとかそんなどうでもいいことも あったりとかしたんですが(お前ウッカリすぎ) まぁ、元気にやっとります(笑) インテの戦利品…跡ジロ本とか、忍ジロ本とか、ブンジロ本とか、 跡福本とか。はー幸せv すっかりジロ受を堪能したので、いきおいのまま、C†Cのプロットして ました。全部で
32話になります
…orz とりあえず、「人気者でいこう〜CROSS†CHANNEL編〜」と対になる 「CRISS†CROSS編」と本編0話となる「CROSSING」の2本を今週中に できたら。そして来週には跡ジロ編7本をはじめられたらいいなぁ くらいの気持ちでがんばります。 がんばりますよー
今日はインテでしたな。いや、もちろんいけるわけもなく、家で大人しく 寝てましたが…注射増やしてもらってなんとか首は動くようになりました あとは風邪だ。風邪。がんばって治そう。 で、おいらはいかなかったんですが、JACKちゃんとひさぎは行った ので買い出しを頼みましたv(わくわく)わぁいジロ受本ーv それだけでも凄い楽しみなのですが 今回はなんと、それよりも凄いモノがくるそうで えぇ、二人がGAとみくじ買ったら
タクトとレスターGET
万歳!持つべきモノは心の友と書いて心友だ!!やったーステッカーv これほど嬉しいことは他にないっすよーvタクトv はやくタクトこないかなぁ。しかも旦那付きですよ、旦那付き!レスタク! あぁ、なんて楽しみなんだろう〜♪ 万歳タッくん。ぶらぼータッくん。あいらぶタッくんv ちなみに昨日からずーっとGAアニメを見てます。見てます。 これのおかげ?ミルフィーのラッキーうつった?わぁいv そう、で、アニメみてたら映像特典でGA1のプロモとかみた 凄い久しぶりに動いてるタクトとか見ましたv GA1のゲームムービーってアニメと比べると正直、微妙なんですが タクトはいいよ、タクトは(笑)そばにレスターさんがいるのもポイント 高くってvあの、席から立って、バッと手をかざすところとか素敵ー もうどこまでもついていきますよv
わくわくしつつ、寝ます 明日には元気になりたいなぁ
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