| 2005年01月30日(日) |
あぶないあぶない…の日 |
日替わり連載が終わったとたんにまた日記をさぼったかみぃです。 すいません…
というかですね、実は今月は軽やかに労働基準法を無視した残業+休日出勤の 嵐で日常生活がいっぱいいっぱいです この状況があと3週間続く予定なので、もうしばらく、更新とかも厳しい状況 なんですが、帰ってはきますので気長に待っていてくださると嬉しいです ミロクレンジャーもネタだけがたまっていますし(はぅ)
あ、29万企画なのですが、28万をそのまま継続します 28万を流してもいいんですが、この辺りでいっぱつ気合を入れておかないと あとあとも流され続けてしまうような気がするので なんとかあげきってみせますとも。 もうしばらくおまちください
おまちくださいといえば、年賀状! 直接お約束していたのに贈れなかった方には、寒中見舞いと称して 来週あたりからぼちぼち送らせて頂きます>< 正月はいろいろバタバタしていたので、もうしわけないかぎりです…
そんなわけで今日は寝ます おやしみなさいませv
| 2005年01月24日(月) |
fly me to the moonの日 |
日替わりGA小説第2弾もこれにて終了。 長らくの御愛顧、誠にありがとうございましたv ではでは、最終話。どうかお楽しみください(ぺこり)
第30話「MoonlitLoversカキフライ想い付き」
それは、月の下の物語
ちとせは銀河展望公園にたっていた こうして、月の光を浴びながら静かに瞳を閉じると この半年の間の出来事がまるで夢だったように想う 憧れのエンジェル隊に配属され 優しい先輩たちにかこまれて マイヤーズ司令と出会って そして、護りたいものを護ることが出来た
そういえば 夢なんじゃないかと疑った原因がひとつある あの最終決戦後 なぜか、一緒にもってきたはずの”ぬいぐるみ”がなくなっていたのだ 随分と探したのだが結局、いまもみつからない けれど ちとせはすこしだけ、みつからないほうがいいとも想っている
あのあと マイヤーズ司令がされた、不思議な話 その話が本当であるなら 自分の願いは聞き届けられ そして、ぬいぐるみはその証として 今ごろは、父さまの腕の中にあるはずだから
「父さま…ありがとうございます」
ネガティブ・クロノ・フィールドの解除 そして、その後の、クロノ・ブレイク・キャノンの波動 銀河を揺るがすその二つの巨大な衝撃の中で 自分もタクトも無傷で生還できたのだから きっと 誰かが周りからみれば、それを”奇跡”と呼ぶのかもしれない それは、ちとせと…そして、白き月だけが知っている真相 ”奇跡”なんてそんなものなのだ。きっと…
「そして、ごめんなさい…ちとせは悪い子でした」
大好きだった父さま だから その死を見つめることが出来なくて 自分の中で、勝手に美化した 父さまは、味方のために、望んで死んだのだと、想った そんなわけはないのに いつだって、父さまは、自分のことを想ってくれていたのに
「でも、今ならわかります…私も、父さまと同じように護りたい人たちができたから… どこまでがんばれるかはわからないけれど… 私は、私のできるかぎりの力で、みなさんを護っていきたいと想うんです」
だから、父さま…
「どうか、ちとせを見ていてくださいね」
祈り それは、月だけが知っている
そこに
「ちーとせっ!」 「ミルフィー先輩」 「探したよ」 「あ、すいません。みんなでケーキ屋巡りにいくんでしたね」 「はい、探しました」 「いまいきます、ヴァニラ先輩」 ちとせは駆け足でミルフィーとヴァニラのところへむかう …が
「しーっ」 ランファの声がした 「ランファ先輩?」 「どーしたの、ランファ?」 「いーから、ちょっと静かにしな。いま、いーとこなんだよ」 「フォルテ先輩まで…」 どうしたんですか? というちとせの疑問は 「おしずかにv」 ミントの手によって塞がれた 「あ、わかった」 「…今回のシリーズでは一度もないと思ったんですが」 「なにわけのわかんないこといってんのよ、あんた;」 「失礼ですねー、ヴァニラさんの言葉はまさにネタバレ!すばらし…むぐっ」 音をたてないように、ランファがノーマッドを踏み潰した 全員が注目するのは、生垣の向こうの小さな広場で…
「どーした、タクト?」 「レスターこそ、お前、もう動き回って平気なのか?」 医務室にいるものだとばかり思っていた副官の姿を意外なところでみつけてタクトは駆け足でよってきた レスターはしれっと 「誰かさんとは鍛え方が違うからな」 「…ちぇー」 タクトはふてくされながら、背伸びをする副官を見上げる と 「どーした?タクト」 「…べつに」 「別にって顔じゃないだろうが」 あきれたような声 タクトはしばらく考え そして 「…さわっても、いいかな?」 呟き 「は?」 「触っても、大丈夫、かな?…消えたり、しないよな ?」 「確かめてみろよ」 微かに手を広げて、タクトをまつレスター タクトは おずおずと、手を伸ばした ゆっくりと、頬に指があたる
びくっ
触れた瞬間、手が引っ込む が
パシッ
それを上からレスターの手が包み込んだ そのまま、頬を触らせる 「ほら…」 「…うん……う、ん」 タクトは何度も何度も、その肌の感触を確かめた あたたかさ やわらかさ そして 「レスター…」 「ん?」 「レスター、レスター、レスタァ…」 何度も、何度も、名前を呼ぶ 「大丈夫だよ、タクト。俺は、ここにいるから」 「…っ」 抱きしめたのはどちらが先だったのか
「ただいま。タクト」 「うん、おかえり…レスター」 キスが一つ 「ただいまっ、レスター」 「あぁ…おかえり、タクト」 キスが二つ
それは、月に見護られた一組の恋人たちと…
「よかったですー、タクトさんと、レスターさん」 ミルフィーがぼろぼろ泣きながらいう 「あーぁ、あたしも早く恋人ほしーい」 ランファがじたばたする そのたびにノーマッドが踏まれた 「た、たすけて、ヴァニラさーん」 「ふみふみ…らぶらぶ…」 「でも、本当に良かったですわ」 「…あんなに幸せそうなマイヤーズ司令を見れるのは、クールダラス副司令だけなんですよね」 ちとせのつぶやき 「あぁ、だけどちとせ。忘れちゃいけないよ」 そこにフォルテが口をはさむ 「あの二人の、今の時間を護ったのは、他の誰でもない。ちとせ、あんたなんだ」 「わたしが…ですか?」 「あぁ、そうさ。誇りに思いな」 フォルテが笑う つられて、ちとせも笑った 「はいっ」 すると 「勝つのは無理ですが、タクトさんの度肝をぬくことならできますわよ」 「え?」 「それも、ちとせさんがv」 「わ、わたしが?!ですか???」 「そうです、しかも、今すぐv」 ミントは笑いながら、ちとせの耳元でなにやら ごしょごしょ… 「あっ」 「あぁ、そういえば」 「そーだねぇ」 「はい」 「と、いうわけですわ」 ミントはにっこり笑って背中を押した 「はい…やってみます」 ちとせは小さくガッツポーズ
「タクトさーん、レスターさーん」 「あ、ミルフィー」 「おっそーい、タクト。あんたケーキ屋巡りに行く約束、忘れてたんじゃないでしょうね?」 「わ、忘れてなんかいないよ、ランファ」 「ふふ、タクトさん。レスターさんとの時間を大切にされるのも結構ですが、約束は護ってくださいましね」 「ミント〜そんなんじゃないって」 「というわけで、今日の勘定はタクトもちっ!」 「そ、そりゃないよフォルテっ、レスター、とめてくれっ」 「ありがとうございます、タクトさん」 「ヴァ、ヴァニラまでー」 「なんですかー?!ヴァニラさんに奢るのは嫌だとおっしゃるんですか?」 「タクト。あきらめろ」 ポン レスターは、タクトの肩を哀れみの意味をこめて一度叩くとさっさと非難した 「レスター?!このはくじょうものー><」 追いかけようとしたタクトを…
ガシッ
ミルフィーとフォルテが両脇からガッチリ☆キャッチv 「さvいきましょぅ!」 「よーし、いっちょ食いまくるかねぇ!」 「うわーん、か、加減してくれー」 ずるずるずる… レスターはその様子を、やれやれといいながらも、優しい表情で見送る ちとせがタクトの前にたった そして 「さぁ、早く行きましょうvタクトさん」 「うぅ…ちとせまで…」 クスクス 誰からともなく、笑いがこぼれた 「って、え?ちとせ、いま、俺のことなんて…?」 「はやくいかないとおいていっちゃいますよ」 ちとせが駆け出す そのあとに 「よーし、まけないんだからねっ」 ランファが続き 「わたくしだって、まけませんわ」 ミントも走り出し 「あ、まってくださーい」 ミルフィーが追いかけ 「いそぎます」 ヴァニラも速度をあげて 「ったく、しょーがない子たちだねぇ」 フォルテが行けば
「うわっ、って、みんな待ってくれよ…ねぇちとせ!もう一回、もう一回呼んでーっ」
そのあとにタクト…
「はいっ、タクトさん」
月に導かれる6人の天使たちの物語
はい、というわけで12月26日のFINAL☆PARTY☆NIGHTから日替わりでお送り してきたこのGA小説-MoonlitLovers編-も無事に完結しましたv 少しでも愉しんでいただけたのならこれ幸いです。 途中ちょっと息切れしながらも、こうして終わらせることができたのは 拍手やらメールやらチャットやらで「おもしろいです」といってくださった 貴方のおかげvほんとーにありがとうございますvvv (もちろん、毎日欠かさず読んでくださった方にも大感謝をv)
さて、次はついに最終作-Eternal Lovers編-となります。 なるべく速いうちにお届けできれば…。はい。 もうサブタイトルやらおおまかな内容は考え始めているので… 欲をいえば2月のPS2版EL発売くらいにあわせたい(無理無理) がんばりますっv
それでは、みなさん 次回「地上より永遠に-From Here To Eternity-」でお会いしましょうv
かみぃ拝v (って、もちろん日記は続けますよ)
はーい、エヴァが倒せないかみぃです ネギま!プレイ中ですよ。 ネギ先生かわいい… かーわーいーいー(ぎゃーす) でも、もう、全然、なにをやっていいのかわかんないっす 忍者さんと仲良くなりたいんだけどなぁ あと、いいんちょとか なぜか、アスナとまき絵ちゃんばかりとあがっていきます 全然ノーチェックだった子とか ところでいま気づいたんですが、忍者さん、苦手なもの蛙って… ハットリくん… とりあえず、これから攻略まわって打倒エヴァ!! そして、最下位脱出です!!
あー、でも、ほんと、ネギ先生受のショタサイトないかなぁ(まて)
第29話「いっけぇ!フライドチキン」
父さま…
「7番機、射出しますっ」 警告ランプがレッドからグリーンに変わる それとともに
ファサ…ヴァサァッ
聞こえるはずのない、翼の音を撒き散らし 光の粒子の羽を降らせながら 7番目の紋章機がゆっくりとエルシオールから舞い降りる 「推進エンジン、始動…っ」 オペレーターのアルモの声とともに、7番機が翼を広げ
ギュンッ
光の尾を引きながら、飛びたった
覚えているのは、父の背中のこと
私の父は、私が幼いころに亡くなった 立派な最期だったと聞いている 父は軍人だった 覚えているのは、背中 優しくて、大きな…私の大好きな父の背中 そして…
『いつか、あの星の海へ…お前も連れて行ってやろう』
果たされることは無かった最期の、約束 私は、父の背中を追うように軍に入隊した
そこで出逢った、大切な人たち
いつだって、明るく元気なミルフィー先輩 強運の持ち主で、いいことも悪いこともおこるけれど いつだって前向きに対処してしまう人 お菓子作りが上手で わたしのために、歓迎用のケーキを焼いてくださった
「7番機に敵艦接近中っ」 「うちおとせ!」 「エルシオールの射程外ですっ」 「くそっ」 そこに、通信が一つ舞い込む
『まかせてくださいっ』
連なるような隊列を組んでいた敵軍の背後から現れたのは ラッキースター
「バーンとやっちゃいます!ハイパーキャノン!!」
光の路が閃光とともに走りぬけ、周囲の敵を引き込み消し飛ばす
蘭花先輩は、格闘技の達人 いつもトレーニングを怠らない向上心を持つ 強気で勝気、だが女の子らしい面もたくさんある そして、意外と人情家 軍にきたその日、まっさきに相性占いをしてくれた
「上空から敵艦です」 「7番機を援護してくださいっ」 かつて”超新星の白き狼”と呼ばれたウォルコットの指揮が飛ぶ だがその命令よりも先に飛び込んできたのは
『まかせといてっ』
カンフーファイターが踊り出る 紋章機1のスピードであっという間に敵艦の懐に飛び込むと
「ブッ飛べぇ!アンカークローッ!!」
2本のアンカーが敵にぶち当たり、衝撃で敵がはじき飛ぶ
不思議な能力を持つミント先輩 人の心を読み取るという、苦しい力を持つせいか どこか、線を引いたような人 だけどいつだって、笑顔を崩すことはなくて なんだかんだいいながら、その知恵と機転でたくさん助けてくださった
「7番機にミサイルがっ」 「くそっ、マリブっそっからまにあわねぇのかよ?!」 「無理だよっ」 「ちとせっ、タクトっ」 7番機めがけて尾を引く無数のミサイル それを追うペイロー兄弟 だが
『だいじょうぶですわv』
声とともに、あらわれたのはトリックマスターのフライヤー それは一斉に開くと、レーザー光線の雨を降らす
「私におまかせをっ、フライヤーダンスっ」
フライヤーが舞い戻ったとき、ミサイルは跡形もなく消え去っていて
フォルテ先輩 さっぱりして、豪快で、頼れる、エンジェル隊のリーダー 戦いには酷く厳しくて でも、それ以上に、優しくて いつだって、私たちのことをかわいがってくださる 本当の、お姉さまのような方
「いかんっ、増援じゃっ」 「次から次へとっ!」 白き月 ルフトとノアの声がかさなった だが 「だいじょうぶだっ」 シヴァが力強く叫ぶ
『出来の悪い弟と、かわいい末妹を護るのは長女の役目ってね』
紋章機中、最強を誇る、その全ての砲門を一斉に開く そして、閃光っ
「邪魔するんじゃないよっ!ストライクバーストっ!!」
息が止まるほどの光の渦が、ハッピートリガーの目前に広がった
ヴァニラ先輩 エルダートの癒し手といわれる、皇国でも数少ない治癒能力者 その確固たる意思のもと、行動する強い方 表情をあまり表にだされることはないけれど それでも 誰よりも優しい方
「うわぁ、攻撃が…ヴァニラさーん、たすけてくださーい」 「きゃぁっ」 「友軍機、カンフーファイター、被弾しましたっ」 「蘭花っ、ノーマッドさんっ」 宇宙に舞い降る淡い翠色の、雪
『問題ありません…』
それは、ハーベスタ−から きらきら柔らかく優しく輝く宇宙に降る雪
「傷ついた翼に、再び、力を!リペアウェーブっ」
ヴァニラの祈りとともに、淡い翠の光が全ての機体の傷を完治する
エンジェル隊の先輩たち 私が彼女たちに憧れたのは、たぶん彼女たちが”英雄”だからじゃない 彼女たちは いつだって 諦める、ということをしないからだ どんな絶望的な状況にいても けっして自分からあきらめるということをしなかった そして、その気持ちが全員をつないで 誰にも揺るがすことのない、絆で結ばれている そんな彼女たちだからこそ 私は、まるで、太陽のように、憧れた
「7番機っ、目標地点に到達しましたっ」 ココがレーダーを確認した その報告を聞きながら、ブリッジで拳を握り締めた男がひとり 「クールダラス副司令」 「…だいじょうぶだ」 レスターは7番機が消えた宇宙を見つめる そして 「誰でもいい…タクトをまもってくれるなら、このさい、アノ男だって大目にみてやる …だから…無事に帰ってこい、俺のところへ」
クールダラス副司令 暴言を吐いた自分を、命をかけて護ってくださった 羨ましいとおもった 誰よりもマイヤーズ司令に想われて かなわないとおもった 誰よりもマイヤーズ司令のことを想っていて だから 今は… 幸せになってほしいと、おもう マイヤーズ司令のことが好きだという 同じ気持ちを持つ人
そして…
「いくよ、ちとせっ」 「はいっ」 宇宙が共鳴する そして 7番機から放たれた白い光が、漆黒の空間を走り抜けた
オ・ガウブ艦橋 「そんなっばかなっ!!」 ネフェーリアの絶叫すらも、白い光に塗りつぶされていく だが、その光は決して強いものではなくて… どこか、不思議な柔らかさと優しさをもった まるで、月灯りのように穏やかな光
マイヤーズ司令 月のようだと想った いつだって彼に「だいじょうぶ」といわれると なぜか自信がもてた 笑顔が柔らかくて 声が優しくて 子供のようで そのくせ、どこか悲しい それでいて 決意に満ちた眼差しのひと どこか、父さまににている、不思議な人
父さま…
白く塗りつぶされていく7番機内のコックピット ちとせは、最後の意識の中で祈った 「父さま、ちとせは幸せです…とても、幸せです。だから…」 私のことは、先輩たちや、マイヤーズ司令が護ってくださるから だから、父さま どうか、マイヤーズ司令を御護りください 私を護ってくれていたように マイヤーズ司令を無事、クールダラス副司令と先輩たちのところへお帰しできますように どうか、ちとせに力を貸してください 父さま、お願いです 優しい父さま 大好きな父さま ちとせとともに、宇宙を翔けてくれる人たちは 父さまのようにちとせの大好きな
そして、ちとせを大事にしてくれる人たちです
夢を見た…
懐かしい夢 青年は優しい人だった その優しさ故に非情であった そして愚かでもあった 好き、だったのだろうか? …少なくとも 嫌いではなかったのだと思う 運命は二人を残酷に出会わせはしたが きらいにはなれなかったのだ
『タクト…』
夢の中 彼の人は優しく微笑む
『ノアを助けてくれて…ありがとう』
「エオニアさま…」
タクトは宇宙にたっている 名前を呟き、彼のほうへ近づこうとすると
くいっ
「?」 誰かに後ろを引っ張られた 振り返る 見知らぬ男が立っている 誰だろう? でも、どこかでみた笑顔の人 男はにこにこと笑顔で、腕をひっぱると
トンッ
うしろのほうへ、タクトの体を押した 「…っぁ、エオニアさま!」 離れていく 名前を呼んだ すると
『そんな不安そうな声でよばなくても大丈夫…私と君はいつでも会えるのだから』 声 そして、キス 涙が滲んだ 『愛しているからね、タクト。…寂しいときは、いつでも私を呼ぶといい』 ゆっくりと、エオニアの姿が遠ざかる そのときはじめて、そこにいるのがエオニアだけでないことを知った あいもかわらずエオニアに影のように寄り添っているのは、シェリー 右隣りにいるのは、カミュ その更に隣りにギネス 反対側にリセルヴァ その後ろにレッド・アイ おくれて駆けてくるのはベルモット
少しはなれたところに、さっきの男 手にはぬいぐるみ そのぬいぐるみに見覚えがあった
ぬいぐるみは…
ドラマにあわせて先週から種の前にアニメH2が再放送されてますよね ついつい見てしまってます。なつかしーとかいいながら。 (でも、その後の種は見ないという…どっとはらい) そして、我が家でささやかなあだち充ブーム… とりあえず俺は、タッチを読み直したいです 金魚屋古書店の影響もあるんでしょうが
第28話「絆になるバウムクーヘン」
Eternal love… ♪
その歌を最初に聞いたのは誰だったろう?
「おまちしていましたよ、レスターさん」 エルシオールのブリッジでレスターを迎えたのは 「おまたせしました。ウォルコット中佐」 「いいえ。君は必ずきてくれるとおもっていましたから」 中佐はにこにことレスターに一礼すると 「さて、それじゃぁわたしは自分の艦隊の指揮にもどりますかな… レスターさん、タクトさんとエンジェル隊のみなさんを…よろしく頼みましたよ」 「はいっ」 飄々とブリッジをさる、老軍人に、レスターをはじめブリッジクルー全員が敬礼をして見送った
「おかえりなさいっ、クールダラス副司令」 「おかえりなさい」 扉が閉まるとともに、アルモとココが同時にソノ言葉を口にする それを合図に、他のクルーたちも次々とおかえりなさいを連呼した 「あぁ、ただいま。みんな」 レスターは彼にしてはめずらしい優しい笑顔を浮かべて応え そして 「さぁ、最後の正念場だ。気合をいれていけ」 すっかりいつもの口調でそういえば 「はいっ」 ブリッジクルー全員の揃った返事が心地よく響いた
オ・ガウブ艦橋 ネフェーリアは彼女にしてはめずらしく苛立っていた 「くそっ…まだ落ちぬのか」 戦況は決して悪くは無い だが、彼女もしらない不思議な”悪い予感”が指揮をあせらせる 「いまいましい、EDENの民め…」 宇宙をにらむ 白光と爆発が交互に繰り返される、騒がしい空 そのなかに、ひときわ輝く光の翼
「きゃぁっ」 ドンッ 衝撃がミルフィーユのラッキースターのコックピットを揺らした 天使の翼を翻し、戦線を一時はなれる その後姿を ドドンッ 「うくぅっ…」 更に追撃された 『ミルフィー!だいじょうぶのなの?!』 ランファから通信がとびこむ だが 「大丈夫だよ、ランファ。被弾しちゃったけど、このくらいへっちゃら」 精一杯の笑顔をむけると 「ミルフィーユ・桜葉!いっきます」 そのまま、前転をするように旋回する 天地が逆になったソノ状態から 「バーンとうっちゃいますっ!!」 近距離ミサイルを敵艦に撃ち放つ
ギュンッ テンションゲージがMAXを表示してからしばらくたつ だが、ランファの手は必殺技、アンカークロ−の発射装置に届かないでいた 「くそっ!無駄に数ばっかりいるんだから!」 ワイヤーアンカーの操縦桿から手が離せない ヴァニラと離れたのは痛手だった 装甲の薄いカンフーファイターは若干、耐久性におちる 長丁場となるここで、あまりダメージを受けるわけにはいかない 『ランファさん、回復を…』 「大丈夫よ、ヴァニラ。そっからこっちはちょっときついでしょ?」 ヴァニラからの通信に、強気な笑顔をむけると 「カンフーファイターの機動性、甘く見ないでよね!こんなヘロヘロ弾、一発だってあたりゃしないんだからっ」 光の翼がひく帯が交差するように飛び回る が… 「…あぁっ、くそっ」 シュンッ と微かな音をたてて、テンションゲージが半分まで下がってしまう 「いいわ、必殺技がなくたって、あたしは負けない!」
「油断しましたわ…」 わずかに残った艦影をみながら、ミントのつぶやき 「やはり、いささか決定力にかけますわね」 踊ったフライヤーを回収する 全フライヤーがトリックマスターに戻ってきた、その瞬間 「きゃぁっ」 ドン 衝撃で体が若干浮かんで、落ちた 『ミント?!だいじょーぶかい?』 「えぇ、心配ありませんわ。フォルテさん。それより、ご自分のほうを心配なさってくださいまし」 『…ったく、かわいくないねぇ』 やれやれと笑って、フォルテが通信をきる 「よくもやってくれましたわ、たっぷりとお返しはさせていただきますわよっ」 ミントの長距離レーザーが火をはなつ
ミントとの通信をきったフォルテは 「さてと…」 改めて正面を見据えた テンションゲージを確認する MAXに赤い表示 「いくよぅ、ストライクバースト!!」 連装長距離レールガン、中距離レーザーポッド、中距離ミサイル そして中距離レーザー砲 紋章機最強といわれる武装、全ての砲門を一斉に開く そして、それは光のうねりとなって目前の敵に命中し 爆発をまきおこし、連鎖を繰り返しながら辺りの敵を一掃した 「よしっ」 それと同時に ビービービー 赤い警報 そして、音もたてずハッピートリガーが沈黙する パネルには、エネルギー切れの表示 『フォルテっ』 「わーってるよ、副司令。一休みさ、さっさと回収してくれ」
「邪魔をしないでください」 光の翼をはためかせ、ヴァニラのハーベスタ−は立ち往生していた 周囲には敵の群 それが、回復役であるヴァニラを狙っているのは明白で 「わたしがみなさんを護る…」 ぎゅんっ 微かに後ろに下がる と、ともに 「ハーベスタ−、ヴァニラ・H。いきますっ」 加速装置を最大にまで働かせて、わずかに開いた敵の間をかけぬける ドッ ドドンッ 左右、上下、360度から敵の攻撃がくる 「くっ」 だが、握った操縦桿を離す事はなく ギュンッ 出口が、みえる ハーベスタ−の耐久値が見る見る下がっていくが 止まることはしないで 『ヴァニラっ』 「大丈夫です」 ミルフィーからの通信に微笑をかえす それは、めったにヴァニラがみせることはない力強い笑顔 「いま、いきますから…」
「Eternal Love…♪」 その歌を、最初に聞いたのは誰だったろう?
白き月 「増援…」 「次から次へと…」 「あれは…ダークエンジェル」 モニターをみながら、ノアがつぶやく 増えた増援には、確かに、黒き月の紋章機の姿 「…あいつら、許せない。黒き月の力でEDENの民を襲うなんて」 悔しさで、握りこぶしが震えた そのとき 「…シヴァ?」 シャトヤーンが、我が娘の異変に、きづいた シヴァは空をみあげている それは、とても、穏やかな表情で 「母上、歌が聞こえます…」 「うた?」 その言葉に全員が耳を傾ける それは… ノアが首をかしげた 「この歌は…どこかで…」 「わたしは、この歌をしっている…」 シヴァはつぶやくと
「…♪とおく…かぎりない、空へ…」
歌いだす 続きを歌ったのは、以外にもノアであった
「夢をさがして…迷う…for away…」
”揺れる運命になぜか…♪” ミルフィーはラッキースターのコックピットでその歌を聞いた 「うた?」 天地が逆さになったままの体勢を立て直そうとする そこに 「しまった…」 敵の影が が… ドンッ 爆発 だが、ラッキースターに被害はない 自滅?どうして そう、思ったそのとき ”心みだれてみちをまよう…♪” 破壊された敵機の陰からみえたのは、ダークエンジェル その機体に乗っていた人間で、ミルフィーが知っている人は一人しかいない 「カミュ…さん?」 歌は、ダークエンジェルから聞こえた 名前を呟くと、歌が少し止んで ”やぁ、ハニー。元気がないなんて、君らしくないよ” 声 たしかに、その声が聞こえた ”この僕をたおした君だもの…さぁ歌でも歌いながら、華麗に銀河を飛んでおくれ” 「…はいっ」 ギュゥン 音をたてて、ラッキースターの光が増す 「バーンとやっちゃいます!!」
ランファのカンフーファイターに群がる敵を倒したのもダークエンジェルであった 「なんで?!」 どーして?と混乱するランファにもやはり、同じ歌が聞こえる ”月にぃ見守られてぇ 気高くぅ生きーてゆけるぅぅぅ” それは拳のきいたシャウトであった 「誰よっ!オンチ!!」 耐え切れなくて叫ぶ と ”オンチとはなんだ?!ランファ・フランボワーズ!!” 「オンチなもんは、オンチなんだからしょうがないでしょっ!この馬鹿ギネス!!」 ”なんだとぉ!?” 「いい、歌って言うのは、こうよ! ♪ときは砂のように so 流れるけど〜♪」 ”まけてたまるかぁ!俺の歌をきけぇっ!” そこに、敵機が砲門を 「邪魔をしないでっ!」 ”邪魔するんじゃねぇ!”
「幽霊、なんてことはありませんわよね?」 ミントはあちこちから飛び込んでくる情報に少し身震いをした ”なんだ、ブラマンシュの一人娘は、恐がりなのか?” 馬鹿にしたような声が聞こえる それは、人の声でなく そう、いうなれば、テレパスで聞こえる、心の声にとてもよく似ていて 声の主はリセルヴァ・キアンティ だから 「おとなしく成仏していればよろしいのに」 ミントはやれやれと呟いた すると ”ふんっ” 「ところで、貴方は他の方のように歌いませんの?」 ”僕をあんな馬鹿どもと一緒にするな” 「あら、歌えないんですの?お気の毒ですわ」 ”歌えるっ!!歌わないだけだっ” 「そうですか。まぁ、口ではなんとでもいえますしね 私も一曲…♪Eraenal Love 君に逢えた 蒼いこの銀河で…♪」 ”僕だって歌えるといってるだろう?!いいか… ♪今信じて 飛び立つ天使…♪”
ハッピートリガーは再び宇宙に舞い戻った エネルギーMAX 気合も充実 そして 「♪えたーなぁるらぁーぶっ 光ぃ浴びてぇ〜 翼広げたぁなぁらぁ〜♪」 なぜか演歌調の歌声 すると ”オンチだな” 「悪かったねぇ」 自覚があるのか、ブスッとむくれてフォルテがかえした 「そーいうあんたは歌わないのかい?」 ”一人くらい歌わぬ人間がいてもいいだろう” そっけない返事 それに、生前のレッド・アイの仏頂面が浮かぶ フォルテは寂しいような、しかし、どこか嬉しいような笑顔をこぼすと 「じゃぁ、あんたの分もあたしがうたってやるかねぇ」 むらがる敵艦隊に標準をあわせながら 「♪きっとぉ奇跡はぁ始まる えんじぇる いん まい はぁと〜」
ヴァニラのハーベスタ−が輝く 撒き散らすのは、翠の粒子 それは、瞬く間に宇宙を翔け、すべての紋章機に届く が 「修理…できません…」 悲しげな呟き かえってくるのは ”だいじょーぶ、だいじょーぶ、修理できるなんておもってないからさ” 楽しそうな、声 「ですが…」 ハーベスタ−のかわりに、銃弾の的になったダークエンジェル かつてのソレにのっていたのは ”きにすんなって、どっちみち、もう俺たちはDATEだけの存在なんだしー?” ベルモットの声はやはりどこか嬉しそうであった 「…ごめんなさい」 ”いーっていいって、それより、あんたは歌わないのかい?” 「…え?」 ”他のみんなは楽しそうに歌ってるよ、おれもうたおっかなぁ ♪軌道 外れる事さえ〜” ヴァニラは瞬間、戸惑うと 少しだけ笑みをこぼしてから 「♪怖れぬ勇気 熱く get away〜」 歌いだした
Eternal love… ♪ その歌を最初に聞いたのは誰だったろう? その歌を最初に歌ったのは誰だったろう?
「みなさんが、歌ってる?」 ちとせは、決戦兵器のコックピットでその歌をきいた 「あぁ、銀河が歌っているね」 タクトが感慨深そうに呟く この歌を聴くのは2度目だと 「ちとせにも教えてあげようか?」 笑いながらいえば 「はいっ、是非おねがいしますっ、マイヤーズ司令!」 「よし。じゃあ俺のあとに続いてくれちとせ ♪とわの静寂のなかで こころ目覚めて向かう世界…♪」 「…月に導かれて …神秘の闇を抜ける …深い海のように …so …包み込んで〜♪」
そのとき
『7番機、発進だ』
レスターの通信がそれを遮った 「了解」 タクトが応える と 『タクト』 「ん?」 『賭けは俺の勝ちでいいんだよな』 「へ?かけ?」 『俺がお前が帰ってくるよりも先に目を覚ましたら、お前を一日自由にできるんだろ?』 「?!なんでしってるんだぁ?!」 ガンッ 「いてぇっ」 思わず立ち上がったタクトは、コックピットの天井でしたたかに頭を打った 「ま、マイヤーズ司令?」 「くぅー…」 『さぁ、なんでだろうな?で、タクト。俺からの提案なんだが…』 「んー?」
Eternal love… ♪ 歌で溢れる銀河に、その通信が舞い込む
『みんな、歌いながらでいいからちょっと聞いてくれ』 「タクトさん?」 『これから最終フェーズに移行する』 「…タクト」 『だが、その前に重要な任務について発表しておきたいと想う』 「タクトさん…?」 『その任務とは…』 「タクト?なんだい、はっきりお言いよ」 『任務とは…』 「…はい」
『祝勝パーティーの役割分担だぁ!!』
全銀河中が、こけた 『発表します!ミルフィーユは特大ケーキ作りっ!ウェディングケーキくらい、でっかいの』 「…はいっ、バーンと食べきれないくらいおっきいのを、腕によりをかけて作っちゃいますよ」 『ランファは、ケーキ作りで忙しいミルフィーのかわりに食堂のおばちゃんと料理を作ってくれ』 「おっけー、まかせておきなさいよvランファスペシャルのフルコースよっ」 『ミント。ミントには最高級の紅茶の手配を頼む』 「了解しましたvブラマンシュ財団の総力をあげてみなさんの満足行くお茶を用意いたしますわ」 『会場の飾りつけ担当、フォルテ!あと、なんか余興の手配とか、よろしく』 「おっけぇ、おっけーv宴会王と呼ばれたこのフォルテさまの見事な手腕をみせてやるよ」 『ヴァニラは続出するであろう食い倒れ対策に胃薬の用意を』 「わかりました。ケーラ先生ともご相談して万全を期します」 『ちとせはパーティーの会計だ』 「はい、がんばります」 『幹事はレスター。たぶん、宇宙最強の幹事だ』 「ま、仕方あるまい」 『レスターのサポートは、ココとアルモ。ブリッジクルーの息のあったところをみせてくれv』 「はいっ、おまかせください」×2 『更に詳しい連絡は、最終決戦終了後に追って連絡する。みんな、よろしくたのんだよ』 「あれ?タクトさんはなにをするんですか?」 『おれ?俺は全員の指揮をとるよ。司令官だからねv』
Eternal love… ♪
「じゃぁ、いってくるよ…レスター」 『あぁ、行って来い。ちとせに迷惑をかけるんじゃないぞ』 「クールダラス副司令、必ずマイヤーズ司令はお返しします」 『…あぁ、だが、君もいっしょに帰ってくるんだぞ』 「…わかっています」 目前に広がるのは歌と星の宇宙
「Eternal love… ♪ 君の声が 響くこの銀河で…」
光輝き、舞い踊る、5機の天使の翼
「♪ほら輝く 未来の天使〜」
その歌を最初に歌ったのは誰だったろう? その歌を最初に聞いたのは誰だったろう? 歌は歌を呼び そして いつしか、銀河中が歌っている
Eternal love… ♪
| 2005年01月21日(金) |
GAMEネギま!の日 |
ネギま!引き取りにいってきましたー。 が… A,C,Eのデモが気になったりして 島谷ひとみの主題歌が印象的で ガンダムはZとWと逆シャア。νガンダムいるし レイズナーとか、ナデシコ(しかも劇場版)とか… ところで、いっつもおもうんですが、こういう系統に パトレイバーがはいらないのはどうして? おいら結構好きなんですけどね、なんでだろう… そんなことをおもいながら あー、でも、戦闘がな… エゥーゴ対ティターンズもまともにできない俺には無理っぽく… まぁ、来月は新世紀勇者大戦もありますしね とりあえず、目先のネギま!です
第27話「エンジェルホープステーキ」
本当に欲しかったのは…
『タクト』
「え?」 意識が浮上する
『起きろ、タクト…』
「エオニアさ、ま…って、いた…た」 起き上がる 腹部に鈍い痛みがはしった 「俺、いったい…」 混乱する頭を振る 見覚えのある通路 エルシオールの… 「どうなってるんだ…そうだ、決戦兵器」 思い出して、タクトは格納庫へむかった
格納庫にはいるとともに 「マイヤーズ司令!」 「クレータ班長、いま、どうなってるんだ?」 「それが、ちとせさんが…」 「え?」 ザワザワ 格納庫が騒がしい 「ちとせさんが、一人で出撃するといってきかないんです」 「なんだって?」 タクトは決戦兵器にむかってかけだす
「ちとせっ」
『マイヤーズ司令?!うそ、こんなにはやく目を覚まされるなんて…』
「俺を気絶させたのはちとせなのか?どうして…」 『すみません、ですが、こうでもしなければ、マイヤーズ司令は絶対に私を一人ではいかせてくれないでしょう』 「あたりまえだっ!どうして君を一人でいかせなきゃいけないんだっ」 ダンッ タクトは力強く、7番機のハッチを叩いた 『…だって、マイヤーズ司令には、お帰りをまっていらっしゃる方がいるから』 「え…」 『マイヤーズ司令だけじゃありません、先輩方だってそうです。だから、私が一人でいくのが1番いいんです』 「ちとせ、なにをいってるんだ?!」 ダンダン 何度も何度もハッチを叩く まだ完全に治っていない傷が開きだした 痛む だが、かまわず叩き続ける 「ちとせ、あけるんだっ」 『嫌です、私は一人でいきますっ』 「ちとせっ!!」 『私は一人で行きます、父だって、仲間のために命をかけた…私だってみなさんのために命をかけたい…だから』
『甘えるんじゃないよっ!!』
その怒鳴り声はどこからだったろう びくりっ タクトが手を止める そして 「フォルテ…?」 それは、戦場にいるフォルテからのものだと知った
決戦兵器内部 その声は、コックピット中に木霊した 『ちとせ、自分が犠牲になればいいなんて、そんな考え方は許さないよ』 「フォルテ先輩…」 『あたしらは全員そろってエンジェル隊なんだ、誰がかけたって駄目なんだ』 「でも…でもっ…わたし、私の不注意で、クールダラス副司令が怪我をして…まだ意識も戻らなくて… わたし、わたしが…私が、クールダラス副司令の分まで、タクトさんを護らないと…わたしが…」 『タクトさんを護りたいのはちとせだけじゃないんだよっ』 「ミル、フィー…先輩…」 フォルテに続いて、ミルフィーのモニターが現れる 『私だって護りたい、タクトさんも、ちとせも、もちろん、ランファやミントやフォルテさん、ヴァニラ。みんなを護りたい』 『そうよっ!!ちとせ!しっかりしなさい』 「ランファせんぱい…」 『自慢じゃないけど、あたしたちは一度だって自分だけが犠牲になればいいなんて想ったことないんだからね!』 『そうですわ、ちとせさん。わたくしたちはいつだって、全員で帰るつもりで戦うんですわ』 ランファ、ミント、次々とモニターに浮かぶ 「ミント先輩、でも…っ」 『でも、じゃありませんわ。わたくしたち、ちとせさんを犠牲に助かっても嬉しくないんですから』 そのとなりにはヴァニラが 『ちとせさん、最初から、あきらめないでください』 「ヴァニラせんぱい…」 『あきらめてしまっては、そこで終りです。誰よりも、なによりも、自分で自分を信じてあげてください』 「でも、じゃぁ、わたしは…わたしはどうすればいいんですか?どうすれば、罪を償えるというんですか…?」 ボタボタボタ 涙がこぼれおちた 「私の犯した罪は、優しい先輩たちを傷つけて、マイヤーズ司令も傷つけて…クールダラス副司令に重症までおわせて… 命をかけて償う以外に、どうやって…」 『ちとせ、甘えるんじゃないっ』 フォルテの声が、再び響く 『あたしらはあんたに傷つけられたなんて想ってない、タクトだってそうだ、レスターだってあんたに償ってもらおうなんて考えちゃいないよっ』 「…っ」 『自分で勝手に死ぬ理由をつけちゃいけない、たしかにこの作戦はつっこんで死んでしまったほうが楽だ だけどね、逃げるなちとせっ、逃げずに帰っておいで、わたしらは全員、あんたとタクトの帰りをまってるんだよ!!』 『そうだよ、ちとせ』 次の声は、すぐ隣りから ハッチを隔てた向こう側 『あれは君が責任を感じることじゃない。…レスターは立派に自分のやるべきことをやっただけだよ』 「マイヤーズ、しれ…」 『ちとせ、君のやるべきことは?そうやって一人で敵につっこんでいくこと?違うだろう?! 君がしなければいけないのは、帰ってくることだ、みんなの声が聞こえただろう?!ちとせっ!!』 「でも、ですが…わたし、わたしは…」
コンコン 軽い、ノックの、音
『…え?』 不思議そうなタクトの声が聞こえた それに、続いて
『聞こえるか?ちとせ』
声 ここにいるはずの、ない、人の、声? 「うそ…」 呟き そして
ガシャンッ ちとせは、ハッチをあけた その声の主を確認するために
「レスターっ」
開けた視界 その先に、たしかに、ちとせは、彼の姿をみつけた うすく青がかかった髪 片目だけのクールブルーの瞳 整った顔 まだ痛々しく、ところどころに包帯をまいてはいるが、それはまぎれもなく
「クールダラス…副司令…?」
「久しぶりだな」 はぁ レスターはやれやれとため息をついた 「意識が…?」 「あぁ、さっきな。ったく、戻ったとたんにこの騒ぎだ、おちおち寝ている暇もない」 「レスタァ…」 「泣くなよ、タクト」 「な、ないてなんか、いないよ」 タクトはぐいぐいと、涙を裾でぬぐった 「さ、俺は復活したぞ。ちとせ。これで君が一人で出撃する理由はなくなったな」 「…え、あ…でも、そんなっ」 「勘違いするなよ、俺が君を助けたのは、この馬鹿を護ってもらうためだ…君に犠牲になってもらうためじゃない」 「はい、…ですから、わたしはっ」 「ざっと話をきいたかぎりでは、君とタクトがいっしょにいくのが1番だそうじゃないか。どうして君が一人でいく必要がある?」 「…それは、そ、れは…」 「タクトはアホだが使えるやつだ。こんなやつだが、よろしく頼む」 レスターはそういうと、 ドンッ タクトの背中を押し出した 「うわぁっ」 「え、きゃぁ?!」 どーん 決戦兵器が大きく揺れる タクトとちとせは仲良くコックピットにころがりこんだ そのうしろで ガシャンッ ハッチが閉められる 「ったく、無茶するなぁ!レスターのやつ!!」 『わかったわかった。文句はあとできく。さぁ、タクト、ちとせ。さっさと発進準備をしろ。あとのことは俺にまかせとけ』 「そんな、クールダラ…」 「わかったよ。あとは頼む、レスター」 ちとせの言葉を、タクトが遮った 「マイヤーズ司令?!」 「さぁ、いこう、ちとせ」 タクトはそういうと、複座式コックピットのオペレーター席に座った 「マイヤーズ司令っ!」 「と、そうだ。ちとせ…これ、ヒュウガ少佐からのあずかりもの」 「え?」 タクトはちとせにむかってそれをなげた
本当に欲しかったのは…
「ぬいぐるみ…」 「あのあと、ヒュウガ少佐が教えてくれたんだ。そのぬいぐるみを、お父さんの葬式のときに、ちとせに渡したのはヒュウガ少佐だったらしい」 「え?」 「ねぇ、ちとせ…ちとせのお父さんは、どういうつもりでこのぬいぐるみを買ったんだろう?」 「それは…わたしが、無理を言って頼んで」 「うん。ヒュウガ少佐はね、このぬいるぐみを回収された艦で発見したんだって」 「…はい」 「ちとせのおとうさんは、きっと…このぬいぐるみを直接ちとせに渡したかったんだよ」
ぬいぐるみ 私がほしいと 父にねだった 犬の… でも 父さまはもどらなくて 父さまは
「そんな、父さまは…父さまは、仲間のためにいのちを…っ」 「うん、結果としてはそうなってしまったんだろうけれど、きっとお父さんは最後の最後まで、生きて帰るつもりだったんだ」 「…父さ、ま………」 「だって、お父さんが本当に死ぬ覚悟だったのなら、ぬいぐるみを直接ヒュウガ少佐に預けたはずなんだよ」 「…っ」 「お父さんは帰るつもりだった、ちとせのところへ。だからぬいぐるみを預けるなんてことはしなかった」
覚えているのは、父の背中のこと 私の父は、私が幼いころに亡くなった 立派な最期だったと聞いている 父は軍人だった 覚えているのは、背中 優しくて、大きな…私の大好きな父の背中
「ちとせは?ちとせは…本当はどうしたいの?」 「わたしは…」 「俺たちのために命をかけたいの?それとも、俺たちのところへ帰ってきたいの?」
父さま… 優しい父さま 大好きだった 大好きで 嫌われたくなくて いつだって良い子にしていた ぬいぐるみを 私が欲しいといってねだった犬のぬいぐるみを 届けてくれた 責任感の強かった、ひと… 自分が死んでも わたしに、ぬいぐるみを… 優しい 大好きな でも でも…
「わたしが…わたしが、本当に欲しかったのは…」
ぬいぐるみなんかじゃなくて
「私、私…ぬいぐるみなんて欲しくなかった…父さまが、父さまが戻ってきてくださるだけで、それだけで、よかった…」
犬のぬいぐるみ わたしが欲しいといった でも、ちがう 本当は、ちがう ぬいぐるみなんて、どうでもよかった ただ ただ、父さまに渡して欲しかった 優しい父さまが 笑顔で わたしに 直接、このぬいるぐみを渡してくれる 本当は 本当にほしかったのは
「わたしがほしかったのは…ぬいぐるみじゃない…父さま…わたしにぬいぐるみを渡してくれる、父さまの手が…」
ただ、それだけでよかったのに
『ちとせ…』
どのくらい泣いたのだろうか 優しい声がして、顔をあげた みんなが自分をまっていてくれる
『ちとせ、タクト。かならず帰ってくるんだよ』 「はいっ!フォルテ先輩」 『タクトのこと、よろしく頼んだわ、なんかヘマしたらたたいていいからね』 「はい、ランファ先輩!」 『みんなで、ちとせさんとタクトさんのお帰りをおまちしておりますわ』 「はい、ミント先輩…」 『お帰りをおまちしています。いってらっしゃい。ちとせさん、タクトさん』 「…はい、ヴァニラ先輩」 『ちとせ、約束だよ』 「はい!ミルフィー先輩っ」
「わたし…死にたくない…死にたくない!…わたしは、かえってきたい…みなさんのところに帰りたい、です」 「あぁ、ちとせ。いっしょに帰ってこよう」 「はい、マイヤーズ司令っ!」
ちとせは座りなおした そして膝のうえに、ぬいぐるみを、置く 「みていてくださいね、父さま…」 そして、小さく語りかけた すると
「え?」 「どーした、ちとせ?」 「いえ、なんでもありません…」 タクトが不思議そうな顔をしたので、あわてて首を横にふる 錯覚だ ぬいぐるみが微笑んだようにみえたなんて きっと
「7番機、でますっ!」
福井地方大雪のため、ネギま!届きませんでした
号泣… (そのためだけに、残業せずに定時であがったというのに)
第26話「後悔しまくり★おしるこ」
「レスター、いってくるよ」 タクトはそのとき、医務室にいた 「…俺が帰ってくるのと、お前が目を覚ますの、どっちが先だろうな」 クスクスクス おもわず笑いがもれてしまう 「俺が先だったら俺のかち、お前が目を覚ましたらお前の勝ちってことで そーだなぁ、賭けの対象は”1日相手を自由にして良し”とかどうだろう? 俺が勝ったら、たまってる書類とかぜーんぶお前にやってもらうんだ」 いい案だ、いい案だ、と一人納得 「じゃぁ、いってきます」 最後にそういって、小さくキスをおとすと、タクトは医務室をあとにした
謁見の間には、すでに全員がそろっている (なんか、前と同じパターンだな) そんなことを想いながら、中にはいると 「タクト、またお前が1番最後か?まったく、あいかわらずその遅刻癖は治っておらんのじゃな」 ルフトがあきれた声でつぶやいた 「あはは、すいません。先生」 タクトはあやまって、定位置に立つ 全員がそろったのを確認すると
「じゃぁ、最終決戦の作戦を確認するわ」
ノアが再び目前にモニターをだした 「右上が白き月、ヴァル・ファスクはちょうど左下から進撃してくるわ、そこで…」 パッ 画面に浮かぶのは6つのマーク エルシオール、ラッキースター、カンフーファイター、トリックマスター、ハッピートリガー、ハーベスタ− 「フィールド・キャンセラーはエルシオールに搭載してあるの、だからまずエルシオールの航路はこう」 ノアは画面を対角線に、エルシオールからオ・ガウブまでの直線をひいた 「そこに群がってくる敵機を、二手にわかれて紋章機で撃破」 ラッキースター、カンフーファイターが左にむかってのびる トリックマスター、ハッピートリガー、ハーベスタ−はエルシオールに付き添うように下へ 「これが、おおまかな作戦よ」 「おっけー、つまりエルシオールを護りきればいいんだね?」 「そうよ。そして、エルシオールはこの位置…ネガティブ・クロノ・フィールドの影響をうけないこの ギリギリの位置から、決戦兵器を射出…あとは、決戦兵器がフィールド・キャンセラーを使い ネガティブ・クロノ・フィールドを無効化するとともに、クロノ・ブレイク・キャノンで…」 そこまでノアが喋ると 「ちょ、ちょっとまってくださいまし」 ミントからストップの声がかかった 「ミント?」 「ということは、もしかして決戦兵器とは有人戦闘機なのですか?」 「えぇ、そうよ。決戦兵器はシャープシュータ−とともに発掘されていた7番目の紋章機をベースに作ったわ」 至極あっさりとしたノアの返事に フォルテが叫んだ 「有人だって?じゃぁ、誰かが決戦兵器にのって敵のど真ん中につっこまなきゃいけないってことじゃないか!」 「そ、そんなっ…」 ザワザワ エンジェル隊に同様がはしる 「そういうことよ」 「誰だい?もう、そのパイロットはきまっているのかい?!」
「私です」
声は、今まで沈黙を保っていた少女から聞こえた 「ちとせ…?」 「ちとせが?!」 「はい、ノアさんのシュミレーションの結果、私が適任だという結果になったと。任を受けました」 「なんだって?!」 「ちとせさん…」 全員の視線がちとせにむく ちとせは、にっこりと、微笑んでかえした 「リミッターをはずした紋章機の性能と、パイロットのテンション、その二つがあわさって初めてこの作戦は成功するわ」 「パイロットのテンション?」 「えぇ。今現在、1番好調なちとせをパイロットに選び、さらに彼女のテンションを最高の状態に保つためにオペレーターを同行させる。 まぁ、このオペレーターにはフィールド・キャンセラーやクロノ・ブレイク・キャノンの管制もしてもらうって役目があるけどね」 「では、決戦兵器にのるのは、ちとせさんと、もう一人、ということですか?」 「なんてこった…そのオペレーターっていうのはもう決まっているのかい?!」 「ちとせ、あたし…あたしがいっしょにいくよっ、ちとせを一人でなんていかせないからねっ」 ミルフィーがちとせの手をとって、泣きながらいう 「あたしがいくわよっ、ちとせ!あたしを選びなさいっ!あんた一人じゃあぶなっかしくていかせらんないんだから!」 ランファもつめよる、瞳に涙がにじんでいる 「ちとせさん、わたくしが同行いたしますわっ」 その後ろからミントが叫ぶ 「ちとせっ、あたしだ!あたしはエンジェル隊の隊長なんだ、あたしがいくよっ」 フォルテが後ろからちとせをだきしめて何度も何度も呟く 「ちとせさん、私を指名してください…」 珍しいほどに表情をくずしているのは、ヴァニラ 「先輩方…ありがとう、ございます…わたし、エンジェル隊にはいって、ほんとうに…よかった」 ちとせは目をつぶり、溢れ出しそうな涙をこらえる そして 「でも、私のパートナーは…」 「ちとせには、俺が同乗するよ」 タクトがゆっくりと、全員の前に歩み出る 「タクトさんっ?!」 「タクトぉ?!」 「タクトさんですって?」 「…タクトが」 「タクト、さん…」 「うん、ノアのシュミレーションの結果、現在、1番ちとせと相性がいいのは俺らしいから」 「ミルフィー先輩、ランファ先輩、ミント先輩、フォルテ先輩、ヴァニラ先輩…本当にありがとうございます でも、わたし…マイヤーズ司令といってきます」 「ちとせ…」 「それに、みんなには、俺たちの進む道を護ってもらわなきゃいけないからね!」 タクトはわざと明るく大きな声でいった 最初に 最初に涙をぬぐったのは、誰だっただろう 「仕方ないねぇ、あとのことは、このフォルテさまにまかせておきなっ」 「はい、お二人はわたしたちが、バーンっと護っちゃいます!!」 「えぇ、おまかせください」 「全力でお守りします」 「だから…かならず生きて帰ってくんのよ、二人ともっ!でなきゃ、承知しないんだからっ!!」 「はいっ」 「あぁ」 タクトとちとせの声が重なった
そのとき ビービービー 警報が白き月中に響き渡る 「きたかっ」 シヴァが空をにらんだ 「エンジェル隊、出撃準備だ!」 「はいっ」 バタバタ 全員が謁見の間をかけぬける が 「あ、そうだ」 タクトが思い出したようにつぶやいた 「どーしたんですか?タクトさん」 ミルフィーがたずねる 「忘れるところだった、今回の作戦名を発表しておくよ」 「作戦名?」 ランファがなにいってるのよ、という表情 「そう、名づけて”エンジェル・スラップ”でどうだ!」 「スラップ…びんた、という意味ですわね」 ミントがクスクスと笑顔をこぼし 「なーるほど、”天使のビンタ”ってわけかい?」 「そーいうこと。フォルテのビンタは痛そうだなぁ」 フォルテは豪快に笑い飛ばした 「賛成です。とても、良い名前だと、おもいます」 ヴァニラがこくこくとうなづく 「はいっ、きついビンタをかましましょう」 ちとせがぐっとにぎりこぶしを作ってうなづいた
全員が笑う そして誰ともなく、顔をみあわせると 謁見の間をあとにした が
「マイヤーズ司令」 シャトヤーンがタクトを呼び止めた 「え?」 「少しだけ、よろしいですか…?あまり時間はとらせまんから」 「…あ、はい」 タクトはエンジェル隊が全員去ったのを見届けると、うなづいて引き返す
「クールダラス副司令の意識は、まだ?」 「…はい」 「そうですか…」 「でも、大丈夫です。ご心配、ありがとうございます」 「エンジェルスラップ中の司令官代理はどなたが?」 「ウォルコット中佐が引き受けてくださいました」 「…」 シャトヤーンはゆっくりと、タクトの手をとった 「シャトヤーンさま?」 「先のクーデターのときといい、今回といい、貴方には本当に…辛い役目ばかりを負わせてしまいますね」 「…」 「許してください…」 「だいじょうぶ、です」 タクトは顔をあげる そして、精一杯微笑んだ 「確かに俺は、戦うのは嫌いです。でも…俺はひとりじゃないから… ミルフィー、ランファ、ミント、フォルテ、ヴァニラ…ちとせ。 …それと、今、ここにはいられませんが、いつだって俺の1番そばにいてくれるレスター。 エルシオールのクルーのみんな…それと、先のクーデターで亡くなった人だって… みんなが俺に力をくれるから、俺は前をむいて戦っていけるんです」 ふっ 手をタクトからはなした 「かならず、帰ってきてください。マイヤーズ司令…」 「はい、ありがとうございますっ」 「そうじゃ、タクト。お前は必ず帰ってこなければならんのだぞ。そうでなければレスターが起きたときが恐いわい」 「わかってますよ、ルフト先生」 「タクト…」 「シヴァさま」 シヴァは抑えきれなくなって、タクトにだきついた タクトはその頭を優しくなでながら 「かならず帰るんだぞ、わたしは、わたしは…お前のことが…」 「はい、かならず。約束します。シヴァさま」 「うむ…」 「では、タクト・マイヤーズいってまいります」 タクトは全員に礼をすると、その場をあとにした
わたしが… ちとせはすぅと呼吸を整えた 「わたしが、戦わなくては…」 もう一度 すぅ はぁ 「父さま、私に、ちからをかしてください」 祈るように手を組む そうしていると、通路の奥から足音が聞こえてきた
「あれ?ちとせが先にいってるはずなんだけどな」 通路には誰もいない もう先に格納庫にいってしまったのだろうか? タクトはそんなことを想いながら歩く そして、エルシオール各ブロックへ続く分かれ道にきた
ドッン
「え?」
鈍い、音 揺れる黒髪 腹部に鈍い、痛み?
それが、なにかを意識する暇もなく ずるずる ズルッ
タクトの意識は、漆黒の闇に覆われていった
| 2005年01月19日(水) |
290000ありがとうございます…の日 |
29万突破まことにありがとうございますv そんなわけで、29万記念絵は「無責任艦長タイラー」 アニメ版と、真タイラーの2ショットで!! タイラーは純粋に小説からはいったんですが アニメタイラーに惚れてしまい… アニメタイラーいいですよね あのダフダフのコートに、辻谷さんのお声v そして「ひとりぼっちの戦争」もう、すっごい大好きです><ノシ 「地上より永遠に」も好きですが。っていうか、セットでv そんなタイラーでお送りしました
さてと、明日はゲーム「ネギま!」ですね 今から楽しみッス(引き取りにいく時間があるのかどうかはおいといて)
第25話「パートナーラーメン替え玉無し」
覚えているのは、父の背中のこと
私の父は、私が幼いころに亡くなった 立派な最期だったと聞いている 父は軍人だった 覚えているのは、背中 優しくて、大きな…私の大好きな父の背中 そして…
『いつか、あの星の海へ…お前も連れて行ってやろう』
果たされることは無かった最期の、約束 私は、父の背中を追うように軍に入隊した
入隊してからすぐ、私は6番機シャープシュータ−との適正を認められた その後、何度かの検査とシュミレーションのあと 正式に、6人目のエンジェル隊として移動がきまって
嬉しかった
半年前のクーデター 誰もが絶望を知ったそのとき、希望を捨てなかった奇跡の部隊 そして、未知の軍隊相手に、見事、皇国を守り通した 英雄…
太陽のような、エンジェル隊の先輩たち 自己主張が激しくて 何千人の中からでも一発で見つけてしまえるような存在感をもっていて どこにあっても自分を見失うことなく 平等に光を振りまいて 輝いていられる 自分を暖かく迎えてくれて わけ隔てなく、接してくれた 大切な先輩たち
月のような、マイヤーズ司令 いつだって彼に「だいじょうぶ」といわれると なぜか自信がもてた 笑顔が柔らかくて 声が優しくて 子供のようで そのくせ、どこか悲しい それでいて 決意に満ちた眼差しのひと
影となって力を貸してくれたエルシオールのスタッフたち 紋章機のことを、我が子のように大切にあつかってくれるクレータ班長をはじめとした整備クルー 艦内のいろんなことを教えてくれたココやアルモといったブリッジの面々 いつだって体調のことを心配してくれるケーラ女医 エルシオールにはじめてきたとき”ようこそ烏丸少尉キャンペーン”を開いてくれたコンビニの店員 こっそり好きなものを多く盛ってくれる、食堂のおばちゃん そんな、ひとたち
本来なら口もきけないはずの、シャトヤーンさまやシヴァさま 職務で忙しいのに、なにかと気を使ってくれるルフト宰相 必死でかつ方法をさがしてくれた、ノア
そして… 暴言をはいた自分を、護ってくれた…クールダラス副司令
「わたしは…私は、こんなにしあわせものです…父さま」
父さま… 優しい父さま 大好きだった 大好きで 嫌われたくなくて いつだって良い子にしていた ぬいぐるみを 私が欲しいといってねだった犬のぬいぐるみを 届けてくれた 責任感の強かった、ひと… 自分が死んでも わたしに、ぬいぐるみを… 優しい 大好きな でも、だからこそ わかるのだ
「だから、父さま…見ていてくださいね…」
立派だった父さま 最後まで 仲間を護るために命をかけた
「先輩たちを、シヴァさまたちを…そして… マイヤーズ司令を、無事、クールダラス副司令のところに返すために…」
わたしだってそうだ 命をかけたい 大好きなエンジェル隊の先輩たち そして 今、この瞬間でさえも、隣りにいてくれるマイヤーズ司令 新人の自分にも分け隔てなく接してくれるエルシオールのクルー 威厳をもちながらも優しいシヴァさまに、シャトヤーンさま そんな、自分の大切な、全ての人たちのために
命をかけて戦いたいと
思う
ぽた
もっていたぬいぐるみに涙が落ちる それは、まるで、ぬいぐるみが泣いているように見えた
「私は、命をかけて戦います。…父さま、みていてくださいね」
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