毎日何考えてんの!?
漫画家中貫えりの日常。
だらだらところころとるんるんと。
その生きざまを見よ!

2004年04月12日(月) びばのんの

ぴこちゃんは毎日お風呂へ入れてあげないといけないのですが。
なかなか一人で入れてあげることは難しいのですよ。
お風呂へ入れる係と
上がったぴこちゃんを拭いて着替えさせて湯冷ましを飲ませる係と
二人で役割分担しなければいけません。

でもって私も相方も、お風呂へ入れる係の方を取りたいわけです。
なんたってお風呂で気持ちよさそうなぴこちゃんを洗ったりだっこしたりするのは楽しいし。

そんなわけで私と相方の風呂当番の奪い合いは日に日に苛烈を極めていっております。
風呂が湧く前の水のうちから入る者あり(相方)、
また我先に脱いでしまえば勝ちとばかりリビングから服を脱ぎ出す者あり(相方じゃない方)でほんと大変なのです。
お風呂へ我れ先に入るべく掴み合いになったことも一度や二度ではございません(マジです)

ぴこちゃんは洗われるのはそんなに好きじゃないけど、お風呂に浸かるのは好きみたいでお湯につけるとぽけーっとしてとても可愛いです♪

そんな日記を書いている今日の今、私は負け組です。
タオル持ってまってます…しくしく



2004年04月08日(木) なんか大変ですねぇ

イラクじゃ日本人が3人捕まってテロ組織が自衛隊を撤退させろとか言ってるらしい。

一報を聞いた時には
「あ、それじゃ撤退させたらいいんじゃない?どうせ日本は行きたくて行ってるんじゃないんだしアメリカもテロで撤退なら納得するだろうし」
とか思ってて、
撤退しないと聞いた時は「何故!?3人を見捨てちゃうの!?」
と驚いたものですが、なかなかそう単純な問題じゃないのですね…

相手は知られてるテロ組織じゃないみたいだし。
お金要求してこないテロ組織は何か変わってるし。
テロ組織に舐められては今後も同様の人質事件が起こるかもしれず、他の日本人にも危険が及ぶわけだし。

それに、そもそも国が口を酸っぱくして「行くな!」って言ってても行った人達だしなぁ…
そういうことが起こる可能性も覚悟も考えていたはずですよね。
本気でイラクのために、命をかけてもいいと思っていたのかもしれないけど…

捕まった人の家族は止めていたそうだけど行ってしまった。
高校出たての18歳が自力で渡航費用を作れたのかどうかわからないけど…
でも、やっぱりある程度大きくなっている子供の行動は止められないものなのでしょうか…?



ぴこちゃんは毎日育っていて、
「あー!」と言って笑う声も大きくなるし、表情も多くなってきた。
笑って話し掛けると笑う。
抱き締めると眠る。
毎日、一日中ぴこちゃんをだっこしてるからどんどん重くなるのが分かる。
こんな時のことは、ぴこちゃんの方は大きくなったら忘れちゃうんだろうけど…

私は、誰かに銃を突き付けられたり殺されたりさせるためにぴこちゃんを育ててる訳じゃない。
それはきっと、ほぼ全員の親がそうなはず。
もしも、ぴこちゃんがそんなことになったらどう思うかなんて想像もつかない。
杞憂の格言は空が落ちて来る心配をした人を笑うことわざだけど…
家族が、元気で生きていけるはずの家族が突然殺されるなんてことは、
突然空が落ちて来るくらいあり得なくてショックなことなんじゃないだろうか?
そんな危険には自分から逃げてくれる子供に育って欲しいものだ…
頼むよぴこちゃん(T_T)

人質のみなさんの無事を願いますが…
やっぱりテロに屈してはいけないという官邸の判断は正しいと思います。
無事に事件が解決するといいですねぇ…ほんと…



2004年01月24日(土) こんなん出ましたけど

なんでもないようなことが幸せだったと思う〜♪
って歌詞は真実だよな…
私は陣痛じゃない時間はいかに毎日幸せだったか分かりました…

で、今日の日記も長いよ…

午前1時。
子宮口は8センチ。
お産では極期と言われる、最も苦しい時間の到来です。
痛みは2分おき。
ていうか、痛く無い時なんかないです。
ただひたすら痛い間に叫びたくなるような痛みの時が来るってことです。
なんだか痛みのあまり無口になっていく…

私の陣痛は、太い剣を背中の腰から下腹にかけて何度も刺されているような感覚でした。
なんかこう、剣持ったモンスターがてってってと走り寄って来てドスドス刺してくるというか…
頭のなかで、刺された自分がグギャ〜ッて悲鳴あげてるのを想像してました。
そんなことを相方に話す気力もない陣痛タイムでしたが…

でもこの時間何が苦しいって、いきみたいのにいきんではいけないということです。
でっかい痛みの塊が、ずんずん下がっているのが分かるし一気に出してしまいたい。
けれど、まだ力を入れてはいけない…
いきみを逃がさなくちゃいけないのです。

子宮口が開かないうちにいきんでしまうと子宮口が裂けて大出血してしまったり、
赤ちゃんが開いて無い子宮口に追い詰められて息がつまってしまうかもしれないとか…

うぅ〜む…恐ろしいことです(- -;
そんなわけでグググッと押し寄せる痛みの時、無理矢理息を吐いて耐える…

皆さん、○ンコする時は息止めて出しますよね?
○ンコしたい時は息止めて出したくなりますよね?
お産もそ〜なんです。
すごく、息止めてふんばりたくなるんです。
でも息を止めちゃいけない…
出口寸前まで迫った○ンコを出さないよう、息を吐き続けなくちゃいけない…
それが極期の苦しさなんです。

どーしても『ぐぐっ』と息を止めたくなる…
密かに少し息を止めていると、相方が「ほら、フーッフーッ!」と息吐きを促す。
(ありがたいんだけど、正直憎くも感じたよ相方…)
目をつむって、3回の痛みに耐えて時計を見ると10分しか経ってない…
自分の感覚だと絶対30分は経ってる気がしてるのに〜っ
そんな地獄の時間が本当に長く感じました。

口を開けば
「こんな痛みが一生続くようなら死んだ方がましだ」
「辛い…死ぬかも…多分死ぬよもうすぐ…」
と言い続ける私。

相方「こんなネガティブなお産初めて見た。テレビだとみんな『子供のために頑張ります!』とか『もうすぐ赤ちゃんに会えるのね!』とか言ってんじゃん」

う、うるせぇ〜…
そりゃテレビが来てるから言ってるだけだろうがよ〜… 
こちとら痛くってそんな前向きな小芝居してる場合じゃねーんだよ、へっ!                                                                                    
明日なんてあるもんか。未来なんてないんだぁ〜…

どろどろと湧いてくる黒心を隠す余裕もない私であった。
痛いのってこんなにも心を荒ませるものなのですね。
人間、極限になるほど本性があらわれてくるものかもしれません。
はっ、ひょっとしてこれが初めてのマタニティーブルーか?(ちょっと違う気もする)

途中何度も意識が飛びそうになりながらも気付けば午前3時。
果たして子宮口の大きさは!

「8センチから9センチってとこですね」

ひいいぃぃ!
なんですかその『8センチから』っていう言葉は!
2時間前から8センチじゃないですか!
ほんとは9センチに全然満たないんですか?わあぁぁん!(TロT)

私の嘆きが伝わったのか、
「でも、いきんだら広がるかも。ちょっと息止めていきんでみてくださいな。」
と言ってくれる看護婦さん。

おぉ!いきんでいいんですか!?
本当にいいんですね!
いきます!
�逼匹イァ繊繊繊繊繊舛鵑辰�

「あ、9センチになりました。いけるかも」

本当ですか!
っていうか、やっぱり9センチいってなかったんかい!

「もう少しいきんだら全開するかもしれませんね。分娩室行きます?」

行きます行きますっ!
やっといきんでいいんですねっ!
(分娩室でのいきみもそれはそれで大変でしたが、本当に一番辛かったのはこのいきんじゃいけない極期でした)

ついに分娩台に乗る私。
足を袋に包んで固定し、横になって左右のハンドルみたいなものを掴むよう指示されます。
そしてまたお腹に胎動を計るベルトが巻かれ、会陰切開に備えて剃毛を受ける。
『これで最後だ。これでもうすぐ終わるんだ…』とちょっと安心。
しかし私にはひとつだけ一番の心配事が…


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「しますよ〜」
との返事にもひと安心。
つくづくチキンな私であった。
でも、実は一番かもしれない心配事だったのだ…(- -;

やがて手を消毒して白衣を身につけた相方もやって来る。
「痛みの波が来たら思いきりいきんでくださいね。」と看護婦さん
イエッサ!
う〜〜〜〜〜ん!

「はい、子宮口10センチです。頑張って!」
うぅ〜〜〜〜〜ん!

「もう少し長くいきんで途中で息継ぎを入れて!」
あ、い、息継ぎした方がいいんですね。
うぅ〜んうぅ〜ん(スッ)うぅ〜〜〜〜〜ん!

「あ、ちょっと戻っちゃったね。もう少し長くいきめないかしら?」
う、けっこう長くいきんだつもりだったけど足りなかったのか。
結構肺活量の勝負なのね。
歌手の人とかいきむのがうまいかもしれない。

かかとに力を入れていきむように言われたけど、無意識につま先立っていきんでしまう。

相方「だめ!かかとつけていきむ!」
看護婦さん「でも、かかと上げてる時の方が降りてきてるかも」
相方「あ、それじゃも一度かかとあげて頑張れーっ!」
相方、今夜再び看護婦さんたちの笑いをとる。
うぅう、私はそれどころじゃないぞ〜〜っw(:_;)w

「頭見えてるわよ。これくらい」
看護婦さんが親指と人さし指をつけて丸を作ってみせる。
「じゃ、もう少しなんですか!?」
「そう、あと40回くらいいきんだらすぐね!」
一気にヤル気が萎えるえりえりだった…
なんだよ、全然まだじゃねーかよ…あと何時間かかるんだよ…ぶつぶつ…

中貫がちょっとやさぐれたタイミングでKI先生がついに登場。
「頑張ってるー?」と、さわやかな笑顔。
そんな部活に顔見せにきた先輩のようなこと言われても…

「吸引とかでもう引っぱれないんですか?」
再び早く終わらせたいためにネガティブなアイディアを出す中貫。
(吸引とは、ようするにトイレのつまりを直すラバーカップみたいなもんで赤ちゃんの頭をひっぱることであります。)

KI先生「吸引?できないことはないけど、もういけそうだし吸引するのはもったいないな」
看護婦さん「そうよ、赤ちゃんにも悪影響出るかもしれないし」

何をもって、もったいないと言うんだー!
私が今痛いこと自体がもったいないんじゃー!
鬼母でもいい、私は今自分が痛いことが一番嫌なんじゃああぁーー!
(T.T )( T.T)(TロT)

そう心で暴れつつ、ひたすら無言でいきむ私。
KI先生「何か結構冷静だね」
中貫「どこがぁ?」
痛みのあまり、お医者さんにタメ口で睨む私だった。
全然冷静ではないので許していただきたい。

でもだんだん膣口のあたりがつっぱる感じがしてきた。
多分、頭は出口のすぐそこにある!

「頑張ってー!頭もうこのくらい出てるから」
指で輪っかを作ってみせる看護婦さん。
だからその輪っか、さっきと大きさ違って見えないから!(T_T)

先生「ああ、うまいうまい。会陰切開していきんだら一気に出そうだね」
もう、やっちゃってください親分!
切って!
切って終わるもんならなんでも切ってぇーーー!(TロT)
そんなわけで麻酔して会陰をちょきっとやられる。
麻酔のせいか陣痛のせいか痛くもかゆくもありません。
でも確かに下の方のつっぱり感がなくなった。
これなら出せそう。

看護婦さん「ところで、思ってたんだけどいきむタイミング早いみたい。
もう少し待って、最高に痛い時に一番いきんだ方がいきみが無駄にならないかも」

早く言ってくださいよそういうことは…はぁはぁ…

そこへ別の看護婦さん登場。
「子宮口全開の患者さんが!」

まぁ…
どうやらお産の進みが早い経産婦さんが緊急入院してきたらしい。
陣痛室行かず、即分娩室に来るそうな。
やっぱ経産婦さんてすごく早いんだなぁ。

そんなわけで、出産シーンを目前にして相方は退場しなくちゃいけません。
「最後まで見れなくて残念だけど、頑張って!」
はぁ、なんだか一人パーティでラスボスへ向かう気分。
でもしょうがない(T_T)

「あぁぁぁぁーーーーーっっっ」
絹を裂く悲鳴とともに産婦さん参上。

「いやぁーー!痛いぃー!助けてぇーーーっっ!」
泣き叫びまくりです。
経産婦でもお産早くても、痛いもんは痛いらしいことが判明。

しかしそうか。
泣いたり悲鳴あげたりするもんなのか…
道理で私が『冷静』だとか言われるはずだ。
単に、叫んだりするとお腹にひびいて痛くなったりするんじゃないかと思って
保身のために無言なだけなんですけど…
でもってたまに口開けば「帝王切開」だの「吸引」だの言うんだから、
我ながら可愛げのない産婦だよな…
泣き叫ぶ方がずっと可愛い。

↑まぁこんなことは自分が産み終わって余裕ができてから考えたことですが(^ ^:

で、私の出産に話しを戻しますと…
多分産まれたのは相方が出てってから15分くらいだったと思う。

KI先生「はい息吐いてから思いきり吸ってー!」
ハーッ、スーーーーッ!
KI先生「いきんでいきんでーっ」
うーんうーーーーんっ
KI先生「はいまたいきんでーーーっ」
い、息苦しいけど…うぅーーーーんっっ
KI先生「もっといきんでーーーーっっ!」
え、えぇ、まだ!?
うぅぅ〜〜〜〜〜んっ

なんだか頭の中でこめかみとこめかみの間に電流がビリビリ走った気がしました。
多分、脳の血管切れるのってこれがもう少し進んだやつなんでしょうな。

やがて股の間に温かい、ぬるっとしたような感覚が…
するとどうでしょう!
なんと!
ウソのように陣痛の痛みが消えさったのです!
すごい!お腹に何の痛みもない!
まるで生き返ったよう!
どこも痛く無いってなんて素敵なことでしょう!
生きてるって素晴らしいぃ!(TロT)

「産まれました!女の子ですよ!」
あ、そうでした。
出産でした赤ちゃんでした。
ついつい自分の身の尊さを第一に考えてしまいました(最悪の母)

両手に青い布を乗せられ、赤ちゃんを抱かせてもらう。
ほぎゃーっと泣く赤ちゃんはまさしく赤ちゃんで、真っ赤な顔で…
血まみれでもあったけど、思ったよりグロくありませんでした。
ていうか可愛かった(≧∇≦)

髪の毛がちゃんと黒々生えてて、手にもちゃんと爪がついてて…
ちゃんとした人間が入ってたことに、今さらながら驚きました。

1月24日 4:55 
3444グラムの女の子、ぴこちゃんが誕生しました!

ところで3444グラムってでかいよ…
よく産めたもんです。
とりあえず良かった良かった♪

泣き言ばっかの私を面倒みてくれた先生と看護婦さんありがとう!
一晩中腰を叩き続けてくれた相方もありがとう〜〜〜っ!!
(彼は腕の筋肉痛が3日とれなかったという)
頑張って無事産まれてくれたぴこちゃんにもありがとうだ!(≧∇≦)

あ、後から来た産婦さんもすぐ男の子産まれてましたよ。
なんか他人事ながら、安心しました(^^*)


そういうわけで一仕事終えた私は5日間の入院生活に突入することになりました。
この日、寝りゃあいいのに何故か私は夜まで起きてて入院食を3食完食するのでした…

入院生活日記はまた後日☆


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