スカーレットの心のつぶやき
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2015年05月12日(火) 捨てる神あれば拾う神あり

夫が三回目の転院をする。

昨年の大晦日に緊急入院し

その後

二回の転院をして現在の病院に

ひとつき余り入院していた。

そして、

本当なら昨日退院してくれと言われていたが

今日、別の病院に転院して

治療を続けることが出来るようになった。

国の医療制度改革により

緊急病棟とリハビリ病棟に分かれたみたいで

緊急病棟には最大三週間ほどしか入院できなくなった。

三週間という期間は

このくらいなら治療を済ませて

回復するであろうと想定され

決められたに違いない。

しかし

三週間という期間は

その人、人で異なる。

三週間もかからず回復する人も居れば

三週間経っても病状は良くならず

まだ入院させてほしい場合もある。

夫の場合も退院して自宅に戻っての

療養は無理だ。

医者もわかっているはず。

それでも、追い出されるのだ。

追い出す方も遺憾に思っているだろうか。

病院の経営を維持していくためには

国からのお達し通りにしていないと

医療を続けて行くことが困難になるのはわかる。

では、別の病院を紹介してくれても良いはず。

今回は、私が色々探してみて

やっと転院できるようになった。

でも

今日から入れる病院も長くは置いてくれそうもない。

たらいまわし・・・

NHKのテレビで「ぐるぐる」という番組があり

生活保護を受給している人が

病院をぐるぐるたらいまわしにされ

退院したくてもできない状況を放送していたと聞く。

生活保護の患者からは

確実に入院費用を取ることができるし

患者自身も生活の上で楽だ。

私の曲解かもしれないが

双方に便利だからかもしれない。

これはおかしい。

本当に入院治療をしなければならない患者が

入院できなくて

そうでない人が退院したくても退院させてもらえない。

こんなことは本当におかしい。

まあ、考えても私の力ではどうしようもない。

捨てる神あれば拾う神ありの言葉の通り

今日からまた入院させてもらえるだけ

有難いと心から思える。


2015年05月10日(日) 母の日

今日は五月の第二日曜日

所謂母の日だ。

私の母はもう居ない。

母が亡くなって秋10月で五年になる。

五年前の今頃、

母は大分病状は悪化していたものの

それでもまだ何とか食事もしていたし

一緒に話もしていた。

亡くなる二か月くらい前から

殆どベッドの上での生活となっていた。

今頃は杖をついて歩けていたはず。

はっきりと思い出せないのはなんでだろう。

人の記憶って薄れて行くものなのだなあ・・・

母の誕生日は明日だ。

今年生きていたら94歳になる。

もし

今も生きてくれていたら

私の心配をしていたはずだから

亡くなってよかったのかもしれない。

このひとつき余り

私には休む時間もないくらい

毎日毎日バタバタと過ごしていた。

夫の所と家事とアズキの散歩以外

何もできない毎日が

あっという間に過ぎて行く。

こうして

一年が経ち

また母の日を迎えるはず。

私の娘からは母の日の

メッセージもありがとうの言葉もない。

私が私の母を思っていた何十分の一も

娘には思われていないのを実感する。

これも私が至らない母だったからだろう。

反省してももう遅い。

娘が母になってはじめて

母親の有難さに気付くのだろうか。

否、娘と私は違う。

母の日が来るたびに

こんなことを思う私だから

一生、娘からは有難うの言葉をもらえないだろう。

まあ

仕方ない。


2015年05月06日(水) 医者が受けたくない治療

病院にかかっている患者や家族は

医者の話や治療に

自分の命や家族の命を預けている立場だ。

だから

医者の言うことが正しいと思い

信じてお任せしてしまう。

だが

医者も人間、神様ではない。

判断ミスもあれば手術ミスもある。

また、医者同士の関係性を重要とし

お互いに情報を交換するものの

それは患者のためというよりも

自分の治療にプラスになることと

医者の面子がかかっているためだと思う。

あるサイトに医者がされたくない治療

について書かれていた。

30項目にわたるものだ。

その中に

痰を出すために

喉の奥にチューブを入れて吸引することがあり

これは患者にとって地獄であり

絶対に受けたくない治療だと書かれていた。

私の母の最期は

この痰を吸引していて迎えた。

あの時

訪問看護をしてくれていた看護師の中でも

師長は痰を吸引いないようにすると言ったにもかかわらず

その日たまたま来た別の看護師が

私が止めようとする暇もなく

母の口にチューブを入れて吸引し始めた。

母はとても苦しそうな顔をしていた。

そして、突然息を引き取った。

吸引していたはずの痰を喉に詰まらせたのだ。

確かに、あの時吸引をしていなかったら

母は死ななかったと思う。

たとえ数日でも生き延びていたと思う。

でも、私は何も言えなかった。

言っても仕方ないと思った。

それまでは一生懸命に看護しに来てくれていた看護師だったから。

私は母を看取って

痰を吸引することだけはしたくないと心に決めていた。

そして、今日、医者が受けたくない治療の中に

それがあった。

夫のベッドの真向かいのおじいさんも

痰を奥さんが吸引している。

奥さんは素人だ。

看護師がしても危ないことを素人がするのだ。

こんな不安なことはない。

そして

おじいさんが嫌がるたびに

ものすごい怖い声で怒る奥さん。

その上尿管も入れていて

おじいさんがトイレに行きたいと言ったら

尿管を入れていることを怒るように話す。

最後には看護師か医者を呼び

おじいさんを説得してもらっている。

上記のようなことが毎日繰り返される。

おじいさんは良くなるのだろうか・・・

なんて他人だけど心配している。

医者が受けたくない治療に尿管チューブのこともあった。

手術後トイレが出来ない時なら

数日なら良いだろうが

おむつを交換するのが面倒だからという理由で

尿管を挿入するのは如何なものだろう。

ああ〜医者から自由になり

好きなものを食べ好きなように暮らす方が

どんなにストレスから解放されるだろう。

禁じられているものを大量に食べることもない

動き回ることもないのだから

好きなようにさせてほしいなんて思う。

医者がされたくない治療は私たちも同じだ。


2015年05月04日(月) 雨のち晴れ

天気予報では今日は一日雨だった。

でも

昨日、夫が明日は晴れると言った通り

今は

太陽が顔を出し

明るい陽射しが差している。

気温も25度くらいにまで上がりそう。

そして

今日は『みどりの日』だ。

国旗掲揚をした。

昨日の『憲法記念日』は午後から雨になり

夕方帰宅して国旗を取り込んだ時

玄関の軒下に掲揚したにも関わらず

少しぬれていた。

今日は青い空の下に

日の丸が綺麗だ。

それにしても

人の心って

お天気だと明るくなるのはどうしてだろう。

曇りの日や雨の日と比べて

やる気も出そうになる。

正直言ってしんどい。

心身共に疲れ切っている。

でも

こうして晴れの日は

元気が出そうになる。

晴れは良い。

明日の『子供の日』も晴れるみたい。

青い空の下

鯉のぼりが元気で泳いでいる。






2015年05月03日(日) お花畑

今日は憲法記念日だ。

祝日なので国旗掲揚したが

憲法記念日を祝う気持ちになれない。

GHQによって押し付けられた憲法

憲法9条が日本の防衛・安全保障にとって

足かせとなっている現状を思うと

アメリカから押し付けられた現憲法を

日本のオリジナルな憲法に変えることが

必要なことだと思う。

集団的自衛権の行使も

閣議決定したのでは

憲法違反だと言われても仕方ないではないか。

安倍総理も頑張っているが

ネックとなっている現憲法を変えることが

出来なければ

自民党の党是でもあるのだから

私には物足らない。

今朝のNHKのニュースを見ていて

各党があらわした憲法への考え方について

共産党の相変わらずのお花畑解釈には

呆れて口が開いたままだった。

憲法9条があるから日本は戦争をしなかったと

本気で思っているのだから

いくら違うと説明しても彼らにはわかるはずがない。

安倍・自民党政権が

再び戦争への道を歩もうとしていると

本気で思っているのだ。

民主党は意味不明・具体性なしのものだった。

理想ではあるが

やはり次世代の党の考え方を支持する。

お花畑には害虫は来ない。

そう信じている共産党の皆に

『憲法9条』を世界中の国の憲法に

盛り込み戦争がこの地球から

なくなるようにしてほしいと言いたい。

お花畑の人たちは

いつ目覚めるのだろうか?


2015年05月02日(土) 吐き気

一週間ほど前から

朝、起きてしばらくすると

吐き気がするようになった。

戻すことはないが

ゲップが出て吐きそうになる。

昔、40年くらい前に

食べられない病気になり

その後胃薬を何十年も飲み続けていた。

薬がないと不安でたまらなかった。

幸い、胃下垂はあるものの

胃がんや胃潰瘍にもなったことはない。

胃炎でもなく

胃の働きが悪いと診断された。

娘が生まれてからは

自分の胃のことなど気にしないようになった。

薬も一切飲まなくなった。

やはり胃の症状は精神的なものの影響が大きいようだ。

この最近の吐き気・ムカムカの原因は

胃カメラでもしないとわからないだろう。

そういえば

この十年以上、胃カメラ検査をしたことがない。

現在の私がストレスに囲まれていることは確かだ。

だから

胃に何かあっても不思議ではない。

来週末に県病院の総合診療科を受診する。

その時にまだ吐き気が続いていたら

医者に話してみよう。

胃カメラの必要があれはしようと思う。

多分異常はないと思うが。

何もなかったら安心して

今のまま看護を続けることが出来るから。


2015年05月01日(金)

今朝、たまたまつけたテレビで

今井雅之さんが出ていた。

大腸癌の末期だと診断され

舞台を降板したという話を

目に涙をためて話していた。

今井さんは元自衛官で

NHKの朝ドラで初めて知った時から

とてもしぶい役やコミカルな役までこなし

自らも監督をする多才な俳優さんだと思っていた。

私よりも10歳年下だ。

ステージ4の癌の症状は

想像する以上に深刻なものに違いない。

大腸周辺にも影が見えるとか。

転移の可能性もあるという。

大腸癌はなかなか気づかないが

女性にも多いと聞く。

大腸検査が嫌で私は検査を受けたことがない。

あの下剤を飲むことを思うと勇気が出ないのだ。

もし、癌が見つかっとしても

初期のものだったらほぼ治る。

だからこそ検査は必要なのだろう。

どうか、今井さんが元気になって

またあの逞しい姿を見せてほしい。

もう一つの話は

大阪で川に落ちた子猫の救出の話だ。

人間でも子供を虐待し殺すものがいる。

でも子猫の命を救うために

皆が力を合わせるのも人間だ。

この違いは何か?

川に転落した子猫を助けようとした男性、

溺れて自力で這い上がった。

消防署や警察がかけつけ

消防隊員が子猫を助け上げた。

その子猫は低体温症になっていたが

たまたま居合わせた外国の女性が

自分のコートを脱ぎ子猫を筒んで

近くの動物病院へ運んだ。

獣医さんは低体温症の子猫を治療をしいたが

治療費はとらなかったという。

まさに命のリレーが成功し

子猫は元気になり

今は病院の看護師さんに飼われているといっていた。

この子猫の命も昨日のうさぎのケージに入れられた男児の命も

今井さんの命も同じ命だ。

助かる命

助からない命

色々な命がある。

今、生かされていることに感謝しないといけない。

人間でも動物でも皆

生まれた時から死に向かって歩いている。

その道が険しく苦しいものであっても

また楽しい時もある。

生きている限り生きて行かねばならない。


スカーレット