小説の構想やら更新予告やら短い話やら。
誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

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映画のような恋愛をしよう
2002年04月30日(火)

映画のような恋愛をしよう




「映画みたいな恋愛がしたい。」
「その自慢のエロ面で、そこらの女でも引っ掛けて来い」
「…つめたいなあ…てかエロ面って…ひっど…」
「事実だろ…、ほら行けよ」

いつものように屋上で、二人して座り込んで煙草を吸って空を煽いでいると、これまたいつものように千石は色々と他愛のない話をしていた。
そしてまたいつものように亜久津はうんざりしながらも、適当に相槌を打っていた。

(…なんでこいつの話は女の話やら恋愛話やらそんなもんばっかりなんだ…)


「つーかさー…俺はあっくんひとすじなの!…でさ、やっぱり夢ぐらい見たいと思うんだよねー…俺ロマンチストだしー…折角『恋愛』してるんだからさぁ?」
「そういって女とっかえひっかえ騙してんのか。」
「……………恋人って関係に夢ぐらい見させてよ」

亜久津の冷めた態度に、千石は少し眉を潜めたが、すぐにニヤリと笑って彼の顎を手前に引く。

「雨の中で告白とか、キスとか、あー…屋上でセックスも悪く無いねぇ?」
「…………離せ。てめーのはどこまで本気だかわかんねー」
「嫌だよ。…亜久津関連は皆本気だよ。一番好きなのも本当。今キスしたいのも本当」
「………どうだか。」
「亜久津の為なら死ねるよ」
「……………………………じゃあ死んでみろよ」
「じゃあ死にまっす☆」

冗談半分で亜久津が言った瞬間、千石は手を離し、彼から離れた。
そしてそばのフェンスをよじ登り、屋上の縁に立った。

「!?」
「ばいばい。ね、俺が死んだら、俺が好きって言って泣いてよね。」
「おま…」
「じゃーねー☆」

ふっ、と千石の姿が消えた。
亜久津は慌ててフェンスに駆け寄り、千石の居た場所を見る。
その勢いでガシャッ、と嫌な金属音を立ててフェンスが揺れた。

そして

「……………なーんてね☆」

明るい千石の声が下からした。
ふちの下にもう一段、テラスというかベランダのような場所が広がっており、そこに千石は立っていた。

亜久津はそれをみて一瞬固まり、そして溜め息を吐いてそのままフェンスによりかかった。

「………殺人者になるかと思った…」
「あっははーーあっくんてば以外と小心者ーvかっわいーいv」
「…クソッ…てめぇ……」
「……ね、怖かった?俺が、死ぬと思って。どうだった?」
「………………知らねぇよ、そんな事。」

正直怖いと思ったのは事実だ。
だがそれは死ぬ、ということにでは無く、千石自身が。
あっけらかんと、笑いながら自分で死ぬ事なんていつ本当にやらかすかわからないような、そんなおかしい所をもつ彼だから、亜久津は怖かった。

「………ね、ちょっとまって、そこにいてよ」
「?」

しばらくして、千石はフェンスの向い側に登り、亜久津の指に自分の指をフェンス越しに絡ませた。そしてすこし下から見上げるように亜久津をみた。

「…………大丈夫、俺、死ぬ時は亜久津と一緒だから」
「…何言ってんだよ、ば」

言葉を遮るように、こんどは唇を重ねて、舌を少しだけ絡ませられた。
いつもの煙草の少し苦い味に、フェンスの鉄っぽい味が混ざった。

「………………阿呆か……ッ!」

顔を赤くして、右下に視線を落とす亜久津を見て、千石はいつものように楽しそうに笑った。

「なんだよ、映画見たいな恋愛、できるじゃん?」




+++
何が映画みたいな恋愛なのかわからんのが痛い。
てか…初めて、ここで終ってしまった気が…(笑)
いいや、これに加筆してUPしよう。
駄目だー日本語ってむずかしい…日本人の癖に…ぬぅ…。



城海
2002年04月28日(日)

「……………今日も来ない…」

彼は今日も来ない。
そんな事は多忙な彼の事だから、いつもの事ではあるが、
やはり気に食わない。

「………はー…」

溜め息をつくと、向い合っていた遊戯が心配そうにこちらを覗き込んでいた。
「城之内君?」
「ん・…何だ?」

はっ、と気づいたような顔をすると、横から本田が口を挟んでくる。

「おいおい城之内、聞いて無かったのかよ」
「わりィわりィ;ちょっとボーっとしててな」
「…具合でも悪いの?それなら保健室いきなよ。」

友人達もいるし、楽しいし、こんなのはいつもの事だけど、なんだかんだ言ってもう一ヶ月は会ってない。

(……恋人だってのに…信じらんねー…)

溜め息は深くなる一方。

「…んー………俺午後の授業でねぇことにするよ。…保健室で寝る」
「え・大丈夫?」
「何でもねーよ。眠いだけ。…保健室で休むなら怒られねぇだろ?」

笑顔で、その場を立ち去る。
ピシャリ、と教室の扉を閉めた。
とたん、まだ昼休みで騒がしい教室が急に遠くなった気がしたが、気にせず保健室へと向かった。


「せんせー…具合悪いんでやすんでいいっすかー?」

―…返事は、ない。
いつもなら理解のある保健医の「またサボリか、まぁ寝る子は育つって言うしいねぇ…」といったような返事が帰ってくるんだが。

「あれ…いねーのかな…?」
とりあえず勝手に保健室へと入り、カーテンで仕切られたベッドに体を預けようとカーテンを勢い良く開く。シャッ、と綺麗な音を立てて開いたカーテンの中にはベッドの上で眠る海馬の姿があった。

「…………え……………」

一ヶ月振り。
懐かしい、けど何も変わっていなそうな姿。

(…相変わらず綺麗だなー…)

ついついそのまま見とれてしまう。
白い制服に負けず劣らず血色は良くとも白い肌。
さらさらしてそうな茶色の髪の毛。

「………………でも何でだろ…」

(倒れた、とかなのかな……こいつの事だから、過労とかで…)

死んだように静まり返っていて、何だか怖くなった。
そして、彼が生きているのを確かめるように近付いて、そっとベッドの側にひざを立てて座り込む。

規則正しく呼吸しているのがわかって、なんだかほっとした。

「…海馬……」

衝動的に、しかし彼を起こさぬように、そっと唇を重ねた。
そして唇を離すのと共に、目の前の彼がゆっくりと目を開く。

「……………ッ!何をしている凡骨…!」
「あ・わりィ…つい…」
「…ッどけ!…まったくお前は…何を考えているんだ…!」

目を覚ますと、いつものようにこちらを睨み付けて、強く言葉を発する。

「…野蛮人め……というか何故お前がここにいるんだ。折角お前でも学校に来れるんだからすこしでも賢くなる為に授業は受けるべきでは無いのか?」

……せっかく外見が綺麗でも中身がこれじゃあ幻滅かも知れない。



いいなぁー…城海。

怪傑蒸気探偵団とかも書いてみたいと思う今日この頃。
麻宮騎亜大好き。
いいなぁー理想だなー…うん。



時々刻々
2002年04月25日(木)

うつむいて、黙り込まれた。
消毒液の匂いと、外の騒がしさが何だか真新しく感じられた。

眠くは無い。
けれども目を閉じたら、眠りに落ちそうだ。

しかし眠ってしまったら、彼はまた消えてしまうのような気がした。

「……………いいよ、また…会えたし」

自分で、自分に言い聞かせるように言うと、胸がチクリ、と痛んだ。


「……千石…」
「キヨって呼んでよ」
「…………悪ィ」

彼からは謝罪の言葉。

「!」

ずるい
ずるいよ。

「…悪かった」
「……………何…が…」
「……ごめん」


彼が謝まるなんて思ってもみなかった。



今日の更新予告。
続き物の続きです。

これで更新出来なかったら笑ってやって下さい(笑)



また極悪
2002年04月24日(水)

「檀君だけだよね」
「何が」
「…名前で呼ぶの」
「ああ」
「……俺の事はなんで名前で呼んでくれないの?」
「…お前それ、女みてぇでキショいぞ。」
「ひっど…!なんだよ!もーケチ!」
「何がだ!」


僕達は、恋愛をしています。
それは否定の出来ない事実であって、
たとえ彼が『恋人同士』という関係を認めなくても、
僕達は恋愛をしていて、恋人同士なのです。


「…ねー、キスしてよ」
「嫌だ」
「じゃあ実力行使です」
「ちょ…ッ!」


恋愛は楽しい。
この恋愛は今までの遊びとは違ってとても楽しい。
それでいて恋愛は痛い。
この恋愛は今までの遊びとは違ってとても切ない。

片思いのうちは楽しいけれど寂しい、そんな感じ。


「……………ったく…」


わかってるよ、わかってる。
彼が俺の事を好きなのも全部知ってる。
そしてそれがどうしようもなく嬉しいのも知ってる。


でも彼が俺に無意識にどこかで距離を置こうとしてるのも知ってる。

それでも俺は彼が好き。

「明日デートしようよ」
「嫌だ」
「そればっかりだね」
「お前がそういう事しか言わねぇからだろ」
「……反応を返してくれるだけ嬉しいけどね」
「いってろ」
「………………今日泊まるね。」
「帰れ」
「……泊まるよ。優希ちゃんにも連絡するし」
「ふざけんな、今すぐこの手を離して帰れ」
「やだよ。いいじゃない、恋人なんだから」
「そう思ってンのはお前だけだ」


そういう風にいわれる度、チクリと胸が痛む。
でも彼はそういう風にしか言えない事をちゃんと知ってるから
何も言えない。むしろ何だか嬉しくもある。

でも拒絶されないだけ全然良い。
たとえただ単に相手をするのが面倒なだけでも、
責め立てないって事はここに居ても良いんだよね?

「まぁまぁ、照れるなって☆」


鈍い音が響いて視界が急激に変わった。



私は千石が、馬鹿なのも頭おかしいサゾなのも好き。
どっちもだともっと好き。
亜久津は、呆れてるのも千石に恐怖感を抱いててもどこかで依存してるのも好き。
どっちもだともっと好き。

ぶっちゃけた話、二人一緒にいれば良いのですが。

というかここに書いてる話さ、大概まとまってないやつなんだよね。
更新出来んの…?(思いつきノートと名を改めようか。)
このあいだのバマは出来そうだけど。

追記。えと、最後の台詞が今さらなのですが某氏の小説の千石の台詞とかなりかぶってましてびっくりどっきりしたのでちょっと変えた。
いや、これ以上変えられなかった…だ・だって☆が入れようとするとあれにしか!(理由になってねぇ)
あー…マジでびびった…てっきり少女漫画で読んだ台詞かとおもってたが違かったんだ…アワワ



洒落にならない。
2002年04月21日(日)

恋愛なんて余裕かまして遊ぶ物だと思ってた。
だから、こんなのは初めてで、余裕ぶってても、
本当はすごくすごくものすごく





焦ってるよ。




「亜久津は…休み?」
「え…あー…まだきて無い…ケド…」
「…ふーん…」


少しでも君の姿が見えないのが辛い。
恋愛がこんなにも辛いなんて知らない。
こんなに好きになる事なんかなかった。

こんな余裕のない自分は自分じゃ無いみたいだ。




本当は余裕なくて焦ってるんだよ。



余裕が無くなるとは思わなかった。


でも、君はそっけないから。

それは照れ隠しだって知ってるけど
やっぱり反応がないと寂しいよ。



ねぇ、ちゃんと俺の事見てんの?




「好きなんだ」
「聞き飽きた。」
「何度でも言いたい。」
「うざったい」
「なんて言われても好きだよ。」
「……………しらねぇよ」
「キスしたい」
「嫌だ。」
「キスする」
「お前はいつも勝手に話を…」



いつもキスは無理矢理。
抵抗されても君はキスに弱いから
いつも好きなようにキスする。

でも唇だけじゃたり無いよ。



心情的には、
強姦したって問題ないぐらい好き。
嫌われても良いぐらい好き。



「…いつまでもさせてくれないなら実力行使だよ」
「できんのかよ」
「できるよ、好きだから。たまンないから」
「変態」
「あっくんに関してね」
「…………うざい」


いつもいつもその口を塞ぐ煙草すら憎い。



「不健康になっちゃうよ」
「うるせぇよ」
「煙草味もいいけどね」
「なんでテメェはそれしかねぇんだ」
「好きだから」
「理由になってねぇよ」



なんだかんだ言ってかまってくれるから、
調子に乗ってしまうんだ。

本当は俺の事嫌いじゃ無いのは知ってるし。

でも好きかどうかは知らない。





「太一、テニスどうしてる」


ズキリと痛む。


「………頑張ってるよ。」


彼が可愛がってる(俺も可愛がってる)後輩にすら





憎しみを抱く。





「…ずるいなぁ、俺も名前で呼んでよ。清純って」



段々と、ちゃんと笑えてるか判らなくなってくる。
できれば君の前では余裕をもっていたいのに。


あー…今、目が笑って無いかも。





好きなんだよね。


本気で、




洒落にならないぐらい好きなんだよね。




余裕なんてないよ。
いつもギリギリで、
洒落にならないぐらい恋してるんだよ。



ゴア。
キヨは余裕ぶってても、本当は余裕がないがする。
焦ってる気がする。
キヨは亜久津を好きすぎてどうしようもないへたれで、ちょっとキレてる人。それがキヨの私に対するイメージ。
女癖は悪いと思う。(あんたのイメージそんなのばっかしだな)

+++
関係ないけど最近、ゴスペラーズのエスコートがかなり好き。
すごい好みなんだよね。アレ。
いいなぁ、やっぱり音楽ないと私生きて行けないよ。

ラルクも姫も、ずっと好き。
ていうかこの人たちがきっかけでどんどん音楽にのめり込んだ気がする。

あ、違う、ましゃだ。福山氏の声に一聞き惚れしたからラジオ聞くようになって、音楽のめり込んだんだ。
たしかそうだ。

ああでも、今みたいになったのはラルクとこっこのお陰だろうな。



夢小説
2002年04月20日(土)

ものすごく、
意地悪で、質が悪い苛めっ子のような人だけど。
というかそれは事実であって否定出来ないけれど。






本当は寂しくて
人恋しくて
反応を求めてて

誰かがいないと不安に押しつぶされて窒息死しそうな貴方に、



そんな貴方に、私は恋をしたんだ。



女の子を毎日泣かせるような
中学生とは思えない程、女癖の悪い貴方でも


私は堪らなく、好きなんだ。







「ねぇ」
「煩い。気が散る。散れ」
「…自分で呼んだんじゃん…ひっど…」
「黙ってろ、ただ顔見たかっただけ。ていうかもう帰って良い」
「何それ、ていうかあんた本当に何様なの?」
「いいから黙れ」
「…帰る。ていうかもう2度とケーゴとは会わない。ばいばい」



高そうな扉を乱暴に閉めて、蹴りを入れる。
そして私はそのまま振り返らずに家に帰る為に駅へと早足で歩いた。















好きだよ。
ええ、好きですよ。






でも、




どんなに好きでも





















私は貴方の冷たさに








私は貴方の、誰にも弱さを見せない強がりに


















とてもじゃないけど耐えられないのよ。









++中略++

















私が、貴方をまだ好きなのを知ってるみたいに










貴方はまた私の事を呼んで、
口付けた。







また側にいても、
それでも、貴方はまた私を冷たくあしらうのでしょう。






でも、私を呼び止めた貴方の顔が



何だか痛々しくて。
でも、はじめて貴方の本当の表情を見た気がして。











それがなんだか、
とても







嬉しかったから








私からも噛み付くようにキスをしかえした。




ドリーム小説を…ね、書こうと…思ってるんですよ。
跡部で。(この前は亜久津とか言ってただろ…?)
でもなんかよく、ていうか全然わからんな、コレ。

そんなこんなで私は庭球夢サイトに行く度に跡部夢を見てしまいます。
やばい、本気らしい。



バマ
2002年04月19日(金)

「ねー」
「何」

机にむかって何やら眉を潜める獏良のひざに、マリクは頭をのせる。
溜め息をついて彼をみるとマリクと視線がかちあう。

「………映画に行きたい」
「映画ァ…?おまえどうせ“暗いから怖い”とか言いだすだろ」
「う・‥…バクラがいるから平気だもん!」
「…つうか何でいきなり…俺、今シナリオ作ってるから邪魔すんな」

ペシッとマリクの額を叩いた後、自分の額にシャープペンシルをコツリとあてて、手にした紙に視線を戻す。
一方マリクはその態度にムッとして起き上がり、その紙を取り上げる。

「あっテメ…!」
「なんなのさーシナリオってー……」

そしてその文章を見てさらに眉を潜める。
その文章は、女が書いたかのような綺麗な字と、それとは違く達筆な字が入り交じっていた。
あきらかにそれは一人が書いたものではなく。

「……………これ、器と二人で書いてんの?」
「しょうがねぇじゃねえか…体使うなら書くってことにしてんだし」
「無視すれば良いじゃん」
「……無視してあとで王様とかにチクられると色々大変だから嫌なんだよ…」
「なにさ、結局弱いんだね」

作業を中断させられ、さらに喧嘩越しに酷く嫌な事を言われ、頭にきた獏良はマリクをギロリと睨み付ける。

「ンだと…!?」
「何さ!いっつも器優先じゃないか!」
「んな事ねぇよ!」

怒鳴られ、ビクリと震えるとマリクはヒステリックに叫び出した。

「なんで僕じゃだめなのさ!」





ラブラブもいいんだけどね。
見るのは好きだけどあんまりネタ思いつかないのよね。
てかうちのバマはよく喧嘩してるよね…なんか。(書き易いのか…?)

つうか日本語下手だー…日本人のくせに…!



繋がってる?
2002年04月17日(水)

「ねー携帯もってるー?」
「……もってねぇよ」
「よかったーvじゃァこれあげる」

投げ付けられた物を反射的に受け取ると、それは灰色の携帯電話で。

「…?…何だこれ」



短!
これはすぐアップできるはずなのでー…。

あとキレた千石に加筆。ていうか没ったので、書いてた所まで全部載せてみた。



涙の理由
2002年04月16日(火)

「気にすんなよ、サンジ」














貴方は優しい。
貴方は強い。
貴方は残酷。














「ル…フィ…ッ…」

崩れ落ちて泣くのはいつも俺で。
崩れ落ちてその腕にしがみつくのは俺で。

その腕にすがりつくのも俺で。












貴方は無理には求めない。
傷つけてまでは求めない。

そこまで俺を必要としていないのか。
俺を失うのが怖いだけなのか。





その態度が俺には不安でしかたがない。







「……本当に、…本気で好きって言えんのかよ」




ふざけてるのか
冗談なのか


貴方の気持ちは本当なのか。



ルサです。
ものごっつ書きたいです。
不幸物語になってますが…………!(痛)
自分が不幸だと話も不幸な気が…あわわ…

次のネタはゴクアク……高3になった千石と亜久津が書きたいんだよね。
ちょっとだけ彼らの未来の話を。



キレた千石
2002年04月15日(月)





Crazy.







イカレてる、と言われた事は何度かあった。
おかしいって事は良い事じゃないと思うから、黙らせたけれど。

本当は自覚も、していた。
自分には何か、他とは違う暗い感情があるのだ、と。








「亜久津」

千石が名字で亜久津の事を呼ぶ時は、決まって機嫌が悪い。
だから時たま突然名字で呼ばれると、ギクリとする。
こいつが他の不良みたいだったら、そんな事もないのだが、
とにかくこいつはおかしい。
ただでさえ変なやつだが、一旦スイッチが入ると見られただけで体が震えそうになる。
むき出しの殺意が、突き刺さる。

「…何…だよ」
「…………昨日、何してた?」
「は…?昨日……?」
「昨日、夜中に誰と会ってた?」
「……夜中……って…あー…」

記憶を手繰り寄せて「あいつか」と呟くと、千石は亜久津を睨むように見つめる。

「誰だったの?アレ。」
「あれは昔ツルんでた奴の姉貴……って何でお前、それ知って…」
「ふーん…どういう関係?」
「ただの知り合いだ、金借りてたから返しに行ったんだよ」

亜久津の返答に、 「…………ふーん、じゃあ骨折り損のくたびれ儲けだったな…」
「………………何だって?」
「何でもないよ、ねぇ、今日泊まってく?」
「あー…優紀が来るからパスだ、じゃあな」

立ち去ろうとした瞬間、左腕に痛みが走る。
あまりの痛みに顔を歪め、後ろを振り返ると腕を掴み、睨み付ける千石がいた。

「ねぇ、俺の事好きだよね?」
「……………そ…んな事…………今更聞くな、阿呆」

腕を降り解いて、逃げるように、走ってその場を離れた。
追いかけてこなかったのが幸いだが、逃げられた事で頭がいっぱいになっていた。







次の日、そいつにたまたま繁華街で出会って、姉貴が入院した、と聞いた。
その瞬間、あいつの台詞が頭をよぎった。


『…………ふーん、じゃあ骨折り損のくたびれ儲けだったな…』


怒りなんかじゃなく、ただただ恐怖が、襲ってきた。



もしも、もしもそうなら………………………あいつ、絶対オカシイぞ?


そういえば前にも似たような事があった気がする。
あの時は、あいつは何も言っていなかったけれど、そいつは殺されかけた。
そいつはその日、俺がちょっとした喧嘩で結果的に助けた奴だった。
彼は、何も、話そうとしなかった。
そして俺は、またちょっかいをかけられたのかと思っていた。

もしかしてアレも、か?







「おっはよーう!!あっくんv」
「………千石…」

いつものように抱きつこうとする千石を彼はむりやり 「あれーどうしたの?何かあった?」
「"何かあった?"……じゃねぇだろ…」
「?……何が。」
「…………お前、一昨日…その、あの女痛めつけただろう?」
「………………一昨日…?」
「…昨日、お前が聞いてきた女」

正直怖くて、彼を直視出来ずに俯いて言葉を絞り出す。
問いかけに彼は、しばし考えてから、思い出したように言った。

「………………………あーーあの子…………ね。」
「あいつ………入院したって……全治二週間。」
「…はー……それは、災難な事で。」

あっけらかん、とどうでもよさそうに言う千石に、つい怒りを感じる。

「ッ…!てめェ………」
「……………俺が、やったって言いたいんだ?」
「…………………………ああ」
「…………半分正解、半分はずれ。」
「何言って…」
「あれはあっくんが悪いんですー……あんな顔、俺には見せた事ないのに。」
「………………………千石…」
「……きっかけは君だよ。…………あっくんのせい………だから、あっくんも、共犯だよ」
「おまえ…!ふざけんなよ!ていうか前にもソレやっただろ…!!?」
「……んー…………いつの話?」
「…………喧嘩、した後………俺が、結果的に…助けた奴を」
「……あー…彼?…だって、ほうっておいたらあっくん取られちゃうかも、でしょ?」
「…な………」
「あれも、あっくんのせいだよ?……やさしくしたりするから…」
「…おまえ…何言ってんの…?」
「あっくんは、俺の事だけ考えてればいいんだヨ。」

にっこりと、笑顔を浮かべたが、
その笑顔は、どうしようもない程、恐ろしかった。











なんでテニスばっかりなんですか。

+4/17。
えと、没ったので書いてた所まで全部載せてみた。
いや、まとまらなかったのでー…うーん…。
機会があれば似たようなのを書きたいなー…。



恋愛ごっこ
2002年04月14日(日)

僕達はまだまだ子供です。
でもセックスもするし無免許でバイクだって乗るし煙草だって吸うし酒だって飲めます。
僕らは何をしても許される訳ではない事ぐらい知っています。
僕らは何をするにも大人の決め事に縛られる事ぐらい知っています。
でも、そんな事をわざわざ守れる程出来た人間ではないのです。


大人は僕達を低く評価し過ぎています。
また、大人は僕達を高く評価し過ぎています。


僕達はそんなに賢くはないのです。
また、僕達はそんなに馬鹿でもないのです。













「ねぇー…あっくん、俺の名前言ってみて」
「嫌だ」
「なんでさー」
「てめェこそ何で」
「恋人に名前で呼ばれたい。」
「恋人じゃねぇよ」
「恋人でしょ?」
「ちげぇ」
「恋人だもーん…照れてんの?可愛いね」
「うるせぇよ」











こんな(どんな)感じのやつを…。
冒頭部分。
無駄な改行が多い小説です。(そんな説明いらねぇ…)
まだ書き途中。
ちょとエロチックだったりするけど、
耽美とかそういうのじゃなくて直接的な感じで。
いや、描写ないのだけれど。

なんか、私的な彼らの理想の恋愛を書きたいと思った。
ラブラブであり、冷めた関係。
愛しかたを知らない。
その感情が愛かどうかもよく判らないんだ。




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フリッカー