刑法奇行
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2005年08月31日(水) 夏来たりなば、秋遠からじ

S文堂のS崎君が研究室に来て、8月は一度も奇行に寄稿していないと言われ、夏の終わりの断末魔に滑り込みセーフである。年を取るにつれて、夏休みも普段と変わり映えがしなくなってくることは確かだ。若い頃の目映いばかりの光と影は今や単調鶴である。あの頃は、なぜあんなに時間があったのだろう。

とりわけ、ローのおかげで、夏休みはもはやないと思った方がいいだろう。前期試験は8月の頭にあるし、中旬から来年の入試関係の仕事であり、教授会も8月中にあるという、社会的相当性を著しく欠くことになってしまったのである。その合間を縫って、合宿や家族サービスなどなどであるし、もちろん多くの原稿執筆がある。K山古稀も書き上げて、今日S崎君が初校を届けにきてくれたわけである。もっとも、まだ多くの原稿が出てないということだ。

 K田古稀など一体いつ出るのだろうか。こちらは去年原稿出したのに初校すらこないのである。おそらく忘れた頃にやってくるのだろう。自分の論文を「これ誰が書いたの」となってしまうかもしれない。9月末はA美古稀である。間に合うのかいな?

 古稀は御祝いなので、雑誌等と同じく間に合わせることが使命であるが、その他の原稿は、「今やってます」と、そば屋状態となってしまう。そば屋の釜だけに「湯(言う)だけ」ということになる。「今出ました」と言えないだけに辛い。関係者の方、まさかこれを読んでいませんよね。拙者、行為価値はあるけど、結果価値がないですから〜、切腹!。

 そういえば、かみさんと「ヒトラー」を観たが、なかなかよかった。実物と俳優の顔がよく似ていた。ゲッペルスの奥さんが6人のわが子を次々と殺害するシーンの執拗さはさすがドイツ映画である。ドイツ的徹底性であろう。こちらも、いよいよ、やかましい選挙であるが、よくもまあみんな自信たっぷりに演説できるものだ。断定できるものだ。みんなヒトラーに見えてきてしまった。ヒトラー的かそうでないかが選択の基準かもしれない。

 それにしても、K口君のブログは、居ながらにしてドイツの情報が入ってくる。まさに、「どこでもドア」である。これは、楽しみであると同時に、大いなる刺激があり、ヒデキ感激である。

 なんだかんだ言っても、時は凄まじいスピードで去っていく。法時連載のRJ動向もそろそろ終了し、今度は、特別刑研の連載が開始される。どこかにRJ動向を掲載できる雑誌はないのだろうか。さらに、もうすぐ、刑事法ジャーナルも創刊される。略して「刑ジ」か「刑ジャ」か、それとも、「刑ナル」か。昔、「ジャーナル」といえば、朝日ジャーナルのことであったが、これからは、「ジャーナル」といえば、ほとんどの人が刑事法ジャーナルのことであると思うかもしれない。夢は大きい方がいい。「夢はでっかく、根は深く」みつを、でした。

ジャスティス for 夏(懐)かしくても秋(飽き)たのだ


norio

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