あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2003年12月31日(水) その、ネバーランドとやらはどこにあるんですか。



年末の大掃除を抜け出して散歩と本の調達に行ってきました。
てゆーても本を読んでいる暇が正月の僕にあるかどうかは謎ですが(汗)
大晦日の朝は正月の匂いがする、と思った。
閑散と眠ったように白っぽい。
家の中で他の人間たちがひっそりと穏やかに居る感触。
車がまばらで嬉しかったり。
何も言わずにあのひとにくっついてみる。
ふ、と笑って僕を見るその安らかさに救われている。
他がどうであれ、ここで世界は円く穏やかだ。


今年は案外いいことも多かったな。
日本は相変わらずいい方向には向かってないけど、きっとあんまり考えずに刹那主義で生きていくのもいいだろう。
僕が思うことは何かを裏返しにしたようなことが多くて、僕の天邪鬼にはこれまでより更に磨きが掛かったみたいだ。
なんとなく、今年は人間関係のありがたみを痛感する年だった。
僕に少し余裕ができたからかもしれないけど。
これからずっと生きていかなきゃいけないのだとしたら、一人で生きていくのはきっと淋しいから、思い出でも何でも、共有する人が居てくれたらいい、なんて。
昔の僕からしてみれば馬鹿げた感傷のようなこと。
思うようになってしまいましたね。

幸せな妄想に浸る。
君が好きだよ、と言えてよかった。





↑買ってもらった。(笑

My追加



2003年12月30日(火) 晴れた朝は残酷



なんだか色々ほざく人がいる。
いやいいんだけど。
なんだか僕もいらいらしている。修行が足りないな。

年賀状できましたよ!ふふん。っていばれることじゃないけどさ(笑)
たぶん明日の朝に投函ですねー。
早起きして郵便局の赤い箱にダッシュ。
あぁそうでした!!!30日の朝に年賀状を出しに行って帰り道、11歳の僕は道で転倒して脳震盪を起こして、年の瀬でてんてこ舞いの両親をさらにてんてこ舞いさせて大病院にタクシーで搬送されて、診察を受けている間に意識を失い、昏睡状態にありながら暴れに暴れて何やら英語の単語を叫び、ベッドに拘束されて点滴を打たれていたのでした。
・・・という暗い記憶を今思い出してしまいました。
あー、まぁ今はある程度普通に生きられてますから良いとしましょう!
たぶんあの時の衝撃で僕の脳細胞は何パーセントか死亡したんだと思うんですが。
でもきっとまた増殖したんでしょうね、若さは偉大です。
・・・閑話休題。

 **

明日は少し遠くに行く。
晴れてるといいなー。





↑違う。

My追加

うにゃ、お腹すいたな。



2003年12月29日(月) どこからか香水のかほり



何ですか、3日連続で休みましたか日記!あぅち・・・。
頑張って日記を書いているということだけが僕の勤勉さの象徴のようだったのにね!
うにゃ。
年末だし、休みの間に読む本を仕入れておかねば!と思って図書館に行ってみたんですが既に休みに突入していました。
そして年始は5日からしか開かない。
うー、お役所仕事め!
市民がお休みの間こそ開けてほしいのにー。

そ、そして実はまだ年賀状が1枚も出来上がってなかったりします・・・どどどどうしよう。ぶるぶるがたがた。
ようやく少し暇ができたのが昨日の夜だったので、PCを立ち上げてまずは年賀状作成ソフトのインストール!と思ったらエラーが出て不可能でした。
うぎゃ。
結局ソフトのインストールができなかったので、住所録ファイルが開けないことになってそこからかなり慌てて。
ここんとこ、くたくたになってからベッドにもぐりこむ習慣が付いてる気がします・・・(涙)
もう今年は来たやつにだけ返そうかな、とか思ったり(逃避)
他はもう全部メールで済ませようかな、とか(卑怯)

てかなんでこんなに忙しいのか!
・・・やっぱり兄貴が帰ってきてあんまりパソコンが使えなかったりするせいでしょうか(殺気)
大掃除の最中に出てきたものを読みふけったり遊んでしまったりするせいでしょうか?(泣)

というわけで、ここ何日かの日記は後ほど追加するつもり。かなり面白かったし!(時間さえあればね・・・遠い目)
明日はもしかしたら障子を貼っているかもしれません。
寒いのになぁ。
うにゃぁ。





↑うにゃ、邪魔っ。

My追加



2003年12月25日(木) ツリーの下



さてさて、みなさまメリーィクリスマス!でございます。
ははー。
何て言ってもいつもながらよくわからない日ではあるのだけれど。
本当にメリィなのか?とか、色々つっこんでしまうと世の中灰色になってしまうのでやめておきましょう。
でも昔よりかはイブと当日の雰囲気の違いが減ってきた気がするな。

うにゃー、そして年賀状が!
年賀状が!
やばいですよ!てゆーか全然書くこと想定してない日程なんですけど!
うがーっ。
今日無理、明日ちょっと無理、明後日もっと無理、明々後日微妙に無理、…ハハン。
笑うしかないですね!
てゆか来年は申年ですか。今年の年賀状のデザインは楽だったんだけどなぁ。
あぁ、まぁ知らん顔してたらどうにかならないかな。
夜中に親切な小人さんが出てきて印刷しといてくれるとか!
ついでに宛名書きまでやってくれちゃうとか!
・・・やたらとドリームに走りたいお年頃です。(泣)

 **

例えば戦慄は過ぎ去った後になってようやく訪れるのでした。
神様、この世界に生まれるのなら僕の苦しみを半分背負ってください。
もう少しで雪が降り出しそうなこの夜、待ち焦がれるのはあのひとでもあの月でもなくてただの蝋燭が燃え尽きる一瞬でした、
寒さに凍えた息の消えていくのを月明かりに見守っている。
そこへ燦燦と氷の粒は月光にきらめきながらコマ送りのモノクロの無声映画のようにゆっくりとゆっくりと降り あなたに差し出した手のひらの上の罪は受け取られないままに雪に縁取られて次第に白く凍り付いていき 顕在化するその姿に耐え切れず震えだしたこの身体は白一色に染められる世界の中でやがて暗い一本の木のように立ち尽くす 祈るように額にやった手の中で罪は冴え冴えと凍るように光り私の足元でこの世の希望が生まれるのだという一瞬の幻想を残して世界は闇に沈む、

求めるのは安穏でも幸せでもなくただ一瞬の、





↑小さく沈む

My追加



2003年12月23日(火) まぁそれなりにラヴラヴで。



仕事をいったん放棄して日記を書きに。
うにゃ、明日はクリスマスイーヴですよ!
恋人に「クリスマスなんてキリスト教のお祭りなだけじゃないか!」と言ったら『信じられない!』って顔をされてしまいました。
そんなもんですかね。
僕ん家はもう僕が中学・高校に上がったくらいから、クリスマスなんて代物はまず祝ってないのでよくわかりません。
それでもケーキは何故か毎年注文してあったり。謎。

まぁそんなわけで明日は恒例行事をこなして参ります。
きっと街中はカップルだらけだな!
けっ。クリスマスの意味を知ってるやつだけ讃美歌を聴きやがれ!
とか何とか言いながら、早々とクリスマスプレゼントだけは用意しちゃってる自分もなんてゆーか・・・(笑)





↑よしねぇな、慰めんのはよぅ。

My追加



2003年12月22日(月) 自然に還れ



今日はぶらぶらと外出して、ぶらぶらと帰ってくるつもりだったのに、帰りのバスではぐーっと眠っちゃうくらい疲れていました。
もぅなんでかなぁ。
むー、とする。
やっぱり朝から階段は全部1段とばしで!とかやってたからかなぁ。
それともなんとなく立ち止まるのがおっくうで、ずっと歩き続けてたからかしら。
むー。

家に帰る途中で図書館に寄って、予約してた本を4冊受け取って帰った。
読む本があるのってかなり嬉しい。
小説が4冊。ファンタジー系のものそい分厚いのが1冊と、ミステリー系のが3冊。
でも桐野夏生はなぁ。
読むとすごいロウになるので、今ではあんまり読みたくなかったり。
まぁ、やることも色々あるから残りの3冊でも年が越せそうな気がするな。
・・・でもきっと読んじゃうんだろうなぁ。(微)


なんとなく明日も晴れているよかん。

明日も教習所だな。
街中は恐ろしいです。路上の違法駐車多すぎやし!
ぎゃーとかうにゃーとか心の中で叫びながら(あるいは実際に叫びながら)走ってます。
車に乗れたら旅行に行った時でもレンタカーに乗れるな!とか思えるのがまだ救いです。
うにゃ。
でもどこをどう考えても、海岸沿いをオープンカーで美女を横に乗せてドライブをしている自分、というのは思い浮かばないんですね!(涙)
そんな!オープンカーなんて!
めっちゃむき出しやん!(←怖い)





↑原始に帰りたい・・・(泣)

My追加



2003年12月21日(日) だってそう思うんだもの。



はいはいー。今夜は花いちもんめでしたよ。
そしてやっぱり裏方はバタバタするんですね! うにゃー。
もう少し段取りが上手く行ったらいいんですけど。そしてみんなで忘れ物をしなければいいんですけど!(泣)
はぁ。
でもとにかく終わったので!
良しとしましょう。

僕はじっくり朗読を聞いてる余裕があんまりなかったので、MDで録音してたのを後で聞いてみようと思います。
・・・てゆかMD録れてなかったらどうしやう。(微)
でも今回も楽しかったです!
Paorettをやってると、色んな人に会えるのがいい。
みんなにこにこしてくれるので。
頑張って僕もにこにこ。・・・テンパってると苦しいですが(泣)
またどんどん、花いちもんめも少しずつ進化していくといいなぁと思います。
より素敵なイベントに。
皆さまご協力よろしゅう。

今回の優勝者は前回に引き続き田村飛鳥さんでした!ぱちぱちぱち。
そして今回から新設されたちょり賞(笑)は寿さん。
今回初めて出場してくれた、増田考志さんも中武題さんも吉田隆さんも、それぞれにすごく印象的で僕はみんな好きでした。
もちろん前回出場してくれた田村飛鳥さん・犬宮シキさん・寿さんも、前回からまた変わってきた魅力があって良かった。
続けて行っても楽しめるイベントで良かったな。

そして今回のゲストは福島菜菜さん、実は僕のご近所さんだったりしますが(苦笑)素敵な絵を描いていただきまして、朗読してくださった人たちにも良い記念になったと思います。あー、写真撮っておくんだった!


うにゃ、とりあえず明日は寝ます。
ここんとこ心労と肉体的疲労とで身体もボロボロだし、寝不足だし。
でも今日が過ぎたら、だいぶ楽になるので。
恋人にもずいぶん迷惑をかけてたり。
うぬー。ダメダメですね。
もう少し余裕のある人間でありたいものです。にゃ。





↑でもたまにホントにそう思うんだもの。

My追加



2003年12月20日(土) 残像

朝起きてみると、ほのかに世界が明るいような気がした。
カーテンをあけてみると雪が積もっててびっくり。
銀世界。
そして雪なのに!寒いのに!行きたくないのに!
教習に行ってまいりました。
路上教習で嵐山に行ったんだけど、雪がすごくて何も見えなかった・・・。
見てる余裕もなかった(涙

**

真昼、あたたかな喫茶店の窓際の席に座って、
光の中にゆっくりゆっくりおちてくる雪を見ていた。
こういう雪は好きだ。
夜、暗闇に白く降ってくる雪も好き。
寒いのも、キライじゃない。白い息を吐きながらてくてく歩いていく。
ひとと手をつないで歩くと、左右の手の温度が違ってくる。






My追加



2003年12月19日(金) 第一テーゼと第二テーゼの両立は証明可能か。



明日を待ちきれずに今日を捨ててしまおう

いいものを
食べさせて。

踏み砕いた氷が水面に浮かぶのに逆らって
凍えた水の中へ降りていこう
ひやりとした手のひらが心臓を握りしめる感触

僕は樹になりたい
と思いました

落ちていくものはリンゴ。
太陽に近付くのはイカロスとひばり。

間違えたでしょ
間違えたのね。と君が笑う
いいえ僕は正しい

地球に絵を描く
地球の絵を描く
地球は円を描く
地球に円を描く
足元で入れ替わる主客 正しいのはいつも僕。

ゆうぐれどき
君が迎えに来る
僕の手のひらから熱を奪いながら
薄暗く変わる公園を帰る
また明日ね。
顔を見合わせて そうまた明日ね

甘いのはリキュールでもソーダ水でもなくて君の唇。

そしていつも君も正しい






↑また明日ね、と言うこと。

My追加



2003年12月18日(木) いろいろあるねぇ。



なんだか異様に気分が悪い。
ここんとこの食生活、破滅的だもんな。あんまり不思議じゃないや。
ちょっと椅子の上で丸まってみる。
とりあえず良く寝たら収まる程度のモノかもしれないな。
うにゃ、忙しくて目が回ってるだけかも。
あぁ、やらなきゃならないことが多くて、でも身体は思い通りに動かなくて口惜しい。
1コ課題は終わったけどさ。
本、読みたいのが溜まってるし。図書館のだから早く返さなきゃだし。
延滞しまくってるよ・・・うにゃー。
社会の基本的なルールを守れない人間にはなりたくないのにさ。


自衛隊はイラクに行くべきじゃないよ。
って、大声で言ったらいけないんですか。
んー、なんで武装する必要があるんですか?
てか武装しなきゃ行けないような場所になんで行く必要があるんですか?
そのへんのことが僕は理解できてない。
国際社会の常識?
ってそんなもんアメリカは堂々と破ってるよね。
民主主義社会の実現?
ってそんなもん、他国が軍事力で押さえつけて成立させるものじゃない。

自衛隊を持つなら憲法を改正すべきだったんですよ。
平和憲法を謳っておきながら自衛隊を持ってる、日本って国はまったくわからない国だ。
ハイ質問です、自衛隊と軍隊の違いは何ですか?
軍隊は自分から攻め込んで行くモノを言うんですか?
9条が国の自衛権まで放棄したものだとは誰も解釈していないと思うけど、でも軍事力はこれを放棄するって明言してるのに、じゃぁ自衛隊って何ですか?
軍事力に及ばない警察力みたいなものかな。
警察力って自国の外にまで及ぶんですか?
及びません。

ガキの口論みたいな理屈を振りかざす総理大臣や官房長官がテレビに出ているのを見るとうんざりする。
なんだかなぁ、日本ってこんなにレベル低いのか。
さっさと憲法改正しろよ。
それから軍隊でも自衛隊でも何でも持てばいいじゃないか。





↑おためごかしが嫌いなだけさ。

My追加

あ、そうだ仮免受かった。
いぇー。



2003年12月17日(水) しめつける



うぅ、頭痛。
こないだ仮免の検定に落ちたので、補習に行ってまいりましたよ。
でもなんだかどこがどう悪いとはっきり言えないんだけど気分が悪くて、帰りたくて仕方なかった。
家に帰って眠りたい。って切実な感じで。

・・・しかし家に帰ってみると家の中が底冷えてて、とてもじゃないけど寝られる状態じゃなかった(泣)ので、部屋があったまるまでお茶を入れてた。
妙に動作が鈍くなってるし。
特に理由はなく、・・・いかんなぁ。と思う。
頭痛がして気分が悪い。
明日はまた検定だー。
でもこの状態だと、技能はパスしても学科で落ちる気がするな・・・。
かなり弱っております。


あのひとを抱いていると世界が丸く繭のように区切られているように感じる。
それはバリアだったり、核シェルタだったり、形容は色々なんだろうけど。
世界がひとつ完結するように。
すごく幸せでもう何も怖くない、なんて僕には言えない。
この世界が崩壊してしまうことの恐怖。
喪失だけでなくてたとえば死の恐怖。
完璧なものは欠けやすい。
このまま死んでしまいたい、って、それだけの望みがあのひとの瞳に反射する日を恐れている。





↑おそれるもの

My追加



2003年12月14日(日) 夜空が満ちている。



12時、梅田にて着物美人を発見。
やっぱりいいね、キモノ!(微)

携帯の機種変更に行く。
僕んとこはVodafoneなんで、そろそろ200万画素のも出てるけど高いので諦め。
V401SHにしました。もう4年くらいずっとシャープ。
うにゃ。やっぱり新しい携帯は良い。
と思って今日はずっとにまにましてました。
にまにま。
100万画素、らしいです。一緒に行った子と、びっくりだね!と言い合っていました。
びっくりだね!。

そこから、四ツ橋近くにある貸本喫茶に。
少しひんやりとする部屋の中で一心に本を読む。
本と、漫画と、写真集。
ぼそぼそとした話し声。エアコンのうなり。

難波までてくてく歩く。
よくわからない界隈。
なんてゆーか、たぶん僕はあのへんには一生馴染まないんだろうな、と思う。
というか、どんなに馴染もうとしても馴染んだつもりでも、どこか受け入れがたいものがしこりのように僕の中に残ってしまうんだろう。
そしてあんまり愛せもしない。
うにゃ。
帰り道、切符をなくす。
梅田なんかキライだ、と思う。
前にも定期なくしたし。出てこなかったし。
人間の善意ってモノはどこ行ったんだ?!むきー。
かたたん、かたたん。
電車はすべるように夜を流れ。


昼間に本を読んでから、ずっと胸の中に夜空がすべりこんだようにすうすうする。
濡れた瞳のように優しい黒。
むかし流星群を見上げたように、かすかな期待と待望が満ちる。
夜空のように、胸が静かだ。





↑空腹な夜空。

My追加



2003年12月13日(土) 透明な人



僕がどこにも行けないのは どこかに消えてしまう理由が見つからないからです。

僕の倫理なんて簡単です。
あなたと同じ。
それが僕の基準。

で あれば 僕が居る必要はないですね?
僕が判断する必要はないですね?

僕は透明人間。
ここにいても あそこにいても 変わり映えしない存在。


だからこんにちはもさようならも同じだけ軽くて同じだけ儚い





↑原罪のようなかなしみ

My追加



2003年12月11日(木) 少年の繰り返した倫理



昨日の日記を読む。
いったい何が書きたかったんだか。
あのひとに、ある映画を薦められて、でも僕は正直言うとまだそれを見たくなくて、それが何故なのかを説明したかったのです。
うん。

ねぇ、僕が今どこに生きているのかあなたは知っていますか。

僕は外見的に今何歳に見えるんだろう。
たしかに僕はもう少年ではないのかもしれません。
でも子供の僕が死んでしまったわけではなく、今の僕が記憶喪失になってしまったわけでもないのだから、やはり僕は今も少年なのです。
あえて振り返らなくとも。


自分が今も変わらず傷付きやすい少年であることに、誰にも気付かれたくないだけで。
そしてそれだけ面の皮を厚くしなければ、楽じゃないと思うので。
・・・そういうのが大人になるということなら、きっと大人になったんでしょう、僕も。
だけどもう大人になったんだから、って言われると僕のどこかが反発するのです。
反抗的な目で睨みつけるんです。
我がままに、大人になんてなりたくないと願った頃のまま。





↑少なくともそれは物理的なものじゃない。

My追加



2003年12月10日(水) てくてく



むかし僕のやりたかったコトっていったい何だったっけ、と思いながら河原町を南へ。
三条を西へ、新京極を下る。

 ギリシャのイカロスが太陽を目指したように、何か虚しいコト。
 それでもこんなふうにただてくてく歩くだけじゃなくて、何か苦しいコト。

映画館の前はすごい行列。
いったい何が公開中なんだか、と思って覗いてみたけど、僕の気を惹く映画は1つもやってなかった。みんないったい何に並んでるんだろ。
蛸薬師から寺町へ。
四条まで下って、また東へ。

 思えば全速力で走ったり、一喜一憂が激しくてよく泣いたり、そんなことばかりだった気がするのにな。
 今と何が違うのかわからないけど、そういやいつも風の音を聞いていたね。

地下の鉄道の駅に降りる。
なんでみんなサンタクロースっぽい格好をするんだろう。・・・あなた、僕が一年イイコだったからプレゼントをくれるんですか?
そうだとすれば僕はいったい誰の基準に照らしてイイコだったんでしょうか?

 今も変わらず世界は不透明です。
 神様。
 今も僕は変わらず貴方に手紙を書いて、厄介事をとりあえず肩代わりしてもらうみたいに貴方の名前で少し気楽になれるといいな、と思ってしまう。

電車に揺られて西へ。
雲間の空がくっきりと青で、斜めの太陽光が暑くて眩しい。
今度はバスに揺られて、さらに西へ。

 例えば明日があることを信じない。
 僕はいつも幸せを欲してはいけないと思い続けてきました。
 手のひらの上の幸せも、明日まだそこに在るかはわからないもの。

やぁ寒いね、と今日何回言ったのだか。
だんだん無意識にちぢこまっていく肩を、何度か回してほぐしてみる。
雲が集まっては消え、集まっては消えて、青空が今は広い。

 だけどいつも目が覚めたときに感じる虚無感が、何か約束が1つあれば薄れるのを知っていて、それで誰かを縛ろうとする。
 ・・・うん、いいよ、アイシテルから。

車の窓から満月を見付ける。
ちゃんと毎日ひとつ、うつくしいものを、あのひとへ。
言葉じゃなくても、捧げもののように。
神様、まだ生きていますよ、僕。





↑そうして生きて。

My追加



2003年12月07日(日) こうもり



僕は見事にこうもりなので
人によってその反射光を変える くるくると
ときどき気弱げに笑う
そして無表情で他を拒絶する らしい


けれど鳥の仲間にも獣の仲間にもならない
なれない から
指切りをした左の小指を切り落とし
次いで右の小指を切り落とし
針千本呑まされてもしぶとく生き
殺されるほど憎まれることもない自分を蔑んでみたりするのです


夜の空に舞い上がって
蚊を何匹も何十匹も食べつくしても
僕は鳥にも獣にもなれず
ただ哀しいと
自ら憐れんでみたり。


羽を
こっちへぱたぱた
あっちへぱたぱた
微笑んでアリガトウを言いとりあえず飄々と生き
けれど昼の明るさに耐え切れず暗がりで丸くなってみたりする
鳥も獣も居なくなったらいいのに。
気弱な笑みを泣きそうに変えて思う 孤独
孤独 なんて
今と何が違うだろう。






↑さみしくなんかないさ

My追加



2003年12月06日(土) 夜は何をしてるの



今日は教習所に傘を忘れてきてしまいました。
明日は晴れるといいな。

夜は何をやってるの、と訊かれて答えられない自分。
本を読んで。
勉強をして。
ネットサーフィンをして。
日記を書いて。
とても怠惰に、自堕落に、やっています。
今すぐ、差し迫った用はまだ無いので。
あー、でももうすぐ仮免の試験だ。学科の暗記しなきゃ。…あれって覚えてそうで覚えてないんだよな。


明日は町内の餅つき大会らしいです。
僕も駆り出されるのかな。
たまに僕も杵を持たされるので、翌日は腰が痛かったりします。けっこう重いんだよ、あれ。
半分は白い餅にして、半分はお汁粉と大根おろしで食べたりします。
お汁粉イイよね!ほかほかで!
・・・たぶん今年は食べられないんだけどさ。(泣)





↑切り餅も好きです。特によもぎ。

My追加



2003年12月05日(金) ハンドルを切って、右へ左へ。



けほけほ。
どうも僕にとって歯は鬼門なようです。
奥歯の歯茎が痛い。というか腫れてます。
明日は歯医者なので。
行っていじくってもらってきます。・・・なんか泣きそうだな。
そして喉もあまり良くないです。
やだなー、教習所のストレスもあるんだろうなー。

今日は教習所でみっちり怒られてしまいましたよ。
どうも僕は運転が上手くなさそうです。
てゆーかなんで先生によって言うことが違うんかなぁ?(泣)
つらいところです。
うにゃ、明日もあるんだけど、行きたくないにゃ。
ぷふー。

 **

あのひとの手を引いて逃げていく。
妙に青い視界の闇。
足の下で水が跳ねて、讃美歌のラテン語が聞こえる。
  主よ哀れみたまえ、
  哀れみたまえ、
  慈しみ深き我らが救い主、
  貴方は何処に居られる
白いベッド、まるで保健室のような。
窓を乗り越えて芝生の上。
振り向いて抱きしめたはずのあなた、
貴方 は どこに いる の です か。





↑甘美な不幸。

My追加



2003年12月04日(木) アイシテルって言わなくっても信じてください。



いかん。
喉が痛い。
あごの下の、扁桃腺かこれは?が痛い。
これが風邪か!
という印象ですが定かではない。
うにゃ。

寒いなぁ。一人で居ると寒さが身に染みるのです。
うぅぅ喉が痛いー。
なんだかとってもプアーな気分です。
いや財布の中身の話ではなく。(あれ、それも兼ねてか?…微)
うぁーんチクショウっ。
仕方がないのでまず身近からストーブを点けてみる。

…そしてこういう時に限って、ストーブが作動不良を起こすんだな!(諦)
うにゃー、泣いてやるーっ。

 **

今日は朝、目覚ましを止めてから一気に1時間を寝過ごして、あぁいい夢だったのに!と思いながら朝の道をたったか走ってバス停へ向かいました。
朝の空気って気持ちいー。とか思ってる余裕はありませんでした。
…そうやって普段より30分も遅く家を出たのに、大学に着いてから余裕で朝ごはんを食べる時間が。・・・何故。
割り切れない思いを抱きながら授業に出て、2限のくそつまらん授業は平気でサボって本屋で立ち読みなどしつつ、家に帰りました。ハハン。
久しぶりに図書館へ。
北村薫の「詩歌の待ち伏せ」の下巻が出てたので即借りて。
家ではのほほんと昼寝なぞしつつ。

明日は教習所に行きますよ。
4時間もー。
ちょっとブルーですが、来週アタマには仮免の試験ですので。
がんばりまーす・・・(既に疲れている)





↑あれー。

My追加



2003年12月03日(水) to be continued.



不用意に出会ってしまえば、案外努力しなくても笑えるものだった。
あんなに怖れていたことも忘れて。
所詮は僕の硬直なんてこんなもの。
熱にぼやける視界に少しだけ助けられながらさよならと言った。


沈黙が耐え難いものでなくなったのはいつからだろう。
視線を動かさずに耐えられるようになったのは。
何度も叩きつけられる言葉には弱くなった気がするのに、ただ黙っていれば過ぎていってしまう時間には安堵すら覚えるようになってしまって。
それだけ僕に投げつけられる言葉が凶器の度合いを増したのか、それとも単に僕の耐性が別な方面へ向けられてしまったのかはわからないけど。
ただ僕は、無言で居ることに意識的ではなくなってしまったらしい。

張り詰めているものはやがて千切れるから。
目をつぶってしまえば世界は消える。
時間だって無限とゼロに拡散する。
唇に指を当てて しー、と言う。
静かに。
静かに、して。


道の舗石の上に跳びあがっててくてく歩いていく。
そうやってエネルギーを溜める。
嘘でも何でもいいから僕に理由と目的と終点をください。
そうすれば無感覚でも生きていられる。
黒い服。
それが喪に服するという形式の一番世俗的なアピール。
例えばそれは、現実化することなく消えた可能性たちへの挽歌。

どこにもいない、どこにもいない、
どこにもいないはずの僕の存在。
そんなもの、
明らかにしないでいいんだよ。





↑確認してください。

My追加



2003年12月02日(火) やぁ仔猫ちゃん、今ヒマかい?



そうこうしてるうちにもう12月ですよ。
壁に掛かってるカレンダーの印刷の、「へりぐだる」って言葉がものすごく気になる。めっちゃ気になる。
何やねんそれ。
そして一箇所だけ「へりくだる」になってるし!
うりゃ、しっかり校正しやがれ。

最近、朝ごはんを食べるカフェテリアではフレンチトーストのセットにドリンクはオレンジジュース・コーヒー・紅茶・牛乳から選べるようになって、150円でコーンポタージュかクラムチャウダーが付けられるようになった。
そしてそのクラムチャウダーが!野菜たっぷりでとろとろでアサリもたっぷり、なんだかもう150円でいいんですか本当に!って思うような品物で、僕としては朝からすっかり万々歳なのです。
あぁ、幸せ。
最近の僕のブームはフレンチトーストで、こないだ前田珈琲で食べたやつも絶品(と言うよりあれは600円でも盛りだくさんな内容すぎて美味しすぎる)、Boogaloo Cafeで食べたフレンチトーストは幸せな味で一部がかりかりなのが最高、だったのです。
やぁ、そこを行くジューシィなお嬢さん、一緒にカフェでフレンチトースト食べない?
という印象です。
うにゃ。(笑)

というか、なんだかこのごろ、甘いものを買ったのに食べてる余裕がない、という状況が多いです。
単純に食べたくなくなるケースも多いけど。
別に金が有り余ってるわけでもないのに。
微妙だなぁ。
今のところ試してみたいのは、ある店のホットガトーショコラ。
はい、懲りない男です、僕。(笑)





↑良い子な気分。

My追加



2003年12月01日(月) いいんだ、別に。



夢。
猫を2匹、パソコンを置いた机の下で見つける。
参る。
手のひらに乗ってしまう大きさの、灰色縞と茶トラの仔猫。
もらってくださいの広告を出すかどうかで親と相談する。
とりあえず外出する。
帰り際にペットショップに駆け込んで猫フードと敷パッドなんかを買う。
そのころにはもう、一応面倒を見るつもりになっている。

変な夢だった。
幼い動物には他者の警戒を解かせる魅力がある、って思ったそのまんまのような。
猫ね、あんまりなついてくれない気がするので飼いたくないんですが。
うちの家の庭はよく野良猫が入ってきて格闘してたりします。
うるさくて気が付くと追い払うんだけど。
あの、身体の柔軟性には感心します。
うよーん、って引っ張ってみたいような。

 **

今日は何を考えたのかいきなり献血とかしてました。
テレカが欲しかったんだけどくれなかった。
まぁ、たくさん飲んで食ってさせてもらったので不満は無い。
何て言うか、こう、ふと己と社会に立ち返って人類愛に目覚める日があってもいいかなと思ったのかもしれませんねっ。(微)
血を抜いたあと、血圧がかなり下がってたのが笑えました。
いや、最初は下が60台まで下がりましたよ。
指先とか冷たくなってて。
成分献血、というやつをしたんですが、あれすごく痛いです!
いったん血液を抜いて、赤血球と白血球だけは体内に戻してくれるらしいんだけど、その戻す過程がすごく痛くて冷や汗モノでした。
あぁ怖かった。
左腕で血液の検査をして、右腕から血を抜いて、もう血の色なんか見たくないです。
うにゃー。
てゆか、体力無いのに献血なんかするなって感じですよねー・・・(遠い目)





↑1人1台あるの。

My追加


献血センターを出ると、空が晴れていた。
デンワ、少しだけ。
なんだろう、何がこんなに寂しいんだろう。
結局、晴れていればあのひとと散歩をしたくなって、雨が降っていればあのひとにそばに居てほしくて、とめどないのは僕の中の欲のような、モノ。
初めて入るカフェはひぃやりと樹の匂いと、色とりどりの壜と、封じられた我がままから立ち昇る細かな泡のような吐息。
きっと求めないことが正しくて、僕は少しずつ欠けていく。


 < 過去  INDEX  未来 >


周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加