超雑務係まんの日記
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2004年07月15日(木) 共犯冒険

故郷から遠く離れて暮らしている


年に1度くらい
さらに日本を飛んでいきたい願望
そんな止められない感情
困るくらいに沸き上がってくる


今は南の島から(暑い!)
こんな暗い日記を書いていたり

怪しい日本語混じりのenglishを多用して
たくさん友達も出来た
毎日、現地人が集まるクラブで深夜まで飲んでいる

そこでは、日本人が珍しいせいか
僕はただカウンターで黙々と飲んでいたいだけなのに
いろいろと周りから何だかんだとスラングで話しかけられ
無視をしていると、たいていキレてくるので
日々知らない人と議論になる

時には胸ぐらをつかまえられ
ある時は酒を顔にかけられたり
この前は涙ながらに抱擁しあったりと

感情と言葉の表現の仕方が
真剣にならざるを得ない


「天皇とは?」
「戦争とは?」
「神とは?」
「サムライとは?」
「カミカゼとは?」
「日本とは?」

たいてい、こんなキーワードで意見を求められる


「いや、よくわかんねー」
と、エセenglishで面倒に答えた時があった

たまたま
嘉手納基地から沖縄基地へ異動した米兵が隣にいた
「カミカゼが泣クネ。日本人、サムライタマシイ、イツカラ忘レタ?」

僕は彼に握手を求め
バドワイザーで乾杯した
向こうは相当酔っていたようだけど
日本はやっぱりカッコイイ歴史を残してる

僕は素晴らしい歴史がなければ
アイデンティティーが、まるで無かったかもしれない



明け方にフラフラと歩いて帰る
目の前の海は
どうして、こうも変わらないのだろう

誰も居ないビーチで
ひざを抱えて座ってみる

揺れる波がキラキラ光る蒼い海と
地平線まで見渡せるこの場所は
今までを回顧する事がバカらしいくらいに
素敵なシチュエーションだったりする

そろそろ日の出のようだ
僕も立ち上がらなくてはいけない
砂を払い、重い頭を引きずりトボトボと


思い出すのは君の事ばかり
ずっと自分はきっと変わらない
迷った時は
またココに来ればいいさ

さて

明日は何をしようかな


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