声の音

2006年11月13日(月) 結婚する人

ネットを始めて
ネットの友達が出来た。

最近、ネットの知り合いというと、犯罪じみていてあまり良いイメージは無いかもしれないけど
私が会った人はほぼ皆、良い人だ。

彼女に出会ったのは、もう7年くらい前だろうか。
ふとしたことで知り合って、ふとしたことで仲良くなった。
人との付き合いでお互い傷ついたり苦しんだり
泣いたこともあった。
友達を心配させ、怒らせたこともあった。

そうして、私と彼女は一層近くなった。

でも、きっと彼女が一番近くにお互いを置きたかった時に
私は自分ひとりの自己嫌悪で、そうできなかった。
多分彼女も、二人が傷つけた人への気持ちから、はっきり言えなかったんだろう。
私も彼女も。
一番欲しいときに、欲しいといえなかった。
冗談というオブラートで包んでしか。

それからもずっと仲良くしていたけど
結局私たちはそれ以上の関係にはならなかった。
そうして、時が過ぎて、彼女は、ネットから離れていった。

時折メールをやり取りする、そんな関係になった。

その彼女が結婚するという。
私も何度か話を聞いた人だ。
素直に嬉しいと思う。
素直におめでとう、と思う。
心から幸せになってほしいと思う。

けど

寂しいのも本当。
哀しいのも本当。
何かが違っていれば、もっと違う関係になっていれば
この話をもっと違う風に聞けていただろうか。
あの時、冗談なんかで包まなければ。
自己嫌悪など心のどこかに捨てておけば。
私と彼女は、何かが違っていただろうか。

それでも、7年という月日が経った分
心穏やかではあるのだ。

おめでとう。



2006年11月05日(日) 好きなことのおまけ

責任、って重い。
やりたくてやってることでも、そこに「責任」って付加(負荷)がつくと
それは途端に「やりたいこと」と素直に言えなくなってくる。

好きでやってることなのに。

「やらなきゃ」って思ってしまっている。

好きなんだけど。

しんどいなぁ。



2006年11月01日(水) 一番に

駄目だなぁ、と。
思うわけです。

後ろを振り返っても、取り戻せないぞ、って
分かっているのに。
女々しすぎて、未練がましすぎて、しつこすぎて
自分でも笑ってしまうけど

何であの時、ってそんな後悔ばかりが
今も胸にあります。

恋愛を「ちゃんと」出来る人ってすごいなぁ
どうやって「ちゃんと」続けていけるんだろう。
どうして手を伸ばすことが出来るんだろう。
どうして私は出来なかったんだろう。

時折凄く凹む。

もう誰にも好きになってもらえないようで
誰も私を一番にはしてくれないようで

…誰かを一番にするなんて、面倒なくせに
そんなずるい事を考えたりする。

駄目だなぁ

これが「好き」なのか、ただの執念なのか、懐かしんでるだけなのか
そんなことも分からなくなってるけど
今でもやっぱり、泣きたくなるんだよ。
あいたいと、思ってしまうのよ。


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水井ちな [MAIL]