■デイリー・ジャンボリー
サンキュー NHK 2011年06月30日(木)
手に入れたばかりの新しい靴を履いて歩きだした6月のおわり。
ヴィブラムソールは、快適でござそうろう。るんるん。

録画予約しておいたNHK朝ドラが録れていなかった。がーん。
どうしちゃったのか、私の家電。
なんとか夜の再放送でリカバーしよう。そうしよう。

NHK教育TV高校英語1は最近、恋愛エピソードに重点を置きすぎている。
エミリー・スノードン先生はどうしてしまったのか。
由井・ロバート先生のしわざだろうか。
誰も気にしていないし、気にしちゃいけない。

今日に限ってうっかり、傘を忘れて来てしまいました。
たまには雨に打たれるのも悪くないかな。
と、思ったものの、予定通り5分でイヤになりましたとさ。

久しぶりに足裏マッサージ。
男性スタッフは事務的に仕事をこなすので非常に良い。
「あまり眠れていないですか?」
ザッツライト。分かりますか。そこんとこヨロシク。

暑くてもアイロンがけ。
一枚一枚と、仕上げていきます。
それがモッズ。
仕上がりは上手じゃないけど。
そいつもまたロックンロール。

ひどく暑かった日の夕方 2011年06月29日(水)
ここのところ、ブルースばっかり聴いていたからか、靴の底が抜けました。
新しい靴を探しに陽射しのキツい八重洲ストリートを遠足の中学生と並んで歩くブルース。

帰りの電車で座っていたら、目の前で急に女性が音を立てて倒れました。
意識が無かったので、とりあえず座ってもらい、脈を取り、汗を拭きとり、次の駅で2両先の車掌さんに声をかけに、走る、走る、オレ。
電車から降ろして、意識をとりもどしたので、軽く雑談をして、駅員さんと駅の医務室まで運び、救急車を呼び、あとは連れの男性にバトンタッチ。
初めて30秒ほど電車をとめてしまいましたが、その後のダイヤに影響はありませんでした。ほ。
おそらく熱中症とのことでした。
明日も気をつけましょう。

仕切り直して再び乗車。
しばらくして、自分に冷や汗を感じ、手がプルプル震えてきたので、ぶらり途中下車。
おやおや、ジャンボリーさーん。どうしちゃったんですかー。
って、滝口さんのナレーションが聴こえたような、聴こえないような。
それは阿藤快さんへの憧れによる幻聴でしょう。
ホームのベンチに腰かけ、デカビタCを飲む。なつかしい味わい。
慣れない事をしたもので疲れたのかしらね。ゆっくり帰宅します。

こんな暑い夜はなつかしいUAのアルバムを聴き、頭を冷やします。
今夜は暴走族が来ませんように。

冷やし中華を食べました 2011年06月28日(火)
退院後、初の外来治療でした。
早朝の電車はいきなり人身事故でストップ ブレイキング ダウン。
仕方が無いからホームのベンチでゲイトマウスブラウンジュニアのライブアルバムを聴きながら、UCCの缶コーヒーを飲んで過ごす。

病院でもなぜが受付がうまくいかず、大幅に遅刻して治療室に到着。
それでもやはり今日もスタッフの皆さんはやさしかったのでした。
めずらしく今日の治療中は、どっぷりとスリーピング・デス。
終了後、水分を我慢していた身体にウィルキンソン・ジンジャーエールを一気に与え、スパークリングな気分でバスを待つ。

駅前のいつもの長浜ラーメン屋。
「冷やし中華、はじめました」と、お決まりのフレーズに吸い込まれていきます。
「麺の湯切りは5回以上!」と、厨房に厳しい訓示が掲げられたこの店で、あえて「冷やし中華」を頼むのが夏の醍醐味。
レジで「おいしかったです」と、さわやか好中年が一言。
僕は、こんな光景が好きなんだな。ついつい、替え玉を発注。

帰ってきた埼玉は今夜も暑い。
酢でも一杯飲んで寝てしまおう。

おろしたてのエリー 2011年06月27日(月)
節電運動の一環として、高校生時代ぶりに開襟シャツを手を出してみた2011年。
新しいシャツに袖を通して、リ・スタートする月曜日。
乗りこんだ電車は冷房がよーく効いてる。意外と気前が良いのね。
あまりに寒過ぎて、開いているためシャツの襟を閉じた。

世の中の動きっぷりに感覚を慣らしながら社会復帰。のつもり。
ノリ遅れていたらごめんなさい。
とりあえず「かりん糖饅頭」を食べて、お茶を飲む。

帰りの電車はしっかりと節電モード。
とても蒸し暑く、当初の予測に手ごたえを感じる。
シャツの襟はデザイン通りに開いて、満員電車にゆらゆら揺られる。

駅のホームでは地元の政治家の人がうちわを配布していました。
誰だかよく知らないけど好感度アップ。
おつかれさまでした。

レッドギター アンド ザ ブルータス 2011年06月26日(日)
今日も少しずつ帰宅後の荷物の片づけ。
17泊分はなかなかボリュームがあります。
海外旅行は経験がないけど、こんな感じかと想像してみると楽しげな気分になれました。

片づけの合間を見て息抜きに、お気に入りの赤いギターを弾いてみる。
1弦が切れる。張り直す。3弦が切れる。張り直す。また1弦が切れる。
「お前もか?」
息抜きにならなかったけど、愛情があれば何度だって付き合います。
今日も良い音してるね。また頼むよ。

夕方、近所を散策。
ドライブのBGMはなぜかDA PUMPをセレクト。
それで入院中に破れてしまったパンツの事を思い出し、購入。
2枚組でお買い得。ごきげんだぜっ!

散策のシメになぜか東松山名物の味噌ダレを数種類、購入。
なんのためかよく分からないけど、どうかしてるぜ。
自分は食べないけれど、瓶を眺めてるだけで美味しい。

スーツケースブルース 2011年06月25日(土)
荷物をまとめて、スーツケースを転がして、外の世界に出た朝。
お世話になった皆さん、妙に慣れたベッドスペース、薄暗い廊下。
約3週間過ごした環境に、何とも言えない気持ちが残っています。
毎度の事ながら、「日常」とのギャップに大きく戸惑っています。

だから、サンハウスのスーツケースブルースを思い起こしながら、
「迷わないうちに早く、ここから出てゆこう。」

地元・埼玉にバックホーム。
約3キロ減ったボディからはマッスルもかなり衰退していたようで、全身が
震えていました。
もう、どうにもとまらない。

部屋の中で、現実の時間の流れとの狭間で、揺らぐ気持ちを抑えるのに精一杯。
そんな時でも近所から小学生が吹くリコーダーの音が聞こえてきます。
ピロピロと。延々と。これが日常。そうだ、これだ。

夕方、ふさぎこみがちな僕を友人のパンチ伊藤君が介助し、連れ出してくれ、前から予定していたハイスクール時代のドラマーの友人のライヴを観に行く事ができました。
僕はジャズの事は詳しくは分からないけど、彼の燃えるアティチュードを、情熱を、たしかに感じました。
彼の眼の光りがスポットライトのように、僕に何かを教えてくれているような気がしました。

明日も少しずつ、まっすぐ歩けますように。

何度でも正直 2011年06月24日(金)
退院が明日に決まりました。
今回は4度目の入院でした。
ただ喰って寝て治療してただけなのに、いろいろな事があったなぁ…って、変に名残惜しかったり。
かと言って、ずっとここに住むワケにもいかないし。
みんなも帰るんだから、もう行かなくちゃ。

病棟で担当してくださった先生達とお別れのご挨拶。
涙をこらえて、お世話になりました。

最終日の今日は年に一度の骨密度検査。
「いいホネしてる」
って、技師さんに褒められました。
でも、あんまり具体的じゃないから疑心暗鬼な気持ちになる。
このお言葉に甘んじず、真摯に受け止め精進します。

今日は我が地元は猛暑を記録したそうな。
それこそメッカ埼玉。やってやれ。

とは言っても、熱中症には気をつけましょう。
自分も心配…。

去年、会場に観に行ったコレクターズのライブDVDを鑑賞。
あの時はクアトロのスタッフさんに大変お世話になりました。
そこで観た景色が映像でよみがえる。
だから音楽はすばらしい。
Bad times gone, Good times round.

明日からまたがんばろう。
少しずつね。

ブルース・リー Blues 2011年06月23日(木)
五回目の治療日。
今日もやっぱり血液浄化室の方々はとてもやさしく雰囲気が良い。
和気あいあい、理想の職場環境。

治療中、めずらしく血の気が引いてしまい、ひさしぶりに目の前に無数の星が見えました。
「君は小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか!?」
と、聖闘士星矢の事を考えてやり過ごそうとしましたが、下がる血圧止まらない。
そんな時にも皆さんの素早いフォローで無事に回復。
プロフェッショナルの仕事に感謝感服。助かりました。

午後はおとなしくしていようと思っていたのに、ついつい「燃えよドラゴン」を観てしまいました。
鋭いアクション。加速するストーリー。
あまり落ち着けませんでした。
「考えるな。感じろ。」
映像の中のブルース・リーの顔には凄まじい迫力がありました。

この2週間ちょっとの間、この部屋で十数人のおじさん達と昼夜を共にしてきました。
おおらかだったり、短気だったり…当然ですが、十人十色それぞれ個性があるもの。
人生の先輩方を見て、いろいろと勉強になりました。
優しい人は顔ににじみ出て、やわらかい表情をしているような気がします。…もちろん、そうでもないような方も。
「顔は男の履歴書」と言いますが、そう言ってバイトの面接に行ったら、たぶんNGでしょうね。
今日話したおじいさんは、とてもやさしかったから、ふと、そんな事を思ったのでした。
おじいさんには僕が、どう見えたかは分かりませんが。

どんな人でも見る人によって見られ方は違います。
「マジメそう」ってよく言われますが、実際はそうでもないです。
だから、せめて自分自身はしっかりとしていたいものだなぁと思う夜。
それはなかなかむずかしい。
ああ、蒸し暑い。

午前4時のメリーさんのひつじ 2011年06月22日(水)
AM4時。
おじいさんがスマートフォンに向かって、音声検索にトライし続けている声で目覚める。
「日経新聞」「日経新聞」「日経新聞」と。
おじいさんは昨日の検査が終わるまで毎日、
「生きていてもしょうがない。楽しみなんて何もない」
と、ベッドの上で来る人来る人にボヤいていました。
昨晩、「検査結果に問題なし」と分かってから一気に調子が好転。
元気に歩き回り、電話で不動産や株の取引きを確認したりして楽しそうにしていました。
好きな事に情熱を持つ事は生きる活力になると思います。
とりあえず、お金が大好きみたいで良かったです。
お大事にどうぞ。お元気で。

今日の昼間は「社会復帰を目的としたリハビリ」と言うタイトルのもと、外に出ました。
二週間ぶりに靴を履き、歩く。
当たり前の事がありがたい。そして暑い。
1時間ももたず引き返しました。ふうぅ。
こんな調子でこれから大丈夫なのか…と、考えたら不安はたくさんありますが。
これでいいのだ。

そういえば、不覚にも今週のNHK教育TV高校英語1を見逃してしまっていました。
エミリー・スノードン先生、どうかこんな僕を見捨てないでください。

そして、今週から僕を担当するはずの医学部の学生さんは今日も来ませんでした…。
…見捨てないで…。。

気分を変えて、先日、三瓶さんが届けてくれたイロモネアのDVDを見ました。
3年前、ちょうどこの部屋でイロモネアを見ていた事を思い出しました。
これはデジャヴか偶然か。
あの時の景色や、気持ちが懐かしくよみがえります。
これは必然だったんだと思えてきました。
だから、きっと大丈夫。
ドントウォーリー、ビーハッピー。

ナースコールが鳴らなくて 2011年06月21日(火)
マッチさんのミッドナイトシャッフルで目覚めた朝。
グズってる僕に治療室からお呼びがかかる。
「おぉれを呼びぃ続けるぅ。」
って、マッチさんは歌っていた。

こんな時こそ、松田優作さんみたいに
「ちょっとコーヒー飲んで行くから。」
って、言ってみたい。

治療は約4時間、両腕を伸ばして固定したままなので、i-podは指先だけのブラインドタッチで操作しています。
途中でイヤホンジャックが外れ、そのとき聴いていた海援隊の「あんたが大将」が本体スピーカーから漏れ流れてしまいました。
溢れ出る鉄矢さんのシャウトを早くどうにかしてもらおうと、ナースコールを何度も押しました。
こんな時に限って、壊れていて無反応。
激しく首を降り、ようやく看護師さんが気づいてくれました。
やっぱりアナログな方が通じ合えるみたい。人間だもの。
ナースコールを新品に取りかえてくれて「これで直りましたね」と、帰って行ってしまいました。おや?
あらためて正式にナースコールで来てもらえて、ようやく海援隊の演奏を停止。
ありがとうございました。お騒がせしました。

午後は安静に、横になって「鉄道員(ぽっぽや)」を鑑賞。
共感し、感動し過ぎて涙が流れ、余韻に浸る。これこそが名作。

外は天気が良かったみたいで、心なしか乾燥機の洗濯物の乾きも絶好調。
それとこれとは気のせいでしょうね。

窓から見えた夕方の空にはリトル入道雲。
そうだ、岡田組を聴こう。入道雲と言う曲を。
誰も知らなくても、僕は聴こう。
夏が来る前に。彼らとの青春の日々のために。

行き当たりばったりが好きなんだ 2011年06月20日(月)
食堂には「今月の献立表」が貼ってあるのですが、あえて僕はそれを見ないのです。
毎食、出たとこ勝負の期待とスリル。
そいつがたまらなく好きだから。

朝、部屋に新しいおじいさんがいらっしゃいました。
看護師さんの話を聞いていないフリをしたり、ワザととぼけてる話し方がシャレてます。
これが、ちょいワルか。

医学部の学生の研修で、僕を担当させてほしいとの依頼があり、
「はい、よろこんで」とその場で快諾しました。
そこで、「また来ますね」と挨拶をされたきり、それっきり彼は現れなかったのでした。
また、いつでも待っているからね。
待っているよ。

それにしても先生達が忙しそう。これぞ月曜日。
検査以外はおとなしくたまった録画を見ていました。
ローマの休日、ザ・ノンフィクション、モヤモヤさまーず、NHK教育TV高校英語1…。
我ながら多岐に渡るジャンル。
高校英語1のエミリー・スノードン先生はいつも軽く芝居じみていて、どこかお茶目です。
落ちこぼれの僕を、がんばろうって気持ちにさせてくれます。
「だから先生、見ていてくれよな!」
と、思うのは視聴者の自由。

夜、最終最後の面会時間ギリギリに、幼なじみのお友達が抜き打ちでまさかの登場。
思わず二度見で確認。間違いない。
わずかな時間と分かっていながら、彗星のように顔を見せてくれたギンギラギンなさりげなさ。
ありがとう。

明日は暑くなるのかな。
それでも、あえて僕は天気予報を見ないのです。
そいつがオレのやり方。
さり気なく、生きるだけさ。

遠山のジャンさん 2011年06月19日(日)
起床後、肩・胸・背中に発疹が出たので、すかさず洗面所の鏡の前へ。
金さんポーズで状況確認。
でも、ジャンさんは遊び人じゃないよ。
そんな姿をうっかり看護師さんに目撃されたモーニング。

81歳のおばあさんとお友達になれたので、ランチトゥギャザー。
お孫さんが僕と同い歳だそうで、話が盛り上がり、いつの間にか昼食終了時間をオーバー。
日曜日っぽい時間の流れ。これもまた、いとをかし。

なんとなく心に安心感を得るために、売店でドラ焼きを購入。
戸棚にそっと隠しておきます。
昭和漫画にありがちな保存方法。
そういえば昔、大山のぶ代さんの声に似てると言うだけで「ドラえもんさん」って呼ばれてる、ものすごく怖い先輩がいました。
なんだったんだろう、あの人は。
まあいいか。

久々にリアルタイムでサザエさん。
ウウ~ン。
今夜もマスオさんはイイ声してるナァ~。

この約2週間の安静で、溜まっていた水分を抜く事ができたようでウエイトが2kg減っていました。
ボクシングだとフライ級くらいの重量みたいだけど、僕のひ弱さでは論外です。
試合開始2秒でTKOかな。
髪型だけなら矢吹丈と渡り合えるかもしれないけれど。

明日はきっと、何かある。
明日はどっちだ~。

昭和の雰囲気が漂う喫茶店で 2011年06月18日(土)
院内の小粋な喫茶店で、我がジャンクロッカーズのリーダー・三瓶さんと待ち合わせ。

昼食直後だと言うのに、サンプルケースのホットケーキやビーフカレーが美味しそうに見えて、とても困った。
世間は誘惑がいっぱいだ。
時として、男は我慢が必要だと言うこと。
そして、壁を乗り越える事が己の成長に繋がると言うこと。
…たまらずモンブランをオーダーした。そんなもんだ。
当然、美味しい。そりゃそうだ。

新曲のコード進行や、ギターリフについて、リーダーとディスカッションを重ねる。
いつか、次のライブでプレイできるように…。
僕はその日を楽しみにしています。

そして、リーダーは多くを語らず、さり気なくギターマガジンと少々の宿題を置いていってくれました。
その姿はまるで親切な家庭教師のようでした。


夕食はサラッとシンプルだった。ざっと500Kcalってトコだろう。
これで昼間の出来心も、結果alrightであろう。

隣の部屋から単音のオルゴールで「上を向いて歩こう」が聴こえてきました。

こうして今週は暮れていきます。
一週間、お疲れさまでした。

サンダー ストマック 2011年06月17日(金)
昨晩から、じわりじわりとお腹が痛かったので、思い切って下剤を飲んでみました。
それでいて、思い切ったつもりが音沙汰なし。
すっかりご無沙汰しております。

そうだ、苦しい時こそ笑わなくては!
と、「笑っていいとも!」を見てみても「いいともっ!」って、心から思えていない自分が悲しい。
タモリさん、頑張ってるのに、ごめんなさい。
来週は笑います。

午後、ようやく昨日からの止血を確認してもらい落ち着いてきたので横になりながら1年前に録っておいた「カンゾー先生」を鑑賞。
何かひとつの事に没頭する姿って素敵。これぞ名作。
お腹が痛くても、内容がしっかり頭に入る。
これが邦画の良いところ。

今日は1日中、先生がよ~く構ってくれて、うれしかったです。
お忙しいのに、恐縮です。

今夜はAC/DCでも聴いて寝よう。
きっと、うるさくて眠れないよ。

チューボーですよ? 2011年06月16日(木)
おじいちゃんのお見舞いに来た中学生の孫。
おじいちゃんの枕を投げて遊ぶ。
そんな夕べ。
将来有望な中坊。未来の巨匠の予感。

今日は朝から3回目の治療。
雨もあがったし、PistolsのHolidays In The Sunを聴きながら入室。
今日もスタッフの皆さん、とてもやさしい。さんきゅ~。
終了後、止血する時にトークが盛り上がり過ぎて、血が止まらず…。
うん。楽しい事はいいことだ。きっと。

そのまま遅れて昼食。
雰囲気を出すためにたまたまi-podに入ってたブラックサバスの「血まみれの安息日」をBGMに決定。
う、ううーん。

午後は止血を兼ねて安静に、録画しておいた桑田佳祐さん、氷室京介さんのドキュメント番組を続けて見ました。
お2人とも独特な歌唱力ですが、いろんな壁を乗り越えて、長く続ける事でさらに個性が強くなっていくものだと。
この間、「ザ・ノンフィクション」で見た東池袋大勝軒の山岸さんのラーメンドキュメントにも通じるものを感じました。

僕たちジャンクロッカーズもそんなバンドになれたらいいなと思います。
星3つになれなくてもいい。
出来ることなら70歳くらいまでね。

手の平に刺さったトゲが抜けないまま 2011年06月15日(水)
先日やぶれてしまったパンツの代わりを買おうと、地下の売店に向かいました。
4日ぶりに階段を降りようとしたところ、安静にし過ぎたためかヒザが曲がりませんでした。
転げ落ちるように(?)何とか売店に到着。
しかしながら、努力の甲斐なく、好みの柄が見当たらず、今回は断念。こりゃ残念。


また発熱したため、おとなしく映画「ソラニン」を観てました。
青春恋愛モノで心の汗を流します。
この度、2日連続で宮崎あおいさん映画を観たのですが。
たしかに美人ではあるけれども、一気に見過ぎるのもなんだかな。と。
「美人は3日で…」と言うとおり、CHOYAの梅酒の15秒くらいがちょうど良いのかもしれない。
と言う、教訓(か?)。


毎日、病室では皆さんそれぞれ奥さんが来て、一緒に過ごす光景があります。
僕もそんな将来に憧れます。
1ベッドに1脚、設置された椅子。
看護師さんから「狭くないですか?」と、ご提案があったので下げてもらいました。
たしかに広くなりました。
いつか、いつの日にか、僕にもワイフかステディな関係の女子が出来たならば、その時はそっと差し出してくれたらうれしいな。
なんてな。


…なんて、さんざん好き放題書いてきましたが。
今日もNHK朝ドラで泣かせていただきました。
戦時中の青年を想えば、現代社会なんて無い物ねだりばかり。
と、改心します。失礼しました。

明日も治療。先生方よろしくお願いします。

タイアード チャイルド 2011年06月14日(火)
同部屋にお見舞いに来ていた子供が感情を込めて「疲れた…」と発する。
この発言は、現代社会を物語っているのか、それとも昔からそうだったのか。
…自分もそうだった気がする。

さて、今日は朝から治療でした。
二年ぶりに再会した技師さんに挨拶をしたら、
「鶴田さんはサムライみたいですね」と、言われました。
はい。前向きな気持ちで、ありがとうございます。

治療後、ぐったりと「少年メリケンサック」を観ていました。
この映画と「E.Yazawa Rock」は、リアルタイム公開中に入院していたので、感慨深く拝見させていただいたのでした。
いい話だったなぁ。パンクはいいねぇ。

PM16時。
ナースステーションから郵便物が届きました。
それは、我がジャンクロッカーズのVo&Gu.三瓶侑紀リーダーから、先日のライブDVDのプレゼントでした。
クールなサプライズ演出に感謝感激。実に粋ですね。
と、言うワケで早速視聴。
またライブをやりたいな~って、しみじみ思うのでした。
特にWe are shoesと言う曲が好きなので、いろんな人にライブでぜひ聴いてもらいたいです。
いつか、その日を楽しみに、毎日を大切に過ごしていきます。

こら、徹夜。 2011年06月13日(月)
予期せぬオールナイトが続き、予想通り発熱しました。

月曜日。部屋のメンバーが総入替え。
良くも悪くも(?)環境が激変しました。
どうなることやら。
そんな中でもブレない男でいたいと、自分に願うのでした。
どんな事にも得るものはあると信じて、僕は他人がOBしたトイレの後始末もします。
「神様が、いるんやで~。」ってね。

毎日、読み続けている読売新聞の「人生案内」。
本日の相談は「いい歳の息子が無職でギターばっかり弾いて…」と言う感じの、実に興味深いものでした。
それに対する心療内科医の気になるアンサーは意外にも前向きな内容でした。
世の中変わったな~と思いつつ、何かしら好きなものがあるって言うのも確かに良いことではあるな…と、このコーナーを読んで葛藤してる自分が好きです。
…どうでもいいか。

今日は週に一回のベッドまわり清掃。
その際、隠し持っていた「中華風こしあんゴマ大福」が見つかってしまいました。
押収されずにすみましたが、以後気をつけます。
もうしません。

ランドリーの中のジャンボリー 2011年06月12日(日)
洗濯をしようとしたら、履いていたパンツがビリビリに破れていました。
一体なにがあったのか。
身に覚えがないけれど、仕方がないから廃棄します。
アディオス。

4人部屋のメンバーはそれぞれゴルフ、退院、外出と皆不在。
そうか、今日は日曜日…。
誰もいない部屋で僕は、3年前の雨の日に新小岩の本屋で買った茨木のり子さんの「よりかからず」を読み直しました。
この詩集の一編一編を、当時とは違った気持ちで読みました。
詩や歌は、時々でいろいろな解釈ができるもの。
また何年か経ったら読んでみよう。

宇宙飛行士の古川さんは以前、東大病院の外科医だったとの事。
その事を自慢気に担当看護師さんに話したところ、軽く流されてしまった。
そうだ、みんな忙しいのだ。失礼…。
オレのバカ。

上野公園の不忍池にアヒルボートがたくさん出航していました。
出来ることなら僕も乗せてほしい。
上空からのどかな日曜日を眺めて、僕はお茶をすする。
濃くて、うまい。

病棟Aのワル 2011年06月11日(土)
そっと自分に差し入れした「プリン大福」。
人目を盗んでいただきます。
それでいて可能な限りゆっくりと食す。
まるで高校生がトイレでタバコを吸うような、スイートなスリルがタマラナイぜ。

愛用のマグカップについた茶渋を見かねて、食堂のおばさまがご好意でキレイに洗ってくれました。
なんということでしょう。
あんなに渋みがかっていたカップの内側が、匠の技で見違えるほど、ピカピカになりました。

今日も昨日に続いて2009年のドキュメンタリー「E.Yazawa Rock」を鑑賞。
個人的には30の頃のEちゃんより60のEちゃんのほうが顔に迫力があって好きです。
彼はどちらの時代も共通して「丸首の白Tシャツ(無地)」を着ていました。
じゃ、明日はツルタもソレでいきますんで。
ヨロシク。

シャワーを浴びても、コロンは叩かない 2011年06月10日(金)
今日はようやく止血確認、シャワーOK。
さすがに2日間寝っぱなしの男は、我ながら臭い。
おかげさまでスッキリ。

今日はえいちゃんの1980年の映画「run&run」で矢沢ワールドを堪能。
アイラヴユー、OK。

今日からさらにストイックな食事メニューをドクターにオーダー。
それにしても、病院食はおいしいなぁ。

悩み事、心配事は次々とやってくるもの。
とりあえず珈琲でも飲むとしよう。

ああ、ラーメン食べたい。

ロクなもんじゃねぇ~ 2011年06月09日(木)
ぴいぴいぴい。

今日は世の中ロックの日。
内田裕也さんがシャバに出て、お元気に活動されていることを願います。
ロックンロール。

今日は治療初日。
痛覚と眠気とトイレとの葛藤。
それ故に生きている実感。
そんな僕にさえ、技師さんも先生もみな優しく、この部屋はまるでガンダーラのよう。

午後は一気に体力が無くなったものの「その男、副署長」だけは見逃さない僕は船越英一郎の大ファン。
オレのガマンもここまでだ!


夕食の煮物が感動的にウマい。
欲しがっても、手に入らないものは人生において、多々あると言うこと。
そう言うことだ。
ロックンロール。

お世話になっております 2011年06月08日(水)
そういえば看護師さんの人数が以前より減ったような気がします。
みんな忙しそうだから、みだりに声をかけたり、絡んだりするのはやめておこう。
だから、おとなしくベッドに横になって、ゴッドファーザーをダラダラと見ました。
もうろうとしていて、あまり覚えていないですが、とにかくハードボイルドでした。

夕食の魚がやけに美味くて、ついついご飯のおかわりを望んでしまいそうになったけれど。
ここは病院だぜ?
OK。

ルームメイトのおじさんは果たして週末、ゴルフに行けるのでしょうか。
いざとなったら僕からもドクターにお願いしてみよう。

3年前には何も無かった方向に、今は立派なスカイツリーが見えます。
朝は雲に隠れていたけれど、夕方にはスッキリ見えました。
眺めながら、時間の流れを感じてます。
この景色の中にもいろいろなドラマがあるのでしょうね。

6月はレイニーブルータス 2011年06月07日(火)
ぶじにしぶやでのライブが終わり、感動と充実感でいっぱいです。

アンリミ、たくちゃん、ぬまっち、南郷くん。
たくさんの仲間に出会えて、感無量です。サンキュー。
そして何より雨の中、日曜日に、渋谷まで駆けつけてくださった皆さんに、アイラヴユー。
ありがとうございました!

そして今日、病院にチェックインしました。
いつもより検査が多く、何回も脱ぎました。
はい、私、脱ぎます。
そこで僕の身体からたくさんのアザを発見。
ライブの時にギターが僕の身体に、たくさんの思い出を刻んでくれてたみたいです。
テレキャスターはそうやって弾くものサ。
アイラヴユー、KO。

いつもと変わらず、NHK朝ドラを見る昼下がり。
涙もろくなった私はジャンボリーですもの。
いい話だなぁ。


隣のおじさん、オナラなう。
でも、彼はジェントルマン。


あらためて、日曜日は良いライブだったなぁって振り返ってます。
まさのりくん、誕生日おめでとう!
またライブ、やりたいな~。

おれは乗る事ができなかった 2011年06月03日(金)
週末の夕刻にホスピタルから、いざないのテレフォンコールがあった。
おれは出る事ができなかった。
「来週から来てください」と、留守番電話のメッセージ。
「はい、お世話になります」と、心の中で返事をする22時。
ひときれのパンを腹に押し込み、押し合いへしあい地下鉄に潜る。
乗る予定だった電車はとうの昔に走り去って行った。
もう列車には乗り遅れた。
おれは乗る事ができなかった。
乗せてもらえはしなかった。


さて。
日曜日は渋谷でライヴだよ〜。
一生懸命ギターを弾こう。
そして楽しもう。
もしも来ていただける方、いらっしゃいましたらお気軽にメールやお電話お待ちしてますね(^^)


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