ジョージ北峰の日記
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2016年03月12日(土) 悪性新生物の正体ーーー

 この文章を読んでいただいているようですので、近日中に製本して出版することにしました。
 正確に読んで、進行癌を治す食事療法の原理を知っていただき、「癌の食事療法」を確立していただければ筆者としてこれに勝る喜びはありません。方法さえ確立出来れば癌はもはや怖い病気ではなくなると、私は確信しています。
出版する本の序説は以下のようです。

(はしがき)
   分子遺伝学の進歩よって、最近、癌は遺伝子の突然変異によって発生し進行すること、さらに癌細胞の増殖、転移の分子生物学的機構も次々明らかにされてきた。加えて画像診断技術の進歩も相まって癌治療の成果は上がり、癌によっては死亡率の著しい低下を見た。それでも、現在死因の第一位であることには変わりがない。とりわけ、放射線療法、抗がん剤治療を通り抜けた末期癌に対しては、手の施しようがないと言うのが現実だろう
    
   私は、30年ほど前に、癌の悪性形質には二つの法則があることを発表したが、あまり注目されることはなかった。その理由は、おそらく論文内容があまりにも基礎に偏っていて、法則の意味、ことに治療への応用について継続して研究発表をしてこなかった為と考えている。
 私自身は、法則の意味する所を踏まえ、癌治療の応用実験もやったが、研究論文にするには内容が不足していたこと、継続して研究する機会を失ったこともあって、この領域について公に発表することを控えてきた。
 
   しかし、現在もなお手のつけられない癌で苦しむ人々を見て、矢張り黙っていられなくなって本稿を書く決心をした次第である。
私の癌の法則に関する研究からは、癌治療には、特別な薬剤を使う必要はなく食物の栄養についての科学的知識と「食事療法」の実践的経験が蓄積されれば、あまり過激な方法をとらなくても、いずれ癌は必ず治る病気であると考えている。

   これまでも癌の食事療法について、多数の本が出版されてきたが科学的根拠について明確に述べた書物はなかったように思う。
 この研究をやっていた頃、癌の分子遺伝学はほとんど何も分かっていなかった。しかし、当時私が発表した癌の法則から導かれる癌食事療法は現代の「癌の分子遺伝学の進歩」から考えても理にかなっていると確信するようになった。

   本稿では、癌の食事療法はどうあるべきか、殊に私が以前発表した癌の法則とどう関わるかを、最近の癌の分子遺伝学的成果も踏まえて書いてみた。
癌の知識にあまり馴染んだことのないない一般の読者にも可能な限り分かりやすく書いたつもりである。

   癌の形質は多様で人によって異なるので、すべての人に共通の食事療法を決めることは困難かもしれない。しかし癌の基本法則さえ理解すれば、食事療法を実施している人も、これから癌の食事療法を始めようとする人も、「食事療法」について自分で考え、工夫すべき方向性が見出され、良い結果が得られると確信している。いや、そうあって欲しいと願っている。この点について私自身が具体的に実験成果を何も語ることが出来ないのは残念だが・・・・。

   本稿を読んでいただければ、食事療法が何故有効と考えられるのか、その根拠はしっかり把握していただけると考えている。


 2016/03/11
ジョージ北峰


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