土曜日生まれは腰痛持ち

2007年08月31日(金) プロレタリアートの密かな楽しみ/「映画」その他更新しました

ついさっき、至近の酒屋さんで
発泡酒とコーンチップを買ってきました。
この組み合わせが尋常ならず好きっ
仕事が一区切りついたので、
「ギャオ」で過去のよしもと無限大でも見ながら
1人で酒宴です。

※上記はすべて8月30日の夜10時台のことです。
というか、今の時点でもまだ30日ですが、これを書いている次第です。
(2007年8月30日 午後11時25分)


********************
ここからは31日

小学生の娘は、毎朝6時に起きて、
アニマックスで
「ちびまる子ちゃん」と「こち亀」を見ながら
朝ごはんを食べ、
その後身支度をして、7時20分頃出かけるのを
日課にしています。

が、今朝は、高校生の娘と結託し、
「まるちゃんは今日はお休み」だと口から出任せを言い、
よしもとファンダンゴの「AGE AGE LIVE」を
30分だけ見ました。
Aage残留(昇格)をかけたネタ見せだったのに、
昨日の本放送と2回目の放送と、
どちらも見逃してしまっていたのでした。
すまんな、娘。
おかげでカナリアが見られたけど、
既に見たことある「迷子センターネタ」だったわ…
あれ結構好きだけどね。

「こち亀」の時間帯は、
残念ながらピンと来る芸人さんがいなかったのを幸いに、
気持ちよくチャンネルを譲り、
また7時になってから“よしもと”に切り替え、
ピースのコントと、ラフ・コントロールの漫才を堪能し、
その後、登校班の集合場所まで娘を送っていきました。

朝っぱらから享楽的に過ごしてしまいました。

********************

映画紹介ページを久々に更新しました。
よかったら、読んでいってください。
こちらからどうぞ。

ついでに、日常の日記の方も、
ところどころ直したり、加筆したりしています。
ちなみに、一番最初の日付を「1968年7月13日」にしました。



2007年08月30日(木) ヘアスプレー


耽美派?ド変態監督ジョン・ウォーターズが
80年代に撮った映画「ヘアスプレー」
舞台ミュージカルになって大ヒットしたようですが、
今度、さらにそれを映画化したものが
公開になるとか。
公式ウェブページを見る限り、
特に脇がかなりの豪華キャストのようです。
トラヴォルタとかM.ファイファーとかは、
セルフパロディみたいなこともすんのかしらね?)


オリジナルに当たる映画「ヘアスプレー」については
かなりざっくりとですが、
拙作ページでも触れたことがあるので、
よかったら読んでみてください。

昨日の日記でも、
映画「スタンド・バイ・ミー」に少し触れましたが、
なぜか80年代中盤から後半にかけて、
オールディーズのタイトルをそのまま題名にした映画が
大流行していた気がします。
内容は、まんま5、60年代の設定のものが多かったけれど、
さほど関係ないものもあり、さまざまでした。
いわゆるレトロという言葉が流行り出したのも
この頃だったはずです。

そんな中で、特にお勧めしたいのは、次の映画です。

ベイビー・イッツ・ユー
このリンク先で、上記したようなことがやっぱり書かれていました。
中途半端な年寄りの繰言というのもウザいものだと、我ながら思いました。

男はバカ、女はイジワル
これぞ青春ラブストーリーの醍醐味だと
独断で言いたくなっちゃうほど、
主人公たちの独特の痛さがいい感じの作品でした。



2007年08月29日(水) 甘党支持者へのお知らせ3「フルーツバーアオキのジュース」

静岡に住んでいた頃、
清水の駅前銀座を通り抜けた
踏切近くのところに果物屋さんがありました。
そこは、イチゴジュースが年中80円で飲める店でしたが、
私はしばしばソフトクリームを食べました。
もちろんイチゴジュースも飲むには飲みましたが、
正直、ああ、さすが産地なのねという程度の感慨しか
ありませんでした。
(決してまずかったという意味ではありません)
乳脂肪分が極端に少ないらしく、
クリームというよりはミルクシャーベットという趣の
たよりなくてさっぱり味の、あのソフトクリームが
大好きだったからです。

それはさておき、
生まれ故郷でもある郡山市に住まう現在、
果物屋さんの絞りたてジュースといえばココと、
読者がお住まいの地域を無視して強力に推したいお店が
フルーツバーアオキです。
今の季節ならば、モモジュースなんかお勧めです。
皮ごと絞っているのでしょうが、
ほんのり、嫌みのないピンク色で、
味はもう、「桃そのもの」としかいいようがありません。
某洋酒メーカーの銘酒のコビーを拝借すれば、
「何も足さない、何も引かない」ってところでしょう。
(実際には、店頭でフルーツシュガーを使い、
お好みで甘みを足すこともできるようですが…
使ったことないなぁ)
値段は決して安くはないのですが、
もちろん、不当に高いというわけでもなく、
果物の種類も豊富だし、
何より、飲んだ後の満足感が抜群です。

本社のある福島県(郡山市)のみならず、
仙台や東京にもわずかながら出店しているようなので、
機会がありましたら、ぜひお試しくださいませ。



2007年08月28日(火) 美少女たち +おまけ


4thメディアの番組表が届きました。

9月もいろいろなチャンネルで、
それぞれ楽しみな番組があるので、
ぶつからなきゃいいがなと思いつつ見ていたら、
シネフィル・イマジカで
スカーレット・ヨハンソン特集」をやるとか。
これはすばらしい!と思って確認したら、
「理想の女(ひと)」「ゴースト・ワールド」はいいとして、
何なんだ、「ノース ちいさな旅人」って。
この映画、見るには見たけれど、
何せ映画の性質上、子役がわんさと出てくるし、
残念ながら、彼女の役を全く思い出せません。
同じ子役時代ならば、
どうして「のら猫の日記」ができないのかっ。
いえね、自分が好きな映画を外されたから怒ってんじゃないんです。
余りにも見当違いではないか、と。


S.ヨハンソンは、11月で23歳になるそうです。
かわいい美少女子役から、すっかり大人の女性になりました。

美少女から美女へといえば、最近びっくりしたのが、
「キャメロット・ガーデンの少女」「シックス・センス」などで
はかなげでいて妖しい美少女だったミーシャ・バートンの名前は、
今や「O.C.」の主演女優として知れ渡っていることです。
こちらも21歳とのことですから、
子役はいつまでも子役じゃないんだなあと
わかり切っている上に、役に立たないことを
ブツブツ言っているだけなんですが、
なんか、ねえ。ちょっと寂しい気がします。
(単に「O.C.」というドラマのテイストについていけないだけなのですが)

子役時代から大活躍で、
きちんと大人の俳優に成長できた人は、
昔よりもずっと多くなっている気がします。
(やっぱりそういう意味での走りはジョディー・フォスターか?
一応、ドリュー・バリモアも成功といえなくもないけれど)

というより、大人たちに使われ、搾取され、スポイルされ、
行き場がなくなってしまった「かつての子役」という
悪い例ばかりが大々的に取り上げられて、
まともな成長を遂げた人に、
日が当たりにくかっただけかもしれませんが、
歓迎すべきことではありましょう。

ところで、子役といえば印象的なのが、
「ポネット」
史上最年少のベネチア映画祭最優秀女優賞に選ばれた
ビクトワール・ティビソル(当時四歳)。
本当にもう、何とも言えない愛らしさでしたが、
その4年後、ラッセ・ハルストレム監督の「ショコラ」
ジュリエット・ビノシュの娘役を演じていたとき、
既に微妙な顔になっていて、びっくりしました。
(英語は達者だったし、演技もきちんとしていた)
IMDbで見る限り、今は仕事自体ほとんどないようですが、
せっかく才能があるのに、ちょっと惜しい気がします。
(って、4行前で大人げなく顔面にケチつけといて何ですが)

そういえば、
「子役からきちんとした大人の俳優」と言うとき、
意識はしていなかったのですが、
男子の顔ぶれを全く気にしていませんでした。
「スタンド・バイ・ミー」で、
繊細な美少年を演じたウィル・ウィートン
何となくあの顔のまま軽く老け、
大学学長のバカ息子を演じ「フラバー」98年版)
おでぶの三枚目だったジェリー・オコネル
なかなかかっこよくなって、
大学フットボール界の期待の星をやっていたのを見て
「ザ・エージェント」
時の流れって不思議(あるいは残酷)だなあと思ったのが
既に10年近く前です。
もしリバー・フェニックスが生きていたら、
どんな役者になっていたのか、もう想像もできません。
「スタンド…」ネタでひっぱれば、
リバーをどつく不良少年役だったキーファー・サザーランドは、
「24」の成功で、
今や日本で最も有名なハリウッドスターの1人になっています。
ああ、本当に時の流れは……。



2007年08月27日(月) 通販で買ったメガネ

少し前に注文したメガネが届きました。
「コンタクトのデータで作れます」というアレです。
値段は安いし、入金してから4日で来ました。
アフターケアから何から総合的に考えると、
「餅は餅屋」の言葉もあり、
近所のメガネ屋さんでアドバイスなど受けながら買った方が
もちろんいいとは思うのですが、
家で仕事をしたり、近所に出たりする程度なら
十分だと思われる品物が届きました。

しかし……
茶のオーバル型のセルフレームです、が、
どうしてきょうびのフレームって、
こうも視界ギリギリが多いんでしょう。
こんなにかける人を選ぶデザインとは思いませんでした。
何というかその、かけると、陰険な性格に見えるのです。
いや、正確には薄々感じてはいましたが、
「かけているうちにしっくり来る」という可能性に賭けました


娘が面白半分にかけてみたら、
雑誌なんかに載っていそうな、
「街で見かけたイケてるメガネ男子風」になりました。
若い人はいいわねぇ。

といっても、そんなこんなもひっくるめて、
そう捨てたもんじゃないですよ、通販メガネ。
懲りずに、メタルタイプも注文することにしました。



2007年08月26日(日) 昼下がりのちょっと寂しかった出来事


お昼にずるずると冷やしうどんを食べた後、
「アタック25」を見ていたら、
「ディラン・マッケイというキャラクターでおなじみの…」
云々という問題が出て、
解答者(たしか赤の方)も結構早い段階で
「なだぎ武」と正解していて、
ああ、さすがは旬の人だねと思ったのですが、
少し寂しかったのは、
設問の中に「ザ・プラン9」の「プ」の字も含まれず、
完全にピン芸人扱いだったことです。
ピン芸人を5人集めたユニットという言い方も
できなくはないのですが、
やはりファンとしては寂しいところでした。

関西制作…はあんまり関係ないかもしれませんが、
この番組は、毎週1問は必ずお笑い芸人を問う問題があるので、
それによって、世間への浸透度もはかれる気がします。
最近こちらの日記のアクセス解析で
キーワードとして赤丸急上昇中の「ジャルジャル」「ピース」も
いつの日か出題されるのでしょうか。

東北のはしくれである当地では、
公立学校は明日から始業です。
小1と高2のいる我が家も、
明日からほんの少し寂しくなります。



2007年08月25日(土) 今日は「真夏のクリスマス」だそうな

記念日サイト「今日は何の日」によると、
本日8月25日は、
サマークリスマスとのことです。

最近話題になっている脳内メーカーで、
自分の名前を入力してみたら、
「欲」の1字で埋め尽くされました。
図星なだけに凹みました。
試しに姓と名の間に全角3字分ぐらい入れて診断したら、
今度は「愛」一色になりました。
日常生活でフルネームを名乗ることは、
最近そんなにありませんが、
姓と名の間に四分音符3拍入れるくらいの調子で名乗ったら、
愛にあふれた人になれるでしょうか。
……いや、ただのトロい人だな。
最近は、やっている人を見ませんが、
昔、明石家さんまがやっていた大原麗子のものまねを
思い出しました。
「オオハラ・・・レイコです」的な
独特なイントネーションの話し方。


不惑にリーチがかかり、やっと「自分はババァだ」と
受け入れられるようになりました。
今まで一体何様だったんでしょうと、
自分にツッコミたくなります。

Web上で悪評ふんぷんだった
The Plan9の「銀行ノススメ」を見ました。
よしもとファンダンゴでしょっちゅう流れているDVDのCMが、
やたらとのんきな調子だったので、
「あの展開」にはちょっと驚いたし、
正直、あんまり期待もしないで見たので、
結構おもしろかったと思います。
ただ、客演・平田敦子さんの使い方には
疑問を感じました。
何の効果を狙ったのかわからないけど、
意味不明で悪趣味だと思うのです。
いい女優だと思っているから起用しているんだろうに。
私自身は、平田さんのキャリアは、
ほかは小林賢太郎プロデュースでしか知らないのですが、
ただのふっくらキャラで終わらせるべきではない
すてきな女優さんだと思います。



2007年08月24日(金) 「大丈夫です」と言われても…


不快というほどでもないのですが、
何となく違和感を覚える言い回しってありませんか。

「大丈夫です」
ここ2、3年だと思うのですが、
非常に耳につく気がします。

例えば、スーパーやコンビニでお弁当などを買った際、
「お箸おつけいたしますか」と聞かれ、
「大丈夫です」と答えている方を、結構よく見ます。
一見おかしくないような気もするので、
いちいちひっかかっているのは私だけかもしれませんが、
「別に店員さんは、「心配」はしていないと思うぞ」と
心の中でつっこむこと数知れずです。

多分、「結構です」「要りません」だと、
とってもつっけんどんに響くので、
それを何とかしたいという心遣いなのでしょうが、
「大丈夫」などと言われると、それに続けて、
「エコロジーを考える私は、いつでもMyはし持参でぃす」と、
懐刀よろしく、胸元から
“割り箸でないお箸”をかっこよく抜いてもらわないと、
どうもオチがない気がします。



2007年08月17日(金) Mama told me…

久々の雨音が心地よいalmost17時です。
ここ数日の猛暑続きと比べたら、快適そのものとはいえ、
やっぱり扇風機なしでは厳しいのですが、
不愉快な汗で、意味もなく何回も着替えなくていいのは
やっぱりいいものです。

最近、長女から、衝撃の事実を打ち明けられました。
「私15ぐらいまで、教師や親の言うことは絶対だと思ってた」
彼女は早生まれなので、15歳の大半を高校生として過ごしました。
つまり、16になってまだ1年と経っておりません。
ということは、本当に最近まで「そう」だったということです。
「だからあんり(仮名・次女)にも、
今からぎっちり仕込んでおいた方がいいよぉ」
という忠告までもらいました。

娘の通う中学校は、当時荒れ気味で、
ただでさえ無気力な担任のコーチングは期待できず、
受験に関しては、信じられるのは自分(と塾)だけだったはずです。
その無気力な担任も、15までの彼女の人生にかかわった1人ですが、
彼女は決して嫌っていたというほどではなかったようです。


それはさておき、その衝撃の告白の真意は、
こんな感じだったようです。

15というのは、せいぜい「中学卒業」程度の意味しかなく、
簡略化するために数字で言っただけと思われます。
「親や教師」というのも、
単に接する機会の多い年上の人間というほどの意味しかなく、
さらにいえば、「絶対だと思っていた」というのも、
しょーもない生活習慣や俗説にまつわることばかりで、
「思っていた」というよりも、「思わされていた」の方が
より正確な気がします。
例えば、ある子供がウナギを一人前食べられるくらいの年になったとき、
(並みの食欲があれば、7、8歳?)
「ウナギと梅干は一緒に食べちゃだめだよ。
死んじゃうから
と何気なく吹き込んだら、
そのいわゆる食い合わせが、事実無根とわかっていても、
結構いい年齢まで食べられなくなってしまうでしょう。
バカみたいと思いつつ、拭い去れない変な入れ知恵、
いわば言葉の呪縛以外の何物でもありません。
で、「バカみたいだと思うんだけど」ということに気づいたのが、
ようやく最近だという意味のようでした。

「洋服の赤と緑を未だにコーディネートできない」
とも言われました。
これは彼女がまだ小さい頃、
ほかならぬ私が言ったことのようです。
どういう状況で言ったのか、全く思い出せないのですが、
「できないことはないけど難しい」というニュアンスは
当然ながら伝わっていなかったようです。
……ちなみに、この日記を入力中の私は、
上が緑地のマルチボーダーのTシャツ、
下が赤ベースのマドラスチェックの短パンという、
赤だ緑だ以前に、そのままでの外出を避けた方が無難な装いをしております。
生きててすみません。


今になって役に立たない反省ですが、
長女がまだ小さい頃、若くて血の気の多かった私たちは、
少し高圧的な叱り方をすることもありました。
そのせいか、
彼女は反抗らしい反抗をしない子になったのですが、
さりとて、言うことをよく聞く子でもありません。
特定のおかずを強力にリコメンドしても、
生返事だけで食べないとか、
雨の日に自転車に乗るときにも絶対合羽を着ないとか、
その程度です。

「生きている」「存在する」ことだけを毎日実践する、
超マイペースな高校生活を、それなりに楽しんでいると見受けます。
まあ、これでよかったのでしょう。

かなり昔に読んだ、セシル・ディ・ルイスの
「丘の上のカシの木」だったかで、
「人間は、本当に何かと闘わなくてはならないときのために、
力を蓄えておかなきゃいけない。
だから、若いうちからむやみに反抗するのは得策ではない」

みたいなニュアンスのことが書いてあり、
娘が大きくなって、しょーもないことで反抗するようになったら、
ぜひともこの言葉を投げつけようと思ったのですが、
実践しなくて済んでおります。

10年後には、次女が今の長女と同世代になりますが、
この子はまあ反抗的になりそうな予感があります。
片や、私は50手前。更年期障害真っ盛りではないかと。
思春期反逆バリバリ娘VS不定愁訴体力減退母……
分の悪い戦いではありますが、受けて立つしかありますまい。



2007年08月16日(木) 「でも、そんなの関係ねぇ」

猛暑です。
とうとう最高気温40度を超えちゃったところもあるようで、
(3年ぶりとか)
日本全体が暑い暑いと、ブツクサを通り越して
悲鳴をあげている姿が
はっきりとしたビジョンとして目に浮かぶ気がします。

昨日行ったプールも、想像を絶するほどではなかったものの、
大賑わいでした。

ところで、ミュージシャン、スティングの話ですが、
彼は少年時代、夏は毎日のようにプール通いをしていたとか。
涼をとるためとか、とにかく泳ぎたいというよりは、
「体の汚れを落とす方法はそれしかなかった」からだと
読んだことがあります。
イギリスの水事情が窺われるお話ですね。

……現代日本において
同じ発想でプール通いしている人はいないと
信じたいけれど、
この炎天下、
たとえ冷房の効いた車でプールまで乗り付けても、
入場料を払うための列に並んでいる間に、
既に汗がだらーっときます。

要するに、大勢の人が
その状態でプールに入ったりなんか
するわけですわな。
消毒槽やシャワーをテキトーにやり過ごす人が
かなり多いところを見ると、
プールの水は、人の体積だけでなく、「人の分泌物」でも、
結構「ふえて」いるんじゃないかと思います。

いわゆる潔癖症の人は、
公共のプールとか公衆浴場なんか
問答無用でダメなのかもしれませんが、
大抵の人間は、自分以外の他人のことを
自分よりも汚い存在だとみなしていますから、
消毒をしているとか何とかではなくて、
不特定多数の人が使った場所は「何か嫌」という人も
少なくないはずです。

が、そういうことがどうでもよくなるくらい、
「暑い」というのは強いもんなんだと、
流れるプールにひきめく、
百花繚乱の水着の移動を見ていると、
変な結論に落ち着くのでした。

厚化粧のババァが泳いでる
―でもそんなのカンケーねぇ
あのガキ、トイレのあと消毒してねぇ
―でも、そんなのカンケーねぇ
オヤジが手洟をしやがった
―でも、そんなのカンケーねぇ

プールサイドで、
海パン一丁の小島よしおが営業、なんて
どうでしょうか。

どうでもいい話ですが、
大抵の俳句や川柳につけてぴしゃっと来るフレーズとして有名なものに、
「それにつけても 金のほしさよ」というのがありますが、
「でもそんなの関係ねぇ」というのも結構いい線行く気がします。



2007年08月15日(水) プールサイドにて

初めて携帯から書き込みます。

締め切り前だというのに、
市民プールに来ております。

学区から比較的近く、
大きなウォータースライダーもあり、
しかも悪くしたことに、
学校のプールが盆休み中なので、
芋で芋を洗う大混雑を想像しましたが、
思ったほどではありません。

今は休憩中で、かき氷を食べています。

熱風がそれなりにさわやかです。
目の前には積乱雲がもくもくと立ち、
隣に座る奥様は、
「オレンジページ」を読みふけっています。

水温がぬるい風呂ぐらいまで上がっているので、
多分シャンプーしたら、泡立ちます。

では、流れるプールをあと2周くらいしたら帰ります。



2007年08月14日(火) 夢のフルーツ

ももいちごを御存じでしょうか。
徳島県佐那河内村の三十数軒の農家だけで栽培されている
イチゴの品種で、大粒で桃のような形をしているために
この名前がついたようです。
ちなみにこの呼び名は、徳島県が商標登録しているもので、
正式な品種名は「あかねっ娘」だとか。
いわゆるブランド農産物というやつですね。
甘くてジューシー、果肉も柔らかというだけあり、
大変傷みやすいこと、
また、結構なお値段であることもハンディにならず、
ネット販売で大変人気があるようです。

……全部「聞いた話」「読んだ話」でして、
当然口にしたことはないのですが、そそりますねぇ。
とはいえ、別にイチゴはそんなに好きではないのですが。
嫌いとか苦手というんではないし、
おいしいイチゴが食べられれば、それは幸せを感じますが、
「ストロベリーショートケーキのイチゴ
先に食べるか、後に食べるか」
という質問の意味が、全く理解できません。
だから何?です。

強いていえば、甘いスポンジやクリームを食べた後に
酸っぱいイチゴというのは厳しそうなので、という理由で
(酸っぱい方がケーキには合う)
イチゴをまず食べてしまうという程度ですが、
特に意識したことはありません。
そんなとき、同席した人に、
「あ、好きなものから食べるタイプ?」と言われたら、
多分イラッとくるでしょう。
その質問をストレートにされた方が、
まだ潔く答えられますが、「好きなものは最後派」です。

ここを毎日読んでくださる方でも、
あんまり興味は持っていないだろうということを
承知で書きますが、
果物で一番好きなのは、ももいちご、ではなくてずばり桃です。
福島県在住ですが、
特に安くおいしく食べているという実感はありません。
いい状態のものが1個2、30円で買えるものなら、
三食後に食べたいと思うほど好きです。

思えば、この「いい状態」という基準が、
自分はちょっとゆがんでいるのかもしれません。
まあお目にかかれませんが、最も好ましい桃は、
「硬くて/甘くて/それでいてジューシー」です。
これでは桃ではなくてリンゴでしょう。
甘くてジューシーなものは比較的手に入れやすいのですが、
当然、硬くはありません。
誰かつくってくれないかなぁ、りんごもも



2007年08月12日(日) シナモンとニッキ

少し前の話ですが、
通販でお茶とコーヒーの詰め合わせを買いました。
「1杯19円のコーヒー」で有名なあそこです。
1万円以上の品物が入って5,000円という代物だったので、
しばらく楽しめそうです。

夏は水出しの紅茶や玄米茶などが
特に使えますが、
朝の涼しいうちは、ホットコーヒーもなかなかイケます。

その詰め合わせの中に、
シナモンフレイバーつきのドリップパックがありました。
この粉を、沸かした牛乳に2パックほどパックを破いて入れ、
ストレーナーで漉して、砂糖で甘くして
カプチーノ的なものをつくったら、
長女に好評でした。
たまには意味ないこともしてみるもんです。

が、せっかくのドリップパックなので、
やっぱり正しく使って煎れてみようかと、
昨晩、お仕事ドリンクとして、
ごく普通に飲んでみました。
砂糖もミルクも入れず、そのまんまです。

そうしたら、なぜだかとっても垢抜けない味がしました。
シナモンもコーヒーも、眠気覚ましには有効なようなので、
そういう意味では悪くなかったのですが、
いかんせん、オシャレなシナモンという感じが
全くなくなって、
小さい頃ばあちゃんからもらったニッキ飴になりました。
その上甘くもない……。
眠気覚まし専用ドリンクとの出会いの瞬間でもありました。

喫茶店で初めてカプチーノを注文したとき、
ついてきたシナモンスティックの扱いに困ったことがあります。
ねぶってうまいもんでもないし、
香りづけだけに添えるのは、実にもったいない代物です。

その喫茶店は、数年前になくなってしまいました。
DやSやTで始まる名前の全国展開のカフェが、
我が町でも主流になりつつある中、
貴重な昔ながらの喫茶店が姿を消したのは
何とも寂しい話ですが、
思えば閉店までの何年かは、全く行っていなかったし、
入ってもカプチーノを注文することはありませんでした。
閉店までスティックを添えていたのか、
それにまず、カプチーノがメニューにあったのか、
今となっては確かめるすべもありません。

そういえば、シナモンつながりという以外、
全く関係ない話ですが、
サンリオ一の癒しキャラ、シナモンちゃんが大活躍のゲーム
「シナモロール ポケットカフェ」(バンダイ)は、
地味ながら結構遊べますが、
かわいいシナモンちゃんの語り口がオッサンのようなのが
非常に気になります。
話し出すとき、「いやぁ〜」とか言って、
赤ら顔の田舎紳士を彷彿とさせます。



2007年08月11日(土) 青空文庫で読む夢野久作

青空文庫は、「インターネットの電子図書館」です。
読書好きな人には、結構おなじみでしょうか。
文中リンクしようと思ったのですが、
過去の日記を長い間、何の確認もしないで放置しておくと、
引っ越しや削除でリンク先がなくなっていたりするので、
興味のある方は、キーワード検索で捜してみてください。

一応URLはこちらです。   http://www.aozora.gr.jp/ 


作家・作品数や、検索機能の充実はもちろん、
実用性重視に徹した(多分)ページデザインも、
ドイツ製の文房具のように機能的な魅力があります。

特に意味はなく、ほんの思いつきで検索した作家に
ハマっちゃったりすることもしばしばです。

というわけで、「少女地獄」を読んで以来、
夢野久作に魅了されてしまいました。
今まで何となく敬遠していたのが悔やまれます。

こども向きのシニカルな童話もおもしろく、
「絵はないけど、お話がおもしろいから好き」と
次女の読み聞かせに使っても好評でした。
もし挿絵を入れる(というか、絵本化する)としたら、
こみねゆらさんみたいな、リリカルでこぎれいな画風が
意外とはまる気がします。

ところで、
「胎児よ胎児よ何故躍る 母親の 心がわかっておそろしいのか」
の巻頭歌が余りにも有名な、
読破した人間はイッてしまうと評判?の「ドグラ・マグラ」は、
まだアップされておりません。(作業中のようです)
待ち遠しいような、
読みたきゃ図書館でも書店でも探せよと
自分で自分に突っ込み入れたいような、
そんな気持ちを抱きつつ、
とりあえず、リストにあるものを片っ端から読んでいる最中です。

かな〜り昔に見た「月の輝く夜に」という映画の中で、
「人はなぜ恋をするのか」
「死が怖いから」
というようなやりとりがありました。
当時20歳そこそこだったので、
いまひとつ意味がわかりかねたのですが、
この年齢になって、
「要約し過ぎだよっ」とつっこめます。
質問主は、
若い女と浮気ばかりする夫を持つ初老の女性でした。
何をむさぼるようになったら、
多かれ少なかれ死を意識しているのだろうと
今ならわかります。

本格的文学少女に憧れながれ、
軽くてお手軽な本ばかり読んでいた10代の頃を思い出し、
40手前、朱夏の盛夏を、
ネット読書と夏休み中の次女転がしで謳歌しております。


いやぁ、腹立つほど毎日暑いっすね。
残暑お見舞い申し上げます。
水分を十分にとって、
くれぐれも御自愛くださいませ。




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