流れる水の中に...雨音

 

 

- 2014年09月28日(日)



眠れません。
あれだけ疲弊してベッドに横になったのに
眠れません。
薬を飲もうか どうしようか。

幸せな死に方って どんなでしょう。
命に期限が切られた 受け入れられるものでしょうか。
彼に聞くと 楽な死に方なんてないといいます。
死ぬときは 誰でもどんなでも苦しむって。
ただでさえ、今も苦しいみたいです。
血液疾患の患者さんは急変しやすいらしいです。

私は1年弱かなと思っていましたが
彼が言うには短くて半年だそうです。

受け入れられるでしょうか。
心配です。




...

西へ 西へ。 - 2014年09月24日(水)



ここから 逃げたしたいと思うのです。

ある均衡で保たれた平和な場所は わたくしに絡みつき
生ぬるい雨を降らせ 私のこころに 小さな波を立てるのです。

わたくしには なんのとりえもありません。
ただひたすらに 為すがままに 時が経つのを 此処で見送るだけ。

わたくしは 夕暮れ時の 翳り始めた光の中で
変わりゆく周りの景色を 眺めているだけ。
そんな私から こんな場所から


わたくしは 逃げ出したいと 思うのです。


眩しい夕陽に 手で光を遮りながら
西へ 西へと 急ぎたいのです。

昨日見た景色を あの日見た熱情を
もう一度 取り戻したいのです。


ここに立ち尽くして
遠ざかりゆく太陽を

手放してしまいたく ないのです。

















...

真っ黒な夜の海 - 2014年09月20日(土)

夜中に目覚めました。
幾つになっても私は 夜中に目が覚めると小さい少女に
戻ってしまうのです。
夜の闇の深さに怯えて 囚われてしまいます。
まるで 1人きりで宇宙にでも放り出されてしまったみたいな
そんな怖さがあるのです。

誰かの立てる小さな物音や 夜中に迷い込むメールに
救われる思いがする、
私は孤独が好きなはずなのに、本当は人のぬくもりを求めている
そんな女なのです。

ある人が私に まるで悲劇のヒロインになりたがる と
そう言うのだけど、
そんなことは有るはずもなく、ただただいつも、
怯えているだけなのです。

何に怯えているのでしょうか。
一つ一つ上げると、キリがありません。

だけど そう。
真っ黒な ただただ真っ黒で 何処までも分厚く広がっている
夜の海原です。
大きな音を立てて、押し寄せて、ともすれば
いとも簡単に全てを飲み込んでしまう あの
夜の海です。

夜の闇の深さも 浮気心も 嘘も 女の思惑も
まだ見ぬ不安も そして頼りない私自身も

真っ黒な海の波に折り重なるように見え隠れして
私を飲み込もうとしているのです。

だから思わず 声を上げてしまうのだけど
きっと 誰の耳にも届いていないのでしょう。

誰もが 何処にも 1人きりなのだから。









...




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