すずの日記        

すず                       




 クラクラしてみた。

すいません。
今朝の電車の中でしゃがみこんでいた邪魔な女、といえば・・・白状しよう、あたしです。

(あぁ、いっそのこと ここで意識をなくして倒れたい)
(ぁあ、そして 救急車乗ったことないから乗りたい)
(あぁ、入院したことないから入院して誰か見舞いに来てもらいたい)
(ぁあ、用もないのにナースコールを押して、看護婦呼びたい)

くらくら血の通わない頭でそんなことを考えた。

気分を変えるために、隣りに立っている女の子の足元をまじまじ じっと見てました。
(ピンクのスニーカー可愛い・・・)
と思っていたら、
『あの、私 お茶持ってるんで飲みます?』
ピンクのスニーカーちゃんは天使でした。
水筒を手に尋ねてくれた。

ありがとう。

『きみ、だいじょうぶ?』
前に座ってたメガネのおじさんにツンツンされた。
いてぇ・・・
(すわっていいよ、っていってくれないのね、くすん。
あぁ、あなたそのまま寝ちゃうのね)

でも、ありがとう。

駅について、あたし フルーツジュースで元気に回復。
おいしかった。
なんとなく、お腹がすいていただけかもと思った。

そして、出かけに いつもなら知らん顔して寝ているみかんさんが飛び起きて玄関で見送ってくれてたなぁと思い出した。

こんな日も たまにはよい。



2004年05月31日(月)



 ここ最近・・・。

『あーら あらあら ごめんなさいね』
掃除のおばちゃんに、油性マジックで突然刺された。
あたしの白のニットには、黒い線が5センチ程 きざまれている。


道を歩いていたら、目の前にボタボタ白いペンキ?
数匹の黒いカラスに笑われた。


疲れて我が家に帰宅。
『やあ、調子はどうよ?』
あたしの椅子のクッションに座っていた大きなゴキブリに出迎えられた。


それでも、あたしは強く生きていく。

2004年05月29日(土)



 狩りにいく。

本能の目覚めといったら大げさ
急に思いたって、あたしは狩りに行きたくなった。
だから いい運転手とお友 引き連れ、いそいそ出かけた。

ちょっと途中、海でバシャバシャしてしまった。
潮干狩りをしている人を見て、本来の目的を忘れていることに気づく。

あぶない、あぶない・・・

GWの後で、獲物がいるかどうかという心配は無用。
赤い獲物は、たくさんいた。

たぶん、30個くらいは捕獲、パクパク、モグモグ。
大変、甘かった。

初めての狩りにしては、上出来だろう。
とても有意義な一日でした。


(映画「下妻物語」で土屋アンナが演じる名前のものを狩りました。)




2004年05月08日(土)



 ピエロ

『そのかっこで いつまで寝るの?』
Tシャツにハーフパンツ姿の妹が聞いてくる。

「別に、いつまでというのはないけどね。」
『かなり、ヘンだよ』
あたしも、好きでこんなかっこで寝るんじゃない。

『だって、ピエロみたいだもん』
そう言って、妹は部屋から出ていった。

だって仕方ないじゃない。
上下そろってるパジャマが見当たらない。
タンスの中から出てこない。

でも、案外 これだと夢見がいいのも事実。
毎度のように、はっきり覚えていないけれど・・・。

では、今日も寝ます。


2004年05月06日(木)



 青田と青麦


特にこれといった素敵な休日でもない
ごく普通の休み・・・車の助手席より思ったこと。

水がたっぷり入った田んぼに苗が植えられているのを見て。
「ねぇ、あのカモみたいなの 田んぼにいるのは、誰の持ち物?」
「可愛いなぁ。欲しいなぁ。不法侵入にはならないのかな?」

田んぼではなく、麦が植わったのを見て。
「ねぇ、いつの間に麦が植わってたんだろう?」
「麦って いつ種まいて植えたの?」
「麦って いつ刈る? もう穂が見えてるし」
「ねぇ、この麦は何になる? あたし的に麦茶だけど どうなの?」

運転している母に、しつこく聞いていたら、
『そんなの知らない』と言われた。
でも『小麦粉・・・』という答えに、なぜかなるほどと納得した。

2004年05月05日(水)
初日 最新 目次 MAIL HOME
    読ンデクレテ アリガトウ                   My追加