すずの日記        

すず                       




 代筆

誰かの字を真似するのは難しい。
だから 紙をひいてなぞってでもみようか? 
なーんてまでも思う。

『ねぇ、さっきから呼んでたんだけど なんか忙しかった?』
「あ、すいません。そんなことないです」
あたしは、紙のはしっこに はるみ と書いた。

「あたし、今、はるみさん なんです」
はるみさんは字が上手なので大変だ。
それにしても、なかなかの出来ばえ。

『じゃあ、はるみさん? これ頼んでいい?』
「ええ いいですとも」
あたしは得意げに答えてはみたものの さっぱりわからん。
ごめんよ。あとで、こっそり本物のはるみさんに頼もう。





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(今日も、字がでたりする)


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2003年08月22日(金)



 静かな日常を奪われる。

友達というものに年齢は関係ない。

でも、帰りに駅で待ち伏せされて、
翌朝も待ち伏せされて、電車まで乗り込んでついてこられたら、誰だって ひくでしょ?

さすがのあたしもうんざりです。

もう その時点でアウト。
あなたとは、友達には絶対なれない。

明日 くっついてきたら もう限界。





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(文字は、やっぱり変わる)


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2003年08月21日(木)



 眉毛論争

あたしは、身動きが出来ない。
『やっぱり、へんだわ』
『もう、やりにくいわね』
妹は、ハサミ。母は、カミソリを手にしている。

『ココがいらないんじゃないの?』
『違うって、そこは残しておくべきだって』
二人は、あたしを挟んで、ああだ、こうだと 馬鹿にして、あたしの眉毛を指摘する。

あたしは、遠くから不思議そうに見ている みかんさんに手を振ってみる。
『馬鹿、動くな!!』

二人に怒られた、チェッ!





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(文字はやっぱり 意味もなく今日も変わる)


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2003年08月19日(火)



 みかんさん【続 正露丸】

今日、みかんさんに怒られました。
正露丸のおかげで、便秘になった!
どうしてくれるのだということです。

どうやら、人間でいうお肌の調子のように、
毛ツヤが!ということだそうです。

確かに、みかんさんは健康的なので、
朝・夕 一日2回ということをモットーにしているのですから、
無理もありません。

あたしは、大変申し訳なく反省しています。
だから、ヨーグルトを食べさせました。





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(文字変わりますが くだらんよ。)


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2003年08月16日(土)



 みかんさん【正露丸】

最近になり、体重が6キロ!
太った みかんさんのお腹は、
ピー ゴロゴロ ピー ゴロロ。
今週 ずっとこんな状態。

食欲はあるのですが 困ったことに、
みかんさんが『外へ出してくれ!』と頼んだときには、
もう 間に合わない。手遅れ・・・!
と いうことで テレビの台の下にもぐって
へこんでおります。

そこで、あたしは正露丸を少しあげて励ましました。
みかんさんは、大変 気に入りパクッと食べました。

みかんさんに言わせると、あの独特の臭いがサイコーとのことです。さすが、納豆好きだけあります。

あとは、ピー ゴロゴロ ピー ゴロロが止まればいいのですが、正露丸の効き目は?!





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(文字変わるんやに)


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2003年08月15日(金)



 祖父の本

人の臭いがしない家。
鍵のあきっぱなしの家。

あたしは、みんなに黙って こっそりしのび込んだ。
足の裏が真っ黒になった。

本棚に並ぶ日に焼けた本。
今は亡き祖父が読んでいたらしい本。
みんな同じ作者でした。
その中から「花実のない森」という本を あたしは手にした。

お盆だというのに花のない仏壇。
「おじいちゃん、借りていきます。
おばあちゃんは、病院で元気よ」

床に足跡が転々と残った。
秋に13回忌です。

祖父に会いたい・・・。





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(文字変わりますが期待しないように! よく考えましょう)


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あたしは、同じ敷地に住みながら

風ひとつ通さない 叔父夫婦を呪ってやりたい。


あたしに もう少し力があれば・・・ごめんね。





2003年08月13日(水)
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