013・探偵メモ

 
「それじゃあ、オレ達が今まで調べて得た情報を整理してみようぜ」

 サーマスとアルは自分達の部屋へ戻り、部屋に備えられている豪華な装飾を施されたテーブルを前に顔を突き合わせて、話している。テーブルの上には、このホテルの物であるビンセンとペンそして、白い羽根。サーマスがペンを取り、ビンセンに手を置く。

「まず、オレが見た城壁の上の首の無い少女の幽霊だ」

 言いながらビンセンにメモしていく。

「それから、次の日‥今日ついさっきだけど、二人で見に行った時に会ったガードマン風の男‥」
「あの人ってさ、本当にホテルのガードマンだったのかな?」

 アルが口を挟む。

「どうだかな。だからガードマン風って言ってるだろ」

 サーマスはメモにも”ガードマン風の男”と書き込む。アルがくすくす笑って、

「あの部屋のガードマンって方があってるかもね」

 と言うと、サーマスもにやりと皮肉気に笑い、

「そうだな、それいいよな」と、言いながら(ナゾの部屋のガードマン?)とふざけた感じで付け足した。

「で、こいつは照明器具の置き場みたいな部屋で、もう一人の男と話してたな。‥たしか”計画は続行だ”とか」
「なんかたくらんでるぞって感じだったよね、いかにも。もう一人の人は声からするとけっこう年配の人っぽかったけど」

 アルの言葉にうなずきながらメモをとるサーマスは、テーブルの上に置かれた白い羽根を取り、見詰めながら、

「その二人が話してた部屋で、これを見付けた‥」

 呟く様に言う。しかしアルはサーマスとは逆に無邪気に笑って言う。

「キレーな羽根だよねー!お守りになりそうなかんじがする〜!!」
「見た目が綺麗ってだけだ。そんな事分かるもんか。そう見せかけておいて実はとんでもないシロモノかもしれない」
「そうかなぁ‥?」
 ちょっと納得のいかない様子のアルに、サーマスが付け加える。

「お前、そんな考え方してると女にダマされるぞ」
「えー!!なにそれ?白い羽根のことと女の人にダマされるのと何の関係が‥?!」

 心底不思議そうに聞くアルをサーマスは軽く無視して話を続けた。

「その部屋の奥にあった、ドアにはカギがかかってたな‥たしか」
「うん、ぼくが開けたやつ!」

 アルはもうさっきの事を忘れたのかケロっとしてちょっと胸を張る。

「で、短い通路へ出た。そこで黒いマントの男と、年配の男を見た。‥顔は見れなかったけどな、話の内容からすると、マントの男の方が身分みたいなのは上だろうな。それからこいつらが出て来た部屋に入ったけど、ここが妙な部屋だった。窓も閉めてあったし、カーテンまでぴったり閉めてあった。完全に日の光を遮断して、ローソクの光だけですごしてた形跡があった‥」

 そこまで聞いてアルが、少し首を傾げた。

「どうしたんだ?」

 サーマスがペンを止め、アルを見る。



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コメント。
なんだか色々あってややこしくなってきたんで、一旦、まとめてみようと思って書いてみました。お子様編だけですが参考になるでしょーか?
都大路しろくま。


 2007年04月04日(水)
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