KENの日記
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2018年06月30日(土) 関東地方が梅雨明け(気象庁)

猛暑が続いています。気象庁は6月29日頃に関東地方が梅雨明けしたと宣言しました。6月中の梅雨明けは珍しい状況だとのことです。梅雨前線が北上して関東地方が太平洋高気圧に覆われているので、「梅雨前線」は自然消滅することになるだろうと思われます。

しかし「蝉」は梅雨明け宣言していません。別所沼公園には蝉が出てきた証拠の「穴」があちこちに見られますが蝉は求愛活動を開始していません。気早な「蝉」が地中から出てきてはいるようですが、鳥に食べられてしまったか、鳴かずにじっと「夏」をまっているのか、公園は夏「夏」を前にして静寂を保っています。



2018年06月29日(金) サッカー日本代表予選突破

ロシアワールドカップサッカーに参加している日本代表は、予選グループH組の最終試合をポーランドと戦いました。試合としては「1×0」で敗れましたが、H組のもう一つの試合でセネガルがコロンビアに敗れたため、「フェアプレイポイント」の優位で日本がセネガルを上回り2位となり決勝トーナメントに進むことになりました。

日本代表の今日の試合は「勝つか引き分け」で自力優勝となり、ポーランドに敗れた場合にはもう一つの「セナガル×コロンビア」の結果次第となりました。試合途中(後半30分過ぎ)で「セナガル」が負けているという情報が入ると日本チームは積極的な攻撃を中止しました。もっぱら後ろの方でボールを回し、ポーランドの追加得点を防ぎ、日本のイエローカード・レッドカードを防ぎました。結果として決勝トーナメント進出を果たしてOKだったのですが、もしセネガルが得点してコロンビアと引き分けていたら日本は3位で決勝トーナメントを逃していたのであり、非常にきわどい試合ではありました。

サッカーとは関係ありませんが、秋篠宮眞子様と婚約している「小室圭さん」がニューヨーク州弁護士資格を取得するために3年間の予定でアメリカに留学することになったそうです。眞子様と小室さんは昨年9月に婚約してから、今年2月6日に「2020年まで結婚式を延期する」ことが報道されていました。今度は「小室さん」がしっかりした生計をたてるための「米国弁護士資格」を得る作戦に出たようです。今回の判断の裏にはどのような思惑があるのでしょうか。

3年後に弁護士資格を取得した小室さんが念願かなって「眞子様」と結婚することができるか、この3年間の冷却期間の間に「眞子様」が気が変わらすに待てるのか、はたまた3年間に間に別な問題が噴出することがないか。西野監督の決断同様に非常に難しい判断を下したものだと思いました。






2018年06月25日(月) サッカー日本代表がセナガルと引き分け

ロシアワールドカップ予選グループH組は今朝第2レグを行いました。日本は「2×2」でセネガルと引き分け、もう一つの「ポーランド×コロンビア」の試合は「0×3」でコロンビアが勝ちました。これでHグループでは2連敗のポーランドの予選敗退が決定しました。日本は次のポーランド戦が決勝進出のカギとなります。

日本代表はコロンビア戦と同じ布陣で臨みました。確実に世代交代がなされているように思えます。バックスでは「昌子」の安定感が際立っています。献身的な守備と攻め上がりのタイミングなど次の主将候補No1だと思います。攻撃陣では「柴崎」「乾」「大迫」「原口」の活躍が目立ちます。両サイドバックに若手の台頭が見られないことが残念です。

日本代表の予選グループ突破は難しいと思っていましたが、これまで2戦して1勝1分けなので予想は大きく外れました。この結果はサッカー協会の作戦が図に当たったのかもしれません。直前までハリルホジッチ監督の「理解し難さ」「もどかしさ」で代表選手のフラストレーションを最大限まで高めておいて、直前に「兄貴的」な「西野監督」の「分かりやすさ・理解しやすさ」に切り替えることで、各選手の底力を引き出すことができたと思われます。この2試合は代表選手に自信を与えました。予選突破、決勝リーグでも戦える状況になっていると思います。



2018年06月24日(日) 新平家物語クライマックスへ

以前から読み進んでいる新平家物語(新潮社版)は全20巻の中で第16巻まで進みました。屋島の合戦で敗れた「平家」は彦島に辿り着き、最後の檀ノ浦の決戦もまじかとなりました。頭の整理のために少しまとめておきたいと思います。

1181年 2月 4日:平清盛死去(廟は福原)。
1183年 7月28日:倶利伽羅峠の戦いで木曽義仲が勝利・入京。平家は福原へ。
1184年 1月20日:源範頼・義経軍が義仲討伐。
1184年 2月 7日:一の谷(福原)の戦いで義経勝利。平家は屋島へ。
1185年 2月19日:屋島の戦いで義経軍が勝利。平家は船団で「彦島」に退去。
1185年 3月24日:壇ノ浦の戦いで義経軍が勝利。平家滅亡。

清盛死去から4年余りで平家は檀ノ浦の海で滅亡しました。「彦島・壇ノ浦」は山口県下関市にありますが幸運にも彦島に滞在する機会がありました。また壇之浦は地上からだけではなく海上からも南海も通過する機会がありました。また「屋島」は四国遍路の遍路道が通過しているため主な戦場を歩いて通る機会がありました。

彦島は本州の西端にあります。嘗て乗船していた海底ケーブル敷設船の年次ドックが彦島にある「三菱重工下関造船所」行われました。約一か月のドックの間は三菱重工様が準備してくれた「彦島荘」で暮らしました。平家が安徳天皇の行在所も含めて拠点をおいた「福良」は島の南側にあります。休日には下関市内は勿論ですが、彦島島内を散策する機会がありました。

島の中央付近にある彦島荘の近くの山頂には「清盛塚」だと言い伝えられ古い石碑がありました。そこから南側の福良の町並みが見渡せます。彦島拠点を築いた「平知盛」が「福原退去」の際に清盛の遺品を持ち出した可能性は十分考えられるところです。彦島は現在は下関市と橋でつながっていますが、当時は本土とは海峡で隔てられていたはずです。現在は「下関漁港閘門」が設置されていて日本海の瀬戸内海の水位を調整しています。平家船団は島の南側の「福良」を出発して海峡を北上して壇ノ浦で源氏軍を迎え撃ちました。

「壇ノ浦」は下関市の繁華街からそれ程遠くありません。高速道路の関門大橋の直ぐ東側です。その場所は海峡が一際狭くなっているため潮流の流れは大変早くなります。関門大橋の西側には安徳天皇・平家を祀る「赤間神宮」があります。乗船していた海底ケーブル敷設線は何度か関門大橋を下を通過しました。沢山の興味深い場所のある下関です。



2018年06月19日(火) サッカー日本代表が勝利

昨日行われたワールドカップサッカーの予選グループHの「日本×コロンビア」の試合で日本が「2×1」で勝利しました。アジアのチームが南米代表に初めて勝利した歴史的な試合結果だそうです。

この試合開始早々に大迫・香川の両選手の速攻でコロンビアの選手がペナルティエリア内で「ハンド」の反則を犯してレッドカードを受け、それ以降コロンビアは10名で戦うことになりました。それ以降は両チームが1点ずつ取り合いほぼ互角の試合となっていました。

日本はフォワードの「大迫選手」が大活躍しました。最初の速攻場面ではデフェンスをかわしてシュートに持ち込みペナルティキックを獲得し、後半はダメ押しのヘディングシュートを決め、相手攻撃時には長距離を走って守備に参加して決定的なシュートを防ぎました。他の選手も集中力を切らすことなく戦い続けました。次の試合24日日曜日の深夜、月曜日の午前0時キックオフの「セネガル戦」です。



2018年06月14日(木) ワールドカップサッカーガラコンサート

明日からロシアワールドカップが始まります。今日はその前夜祭でモスクワの赤の広場でガラコンサートが行われました。「メディチテレビ」というネット放送でコンサートの模様を見ることができました。時々画面が停止しましたが2時間を超すコンサートは素晴らしかったです。コンサート開始時はまだ明るいのですが、コンサート終了時には日が沈み、夜の赤の証明に映える建物群と色トリドリの花火は大変美しかったです。

開催国ロシアはまた音楽大国でもあります。ネトレプコ・エイヴァゾフ夫妻とゲルギエフ・マリンスキー歌劇場管弦楽団にプラシド・ドミンゴとファン・ディエゴ・フローレスが加わるという豪華な顔ぶれでした。ドミンゴ(バリトン)の元気な姿と、存在感のあるエイヴァゾフの歌が特に記憶にのこりました。詳細は以下。


2018 World Cup Gala Concert
From Moscow's Red Square Moscow, Russia
Thursday, June 14, 2018 2:00 AM (JST)

CASTING
Anna Netrebko(Soprano)
Plácido Domingo (Baritone)
Juan Diego Flórez (Tenor)
Denis Matsuev (Pianist)
Yusif Eyvazov (Tenor)
Ildar Abdrazakov (Bass)
Aida Garifullina (Soprano)
Albina Shagimuratova (Soprano)
Yelisey Mysin (Pianist)
Mariinsky Orchestra
Valery Gergiev (Conductor)


PROGRAM

Pyotr Ilyich Tchaikovsky, Piano Concerto No. 1 in B-flat Minor, Op. 23

Charles Gounod, Romeo and Juliet I: "Je veux vivre" (Juliette)

Georges Bizet, Carmen II: "Votre toast... je peux..." - "Toréador, en garde"

Gaetano Donizetti, La Fille du Régiment I: "Ah mes amis" (Tonio)

Gaetano Donizetti, Lucia di Lammermoor III: "Il dolce suono"

Giacomo Puccini, Tosca III: "E lucevan le stelle"

Giuseppe Verdi, Don Carlo II, Restate!

Pyotr Ilyich Tchaikovsky, Seven Romances, Op.47 No. 6 Does the day reign

Sergei Rachmaninov, Italian Polka for four hands piano in E-flat minor TN II/21

Mikhail Glinka, Ruslan and Lyudmila Overture

Giuseppe Verdi, Rigoletto I, 2: "È il sol dell'anima" - "Addio... speranza ed anima"

Umberto Giordano, Andrea Chénier III: « Nemico della patria »

Jacques Offenbach, Robinson Crusoé II: Edwige's Waltz "Take Me Away to the One I Adore"

Giacomo Puccini, Turandot III, 1: "Nessun dorma!" II, 2: "In questa Reggia"

Agustin Lara, Granada

Nikolai Devitte / Evgeny Grebenka, "Dark eyes"

Russian song "Kalinka"



2018年06月12日(火) 米朝首脳会談開催

歴史的な「米朝首脳会談」がシンガポールのセントーサ島のカペラホテルで行われました。トランプ大統領・金正恩委員長は最初こそ緊張した雰囲気がありましたが、時が経に連れて硬さが緩み、両首脳にとって実りある会談となっていったようです。具体的ではないですが、今日の会談の合意文書にサインして今日の首脳会談は終了しました。

今年1月から始まった「北朝鮮」の融和的な政策(朝鮮半島非核化)は今日最初のエポックを終えたのですが、大方の見方通りで非核化の具体的な内容は依然はっきりしません。これからどういう枠組みで進んでいくのか、IAEAの役割は?6ケ国協議の枠組みは?日本の立場は?はっきりしない課題が残り「お祭り」が閉幕した感じです。

歴史を振り返ると、日本は朝鮮が日本から離れ中国に接近したことから「日清戦争」を起こしました。そして朝鮮が中国が手を引きロシアが朝鮮に接近すると「日露戦争」を起こしました。そして最終的には「朝鮮」を併合し、米国が日本の大陸進出に反対すると日米戦争を開始しました。北東アジア地域において日本は準主役級の「嫌われ者」を演じてきたと考えられます。まずはこれらの「過去」を清算しなければなりません。「拉致問題」が非常に深刻なことはわかっていますが、関係国が「平和条約」を優先して締結しようとするとき、日本としては自らの立場を十分踏まえて対処しなくてはならないと思います。



2018年06月10日(日) イベント間近

6月12日のシンガポールにおける「米朝首脳会談」に向けて、北朝鮮の金正恩委員長とトランプ米大統領がシンガポールに入りました。首脳会談はシンガポールのセントーサ島で行われることになっています。シンガポール南部の島なので警備に便利なのだと思います。巨大なマーライオンがあることでも有名です。北朝鮮の非核化は一回の首脳会談で解決するとは思えません。日本が北朝鮮経済支援で金を出さなければならない状況には変わりがありませんが、できるだけ有効に使って欲しいものです。


セントーサ島のマーライオン

6月15日からはサッカーワールドカップがロシアで始まります。Hグループの日本の試合以下となります。これを勝ち抜くと7月に入って決勝トーナメントに進むことになります。決勝進出はかなり難しいと思われますが・・・。

日本×コロンビア 19日 21時から(モルドヴィアアリーナ)

日本×セネガル  25日  0時から(エカテリンブルグスタジアム)

日本×ポーランド 28日 23時から(ボルゴグラードアリーナ)



2018年06月07日(木) 誕生日にバロック音楽コンサート

「バロック音楽コンサート 「Con arco & pizzico」を聞いてきました。会場は千鳥ヶ淵のイタリア文化会館。演奏はイタリアから来日中の3人。興味深い音楽会でした。

演奏者
ハープシコード:ルイジ・アッカルド 
バロックチェロ:ニコラ・ブロヴェッリ
アーチリュート:ディェゴ・レヴァリチ

プログラム
フランチェスコ・ジェミニャーニ(1687-1762)Op.5より チェロと通奏低音のためのソナタ ニ短調
サント・ラピス(1699-1765)12のチェンバロソナタより 第3番 スピリトーゾ
ジョバンニ・ザンボーニ(1664-1721)リュート・ソナタ集より シャコンヌ
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調
サント・ラピス 12のチェンバロソナタより 第8番 アレグロ
ジョバンニ・ザンボーニ(1664-1721) リュート・ソナタ集より 第4番
サルバトーレ・ランツェッティ(1710-1780) Op.9より チェロと通奏低音のためのソナタ イ短調

ベートーベンとかモーツアルトとかよりずっと昔の音楽です。ルネサンス音楽から約100年くらい後の音楽となるようです。音楽でいうとルネサンス音楽はギリシャ・ローマの復興芸術ではありません。絵画・彫刻・文学などの文芸復興運動期に流行った音楽です。絵画・彫刻・文学分野におけるような巨匠芸術家や世界遺産的な作品はまだ生まれていません。そしてバロック期には楽器の改良・記譜法の統一化などで音楽芸術としてのインフラ整備が進み、音楽芸術が質・量ともに豊かになっていったものと考えられます。そして絵画・彫刻・文学には登場しまい音楽を表現する「演奏家」という新しい職業がしたのでした。当時の作曲家に「絶対音楽」という発想があったかどうかわかりません。今日聞いた音楽がどういうシチュエーションで作曲され・演奏されたのか想像することも困難です。因みに今日は私の63回目の誕生日でした。



2018年06月02日(土) シューベルトピアノソナタ第21番変ロ長調D960

武蔵浦和図書館からマウリツゥオ・ポリーニの演奏するシューベルトの後期ピアノソナタ集(19番・20番・21番)を借りてきて聞いています。この中で21番のピアノソナタは私にとって思い出深い作品です。久し振りに21番D960番を聞いてみて色々思いを巡らしたので記録しておきます。

この長大なソナタを最初に聞いたのはポリーニが二回目に来日したときのコンサートでした。1976年3月9日の上野文化会館大ホールは若き天才ピアニストの登場に期待する聴衆が超満員で異様な雰囲気だったことを覚えています。演奏曲目はシューベルトのD960のソナタとシューマンの交響的練習曲でした。ポリーニは1942年生まれなのでこの時34才です。シューベルトは32歳で亡くなりました。このD960を含む最後の3つのピアノソナタ は亡くなる2ヶ月前に作曲されたのでした。この時のポリーニはシューベルトがこの曲を作曲した歳とほぼ同じでした。

今回借りてきたD960は1987年6月の録音でポリーニ45歳の時の録音です。来日から約10年後の録音です。押しも押されぬ第一人者となっての録音です。この演奏を聴いて昔の感動を少し思い出しました。テクニックの冴は当たり前ですが、音の(特に重音)のすばらしさはすごいです。まるでオーケストラの弦楽器・管楽器・打楽器のように混じっていながら、それぞれの別な役割を果たしてるように引き分けられています。また奇を衒うようなところは全くなく生真面目に演奏されています。

家には音源として、ハスキル、リヒテル、ホロヴィッツの演奏があります。それぞれが個性的な演奏ですが、シューベルトの第21番D960に限ってはポリーニの演奏が私に一番「しっくり」くるような気がします。




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