KENの日記
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2009年08月30日(日) アウトレットモール

先月茨城の阿見にオープンした「アウトレットモール」に行って見ました。関東では御殿場・佐野に続いての3つ目だそうです。車で東京外環道から常磐道に乗り換え、つくばのジャンクションで圏央道にはいって阿見まで行きました。ETCを装着したので、高速道路道路料金を現金払いしなくてもよく手間が省けて時間も早く便利になりました。

阿見プレミアムアウトレットモールのホームページ

この手のアウトレットモールは初めてなので、その規模・買物客の多さに非常にびっくりしました。広大な駐車場は午前中からかなりの車で埋まっていました。モールの中は多くの買物客でごった返していましたが、ペット(犬)を連れた客が結構いました。ペット関連のショップも幾つかあるようでした。若者向けの最新流行ファッションを扱う店と、どちらかと言うと中高年向けの「トダディショナル」なファッションを売る店が混在しているので、広い年齢層に対応できるようになっています。

昼食時にフードコートに行き、昼食を食べようと「讃岐うどん店」に並びましたがテーブルを確保することが困難なようなので諦めました。まだ開店2ヶ月だし佐野とか御殿場より便利なので買物客が殺到していて、収容容量をオーバーしている感じです。モール近辺にはレストランらしきものもないので、混雑するのは当たり前でした。

成田空港も始めは同じだったと思いますが、阿見のモールも広い土地を安く確保できたようですが回りはまだまだ何もありません。関東の北には平らな土地がまだ多く残されていることを知りました。こういう風景は山国長野県育ちの私達夫婦には非常に奇異に思えるのです。



2009年08月28日(金) スバル出航

今日の朝、マリン社の海底ケーブル敷設線の「すばる」がフィリピン沖の工事のために出航しました。横浜港の新子安付近にある某社海底ケーブルデポまで見送りに行きました。

「すばる」は8月上旬にシンガポール沖から長崎に帰港していました。日本ではこれから台風シーズンですが、8月上旬の台湾を襲った大型台風の影響で、台湾沖のケーブルの故障が多発しているため急ぎの出航となりました。

岸壁に降ろされていた「タラップ」が巻き上げられ、岸壁に繋がれていた何本かのロープが一本一本外されると「船」はだんだん自由な身になって行きます。やはり自由に動ける姿が船らしいですね。ゆっくり岸壁から垂直に離れていって、ある程度沖にでてから、進行方向にむかって進み始めました。約1ヵ月の工事です。無事に工事を完遂することを祈っています。下はレインボーブリッジに向かう「すばる」です。




2009年08月27日(木) 柿の種「コンソメ味」

亀田製菓の柿の種「ペッパーコンソメ味」が期間限定で発売されています。近くの生協で購入してみました。

亀田製菓のPRページ

随分昔からずっとファンの亀田の「柿の種」。これまで「塩誰だれ味」「わさび味」などバリエーションを拡大してきましたが、今回は試作品で「コンソメ味」です。それほど刺激が強くないので上品に仕上がっている感じです。

私としては、「マヨネーズ味」「チーズ味」「キムチ味」などに挑戦してもらいたいところです。亀田の「柿の種」はビールの「つまみ」には欠かせない一品なので新しい味の開拓には期待しています。地味ですが、袋の裏の「けなげ組み」も息の長いシリーズですね。



2009年08月05日(水) 長崎出張、ケーブル敷設船スバル

我がマリン社の主力の海底ケーブル敷設船の「スバル」が日本に帰国しました。今回スバルの外部審査に立ち合うために長崎に出張し、審査機関の検査官に着いて回りながらスバル船内を視察しました。検査官はエンジンルームなども含めて丁寧に観て回りますので色々な事を知ることができました。下は長崎の専用岸壁に繋留中のスバルです。




「スバル」紹介のページ

スバルの仕様

船籍港     日本(東京)
全長      124m
幅       21m
最大荷載喫水  7m
総トン数    9,557トン
巡航速度    13.5 ノット(最大15.4ノット)

燃料消費量   30 トン/日 巡航速度(13Knots)
工事/ ROV作業 15-40 トン/日
港内      2 トン/日
最大航続距離  約 8,800海里
推進器/発電機
主推進器    2,700 kw × 2 (アジマス)
船首スラスタ  1,600 kw × 1
船首アジマス  1,192 kw × 1
主発電機    2,800 kw × 4

ケーブルハンドリング機器 ドラム型ケーブルエンジン(直径 4m)×2
21対タイヤ リニアケーブルエンジン×1

船尾シーブ(直径 3.2m)×3 (含む平型シーブ1台)

ケーブルタンク容量
No.1ケーブルタンク 1,180立方メートル
No.2ケーブルタンク 1,440立方メートル
予備タンク 150立方メートル 合計 2,770立方メートル

最大載荷容量 約 6,280 トン

ROV 船尾搭載(最大潜航水深 : 2,500m)
ダイナミックポジショニングシステム SIMRAD SDP 21
(電子制御航行システム、定点保持等)
航海計器 レーダー、ジャイロコンパス、GPS(DGPS)
浅海用、深海用測深器
通信機器 日本国内用船舶電話
衛星通信システム、V/UHF
無線GMDSS(MF/HF、VHF)、ファクシミリ等
甲板機器 Aフレームクレーン、5tクレーン 2台、ウインチ等
宿泊設備 80 名
乗組員及び客先代表者用

その他
PGU(アース防護ユニット、)
PFE (中継海底ケーブルシステム用給電装置)
UJ (海底ケーブル接続機器)

その他設備でケーブル敷設船特有の設備が搭載されています。「PGU」はアースを確保するための装置です。長距離海底ケーブルは減衰する光信号を増幅するための装置が約100Kmおきに敷設されています。太平洋横断ケーブルなどはこれが何十個も着いているわけで、この装置への給電用に両端から非常に高い電話の電流が流されているわけです。そうしたケーブルの保守もするわけですから、アース装置は必需品と言う訳です。

「PFE」は電力供給装置です。海の真ん中で切れてしまったケーブルを引上げて修理する場合、切れた場所以外に故障が無いかどうかは、電流を流して中継装置を起動しないと確かめることができません。従って、陸揚げ局にあるような給電装置を船に搭載して試験する必要があります。

「UJ」はユニバーサル接続装置です。全世界の海には様々な形式のケーブルが敷設されています。そうした雑多ケーブルでも接続修理できるように、万能接続装置を積んでいるというわけです。海底ケーブル敷設船には、大海原の中の孤立した状態で工事や保守ができるような知恵と工夫が詰まっていることを知りました。




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