KENの日記
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2008年03月28日(金) 花見「飛鳥山」

朝会社の同僚が急に花見を提案しました。今週を逃すともう花が散り始めてチャンスはないし、来週になると4月になって急に忙しくなることが予想されるので、提案は多くの同僚に受け入れられました。場所は王子の飛鳥山。

後楽園にある会社からは王子までは地下鉄南北線が行っています。そこから花見の名所「飛鳥山」へは複雑な道のりでした。都電が通っているので道路を勝手に渡れないのです。迷った挙句漸く公園の目的地にたどり着くました。丁度帰宅の時間頃に雨が降り出したので、桜の名所とはいえ、花見客は疎らでした。しかし雨が止んで少しひんやりしましたが、満開の桜の下で楽しい花見ができました。このような本格的な花見をしたのはなんねんぶりかしら。

飛鳥山の頂上には3つの博物館があることを始めて知りました。

飛鳥山のホームページ

渋沢資料館、紙の博物館、北区飛鳥山博物館です。ゆっくり見学してみたい博物館です。他にも佐久間象山の碑があるということで非常に興味深い公園であります。



2008年03月27日(木) インドの友人来日

先週からインドから友人が来日しています。名前は「Subhash」。家族3人で休暇を利用して日本で働いている義理のお兄さんの厄介になっています。先週土曜日に成田に着き、そのまま東京に2泊して今はお兄さんの住んでいる日立に行っています。日曜日にはディズニーランド、月曜日には世田谷の蓮光寺にいったのでした。

私がインドで働いていた時、彼はインドの通信会社の「リライアンス」で働いていました。その関係で知り合いになりました。彼に窓口になってもらって日本からのお客をリライアンス社に紹介したことがありました。その時の知り合いと相談して、今日は「Subhash」を東京に来て貰って夕食を食べました。日立と東京は少し離れており電車(スーパー日立)では金がかかるので高速バスを利用してもらうことにしました。

夕食の場所は虎ノ門のインド料理店「ダージリン」にしました。ここは会社の国際部隊が入っているビルから近く、予てからいっぺん行ってみようと考えていたレストランです。料理も美味しく店員さんも親切だったので大変気に入りました。生憎「Subhash」は体調が悪く殆ど料理を食べることができませんでした。日本の食事・環境に参ってしまったのかもしれません。

なぜ彼の名前が「Subhash」かというと、彼がコルカタ生まれで誕生日は郷土の英雄「スバッシュ・チャンドラ・ボース」と同じからなのです。その「ボース」の遺骨はインドにはなく実は杉並の「蓮光寺」にあるのです。蓮光寺の遺骨は命日の8月18日にしか参拝できませんが、彼等は蓮光寺境内にあるボースの石像を拝んできたようです。彼のお兄さん(コルカタ出身)はまだ日本に長く居るようなのでチャンスがあったら8月18日に参拝できるかもしれません。



2008年03月25日(火) 母が退院

2月7日にマンションの玄関先で転倒して大腿骨を骨折して西浦和の「三愛病院」に入院していた母が今日漸く退院できました。手術後のリハビリで漸く「杖」をついて歩けるようにはなっています。それでも手術の際のダメージと入院中に衰えてしまった筋力が回復していないので、複雑な動きとか素早い動きはできません。暫く自宅で訓練して戻すしかありません。

入院していた西浦和の三愛病院には最新の検査・治療機器が備えられています。CTスキャン・MRI・超音波メスなどです。医療機器メーカに勤める息子が感心していました。診療科目に心臓外科もあるので、不整脈・心房肥大の私もお世話になるチャンスがあるかもしれません。加えて一階レストランの「キーマカレー」が絶品です。病院の一角の小さいレストランのメニューに普通のカレーに加えて「キーマカレー(ひき肉カレー)」があるのも変わっています。これはお勧めです。

母の病室は4人部屋でしたが、その部屋には母と同じように大腿骨を骨折した「Fさん」と「Hさん」が居ました。4つ目のべッドは空いていたり短期間入院の方が居たりしました。母はこの「Fさん」「Hさん」と競争するように療養をしていたのではありました。この二人には大変お世話になりました。「Fさん」は母と同じ年齢ですが、ものすごく元気な方で、率先してリハビリをこなす模範患者でした。最初の手術の経過が思わしくなかったので再手術をしたのですが、手術後のリハビリにも早くから積極的に取り組みます。弱音を吐く母をかなり叱咤激励してくれました。

もう一人の「Hさん」は97歳の高齢ながら非常にしっかりした方でした。一回り若い母を励ましてくれました。偶々病院の先生から歩行許可を貰った日に会いましたが、嬉しそうに自分の老人車を使って歩いていました。「Hさん」は母より数日早く退院していきました。怪我の病室は手術さえしてしまえば、後はリハビリでどんどん元気になっていくので病気の人の病室とは事情が違います。母の入院も同じ患者仲間の助けもあり、それなりのものであったみたいです。妻は毎日にように病院に通いました。これには大変感謝しています。



2008年03月20日(木) マタイ受難曲

2008年の復活祭の日取りは以下の通りです。

3月20日(木):最後の晩餐
3月21日(金):イエスの受難
3月22日(土):復活Eve
3月23日(日):復活祭

ということですが、今日は「さいたま芸術劇場音楽ホール」でバッハコレギウムジャパンの演奏による「マタイ受難曲」を聞いてきました。バッハコレギウムジャパンの「マタイ」は今日のさいたま公演が初日で、明日は東京オペラシティタケミツメモリアル、土曜日は大阪のシンフォニーホールです。さいたま公演は他の会場に比べて規模が小さいのが魅力でした。一昨年所沢ミューズの大ホールで聞きましたが、会場が少し大き過ぎたように思えていたので、正直今日は当たりでした。

記録のために演奏者を紹介しておきます。

指揮:鈴木雅明・・・今日も素晴らしい演奏を聞かせていただきました。オルガンチェンバロの名手でもあるからでしょうか、最後まで舞台上のオルガンのチューニングを続いていました。またチェンバロも非常に優雅な音がしました。

ソプラノ:ハナ・ブラシコヴァ(チェコ出身)・・・透明感があってよく通る声でした。ドイツ語をはっきり発音するので聞き取り易かったです。まだ若いようなので楽しみなソプラノです。少し痩せすぎな感じもしますが。

ソプラノ:藤崎美苗・・・最初は少し硬かった感じです(冒頭の賛美歌)。後半のピラトの妻役では落ち着いた歌を聞かせてくれました。少し暗めの声で高貴な感じが良いですね。相変わらず美しくスタイルも抜群。オペラに出れば人気がでると思います。ミミなんか似合いそうです。

アルト:ダミヤン・ギヨン(フランス)・・・カウンターテナーです。少し太いアルトです。声が出たり引っ込んだりするのが気になりました。少し神経質な歌い方なのでしょうか。

アルト:上杉清仁・・・一昨年も同じ役を聞きました。印象は前回とほぼ同じ。丁寧な歌い振りに好感が持てました。

エバンゲリスト:ヤン・コボウ(ドイツ)・・・本日大活躍でした。思い入れタップリの福音史家。エバンゲリストの台詞が終わっても、合唱に参加してテノールをしっかり歌っていました。「イエスの死」への緊張感の盛り上げは大したものだと思いました。拍手。

イエス:マルクス・フライク(バス)・・・非常にドイツ語の美しい方でした。高貴な感じのするイエスだったと思います。

ユダ・ぺテロ・ピラト等:ドミニク・ヴェルナー(ドイツ)・・・非常に声に深みのある人でドイツ語の発音も本場ものでした。前半ではユダとして、イエス逮捕の合図となる「ごきげんよう。先生」という台詞、後半ではイエスの取調べ中に「私はそんな人は知らない」という台詞を意味深長に歌ってくれました。こういう簡単なドイツ語を思い入れ深く歌ってくれると聴衆は喜びます。終演後に大きな拍手を受けていました。

チェロ:鈴木秀美(第一グループ)・・・常に安定したテクニックでレチタティーヴォを引っ張っていました。ボーイングも非常に美しいのです。良い音がするはずですね。今日は会場が狭かったのでピチカートも非常に魅力的に聞こえました。


バッハコレギウムの合唱の方はもう何回も「マタイ」歌っているはずなのに、いつも新鮮な感動を持って歌っているのです。ドイツ語の歌詞の意味を十二分に把握し、マタイ福音書をはじめ聖書をキチンと理解し、何よりもイエスを深く慕っているのでしょう。ただしそれが宗教なのかというと少し違うと思います。イエスの受難がバッハの音楽を通してより崇高な物になっているからなのだと思います。かつてイエスという人がいて、そのイエスの受難を弟子のマタイが記録し、それが聖書として伝えられ、バッハがそれに音楽をつけ、バッハコレギウムが演奏し、その演奏を聴衆が聞いたということです。演奏者は聴衆よりもずっと感動していたのだと思います。

今日終曲の「安らかに眠りたまえ」の美しい音楽がそれほど悲しく聞こえませんでした。実は聖書のマタイ福音書を勉強するのと平行して遠藤周作の著作を少しかじったのです。マタイ福音書は復活したイエスがガリラヤで11人の弟子に布教を命じて終わります(ユダは既に自殺してしまっている)。遠藤周作はイエスを裏切った弟子達がイエスの死後、師の本当の教えに目覚めて布教活動に専念したことが今日のキリスト教の隆盛に繋がったとしました。それがイエスの復活であるというのです。イエスの受難の意味は非常に深いのですね。



2008年03月19日(水) アーサー・C・クラーク氏死去

スリランカに移住していた「アーサー・C・クラーク氏死去」さんが今日亡くなったそうです。90歳でした。イギリス生まれのSF作家で1956年からスリランカに移り住んでいたようです。スリランカ勤務時代に私は直接会う機会はありませんでしたが、日本人会の人達が面会して時のビデオを見せてもらったことがありました。

スリランカの内戦に非常に憂慮して、時々声明を発表していたようです。私がスキューバライセンスを取ったのが、アーサー・C・クラークさんの主催するスキューバ学校でした。スリランカ南部のヒッカドゥアのコーラルガーデンホテルにありました。学校を終了して大分たって本物のライセンスが届かないので、コロンボにある事務所に行った事がありました。そこはコロンボの高級住宅街でアーサー・C・クラーク氏の自宅だったようです。門の中にオンボロのベンツがったことを憶えています。



2008年03月15日(土) 久し振りのHMV

久し振りに池袋のHMVに行きCDとDVDを購入しました。本当に久し振りだったので、これまで見逃していたもの、新入荷のものなど興味深い以下を購入しました。

1.ケルテス&ロンドン交響楽団 
シューマン交響曲第一番「春」、ブラームス交響曲第2番(1965年頃)

2.ムラヴィンスキー&レニングラードフィル
ショスターコーヴィッチ交響曲第八番(1982年)

3.ゲルギエフ&メトロポリタン歌劇場、ホロストフスキー
チャイコフスキー歌劇「エウゲニー・オネーギン」

非常に楽しみです。早速IPODに入れて通勤列車の中できこうと思います。



2008年03月11日(火) スリランカからのニュース

Sale of NTT’s stake in SLT to Maxis approved.

Reuters reports that Sri Lanka’s Supreme Court has allowed Japan’s Nippon Telegraph and Telephone (NTT) to sell its shares in Sri Lanka Telecom (SLT), following a court battle that began last June. ‘The court order was that NTT has the freedom to sell any shares, in the open market, to anyone they want to,’ said Nilanthi Peiris, a lawyer who appeared on behalf of petitioners. The Supreme Court halted the sale of a 25.3% stake in SLT owned by NTT to Usaha Tegas, the parent of Malaysia’s Maxis Communications, via a subsidiary, Global Telecom Holdings, in June 2007, and postponed it again in September following complaints about a lack of transparency. The Sri Lankan government owns 49.5% of SLT, NTT holds 35.2% and the remainder is distributed. TeleGeography’s GlobalComms database says that the share deal requires the government to draw up a new management contract with the Malaysian investor, as the deal would leave NTT with a 9.9% holding, cancelling its existing contract (which ends if its stake drops below 10%).

NTTが保有するスリランカテレコム株式のMaxisへの譲渡が許可された。(2008年3月10日)

ロイターは昨年6月からスリランカ最高裁で争われていたNTTが保有するスリランカテレコム株式譲渡の件を許可することに決めた。最高裁の決定は以下のようなものである。「NTTは公開市場において、その保有するスリランカテレコム株式のいかなる部分を、それを購入したい誰にでも譲渡することができる」と訴えを起こした側の弁護士の「ニランティ・ペイリス氏」が語った。

スリランカ最高裁は2007年6月、NTTが保有するスリランカテレコム株式(25.2%)の「Usaha Tegas」譲渡(Maxisの親会社であり、実際には子会社のGlobal Telecom Holdingsへ譲渡するというもの)を不透明であるという訴えに従って差し止めていた。スリランカテレコムの株式は49.5%をスリランカ政府が保有し、35.2%をNTTが保有し、残りは一般投資家に保有されている。

「TeleGeography’s GlobalComms」はスリランカ政府は新しいマネジメント契約の締結が必要となると指摘している。NTTとスリランカ政府とのマネジメント契約はNTTが10%以上の株式を保有していると有効であるが、今回の株式譲渡でNTTは9.9%の株式を保有することとなるからである。



2008年03月10日(月) 清泉 純米吟醸 しぼりたて




久須美酒造(新潟県長岡市小島谷1537-2)の清泉(純米吟醸、しぼりたて)です。冬季限定です。

原料米:五百万石・わせじまん
精米歩合:55%
日本酒度:+3.0
酸度:1.5
アミノ酸:1.5
アルコール度:15〜16
発売:12月〜1月


この久須美酒造は漫画化され、テレビドラマにもなった「夏子の酒」のモデルともなりました。それにしてもこの「清泉」のラベルは斬新ですね。



2008年03月03日(月) 「田酒」・・・日本酒

森田酒店で「田酒」を入手しました。噂に聞いていた幻の酒が手に入りました。




西田酒造店のホームページ

ホームページによる「特別純米酒」の解説:青森県産酒造好適米「華吹雪」を使用した地酒の銘品。辛口ながらコクがあり、飲み飽きしないすっきりした味。
● 原料米:華吹雪
● 精米歩合:55%
● 日本酒度:+3
● 酸度:1.5
● アルコール度数:15.

早速「ひや」で頂きました。辛口の非常にフルーティな味です。豊かな果実風の香りがします。さすがに「人気が出る酒」です。田酒にはこの特別純米のほかにも別の醸造米を使用し別の作り方の酒があるようなので、是非飲んでみたいと思います。また西田酒造さんでは醸造用アルコールを少し添加した「喜久泉」というブランドも出しています。こちらも非常においしそうです。ホームページを見ると丁寧な酒造りをしていることが一目で分かります。




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