KENの日記
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2007年11月25日(日) 宮崎焼酎「赤江」

稲荷屋酒店で勧めてもらった「赤江」です。宮崎市に唯一のこる焼酎の作り酒屋の落合酒造の焼酎です。材料には宮崎県の芋「紫優(ムラサキマサリ)が使われています。




落合酒造のホームページは以下のとおりです。(宮崎県観光協会のページ)


落合酒造

この「赤江」という芋焼酎は大変飲みやすく・美味しい焼酎です。家では6:4に割り良く攪拌して冷蔵庫に冷やして飲むのですが、すっきり飲めます。癖とか臭みとは無縁の焼酎です。かといって特徴がないわけではない。丁寧に作られたという印象が深いです。



2007年11月24日(土) バーデン・バーデンオペラガラコンサート(DVD)

池袋HMVのポイント3倍セールなので妻と一緒に出向いて、表題のDVDと「ソビエトエコーズ」というソビエト時代音楽に関するDVD、そしてブリテンの戦争レクイエム(So:ヴィシネフスカヤ)を買ってきました。他にイッサーリスのバッハ無伴奏チェロ組曲を買おうと思ったのですが、生憎在庫がなかったので、この次の3倍セールまで待つことにしました。この日記ではまずバーデンバーデンのオペラガラDVDについて書いておきます。

これは2007年の7月下旬にドイツ南部のバーデンバーデンオペラハウスで行われたガラコンサートの模様です。出演は、

ソプラノ:アンナ・ネトレプコ
メゾ:エリーナ・ガランチャ
テノール:レイモン・ヴァルガス
バリトン:ルードヴィク・テジエ
SWR南西ドイツ放送交響楽団
指揮:マルコ・アルミリアート


このコンサート、実は当初の予定ではテノール:ローランド・ヴィリャソン、バリトンがマリウス・キーチェン(メト)の予定のところ、ヴァルガスとテジエに代わったとのこと。ネトレプコ、ガランチャの女声二人に比べると、男声が見劣りしています。ヴィラソン・ネトレプコは最強コンビなので実現していれば大きな話題になっていたはず。残念ながら実現しませんでした。ここで非常に元気良く歌っていたネトレプコも翌週のザルツブルグをキャンセルしたのだそうです。引っ張りだこの歌手は大変なようです。曲目は以下のとおり。

・ベッリーニ:『ノルマ』より
 序曲
 「聞いて、ノルマ」ネトレプコ、ガランチャ
・ドニゼッティ:『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」ヴァルガス
・ベッリーニ:『清教徒』より「お前を失ってしまった」テジエ
・ベッリーニ:『ノルマ』より「清らかな女神よ」 ネトレプコ
・ロッシーニ:『チェネレントラ』より「不安と涙のうちに生まれ」
 ガランチャ
・ヴェルディ:『ドン・カルロ』より「共に生き、共に死ぬ」
 ヴァルガス、テジエ
・サン=サーンス:『サムソンとデリラ』よりバッカナール、他
・ドリーブ:『ラクメ』より「花の二重唱」 ネトレプコ、ガランチャ
・ビゼー:『真珠とり』より「聖なる神殿の奥深く」
 ヴァルガス、テジエ
・サン=サーンス:『サムソンとデリラ』より「あなたの声にわが心は開く
 ガランチャ
・ヴェルディ:『ルイザ・ミラー』より「静かな薄明かりの夕べに」
 ヴァルガス
・カタラーニ:『ワリー』より「さようなら、ふるさとの家よ」
 ネトレプコ
・ヴェルディ:『ドン・カルロ』より「終わりの日は来た」
 テジエ
・プッチーニ:『ラ・ボエーム』より「ああ、麗しの乙女」
 ネトレプコ、ヴァルガス
・ヴェルディ:『リゴレット』より「愛する美しい乙女よ」
 ネトレプコ、ガランチャ、ヴァルガス、テジエ
・レハール:『ジュディッタ』より「私のくちびるは熱いキスを・・・」
 ネトレプコ
・マスネ:『ル・シッド』より「統べたまえ、裁きたもう御父よ」
 ヴァルガス
・チャピ:『セベデオの娘』より「私が愛を捧げたの」
 ガランチャ
・ビゼー:『カルメン』より「闘牛士の歌」
 テジエ
・ヴェルディ:『椿姫』より「乾杯の歌」
 ネトレプコ、ガランチャ、ヴァルガス、テジエ

この中でなんと言っても面白いのが、ネトレプコのアンコールの「レハール」です。たぶんCDの方には収録されていないでしょう。これこそ映像がポイントです。中間部でネトレプコはハイヒールを脱ぎ、見事な踊りを披露してくます。これが結構決まっていて必見です。ネトレプコの声と容姿と演技力は大したものだと思っていたのですが、「踊り」(運動神経)も凄いです。「舞台」にかける彼女の並々ならぬ姿勢を目の当たりにした感じですね。ここまでやられると他のソプラノは付いていけません。他から頭ひとつリードから「一馬身の差」に拡大した感じです。これからどのような舞台を見せてくれるのか想像もつきません。

エレーナ・ガランチャも美しくて非常に芯のある声を聞かせてくれます。ラクメの二重唱もそうですが、ネトレプコの声とは少し合わないのかなと思いました。人材豊富なメゾですがこの人もトップグループに入りますね。男性ですが、ヴァルガスの生真面目で丹精な歌い方は非常に好感が持てますね。常に冷静でコントロールされている感じです。しかし「色気」がない。そういう点ではビラゾンですね。バリトンのテジエは一番地味ですね。闘牛士の歌も無理がありますね。CDなら良いのかも知れませんが。



2007年11月23日(金) 武蔵浦和ラーメンアカデミー

武蔵浦和駅前のラーメンアカデミーに行ってみました。駅前の簡易建築ビル(再開発地域なのでその内に建替えられるのでしょう)の2階にラーメン屋さんが集まっています。現在入居しているラーメン屋は以下の5件です。

「Ra2(拉通)」(本店千葉)
「拉麺帝国」(博多ラーメン、お台場でブレーク)
「まるたけ」(北海道ラーメン)
「泰斗」(旭川ラーメン)
「王龍」(四川風)

このうち「まるたけ」が600円のラーメンを2周年価格で「300円」でサービスしているので、迷わずこのラーメンを食べました。何しろ妻と母と私の3人なので量は食べないのです。2階のフロアでは特別価格の「まるたけ」さんだけが混んでいて少し待ちました。出てきたラーメンは濃い目のスープですが、魚の甘みがでていてかなり美味しかったです。安くすれば客が入るのですから、他の店も良く考えて欲しいものです。

ラーメンアカデミーのホームページ

今後とも美味しくて安いラーメンが食べられるよう期待しています。



2007年11月19日(月) 雪中梅




南浦和の酒屋さんの「稲荷屋」さんが「丸山酒造(雪中梅で有名)」の直売酒店になったとのことです。来年4月から「雪中梅」が定価で販売されるようです。ご主人の話によると「丸山酒造社長とご主人の個人的な信頼関係」から取引ができるようになったとのこと。本当におめでとうございます。そして非常にあり難いことです。来年の楽しみがひとつ増えました。



2007年11月18日(日) 上海マグレブ

上海マグレブのホームページ ⇒ MagLev



上海地下鉄2号線の龍陽路駅(ロンヤンルー)から浦東(プードン)国際空港までの30Kmをリニアモーターカーが結んでいます。途中に他の駅は無し。「MagLev」は「Magenetically Leviated Train」(時期浮上式鉄道)の略です。30Kmの距離を8分程度で結んでいます。本当に列車に乗ったら直ぐに終点についてしまいます。本当に早いです。運賃は片道50元(750円程度)。その日の航空チケットがあれば40元になります。



列車の車内は非常にゆったり作られています。新幹線より幅は広い感じがします。3人・3人の席は身体の大きい外国人にも座り心地が良いでしょう。




列車は静かに発車しました。浮いたという感じがぜんぜんしないので、最初から浮いているのですね。満員と空っぽの時の重さは大分違うのしょうから調整が難しいのだろうと思いました。列車のスピードはどんどん上がっていきます。最高速度は431Kmでした。速度が下がり始めたとおもったら到着の案内が始まりました。線路は殆どの区間が真っ直ぐなのですが、カーブはかなり傾きました。横を空港に向かう高速道路が通っていますが、その車の軽く抜いていきます。途中一回対抗列車とすれ違いました。最高速度付近でのすれ違いだったのでほんの一瞬の出来事でした。この列車を使うと30Km離れた空港が全く遠い感じがしませんでした。



2007年11月17日(土) 上海からアップしています。

(最新の最新の最新)
上海プードン国際空港では出発便が混雑し結局出発したのは6時30分。1時間15分遅れです。そして成田空港には10時頃(日本時間)到着しました。入国処理を済ませて京成成田空港についたのは10字20分過ぎ。この時間は既にスカイライナーは終わっていて、10時40分の通勤快速で岐路に着きました。この列車は11時50分頃に日暮里についたので結局埼京線の最終には間にあわず。京浜東北線の南浦和経由で帰ってきました。

(最新の最新)
今5時30分。ボーディングのアナウンスがありました。これから搭乗します。上海より。

(最新の書き込み)

飛行機が遅れています。今出発時刻の5時25分ですがまだボーディングは始まりません。35分頃からだとラウンジの係の人が言っています。果たしてその通りになるのかどうか。今のところ30分遅れだそうです。上海プードン空港のANAラウンジでケーブルを借りてインターネットに繋いでいます。

(15日の日記)
12時20分過ぎに上海の虹橋空港に到着しました。到着の30分前くらいから飛行機は高度を落とし始め、上海の町並みが見えてきます。ビルが立ち並ぶ中心街付近上空を通り越して、上海西部の高級住宅地域にある虹橋空港に向かうのですが、飛行機の窓からは整然とした高層アパート群や、同じ形をした一戸建て住宅が固まって建てれている住宅地が見えました。建設中のものもありますが、道路は斜線が多くて真っ直ぐです。一言で言うと整然として綺麗です。虹橋空港はそれほど大きくはないのですが、既にJALの747ジャンボ機が駐機していました。ANAは777なのですが、JALは747なのですね。ANA777はほぼ満員状態でした。

777機内のエコノミークラスは「3・3・3」の座席配置で、私は幸い窓側を確保できしかも私の横は空席でした。3人掛がけの真ん中が空席なところが数箇所あるだけでほぼ満員でした。殆どがビジネス客です。虹橋空港の入国処理のはとてもスムーズでした。入国審査は簡単。預けた荷物は直ぐに出てくるし、税関チェックもごく簡単でした。荷物が出てくるのを待っている間に両替しました。

空港内「中国銀行」のレートは

10000円=600.2元

100元=1666円

(ここまでは15日の日記の続きです)

今は上海のプードン(浦東)国際空港から接続しています。このプードン空港は上海市内から30Km程度離れています。上海市の東部に広い場所を確保した最新鋭の巨大空港です。特に驚いたのはそのアクセスです。高速道路も行っているのですが、「Maglev」というリニアモーターカーが走っています。せっかく上海にきたのでその噂の列車に乗ってみました。列車は地下鉄の駅に接続していますので便利だと思います。今日はその駅までタクシーで行きました。

スムーズに走り出した列車はぐんぐんスピードを上げていきます。そして最高時速は430Kmを超えました。そしてスピードを落とし始めたと思ったら空港に到着してしまいました。ほんの数分の乗車時間でした。車輪がないので非常に静かです。椅子の快適。それほど混雑していないのが不思議でした。

今回の上海出張ではトラブルがあり、上海市内を何回も走り回ることになってしまいました。入国は上海の西側の「虹橋国際空港」で、出国は東の端のプードン国際空港でしたが、その空港の間を別に一回往復することになったのでした。同僚がHDビデオカメラを中国に持ち込もうとしたのですが、入国の際に保証金の支払いを求められたのでした。それも「虹橋空港」ではなく「プードン空港」で金を払ってきてくれということなのです。

従って「HDビデオカメラ」を一旦虹橋空港に預け、プードンまで行って税金を支払いに行き、再び虹橋空港に戻ってカメラを受け取ったというものです。この作業は上海のグループ会社のローカル社員に手伝ってもらいましたが、非常に疲れる作業でした。この移動により上海の道路事情が良く分かりました。渋滞することで有名だそうですが、それほどでもありませんでした。車の両も凄いのですが、道路整備もどんどん進んでいる感じです。

おいおい上海の写真で上海事情を紹介していきます。



2007年11月15日(木) 上海出張

これから羽田国際ターミナルから上海の虹橋空港に向かいます。羽田国際ターミナルは非常に小さいのですがコンパクトで便利そうです。羽田の第一ターミナル・第二ターミナルからバスが出ています。予想外の小さなバス停に降ろされるとそこが国際線ターミナル。チケットカウンターも少なく出国審査席の数も少ないです。

羽田-上海便は今年の9月から就航しています。これまでの韓国への直行便に加えて中国便も開始されたのです。ビジネス客で狭い待合室は混雑しています。ANAの上海便は大変混雑しているようで事前に座席予約が出来ませんでした。チャックインで残り二つだけだった窓際の席を確保しました。

私は交換しませんでしたが、羽田での円と元の交換レートは以下の通りでした。(11月15日午前9時)

100元=1687円

上海でのレートはどれくらいでしょうか。最近急激に円高傾向になっていますので、東京と上海でどちらが敏感か・・・。現在午前9時30分。そろそろ搭乗時間です。行ってきます。



2007年11月11日(日) ワレリー・ゲルギエフとキーロフオーケストラ

所沢の「MUSE」でゲルギエフとキーロフオーケストラの演奏会を聴いてきました。生憎小雨がぱらつき寒い一日でしたが、素晴らしいコンサートが聞けてとても幸せな気分です。曲目はストラビンスキー「春の祭典」とチャイコフスキーの交響曲第五番。鳴り止まない拍手に応えて、アンコールとして「くるみ割り人形」から、花のワルツとトレバックが演奏されました。

本当に稀な素晴らしい演奏会だったのですが、会場のMUSE大ホールの後ろの方はかたまって空席がありました。当日売りはS席とA席しか残りがないといっていたので、どこかの企業でも買い占めていたのでしょうか。本当に勿体ないと思いました。

演奏会が素晴らしいものになりそうな予感は始まりからありました。キーロフオケが舞台の袖から出てくるときに非常に和やかにリラックスして楽しそうに出てきたからです。特にコンサートマスタとビオラトップは何やら話していました。ゲルギエフが舞台の右袖から出てきたので少しびっくりしました。今日の私達の席はS席で舞台の左側のバルコニー。ファーストバイオリンの後ろの人の音がギンギン聞こえる席です。ゲルギエフの「息」の音もしばしば聞き取ることが出来ました。

春の祭典は非常に丁寧な演奏でした。非常に荒々しい曲ですがゲルギエフは丁寧に上品に仕上げたと思います。もちろん金管・打楽器の音量、弦楽器の鋭いボーイングは鋭角的なのですが全体の印象は上品なのです。「春祭」ってこんなに短かったのかしらと思う演奏でした。二部に入ってから身体を乗り出して聞いていたので後で横の妻から「見えなかった」と大分文句を言われました。ゲルギエフの踊るような指揮に引き込まれていたのでした。

ゲルギエフは指揮台を使いませんでした。指揮台がないので随分動き回っていました。道があれば木管の前まで行きそうな雰囲気でした。「春祭」では譜面を用意して比較的長い「指揮棒」を使っていました。それでも左手は何時も細かい動きで支持を与えます。そして大きな「息の音」。冒頭のファゴットと一緒に変な音がすると思ったら「息」でした。

チャイコフスキーは何という自由な演奏でしょう。これまでのチャイコフスキーの印象から大きく踏み出しました。1990年のソビエト崩壊以降、ロシア芸術のエースとして世界に飛び出し、そして今や「世界一」忙しく活発に活動する「ゲルギエフ」の自信作と言っていいでしょう。ゲルギエフの指揮に絶妙に反応する「キーロフ」も凄いです。弦楽器の合奏能力は世界トップクラス。管楽器打楽器も勿論凄い。ファーストバイオリンの最後尾の女性演奏者がものすごい音で弾いていました。華奢な腕なのですが「弓」を長く使って、平気な顔をして凄い速さで腕を動かします。体力が違うのかなと思いました。

演奏終了後は長い拍手が続きました。ゲルギエフも満足そうでした。楽屋裏でファンのために疲れているはずなのにサインに応じてくれました。私達も並んでサインを頂いてきました。下記がそれです。




サインに応ずるマエストロ。疲れが見えます。ありがとうございました。



2007年11月04日(日) St.マグダレーナーのワイン



やまいち酒店で購入した「St. Magdarenaer Huck Am Bach」です。1000円代のワインではお得なワインでした。

醸造元のホームページ

イタリア北部チロル地方のワイナリーです。イタリアの品種のスキアーヴァ 90%とラグレイン種10%で作られています。フルーティで美味しいワインでした。



2007年11月03日(土) スリランカ政府の報復空爆

先週のスリランカ反政組織LTTEによるアヌラダプーラ空軍基地攻撃(政府側14人死亡、8軍用機破壊)に対する政府郡の報復爆撃が2日(金曜日)に行われたようです。今回はLTTEの中枢部のキリノッチを直接攻撃した模様です。これまでは軍事基地や軍用設備への攻撃でしたが、LTTEの幹部に対して攻撃が行われました。LTTEの報告では政治面のトップである「タミールセルヴァン氏」を含む5人のリーダが死亡したとのことです。めったに姿を見せない「プラバーカラン氏」が姿を見せ弔意を示したとのこと。「タミールセルバン氏」に代わって「プラバーカラン氏」が再び政治・軍事を統括することになりそうです。

LTTE側は3日間の喪に服すと宣言しました。そしてその後に政府軍への報復攻撃が一気に激しくなることが予想できます。首都コロンボ近辺の警戒は既に最高度のものに変わっているそうです。来週からのスリランカ情勢は非常に心配です。




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