KENの日記
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2001年12月27日(木) クリスマスコーラス



仏教国スリランカにはキリスト教信者も結構います。フランシスコ・ザビエルがインドのゴアを拠点に布教を行い、スリランカにも多くの宣教師がやってきました。仏教国ですがキリスト教徒の最大のイベントのクリスマスは多くの国民が祝います。会社では有志が集まって中庭でクリスマスを祝うコーラスコンサートがありました。12月でも日差しが強く汗だくのクリスマスセレモニーとなっています。



2001年12月22日(土) コロンボのテレビ放送

スリランカ・コロンボのコンドミニアムで視聴可能なテレビチャンネルを紹介します。外国人が多く利用するコンドミニアムだけに色々な国の番組を見ることができます。良く見るチャンネルは英語放送の「BBCWorld」と「CNN」、日本語方法では「NHK海外放送」です。日本語の番組は国営「NHK」だけですから、日本に民放の人気番組も織り込んでくれれば良いのにと思います。

地元スリランカとインドの放送番組でほとんどいつの時間もインド(風)の映画が視聴可能です。言葉はわかりませんが、ストーリーが比較的単純で「勧善懲悪」ものが多く、例のテンポの速い歌と踊りがしばしば現れます。ストーリーと展開とあまり関係なく集団の踊りが始まるようです。主演の女優さんはものすごく美人で踊りもうまい。主演男優は二枚目というより腕は立つけれど三枚目というキャラクタが多いようです。

チャンネル1:ITN。(Sinhala)Independent Television Network.スリランカの放送。ニュースは夕方5時30分Tamil語、7時からShinhala語、9時から英語放送です。

チャンネル2:STARSPORT。とにかくスポーツばっかり。クリケットとサッカーとバスケット。

チャンネル3:National・Geographic。日本の教育テレビの英語版。画像が奇麗だし、撮影も凝っているのでおもしろい。

チャンネル4:NHK(海外向け日本語放送)。北条時宗は日曜日午後5時から始まります。

チャンエル5:BBCWorld。一日中ニュースを流しています。CNNと並んで情報源。朝7時15分からアジアビジネスでシンガポールから放送。

チャンエル6:B4Umovie。(English)インドの放送みたいです。インドの映画(紹介)を流しています。

チャンネル7:Hallmark。一日中、アメリカの映画を流しています。

チャンネル8:AXNasia。日本のアニメ、アジアの映画を結構流しています。

チャンネル9:Sirasa。(Shinhala) スリランカ放送。英語の放送はほとんどなし。

チャンネル10:Swarnavini(Shinhala) スリランカの放送の中では一番垢抜けています。選挙報道も立派でした。(言葉はわからないけど)

チャンネル11:ESPR。スポーツ放送。英国プレミアリーグの試合を中継します。プレミアリーグの試合は毎回ものすごく白熱し、日本のJリーグとは格の差を感じます。観客もほぼ満員です。

チャンネル12:HBOAsia(Home Box Office)シンガポールの放送。結構新しい映画を流します。

チャンネル13:DW(ドイツ語放送) スリランカはイギリス統治の以前ドイツが進出していたのです。

チャンネル14:TV5(フランス語放送) フランス人向けです。

チャンネル15:TNL。(Shinhala)スリランカの放送局です。午前中の放送開始は9時55分からで朝の放送はありません。

チャンネル16:ChannelEye。(Shinhala) スリランカの放送局。午後9時から英語でニュースを流します。

チャンネル17:MTVスリランカ。歌番組の間にBBCニュースを流します。MTVのスリランカ判。

チャンネル18:ドバイ放送。全くわかりません。

チャンネル19:PTV2放送(パキスタン) 全くわかりません。

チャンネル20:CNN。9月11日以来、アフガニスタン放送中心。特派員を一週間単位くらいで変えています。長期戦に備えているのでしょうか。

チャンネル21:ETV。(Shinhala) BBCニュースを流したり、結構英語の放送は多いです。

チャンネル22:CINEMAX。英語の映画を絶えず放映しています。

チャンネル23:Rupavahini(スリランカの一番古い放送)(Shinhala)。午後8時から英語ニュースがあります。

チャンネル24:MTV。本家MTV。歌番組ばかりです。

チャンネル25:CartoonNetwork。ドラゴンボールZ(英語版)とかTom&Jerryなどです。昔のポパイもやっています。とても懐かしです。



2001年12月01日(土) 国会議員選挙

12月5日はスリランカ議会の総選挙ですので少し政治情勢を紹介します。

スリランカの国会は一院制で定数は225議席、任期は6年です。議会は「Parliament」です。従って国会議員はMP「Member of Parliament」となります。行政は大統領制をっており大統領が閣僚を任命します。大統領は任期6年。現大統領は1999年12月に選出されており、任期は2005年までです。その大統領が議会の解散権を持っています。

さて実は昨年の10月にも議会総選挙がありました。その選挙ではどこの政党も過半数が取れず結局大統領が属するPA「Peoples' Alliance」が他の少数政党と連立を組んで与党となり政権を維持することができました。

しかし国内の民族対立への対応と、現政権の政策への不満等から連立を組んだ少数党が6月に連立から離脱し、野党に回ってしまったので、現政権が過半数を取れなくなってしまったのです。憲法では議会総選挙の後1年間は大統領は議会を解散できないことになっています。大統領は大統領は国民投票を計画したのですが、野党側は国会での大統領不信任決議を求めて対立が続いたのです。大統領は国会は閉鎖して打開策を探しました。しかし最後の手段は前回の選挙からの一周年の10月まで待って議会を解散することでした。

さらに、7月にコロンボ近郊の国際空港で爆弾テロ事件があり、スリランカへの観光客が極端に減少してたことに加えて、9月11日のニューヨークのテロ以降さらに飛行便数・観光客が減り国内の経済も冷え込んみました。

その後、大統領は野党第一党のUNP(United National Party)との連立を目指して水面下での交渉が続きましたが、10月10日、与党PA党議員7名がUNPに寝返るという事態に陥り、ついに大統領は国会を解散したというわけです。

議会解散以降、12月5日投票に向け選挙運動が続いています。新聞紙上は暴力事件の報道やら、対立議員の誹謗中傷で毎日話題に事欠きません。もちろん最大の課題は「民族対立をどう解決していくのか」ということです。野党第一党のUNPはLTTE(タミールの虎:国際的にはテロ集団と見られている)との対話を通じて解決しようとの方針ですが、タミール人の票目当てというのはミエミエです。PAも汚職イメージが払拭できず過半数獲得は困難と見られています。

選挙運動では、それぞれの政党がシンボルを掲げてポスターやらテレビ広告を行っています。PAのシンボルカラーはブルー、シンボルマークは椅子です。UNPのシンボルカラーはグリーン、シンボルマークは像です。また第三党のJVP(共産党)のシンボルカラーは赤、シンボルマークはベルです。町はこれらのシンボルで満ち溢れている状態です。これは寺を読めない人、書けない人用にわかり易くするためのものだそうです。

12月5日の選挙の結果、この国に安定・紛争解決は訪れるかどうか、難しそうですが期待したいところです。




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