だから猫が飼いたいのに・・

2006年08月31日(木) 今度生まれてくるのなら・・

都会でしか生きられないし、動物や虫、魚の扱いができるわけでもないのに
昨日のような番組を見ると、とくに海中の生き物を見ると羨ましく思う。

今度生まれ変わったら、コバンザメとかイソギンチャクとか、小さい名も無い魚とかだったらいいのにな〜とか思ってしまう。
ロードハウ島の植物でもいいわ。贅沢かな。

家族に「そんなの食べられて終いだよ!」といわれたけど、それはそれでいいと思う。
他の何かの役にたって、誰の害にもならずに、生きて死んでいけるのって、理想的。
随分と小さい頃から思っていたことで、いまだに変わらずふと思うこと。
単なる怠け者なのかもしれません。

前世とか来世とか信じないけどね。



2006年08月30日(水) テレビ「地球ドラマチック:ロードハウ島」

見たい番組がない、しかしアイロンがけなどしながらちょっとテレビを見ていたいと思って
教育テレビにしてみたら美しい風景が広がっていた。
世界遺産に指定されているオーストラリアの島だった。

鳥と魚と虫たちの楽園は、本当は大自然の厳しさがある・・と決まり文句が浮かぶが
オーストラリアの地域は、あまりその厳しさが強くない。
この地域だけにしか生息できない、ここにしか残っていないという種があって
それは、人間の手さえはいらなければ、ずっとずっと続くはずのものだと思うから。

在来種と外来種の戦いは、どこの世界でもある。
偶然、故意に持ち込んだ動植物が、自分たちの居場所を奪われて
絶滅していくのを見るのは辛いです。
人間の都合で持ち込まれた動物が駆除されるのも辛いです。

本当に何気ないことから、自然のバランスはどんどん崩れて変わってしまう。
こんなに繊細なのだと、この番組で改めて知る。

新しい動植物を持ち込まないつもりが、船に乗り込んだねずみ、船底についてい藻や貝などから
ドミノ倒しのように、変わっていくのです。
日本でもいくらでもそんな例はあって、例えば、食や楽しみのためにばら撒いたアサリの中に
アサリの天敵が含まれてて、アサリが激減。
結局両方の楽しみが危ぶまれたりしているのを新聞で見たり。
そんなことになるなんて・・人間の考えの及ばないところで事は起きるのだと思う。

それをなんとか回避しようと奮闘する、番組のナビゲーターのイアンさんの活躍がすごすぎる!
外から持ち込まれた雑草のせいで、島固有の植物が被害を受けたら
旅行者たちに、ボランティアを呼びかけ、除草作業をツアースケジュールに入れる。
高齢者の方々が、頑固な雑草の根を引っこ抜いてました。
特に珍しい苔やシダも生息するらしいのですが、その中でもあまりにも貴重なものを見つけたら
GPSで位置を記録しておくとか・・
とっくに絶滅したといわれているミズナギ鳥の中でも伝説の鳥を探すため、険しい山、
結構、凶暴な鳥の攻撃をものともせずに、確認するその姿。
そして島で生まれた子どもたちに、島の自然のすばらしさを知ってもらうための時間も作る。
そして人生の全てをかけていそうなイアンさんですら、いつまでこの島にいられるかわからないのだそう。
世界遺産の島なので、これ以上は建築物はつくれないので、島で生まれた子どももいずれは出て行くらしい。
そこまで徹底しないと世界遺産は守れないのね。当たり前だけど。

ロードハウにしかいなかったナナフシがとっくに絶滅したと思われたのに
島から離れた岩山で密かに生息していたとあった。
ナナフシは実物をみたことないけど、ロードハウのナナフシは黒くて、大きくて、不思議な生き物でした。
それらは繁殖に成功して今はもっと増えているという。
そういう事を知ると、人知の及ばないところで、動物たちは必死で生き延びて、人間もまた少しはお役に立てるのだと安心したりもする。

世界遺産とか美しい大自然をたまには見に行きたいと思うものの、自分がいくことでかえって危険を及ばすかもしれないとなると躊躇してしまいますよね。
それなら、自然のものだった片鱗を遺している動物園かいっそ清清しく人工的なテーマパークとかにいったほうがいいかもしれません。



2006年08月29日(火) 子どものことを思って

この文章は随分前に書いていたのですが、出しそびれていました。
これを書いてからも、子どもをとりまく事件は次々起こっています。
事件ではないけど、そして芸能関係だけでなく、スポーツの世界、そして普通の家庭での受験やもろもろでも
大人が大人の目的で子どもを頑張らせている話が後を絶ちません。
ただただ憂えているだけではどうにもならないのですけど・・・

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友人の娘さんは小学生なのですが、頻繁に芸能関連からスカウトされるそうです。
昔から市井でスカウトされた縁で芸能人などになることはあり、珍しくないのし、娘さんが見目麗しいということの1つの目安であると思われるので、どちらかというと悪い気はしないんじゃなかと想像していました。

私などそんな経験は皆無なので、もしされたら浮かれてしまうと思います。
実際、娘さんの通っている学校で同級生などが「スカウトされたい」と話題にしていることもあるそうですし。
ですが、友人とその娘さんは喜んでいないようです。理由はいろいろありますが事実だけ書いて、割愛しておきます。

でも、最近の子役の活躍するテレビなどを見ると、確かに可愛いし、演技も上手で、もてはやされるのはよくわかります。
何より、彼らが自分で選んで、そうした活動にやりがいを感じるのなら、喜ばしいことだと思います。

そんな中、先日あるテレビドラマの出演者の女の子が、友人と同じ名前だったので、どんな人なのかとネット上で調べてみたら
彼女はネット上で水着姿のグラビアを飾る活動をしていたのです。

今まで、グラビアアイドルとか体の見事さをアピールする女性を見ても、綺麗だな〜とかスタイルよくて羨ましいわ〜とかのんきなことしか浮かばなかったのですが、

彼女は中学生で、前述の友人の娘さんより1つ上という年齢だったので驚いた。
ハッキリいって、気分が悪くなってしまいました。
でもその気持ち悪さの説明が付かないままでした。
多分、友人の子どもと同じくらいの子が、こういう仕事をしてるという事実に打ちのめされたのだと思います。

そして、その気持悪さがハッキリと書かれている記事を見つけました。
2005年の12月24日(土)朝日新聞夕刊の「ロリコン社会犯罪の根源
幼い心の商品化 なぜ許す」大阪府立大教授 森岡正博

この記事では、「ロリコン」が国民病になったと指摘している速水由紀子さんの言葉とともに、モーニング娘などが出た頃から、12歳前後の女の子を性的商品のイメージとして堂々と販売されていることや8歳の女の子の発売予定(もう販売されているのだろう)のDVDの内容がどんなものか記述してある。
そして、その内容と販売も問題だが、もっと問題なのは被写体の女の子が、自分の映像がどのように「消費」されているのかを知らない事と親が許していることだと。

今の世の中、親がそういうことを認めている理由など想像などたやすいです。
なんでも自由にさせてあげることや、お金を儲けることが、愛する子どもの為になるのでしょうか。

私の実際に知っている親である人たちに、子どものためを思わない人はいないし、実際に良識的で、献身的な親ばかりです。
ですが、世の中にはそうでない親も少なくないと知っている。
実の親ですら、そんな輩がいるのだから、赤の他人の大人ならなんだってできるでしょう。

芸能界で一時的に儲けたり、成功したとして、その中で生き残れる人ってどれだけいるのか
「あの人は今」的な番組を見ればわかることだし、大人だったらまだしも
一般的な金銭感覚などを無くしやすく、有名になったゆえに、その後転落していく子役タレントの例はいくらでもあります。
こういう話を聞くたびに、周囲にいた大人の無責任さを思い、気分が悪くなります。

子どもを狙った卑劣で許しがたい犯罪が後を絶ちません。
そのたびに世間では、二度と繰り返さないようにと、何度もリピートしています。
そうした当然の反応と同時に、この国では子どもで儲けようとする大人も沢山いるのです。

児童を保護する法律は確かにありますが、法律に触れないギリギリのラインの商品はこうして実際に売られているだと、
こういう事まで、細かく法律で規制しなくてはならない世の中なんだと思い暗澹たる気持ちです。

その後、2006年1月3日の12歳の今を集めた記事で、女優志望の12歳の女子のその活動と考え方が載っていた。
30〜40代の男性の前で歌って踊って握手会。写真撮影でビキニ姿で体についてカメラマンから評されて「恥ずかしくて泣きたくなった」とある。
それでも、将来の夢(20歳で有名女優)の為に「プロ意識を持って」「キャラを変えて」頑張るらしい。
なんと老成しているのだろうかと驚く。本意でなくても、将来を見据えて我慢して頑張るんだもん。
辛抱が足りないといわれて久しい現代っ子には珍しいかも。

でも、以前アイドルだった人の自伝的本で、相当えぐい握手会とかプレゼントの話を読み
アイドルって本当に大変だと思ったことがあった。
彼女はそういう事にも耐えていけるのだろうか。いや耐えてみせる!と決めているのかしら?

そうされたら「頑張って」としかいえなくなる気もする。
大人に操られて、とりあえずやってる感が少ない気もする。
でも、ほんとうにそうなのかな・・・

どうしてこんなに生き急いでるのかしら?
どうして女優として有名になりたいのかしら?
やっぱりジェネレーションギャップなのかしら?

この子が特別な存在なのかしら?そうだったら仕方ないわねえ。
若いうちから夢や目標があって、迷いがないってのも羨ましい気もしますし。
ある程度、売れて、余裕ができたら、次の目標も達成しやすいしね。
実際、そうしているアイドル出身者もいないことないし。
やはり高度経済を望めない、つまり安定した成長を期待できる社会でなくなった故の傾向なのでしょうか。
早く現実の世の中、人間の汚さを思い知ることはそんなに悪いことではないのかもしれない。

でもやはり小学生の子の水着の写真集ってのは、どうも抵抗ある。私には。
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女の子ではないけど、有名な男の子ばかりの芸能プロダクションには
昔、とんでもない暴露本があって、それが事実かどうかわからないけど
そんな疑いがあるのに、どうして自らの子どもや兄弟を入れようとがんばるのか、それも長年の謎でした。
視聴率稼ぎ頭のタレントを抱える所なんで、そこ関連の不祥事とかはテレビではめったに扱われない。
一般市民が望んでいないといいうワケです。

ま、こうした循環で成り立っているのですよね。
有名になって、お金を稼げばいいって世の中にあっては、抗うほうが大変ですもんね。
そして弱い対象にひずみが出るんでしょう。



2006年08月26日(土) 漫画「絶望先生」1〜3と山の写真集

友人が面白いといっていた漫画を家族が持っていたので貸してもらう。
表紙の絵があまりにも今時というか、アニメっぽいしとかなり油断していたのですがすごく面白かった。私には。
「フルーツバスケット」の時と同じくらい油断していたので、意外さに驚きが。
もちろんこちらはフルバのようなお話ではありませんよ。念のため。誰も誤解しないか・・

主要な登場人物は皆同じ顔で見分けがつかないのですが、
(そのかわいい顔のキャラ以外のキャラの顔が皆怖すぎるし)
取り扱っているものがブラックで、少年マガジンというのは
対象年齢はいかほど?と思ってしまいますが
今って垣根がないのかな〜マガジンは全くといっていいほど知らないし。
3巻の神輿かつぐ話とか天下りとか、とにかく政治家のネタとかも出てくるし、
そうかと思えば、現代のお約束のようなガンダムとかまたまた垣根を越えたジャンプネタとかも出てきてしまうしな。銀英伝もあったね。同人ネタも・・
とにかく笑えました。
やはりたまには友人の勧めにしたがっていろんな漫画を読むべきですな。
普段、自分が絶対に選ばない漫画を。

そして山の写真集などを見る機会がありまして、見たのですが
こちらの白川議員さんのヒマラヤなどの写真集はエネルギーがすごすぎて
怖くて、見ているだけで圧倒されて、くるものがありました。
http://www.shogakukan.co.jp/world_mt/
こってり、油がのっている感じで、私にはきつかった。
夏ばてしているからかもしれません。

そして富士山の写真集。
癒されました〜。やはり私は和食が好き!てな感じで、こちらはいつまででも見ていられそうでした。
http://www.yamakei.co.jp/prev.php?id=11358

なんとまあ写真集の力ってすごいな〜
百名山は是非、若いうちに見たほうが・・と思いました。



2006年08月25日(金) 読書「4アウト ある障害者野球チームの挑戦 」

平山 譲  新潮社 2005年

書評などで良い話だと知り、野球に全く興味ないし、内容も知らないまま読む。
自分の行動範囲内では、絶対に知りえない世界の一端を知り、野球に打ち込む人々、
それをサポートする人々の真剣さに、人間の良さを確認できてよかったです。

監督をひきうけた元社会人野球選手が、障害を持つ人たちのスポーツセンターで
働き始めた時に、どう対応していいかわからないと戸惑う姿は、とても実感できることでした。

次元は全然違うけど、相手の身になって考えることの難しさは、私にも常に突きつけられているからです。
相手の身になってなんて、考えられないんだろうな〜と思し召す職場環境に嘆き、彼らのしでかす粗相に、平身低頭だった。日々。
そして私もそんな彼らの気持ちが全くわからないてことで、相手の身になんてなれないのです。

そんな事を考える日々でしたが、先日、ある人からこんな話を聞きました。
その方は、若い人と話し合う場で、現代社会の児童が被る問題について、個食や虐待のことをテーマに話したのですが
「個食の何がいけないのか?」と質問されてしまったそうです。
当然、個食を否定する立場で話していたので、困ったそうです。聞いている私もギョっとしてしまいました。
でもよく考えたら、個食が当たり前で育った子に、個食を否定しても理解されませんよね。
皆、自分の家が基準なのですから。
そして、本当に現代は家族揃って食事することが難しいのです。

その逆に、虐待の話をしたら、そんなの事実でないという人もいたそうです。
自分の子どもにひどい事をする親なんているわけがないと、その人は思ったそうです。
毎日のようにニュースや新聞で伝えられる虐待については、頭に入ってこなかった模様です。

人は、自分の興味のあること、必要なことしか受け入れないという事ですね。一時はやったバカの壁です。
もしかして、ニュースは見ないし、新聞も読まないのかもしれません。

この話は特殊なのかな、そうだといいな。でもここまで極端ではないかもしれないけど
自分基準、想像力のない、情報のない話はいくらでもあるしね。

自分の家が絵に描いたような幸福な家で、それはすばらしいことなんでしょうけど
それを基準にして、自分以外の人の不幸な出来事を架空の事だと思ってしまうのは困るよ。
本当に人の身になって考えるということは、神技の域かもしれません。

身近にそうそう多種多様な人と交流できる環境のほうが珍しい。
だから、新聞、本、テレビなど情報があるんだろうけど
受信する能力すらないとなると、やはり下流社会まっしぐらなんですかねえ。

あ、せっかく「4アウト」で人間の良さを知って安心できたのに、自分で台無しにしてしまいました。



2006年08月23日(水) 読書「封印作品の謎」

1と2 安藤健二 太田出版

私の好きそうな本だわ・・と思いつつ読む。
興味ある人に非常に面白い本なんですが、まさにトリビア的といえましょう。

封印作品の謎 1(2004年)

ウルトラセブン第12話「遊星より愛をこめて」
怪奇大作戦 第24話「狂鬼人間」
映画「ノストラダムスの大予言」
ブラック・ジャック第41話「植物人間」第58話「快楽の座」
O157予防ゲーム

封印作品の謎 2(2006年)
キャンディはあとキャンディ
ジャングル黒べえ
オバケのQ太郎
サンダーマスク


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本の感想とはあまり関係ないけど、本を見て思い出したことを書きました。

ある時、接骨医院に行くと、手塚治虫先生の漫画がありました。
パラリとめくると1頁まるまる差別表現とされるものをそのまま載せることの説明と理解を求める文章が載っていました。
なるほどね〜こうしたらそのまま読めるのか〜と膝を打ちました。

それよりもずっと昔、20年以上前くらいだと思うのだけど
私が大好きだった「サイボーグ009」の映画が公開されたのだけど
アフリカンの008のキャラクターデザインが漫画と全然変わっていたのでした。
あれ?と思ったら、説明があって、細かいことは忘れたけど、国際性を考えてこうなりましたというようなことでした。
なんだかわからないけど、世界に向けて発信するには、こうしないとダメ!ってことなんだろうと思いました。
そして、「ちびくろさんぼ」という絵本も絶版になっていることも知りました。

差別表現については、実際、その表現を使われて嫌な思いをする人がいたら、使わない方がいいと私も思います。
1人でもいたら、使えないとなると、それはもうほとんど無理なんだろうと思います。

日本人は、海外でサムライ・芸者のイメージと、映画では眼鏡に出っ歯で平坦な顔の人として出てきます。
そりゃあんまりいい気はしないけど、その映画で、その時代の日本人の記号だったら仕方ないかと思った。
私はヨーロッパなどに海外旅行にいって、眼鏡をかけていないし、歯もそんなに出してないけど(笑)日本人だとわかられていたし、日本人が多く滞在するところは、クラシックなイメージに振り回されたりしないと思います。

そうすると日本ではどうでしょうか、地域によるけれど、やはりまだそれほど外国の方々を見て、自然に振舞える人は多くない気もします。
日本(人)が本当に国際性を備えたときこそ、こちらの差別表現の規制は変わると思うのですが。

それ以外の差別表現は難しいでしょうね。昔懐かしいアニメを深夜で見たときに、その部分音声をカットされていたのは驚きましたが、またもやこうしたら一応放送できるのね。と思いました。
公共の放送は、やはり説明付けてもそのまま放送できないのかな。


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キャンディ〜が絶版になっていることは知っていました。著作権のニュース記事でも有名でしたし。しかし、裁判が終わっても全く発売開始にならない事情はしらなかった。そんなわけで勉強になりました。
本当に難しそうですね、この問題を解きほぐすのは・・・
人情とお金が絡むと〜ていう見本かと思います。
この世に変わらないものはない〜という証拠のような気もします。
金持ちケンカせず・・という説もあるけど、無い所からいっきに有り過ぎになって、普通になったら無いと感じちゃったのかな〜と思ったり。
喜びと悲しみは裏表・・まさにそんな感じ・・
キャンディから人生の山と谷がうかがえます。ハッピーエンドなるか?

ところで、今回、一番驚いたのは、「オバケのQ太郎」が封印対象になっていたことでしょうか。予想外でした。
こちらは、キャンディと違って物悲しさを感じました。
封印理由は謎のままなのですが、結婚は二人だけのものではない!という言葉を思い出しました。
女より男のペアのほうがドロドロしてなさそうで、ちょっと羨ましい。



2006年08月14日(月) 読書「下流社会」

三浦 展 2005年 光文社

格差社会、階層社会・・
ニュースや本などでその傾向を表しているだろう事件などは毎日のように目にするが、
自分には関係ないと流している人が多いことは間違いないだろうと思う。
この本で下流とされる傾向の人々は特にそうだろうと思う。

下流とは下層ではない。
食うや食わずの生活とは無縁だけど何かが足りない。と表して
冒頭には、下流チェックもある。

このチェックは、私自身半分くらいチェック付くので、私も下流なのかもしれない〜と思い。別段ショックではなかったけど、そのままその理由を知るために読み進むとちょっとわかった。

その日、その日を気楽に生きたい。
自分らしく生きたい。
好きな事だけして生きたい。
面倒くさがり、出不精、だらしない。
地味で目立たない性格だ
ファッションは自分流である

と他にもサクサクチェックしたけど、これはあくまで希望であって現実でない。
気楽に生きられないし、好きなことだけして生きてないし
面倒くさいけど、日々、面倒くさいことをなんとかしようと努力している。
そして地味で目立たないと思っているのは、私だけかもしれない。
私はしばしば社交的だといわれる。 
ファッションも流行は追わないけど、流行も取り入れるしね。
自分らしく〜というのも、別に特別な能力をもってるとか勘違いしてないしね。
「下」ほど多い趣味がまた気になるな〜スポーツ観戦、音楽コンサート鑑賞。女性特有の趣味も(^^;)

この本は、とにかく徹頭徹尾、データから成り立っている。
時々その階層のモデルによるインタビューや時代を反映するシステムや人物のことが取り上げられたりしているが
ほとんど数字で階層が表現されている。
細かい数字はほとんどすっとばしてしまったけど、だいたいわかる。

下流で何が悪いのか?と下流の人は思うだろう。
今のまま暮せたら=多くを望まない=欲張りでない。
ってことはいいことのように思えるけど、それの副産物として・・

データによる下流に多い考え方、「そのうち誰かがなんとかしてくれるかもしれない」がもっと増えたり、
上流の人に多い考え方である「人の好ききらいはない」「人の長所を認め、伸ばすことができる」「周囲の人の態度や気持ちの動きに敏感である」という人が減ったらどうだろう。
社会の問題に無関心で、他人にも無関心、そんな人が多数を占める世の中はとてもいい世の中ではないと思います。
私の周囲には、所得と親の資産だけは上流で趣味も上になる人々がいますが、この考え方はすべて下だと思う。
そんな人に囲まれていて、私はほんとうに困っているのでリアルです。

ところで、昨夜の報道番組で、お受験のために夏休みを塾通いに明け暮れる(本当に朝から晩まで)子どもたちのことをやっていました。
子どもたちもやる気になっているようなので、外野がとやかくいうことではないのだろうけど
なんて極端なのだろうと思う。



2006年08月13日(日) 居眠りして倒れる方向は?

先日、遅い時間に電車に乗ったので、酔客と乗り合わせる。
いっぺんに夢から覚めるな〜トホ。
アルコールとかもろもろの臭いをさせる中年男性が両脇に坐る。
嫌な予感。そして的中。
すぐにこっくりこっくりと居眠りして体が揺れ、私の方へ倒れてくる。
しかも両脇とも・・寸止めで止る。
もう立ちたいけど、車内は一杯なので立っても迷惑だ。

それにしても不思議なのは、どうして両脇とも私の方へ倒れるわけ?
これって進行方向とかに関係あるのかと思っていたけど違うらしい。
そうすると、やはり女性の方へ倒れる説をどっかで聞いたけど、当たりなのか?
両脇の男性の反対はどちらも男性でした。
さて、真実はいかに。



2006年08月11日(金) 舞台「あわれ彼女は娼婦なり」

T原S介さんがとにかくかっこいいらしいと、某さんのブログで知り、
「これは見に行かねば!」と決断。
オークションでチケット取るなんて随分久しぶりなことをしてまで見に行っちゃった。

一般売りとかで、舞台は知っていたけど、主演の二人と内容が暗そうだったのでスルーしていました。
もっと早くにしっておけば・・と悔やまれます。
何を隠そうT原さんは好みのタイプです。
あの顔と声が好き。久々にわかりやすい好みのタイプ出現です。
恋敵とか過去の彼とかみたいなドラマの役が大抵、頭よさげなタイプで
私はそういうのに弱いです。スーツが似合う、クールな感じ。
でも、時代劇もよかった。NHKとか大奥とかも実はT原さんが見たいがために見ていたのだった。
今もパイロット役がお似合いです。


で、舞台はというと、面白かった!!
兄妹・・ってのは理解できないし、アナベラに「目を覚ませ〜」といいたくなるのですが
達者な配役で、3時間近くある上演時間も全く苦痛ないものでした。
客席の通路をうまく使い、舞台に繋がる演出で、自然と演劇空間に連れて行かれて、久々にトリップできる時間でした。
シンプルなでも、荘厳な舞台装置、カーテン、松明の火も効果的で、ほんとうに飽きないですね。

そしてアナベラのFカツさんが可憐でした。衣装もロマンチックで素敵v
声も、舞台独特の発声でしたが、清らかな乙女から逃れることが出来ない運命を悟り、懺悔する場面など圧巻でした。

M上さんは、なんてゆーの面白かった。っわわっファンに撃たれそう。
すっごい深刻で、流れるように心のうちを告白したり、妹を誘惑したりとそれはもう巧いんですけど。
やっぱマジで兄妹愛を直視できない、ちゃかし精神の持ち主としてはもう・・
とくに、最後の殺戮シーンは「ええ?!」というくらい衝撃で・・
剣に心臓を串刺しにして登場、そしてその力で次々と・・
無関係な人まで・・おかしい。おかしすぎる。
文にしてると、何がおかしいのか伝わらないと思うけど、とにかくすごい絵だったんです。

で、肝心のT原さん、イタリア貴族の若様!がお似合い。
スカート、マントもお似合い!!そして顔だけでなく、体も美しい人ですね〜綺麗な胸と腹でした。
いわゆる貴族で男性の勝ってさに満ち溢れた役なのですが、よかった。
新妻の不実を知って怒り狂う所も凄まじかったです。
さらに好きになりました。

そのほか、月影瞳さんが出ていましたよ!!宝塚時代から彼女の容貌とか歌とか好きだったので嬉しかったです。
尼僧になって、賛美歌を歌う場面が見せ場でしたね。

ソランゾの従者バスケスとかヒポリタとか達者でしたね。
こういう古典的なストレートプレイってあまり「見たい!」て気はおきにくいのですが、これはよかったです。



2006年08月10日(木) あの声が聞けなくなる・・

さっき、声優のすず置さんが他界されたことを知りました。まだ56歳。
8月6日にお亡くなりになったそうなのですが、ちっとも知らなかった。

子どもの頃からいろんなアニメで本当によく耳にしていた声優さんでした。
とくに印象に残ってるのは、イエローと日向小次郎とやっぱりブライトさんでしょうか。(なんでかブライトってさん付けになってしまいます)
クールな大人な声でしたよね・・・
最近は舞台で活躍されていたのですね。
心から御冥福をお祈りします。





2006年08月07日(月) アンダー21

ちょっと〜いい感じですよ。
これかれはU-21に期待しようかな〜vv
好みのタイプが一杯です。>それかww

中国との試合でした。



2006年08月05日(土) 2日続けて

今日もカラオケですよ。
今日は英会話の集まりでした。
いろいろわかってよかったことがありました。
収穫ではなく、ボーダーラインていうのでしょうか?
やはり私は狭い範囲でしか生きられない人間なんだな〜と
つまんないようで、でもそういう事を認識して生きることは大切だと思うのでよかったかも。
あ、楽しくなかったんじゃないんですけど、
人には向き不向きがあるってことですね。



2006年08月04日(金) 夏休み第一弾

本日は夏休み特別休暇を1日使って、友人と○タク三昧。

○ニメイトで待ち合わせw
名香智子さんの漫画ともう1点購入。
最新のアニメグッズの多さに驚く。
そしてなぜか忍者刀やクナイやらのまがい物まで注文できるらしい。
ナ○トのせいなんでしゅか?
鬘もうっていた。ヘンテコな色だったからコスプレ用なのね。
それっぽい雑誌や漫画もてんこ盛りで面白かった。

ロシア料理を初チャレンジ・・有名だと思うが、期待が過ぎたのか・・
普通に美味しかった。からいいんだけど・・ピロシキは肉厚すぎた。
これが本場なのか??店内は客であふれていたから、人気なのだと思う。
安価だからでは?とは友人の弁。そうかも。

そして本日、多分体感温度最高だったと思うんだけど
暑い暑い中、海岸通のメイド喫茶に行く。
目が節穴だったため、迷いまくる。
もう少しで脱水症状かも・・すまぬ>友人
この間偵察にいった姉妹店より広々として、
しかも、この暑さと平日3時という条件からか貸切w
メイドも可愛いけど、普通の店としてもグー
猫のモチーフで好みなのもあるけど、ベリーのミルフィユがおいしかったです。紅茶はまあまあ。
でも沢山のお茶の種類があるので、楽しめそうです。

そして性懲りもなく、カラオケ。
ラインナップはいまいちな店のせいか、もっぱら普通の歌?を歌う。

そして気づいた。ラルクの「花葬」を歌うとなんだか気持ちいい。
2回も歌ったよwスタジオレコとクリップ版と。
あんな不吉で暗い曲なのに、私は大好きなんです・・
ファルセットな部分、リズムと言葉の発し方とかが合うんだと思う。
(決して巧いということでなく、歌うことが気持ちいいだけ)
こういう歌って、なかなか普通の集まりでは歌えないのですが
今日なら歌える!オタ○大会だからww
そして続けざまに男性ボーカル曲を歌いまくる。
地声が低いからね。歌いやすいのっさ〜。

そして、そして、今日実にすっきり?というかアハ体験というのかしら?
私の書く文章、この日記とかを読んでいると手強い感じがするとのこと。
たとえば、テレビで活躍してる強面の女史のイメージだと>友人談。
1つ言ったら100返ってきそうだと。>本当だけど。

そう言われて、以前から文通(メル友)してた人とかに、私の姿を見せると
「全然イメージが違いました」てなことを言われるのですがなんとなく納得しました。
まあ、そうかもしれません。いやいや。でも、結構アホっぽさもにじみ出ていると思っていたのですがのう。
口から先に生まれたといわれる女やさかい〜
恐くないですよ。イキナリけんか売ったりはしませんよ〜〜本当。

・・これ読んでいる私の真実の姿を知らない人は意味不明なんでしょうけど。
昔から口を開かなければ・・といわれてきた意味もわかった気がします。
そう黙っていれば、割と女っぽい格好が好きなので、おとなしく見えるかもしれません。うふふ。

コレさえなければ〜と友人の旦那様にも評されたしな。
コレって・・まあ上記に書いているようなことですねえ〜
沈黙は金・・なので、本当はもう少しし控えめになりたいところです。



2006年08月03日(木) 本当の大人が減少している国だけど・・

 鎌倉傘張り日記66  養老孟司 中央公論8月号 258
モノですよ、モノ 
「他人に悪く思われている時に、よく思われようなんて、下手な努力をしても意味が無い。そもそも誰かを悪くいわなければならないのは、ある意味で切羽詰っている時である。本当の大人の大人なら、物事を他人のせいにはしない。己の至らなさを恥じるだけである。自分の具合の悪いのは、不徳のいたすところに決まっている。」

大抵、養老さんの書いたものを読むと、そうそう!そうよね。と思う。
今回のコラムでも本当にうなづく。アジアをあちこち旅している養老さんが中国・韓国・北朝鮮に行かないと思う理由も、わかる。

外国ばかりでなく、日本国内の名だたる会社や公共を預かるところでもでも、他人のせいにしている人が目立つ昨今、みんな本当に大人じゃないのね。
大人はどこへいったのか?!

そんな元気のなくなる世の中なのですが、
文芸春秋特別版「私が愛する日本」外国人が語る 私は日本のここが好き!を斜め読んで少し安らぐ。
親切な日本人、大人な日本人も確かにいるみたいなので・・
81Pの王敏さんの文の中で、中国では桃の節句や七夕が古代の小説で、漆の器、暖簾、盆は博物館でしか見られないと書いてあったのには驚いた。
そういうものを奪われてない国でよかったな、と思えた。


それにしても、アエラといい、文芸春秋といい、臨時増刊を出しすぎでないですか?
よく儲かるんだろうなあ・・自動的に購読してる人がいるだろうし



2006年08月01日(火) 監督の基準

中央公論 8月号

ドイツ・ワールドカップ現地ルポ-ジーコの4年間が招いた「焦土」-宇都宮徹壱が面白かった。
歯に衣着せぬといった書きっぷり。身もふたも無い寸前のユーモアがあって惨めな雰囲気はないです。

マスコミやファンも楽観的になってたと、この記事だけでなく、思われているが
マスコミは別にして、一部のファンはジーコでは不安だと思い、言い続けていたと思う。
でも、どうにもならないのよね。

ジーコでダメだ〜ダメだ〜と呪詛のように言い続けても、どうにもならないままワールドカップが始まってしまったからには
もう「頑張ってくれ!」と選手たちを心から応援して、祈るしかないよね。
っとどこか冷めた気持ちで見ていました。

何より、例えば「ジーコじゃなかったら誰がいいんだ?」とサッカー協会の人に逆ギレされた場合困るよね。
誰がいいかなんてわからないもの。他の監督を呼ぶ力もあるわけないし、選べるわけもなし。

ま、それはこちらの仕事ではないから、仕方ないんですけど。
だからそこが気になるところではある。
よっぽど日本の監督になり手がなかったのかな〜?
そもそも有能な監督ってどんなの?とかさ。

今度のオシムさんは、比較対象でいくと、そして目に付く評判でいくと期待しています。
監督に限らず、仕事を遂行するのには、技術、経験をふまえた能力はもちろんのこと。
何より、日本のチームの為にがんばろう!という気持ちがあるかないかだと思う。
(自分の為にがんばろう〜だけでは弱いってことですね。だから、自国の英雄なら当然のように、自分の国の為にがんばっちゃうから、いいんだよね)

ま、そんなすばらしい監督がごろごろいるわけでないからね。
本当に理想論で申し訳ない。


本当は、同じ中央公論の「健康格差」が日本を蝕むっ〜てのを読んだ感想書こうと思ったのに、手が勝手にサッカーの話題を書いていました汗


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美功 [MAIL] [HOMEPAGE]

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