こいものがたり
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2006年12月31日(日)



あの場所に行っただけで彼を思い出した。
仕草、行動、表情、言葉、匂い。
好きで好きでたまんなくて
側に行きたくて隣りに居てほしくて
いつもあそこに行った時には
彼が一緒だった。
まだあたしには思い出が強すぎた。
泣きそうで我慢できなくて外へ出た。
帰り道無性に声が聞きたくなった。


こんなにも存在が大きかったのに
あんなに大好きだったのに
叶わないなんて
残酷であり現実だ。
現実はいつも残酷だから。



今でも思い出すとキューってなる。
思ってたよりも好きだったみたい。
彼の存在を感じると揺らいでしまう自分にビックリする。
できればもう一度出会いたい。
会いたい。




2006年12月14日(木)
ばいばい。


寂しくてたまらなくたって
そうしたのは、きっとあたしだ。
寂しかったから
言い方を悪くすれば利用したんだ。

これでいいと思った。
こうなることを望んでた。
自分が孤独になるのが嫌で
優しさに甘えてただけ。
自分じゃ幸せはあげられないって分かってたのに

ごめんね。
でも楽しかったのは事実なんだ。
惹かれてたのも事実
だけどきっと
恋じゃなかった。


ごめんなさい。
今、寂しくて辛くてたまらない。
連絡がこないかって思ってる。
だけどちゃんと我慢する。
あたしは
ひとりぼっちになるのが嫌なだけだから。
ほんとは
とうにひとりぼっちなのにね。
誰もいなくなった。


ありがとう。
そして、さよなら。





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