kiriの日記
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2003年02月03日(月) サポ

「世界まるみえテレビ特捜部」をみていたら、あるエピソードが紹介されていた。

韓国で、ある日、奥さんが、家の玄関から外へ出ると、そこにねずみの死骸が置かれていた。
しかも、それは、毎日続けられ、次第にエスカレートしてきて、にわとりや、たぬきまでもが、置かれるようになった。
悪質なイタズラに、業を煮やしたご主人が、張り込んでいたところ、物音が。。。。
急いで、戸をあけて、逃げていくその姿を見ると。。。
なんと、それは、近所で、サポと呼ばれている犬だった。

以前、このサポの前足に、紐が絡み付き、動きが取れなくなっていたことがあった。
その時、ご主人が、その紐を切り、手当てをして、傷が癒えるまで、めんどうをみたのだ。
それを、サポは、覚えていて、恩返しのつもりで、動物(獲物)を、運んできていたのだった。
ご主人は、いつか、このサポを、一家の一員として、一緒に暮らしたいといっていた。


これを見て、以前、日記に書いたことがありますが、「BE ANGEL」の牛乳パックのねこのことを思い出しました。
動物って。。。ほんとに。。。


そのネコのこと。

ある夜、自宅へ帰る途中、まだ若いネコが、道端に倒れていた。
死んでいるのかと思って近づくと、動けないのに、「フーッ!!」と威嚇する。
このままだと死んでしまうので、家に抱いて帰って、フロで暖め、ミルクを与えた。
次の朝、新聞を取りに玄関を開けると、そのねこが、ダッシュで出て行った。
ねこは、一度、振り返り、そしてまた、走っていった。

それから、毎朝、玄関の前に、空の牛乳パックが、置かれるようになった。
多いときには3つも。。。
いつも不思議に思いつつ、片付けていた。
そして、いつものように牛乳パックを、片付けようとしたら、目の前を横切るものが。。。それは、あの時のネコだった。
しかも牛乳パックをまた落としていった。
それで、わかった。
あの夜、牛乳を、何度も皿に移して、暖めているのを、ねこは、じーっとみていたのだ。そして、牛乳パックを覚えた。
どうやら、恩返しのようだ。

その後も、そのねこが、カラスと争いながら、ごみの中から、牛乳パックを選び出す姿にであったり。
夜中に、さかりのついたような声でないて、牛乳パックを差し出す姿をみたり。。。

ある雨の日、家に帰る途中、道端に、大きな血だまりが出来ていた。
嫌な予感がした。
その血だまりから、血が、点々と、家の方向に続いていた。
家の玄関の前に、ねこが、倒れていて、横に血のついた牛乳パックが置かれていた。
どうやら、いつものように、牛乳パックを見つけて、家に持っていこうとしていたところを、車にはねられたようだ。
あそこから家まで、100メートルはあろうかという距離を、ねこは、瀕死の状態で、それでも牛乳パックを運んできたようだった。
。。。。。


このねこの話は、「BE ANGEL」の日記のなかに書かれていたものです。
要約ですが紹介させていただきました。
最期は、本当に悲しく、残念でたまりませんでした。。。


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