z e r o

2002年03月31日(日) 友達以上。

ここ数日悩んでた。
ずっと、ずっとモヤモヤしてた。

「気持ちの重さ」について。

私はなんだかんだ言ったってユウが好き。
だけど。
「その気持ちは本物?」って思ったら。
怖くなった。

だから私は信頼できる友達に相談した。
その友達には前からユウのことも相談してるし。
亮介のことも相談してる。
まぁ、その友達って言うのがユウの元カノの明希なんだけど。

そこで言われた。

「アンタは弱いよ。」


「ユウのことが好きだったのにサヤカと仲よくしてる所を見てるのが辛いからって
 亮介の方に逃げたでしょ。」
「それで亮介に告って。返事がもらえなくて。それで理紗と仲良くしてて。それを見るのが辛いからって。またユウに逃げて。」
「いざ亮介からの返事となれば逃げて。」
「ユウがサヤカとつきあってるのがわかって。ユウはアンタの事友達にしか見てないってのがわかったら今度はまた亮介?」

「アンタの気持ちはどこにあるの!?」


…ごもっとも。
でもね。
明希の言うこと、言葉は悪いよ?キツイよ?
だけど。
本当にその通りで。
痛い。痛すぎる。

「アタシにはアンタが今ユウを想う気持ちは同情でしかないと思うんだけど。」
「サヤカと別れたユウを。アンタは今純粋な気持ちで見てる?」
「あんなに好きだったヒトと別れるなんてかわいそうとか思ってない?」

確かにその通りかもしれない。
ユウはサヤカと別れた時に。
確かに頼ってきてくれた。
嬉しかったよ。すごく嬉しかった。
その気持ちは絶対。


「はっきり言わせてもらう。アンタはユウの事も亮介の事も。本当はただの友達以上としか思ってないだけだよ。」


公立合格発表の前の夜。
ユウとした長電話。
その中で思い知らされた。
「私はもうユウと恋人になれることはない」って。
だけど。
それでも私はやっぱりユウが好きで。
でもその「好き」って言うのは恋愛感情なの?

サヤカが言った「思っていた人と違った」発言、ムカついた。
サヤカはアレだけ「高橋くん好き!」とか言ってて。
あれだけ一緒にいたのに。
それでもサヤカは。
「ユウはダメ。思っていた人と違った。」なんて。
何を…言ってるの?って。
あれだけ好きだったのに。
サヤカがユウを思う気持ちの強さは知ってたよ。
それなのに。それなのに。
付き合ってみれば「思っていた人と違う」って冷めて。
最後なんかユウの事をほとんど無視して。
結局は別れた。

ユウ、相当参って熱まで出したんだよ?
本人は「池田のせいじゃない」って言ってたけど。
絶対サヤカのせいもあると思う。

あの時。ユウの本音を聞いてしまったから。
私はもうこれ以上ユウを想う気持ちを強くさせちゃいけない。
ユウとは、友達でいれればいい。
今、素直にそう思う。

亮介の事だって。
私から拒んだ。
それなのに想ってたら。…ね。
大丈夫。
亮介の事は気になるけど。
亮介は私の大好きな友達のひとり。

明希の言う通りなのかもね。
私が二人を想う気持ちは同じくらいで。
私が二人を「好き」って言うのは「恋愛対象」としてではないんだって。

でも、それでも私は。
ユウの一番になりたくて。
亮介の本音が聞きたい。


「ふたつとも欲しいなんてずるいよ。」
とある小説の中で出てきたこの言葉。

ふたつ追っかけたって。
いつかはどちらかに絞る日が来て。
結局は両方とも手に入れられないんだ。



2002年03月30日(土) 理想。

痛い。
自分が痛い。

今日、めぐみの家で夕飯をご馳走になっている時に。
知り合った堂本剛似の堀川サン。
本当にカッコよくて。
しかもそんな人の隣に座れてすごく嬉しかったんだけど。
堀川サンの隣にいた彼女のあかねサン。
すごく、あったかい人だった。
特に「美人」ってわけでも。
特に「かわいい」ってわけでもない。
あかねサンが言ってた。
「よく言われるんですよ。あれが堀川の彼女!?って。」
そう言ったあかねサンの顔は苦笑いだったけれど。
堀川サンがあかねサンを見る顔はすごくいい笑顔だった。
本当に、あかねサンのことが好きなんだなぁ〜って感じ。
そしてそのあと堀川サンは言ってた。
「胸を張って言っていいとよ。俺はいっつも言っとーし。」って。
本当、うらやましいよ。

堀川サンは熊本出身で今は福岡でひとり暮らしで。
それでめぐみママと職場が一緒らしい。
あかねサンは今も鹿児島に住んでて。
堀川サンと遠距離恋愛中。
どうやって知り合ったかはまったく知らないんだけど。
でも、本当にお互いが想い合ってるのがよくわかる。

今日めぐみの家にきためぐみママのお客様は6人。
だから総勢9人で食事してて。
すごいにぎやかだったんだったんだけど。
その中で。
お寿司が届いて。
堀川サンが「何食べたい?」ってあかねサンに聞いてたの。
自分の御寿司をとる前に。
先にあかねサンに聞いて、とってあげてた。
食べてる途中であかねサンの飲み物がなくなったのね。
そしたらさりげなく「加藤、ジュースとって。」っていって。
またついであげてたし。
あと「寒くない?」とか言って。
常にね、あかねサンのこと気にしてあげてるの。
途中、「マジかわいーっ!!」って小声で言ってからなんか頭なでてたし。

堀川サンは。
あかねサンにはすごく優しい。
だけど、他の女友達には普通に接してて。
普通に「お前○○やろー!」とかちょっとひどい(笑)ことも言ってた。
だけど彼女には普通に優しくて。
まぁ、彼女にもちょっと憎まれ口叩いてたけど。
でもあんな彼氏、本当に理想だなぁ〜って思った。

…あんなカップルになりたい。
理想のカップルは堀川サンとあかねサンだよ。

その後。
あたしとめぐみは亮介に会った。
理由は今度の遊びに行く件のことなんだけど。
電話じゃなんだからって亮介にマンションの下まで降りてきてもらった。

あんなカップル見た後で昔好きになった男に会ったら…ね。
多少なりとも気になるじゃん。やっぱり。

亮介ともっと話していたかった。

その感情が何かはわからない。
「友達」としてなのか。
「恋愛対象」としてなのか。

怖い。
自分の気持ちと向き合うのが怖い。
2回目だね。
こういう風に悩むの。

アタシの気持ちは不安定。



2002年03月29日(金) 私のキモチ。

ここには表には書けなかったこと。
そして書きとめておきたい気持ちを書いていこうと思います。

とりあえず、3月1日から「過去」にあったことについて書いてます。
…過去のこと語るの好きだな自分((爆))

多分。
この日記を読んだら「私」への見方が変わると思う。
「何、この女」って思われるのも承知。
それだけの覚悟はしてる。

だけど、本当にここに書いてる気持ちは本当。

今日だって。
亮介に会って話をしよう。ってめぐみに言われた時。
実は相当嬉しかったんだけどね(苦笑)
表にはさらっと書いてるけどさ。

そういう気持ちもココには全て書き留めるから。
だから。
「美奈子」をこれからもどうぞよろしくお願いします。



2002年03月28日(木) 初。

はじめまして。
美奈子。今度高校1年になる15歳です。

ここを一言でいってしまえば「裏日記」。
普段表にはかけないようなことを。
赤裸々に。
思いのままに書いていこうと思っています。

何卒。ご理解くださいませ。



2002年03月11日(月) 運命の歯車。

私がユウに告白して。
変わったこと…なんてないと思う。

ユウは学校でも塾でもいつもどおり寝てたし。
私とユウの関係もまったく変わらなかったし。


1月。2月の初め。
私の班と亮介の班は隣で。
亮介と理紗ちゃんは本当に仲がよかった。
2月、3月。
私の班の席が前になり。
私たちの後ろに亮介たちの班が座ることになった。
もちろん、もう授業中に亮介の姿は見れない。
後ろを向かないと、亮介の事を見れない。
私が見ていないところで。
亮介はまた理紗ちゃんと仲良くするんだろうな…って思ってた。
だけど。
席替えをして、1月より。
亮介と理紗ちゃんがしゃべってるところを見なくなった…気がした。

そして、私が髪を切ってから。
亮介の事を諦めてから。
前よりも亮介と仲良くなった。
亮介と憎まれ口を叩ける仲になった(笑)

うちのクラスの男子(中学校の時)16人いたんだけど、昼休みに教室にいたのは5人だけで。
他の人はみんな外に遊びに行っていた。
そこで。
よく亮介とたーくんとまこっちゃんの男子3人を加えて。
大貧民してた。
他の男子二人はずっと勉強してて。(でも二人とも公立落ちたらしいけど)
邪魔になってるだろうなぁと思いつつ。
きゃぁきゃぁ騒ぎながら、楽しんでいた。
その中で。
いっつも亮介と私は対立してて。
亮介のライバルは私。
私のライバルは亮介。
って感じでいつも二人で火花燃やしてて。
一緒にやってためぐみから「あんたら二人怖い」ってよく言われたっけ。

多分、ユウに告った2日後。
土曜日の夜。
ユウから「電話していい?」ってメールが来て。
電話がきた。

そして、いろいろな話をした。
私の理想の人。
ユウの理想の人。
学校の話。
恋の話…。

ユウに言われた言葉。
今でも、覚えてる。
「俺なんかよりイイ男いっぱいいるやろ?」
「ってか、なんで俺なん?」
「じゃあ、俺がいなくなったらいいんだ」

まぁ、この言葉はユウが尊敬している人が私の大好きな友達に言ったことば。
返事をもらう前にこんなことを言われたら。
嫌でもわかっちゃうじゃん。

私「…もういいよ、ユウの言いたいことは前からわかっとーけん」
ユ「…ごめん。」
私「何で謝るん?」
ユ「いや、だって…ねぇ。」
私「じゃあ、ユウの好きな人が誰か教えてよ。」
ユ「それは無理。」
私「じゃないと私、諦めるに諦め切れん。」
ユ「…。」
私「私はユウに何でもぶっちゃけてるんだよ?ユウだってもっとぶっちゃけてよ!」
ユ「その人と○○(私)が気まずくなるのが嫌なんよ。」
私「気まずくなんかならんし。」

ユウにフラれても。
涙一つ出なかった。

悲しかったよ。
痛かったよ。
辛かったよ。


それでも、涙一粒さえ。
私の目からは流れなかった。

泣けない自分が嫌だった。
私ってそんなに強かったんだっけ。
フラれてもどーってことないんだっけ。

泣きたかった。
泣いて全てを忘れたかった。
泣いて泣いてなきまくって。
忘れようと思った。
けど泣けなかった。

1学期に。
体育大会の組体操の練習をしててユウの鼻の骨にヒビが入ったとき。
私、あんなに泣いたじゃん。
明希のところまで行って、泣いたじゃん。
体育大会の時。
私に弱音を吐いてくれたのに、私はユウに何もしてやれないって。
そんなことを実感して辛くて泣いたじゃん。
2学期。
班が離れて。
最初はどうってことなかったけどサヤカと同じ班になって。
そのうちサヤカとすごい仲良くなって。
その姿を見るのが辛くて泣いたじゃん。


何でその時はあんなに泣けたのに。
今は泣けないの?
あの時よりも確実に辛いのに。
なんで?

私はその後も。
ユウ関係で涙を流すことはなかった。

学校では、誰に対しても明るく振舞ってた。
ユウに心配かけたくなかった。
ユウは、私が亮介に恋してた時に辛かった気持ちを全て知ってたから。
私がちょっと物思いにふけってただけで。
相当心配してくれるから(苦笑)
あんまりね、負担かけたくなくて。
学校では本当、すごい明るかった。
「カラ元気」って言葉が相当ふさわしかった。
でも、亮介たちと大貧民したり。
亮介といろいろ話したり。
相葉とバカやったり。
めぐみと漫才したり(バカ)
ミナコの天然っぷりに笑わされたり。
芳香の天然毒舌に笑わされたり。
相葉とタケの漫才コンビに笑わされたり。
本当に、3−1のみんなには救われてた。

こうして私は中学を卒業して。
楽しかった日々が終わりを迎えた。
卒業式の日。
私は亮介との2ショットをとってもらった。
長崎との2ショットをとってもらった。
だけど、ユウと2人の写真をとることはなかった。
班のみんなでとった1枚だけ。…かな?

でも、それでよかったんだと思う。
ユウにはサヤカという彼女がいたんだから。
私があんまりでしゃばると、綾香に嫌な思いをさせちゃう。

2学期の班替えのとき。
私たちがジャンケンで負けなかったら。
私たちが広報班になっていたなら。
きっと現在は変わっていた。
あの一瞬で運命は変わったんだ。

「運命」なんて言葉はあんまり信じたくないけど。
ユウとこういう風になるのも。
亮介とこういう風になるのも。
あの時のジャンケンが。
全てを狂わせたんだ。

あの時ジャンケンに勝っていたなら。
私は亮介を好きになることはなかった?
ユウはサヤカを好きになることはなかった?
サヤカはユウを好きになることはなかった?

…あの一瞬で。
私の「現在」は大きく変わった。
あの一瞬で。
運命の歯車が少し欠けて。
どんどん大きなズレヘと繋がっていったんだ。



2002年03月10日(日) 告白するまで。

1月の終わり頃。

私は髪を切った。
姉が福岡に来た時に、「髪切って」って言って切ってもらった。
その真意は。
「亮介の事を忘れるため」。

本当にあの頃は。
亮介と理紗ちゃんが仲良くて。
返事ももらえなくて。
精神的にすごく弱ってて。
そうすることでしか自分を守っていられなかった。

そして。
その後にユウに今の自分の事をぶっちゃけた時に。
ユウが亮介に問い詰めた時に。
私が亮介からの返事はいらないってユウに言ったときに。

「今、お前は亮介のことが好きじゃないん?」って言われた。
だから私は
「嫌いじゃないけど、好きでもない。だってアタシが髪を切ったのは。
 亮介の事を好きな自分にサヨナラするためだもん。」
って言った。

何でそこまで私はユウにいろいろ言えたんだろう。
何でそこまで私はユウを信用してたんだろう。
…今でもすごい謎なんだけど。(苦笑)

その後も度々ユウとは本音トークするようになった。
そして、ユウに次第にまた惹かれ始めていった。

私が亮介を好きになろうとした時。
自分の中ですごい葛藤が起こっていた。
あれだけ好きだったユウをこんな簡単に忘れていいのかって。
なかなか「亮介を好き」って言えなかった。
亮介を好きって言うことを認めたくなかった。

その時と同じで。
あれだけ大好きだった亮介。
ユウとサヤカの仲良くしてる姿を見るのが辛かった時。
優しくしてくれた亮介。
あの時、亮介がいたから私は何とか頑張れた。
そんな亮介よりいつしかユウの方に気持ちは傾いていて。
あの時と、状況はまったく同じだった。
自分の好きな人と仲いい人がいて。
その姿を見ているのが辛いから、近くにいる人を好きになる。

あの時と同じだったけど。
それでも私はやっぱりユウを好きになった。

とある日の塾の休み時間。
その時はもう席替えがあった後で私はユウとも亮介とも席が離れ。
私の周りには同じ中学の人がいなくて。
しかも一番の後ろの席で周りの席の人は私立入試が終わっていなくなっちゃって。
結構孤独生活(笑)を送っていた頃だった。

亮介と剛ちゃんがトイレに行ってて。
その日は安紗が休みで私は席でひとり手紙を書いていたとき。
ユウが私の前の席に来た。
その時に
「今はどんな感じ?」って言われて。
その時は。
自分の中で亮介の存在よりユウの存在の方が大きいってはっきりわかっていたから。
「もう大丈夫、自分の中でははっきりしてる。だから、後は精一杯頑張るだけ!」
「最後一ヶ月、死ぬ気でぶつかっていくけん!」
そう、宣戦布告した。
その時、トイレから帰ってきた亮介と剛ちゃん。
だけど、入り口付近で他中の男子としゃべってた。
だけど亮介がチラッとこっちを何回か見てた。
亮介の視線を何回か感じつつ。
私はユウとしゃべっていた。

こう言ったら自惚れになるけれど。
あの頃はユウとサヤカが付き合ってるだなんて知らなかったから。
少しは脈あるんじゃないのかなって思ってた。

その後、学校でユウにしゃべりかけたかったけど。
ユウは学校でずっとフテ寝してたし。
塾の休み時間さえもフテ寝していた。
何がそんなにユウの機嫌を損ねてんのかなって思ってた。
学校では寝てるから話し掛けられない。
だからほとんど相葉と勉強の話をしたりしていた。
塾でも寝てるから話し掛けられない。
塾の休み時間は私・安紗・亮・他中のせっきぃの4人でいつも話していた。

たまに勇気を出して塾の休み時間にユウに話し掛けたこともあったけど。
ほとんどシカトされた(苦笑)。
それもすごい辛かった。
でも、ユウはそれ以上に辛かったんだろうね。
だって。
せっかくサヤカと両思いになれたのに。
サヤカに「学校ではしゃべりかけるな」って言われるし。
1月はサヤカが私立の専願入試が近かったからほとんどメールも電話もしてないし。
2月・3月はユウが私立入試・公立入試って控えてたからほとんどメールも電話もしてないし。
それでも、「つきあってる」って言えるなんてすごいよね。
それで学校ではサヤカが他の男子と仲良くしゃべってる場面をよく目撃するし。
サヤカは他の男子からすごい人気だし。
相当なストレスになってたと思う。
それでも別れなかったのは。
それだけユウがサヤカの事を好きだったから…だと思う。
ユウとサヤカがつきあってることをしってる俊太も。城クンも。
いっつもユウを慰めてたもん。
「お前はえらいよ。」って。

そんなことも知らない私は。
日に日に強まるユウへの想いを。
抑えるのに一生懸命だった。

2月21日の夜。
私はユウと電話をしていた時に。
「最近どうよ?」って聞かれて。
み「んー…多分無理。」
ユ「なんで?もう、勢いで告っちゃえばよくね?」
み「勢いが通じそうな人じゃない。」
ユ「そうかねぇ?」(←私の好きな人は亮介だと思っているから)
み「うん。だからねぇ、どうだろう。でも、卒業までには言うよ。そうじゃないと絶対いつか後悔するもん。」
ユ「マジで?」
み「ユウは?ユウはどうするつもりなん?」
ユ「俺?俺は何にもしなーい。」
み「絶対それあとで後悔するよ?」
ユ「今の俺は下手に動いた方が後で後悔するの。」
み「じゃあ、学校で寝てるのもそれ?」
ユ「今の俺がしたいことは寝ることだから。」
み「…つまんないのーっ。」
ユ「まぁ、頑張って。俺はお前のこと応援してるし。」

この一言で。
私はユウに言う決心がついたんだ。
だから。
ユウに、つい。

「ねぇ、やっぱり私の好きな人が誰かってのぶっちゃけたほうがいい?」

なんて。
すっごいバカなこと聞いちゃったんだ。
案の定ユウは。

「そりゃぁね。」

って答えた。
だから私は。

「実はねぇ、私まだ諦めてないんだよ。」

って。


ユ「それって亮介の事?」
み「ううん、違う。亮介じゃない。」
ユ「…俺?」
み「うん。」

ユウは。
返事に困ってた。
私が亮介に告った時に。
亮介から返事がもらえなくて苦しんでたのを知ってたから。

ユ「返事、したほうがいいよね。」
み「…しないつもりなの?(笑)」
ユ「…いや。そういうわけじゃないけどさ。」
み「…。うん。」
ユ「…ごめん、考えさせて。」
み「わかった。ってか、急にこんなこと言ってごめん。」
ユ「いや、いいよ。お前からぶっちゃけられんの慣れたし(笑)」
み「慣れんでよ(苦笑)。まぁ、そういうことやけん、じゃぁね。」

そして私は22日の朝。
遅刻して学校に行った。
その頃は塾があった次の日の朝は1時間目の前ギリギリに登校していた。

私が席につくとユウは。
「…オハヨウゴザイマス。」
と、何ともぎこちない挨拶をしてくれたのを今でも覚えている。
そして、
ユ「何で遅れてきたと?」
み「寝坊したけん。」
ユ「・・・。そっか。」
み「何?他の理由があるかと思った?」
ユ「…気まずいんかな〜って。」
み「そんなヤワな女じゃございません。」
ユ「…ってか、よく普通にしゃべれるよね。」
み「…そっちこそ。」

そんな会話をした。
まぁ、確かにユウに会いずらかったから意図的に遅刻したってのもあったけど。
それでも、ユウが私の事を気にかけてくれたってのは。
すごい嬉しかった。

そしてその日一日。
サヤカの元気がなかった。
…なぜかは未だにわからないけれど。
だから、もしかしてサヤカは何らかの形でそれを知ったんじゃないかって。
今でも、思うことがある。



2002年03月09日(土) 人を傷つける恋愛しか出来ない自分。

私の恋愛について語ってる時に、いろいろと思い出した。

やっぱり私は。
人を傷つける恋愛しか出来ないみたいだ。

ユウのときは。
サヤカを遠慮させることになったし。
ユウとサヤカが付き合い始めた中。
私が「実はユウの事…」ってメールをしたら。
そりゃサヤカは「実はユウとつき合ってる」なんてメール出せないよね。
しかも、芳香の事だって相当傷つけて来た。
サヤカと芳香だけじゃない。
昔ユウのことが好きだった同じ塾の大木さん。
その人の事だって傷つけたし。
ちょっと違う意味だけど。
私を助けてくれたエリカ。
エリカは私に協力的だった。
「ユウに聞きたいこと会ったら言って。聞くけん。」って言ってくれた。
私がエリカに「ユウに●●聞いてくれん?」って頼んだ。
当時エリカは私の用事をするとともに自分の事も相談するのにユウに電話をしていた。
だけどエリカは。
ユウに裏切られた。
エリカの好きな人をユウにバラされた…らしいのだ。
私も詳しいことは知らないけれど。
2年の頃はエリカとユウは仲がよかったらしいんだが。
3年になって再び電話する仲になったのは私がエリカの好意に甘えたせい。
そして私がエリカの好意に甘えなければ。
エリカはユウに何もいうこともなく。
エリカは傷つくこともなかった。
もちろんエリカは私の事を責めはしなかった。
私がエリカの好意に甘えなければ…
今でもその事は後悔している。
もちろん、その後エリカはユウに相当キレて全面シカト。
ユウもエリカにキレることになる。



そして、亮介。
亮介は5月頃に転校生の優貴に告られた。
だけど亮介はその告白を断っている。
「友達で」って感じで。

そして私はその頃亮介とずっと席が近かったし。
塾でも席が近かった。
優貴が4月に転校してきて。
優貴は吹奏楽部に入った。
そしてそこで同じパートの亮と出会った。
亮介はすごくいい人だから。
優貴はすぐに亮介に惹かれた。
だけど、当分告る予定はなかったらしい…が。
当時席が近かったため何かと亮介と接することの多い私が。
優貴いわく気になってしょうがなかったらしい。
だから、すぐに亮介に告ったって。

だけど亮介は優貴の告白を断り。
でも、あの人は気まずくなるのが嫌いな人だから。
本当に「友達」として優貴と仲良くした。

そしてやっぱりそれだけじゃ物足りなかった優貴は。
亮介を追っかけて、亮介の紹介としてうちの塾に入って来た。
最初は休み時間になるごとに亮介の所へ行っていたけど。
次第に行かなくなった。

「亮介は、優貴のことなんて見てなかった」

…これ、卒塾する時に優貴本人から直接言われたんだけどさ。
相当痛かったね。

優貴が告白を急いだ理由は私。

そして、2学期になってから学校の班は離れたものの。
塾での席は相変わらず近いままで。
とある席替えの日に。
授業が始まる前に私と安紗と優貴で新しい座席表を見せてもらった。
優貴は頭がすごくいいため、一番上のクラスのを見ていた。
だけど私と安紗は真ん中のクラスだったので真ん中のクラスの座席表を見ていた。
それを見終わって戻そうとした時、優貴が「あ、見せてー」って言って優貴には関係ないうちのクラスの座席表を見ていた。
優貴がうちのクラスに来ることなんて絶対にない。
それなのに、優貴がうちのクラスの座席を確認するといったら目的はひとつしかない。
…………亮介だ。
そして、優貴は見てからボソッと。
「…まただ…」って言っていた。
私の思い過ごしかもしれない。
だけど。
優貴がうちのクラスの座席を見た理由は「亮介の席」。
そして、ボソッと言った理由は「亮介の近くが私だったから」じゃないのかなって。
当時の私は思ったことがあった。

それを優貴に言った時。
優貴は苦笑いしていた。
「そんなこと、覚えてたのー?」って。
そして、ビンゴだった。
「その時はね。でも、もう亮介の事は吹っ切れてるよ。」って笑顔で言った。
「亮介とは、友達だもん!」そう言った優貴の笑顔。
すごい、すがすがしかった。

優貴が亮介を好きだった頃。
優貴を苦しめていたのは私だった。


何で、人を傷つける恋愛しか出来ないんだろう。
もう人を傷つけたくない。
だけど、人を傷つけない恋愛なんてしたことない。
今までに、たったの一度も。

いつだって誰かを傷つけて来た。
だけどその時は「私だって好きなんだから」って。
一歩も引かなかった。
だけどやっぱり。
今こうやって。後悔してたりするし。
私がしてきた恋は。
いつだって自己中な恋。
「自分がよければそれでいいんだ」って。
「私だって好き。私の態度が気に入らないんだったら自分で動けよ」とか思ってた。
むしろ、見せ付けてた。
今思えば、本当に怖いね。私。
すごい最悪な女だね、私。

人を傷つけない恋愛なんてないのかもしれない。
だけど。
私が中3のときに経験したことは。
全て私の態度がよくなかったんじゃないかって思う。
私が、もうちょっと思いやっていたら…

私がサヤカの気持ちを考えずに自分の気持ちをサヤカにぶつけたから。
サヤカは本当の気持ちが言えなかった。
ユウと仲良く出来なかった。

私がエリカの気持ちを考えずにエリカに頼んだりしたから。
エリカは傷つくはめになった。
私が頼まなければ、エリカはユウに相談することもなかった。

私が優貴の気持ちも考えずに亮介と仲良かったから。(当時は友達として)
優貴は焦って告白することになったし。
優貴自身傷ついて来た。


もうちょっと、人の気持ちを思いやれるような人になりたい。
そして次にする恋愛では。
自分の行動のせいで人を傷つけるなんてことがないようにしたい。



2002年03月08日(金) 所詮自己満。

スペースワールドで。
カップルをいっぱい見た。

そこで想い出すのは。
やっぱり他の誰でもないユウ。

歩く時に。
指を1本1本絡めて。
手をつないで欲しい。
ふたりで微笑みあいながら。
歩きたい。

ゲーセンで。
とある前にいたカップルが。
「ねぇねぇ、あのテンガロン欲しいー!」と言った彼女。
そうしたら。
彼氏が頑張ってそのゲームに挑戦して。
彼女が欲しがってた賞品のテンガロン。
とってあげていた。

夕日が沈みかけた閉園間際の遊園地。
ふたりで仲良く観覧車の中に入っていったカップル。

羨ましくて仕方がなかった。
そして、そこで思い出すユウの姿。

…いくら羨ましく思ったって。
…いくらそのカップルに私とユウを当てはめたって。
…結局はただの夢物語。
…絶対叶うことない夢。
…そして同時に、叶って欲しくない夢。

今願うことは。
私の記憶の中からユウを消して。

新しい恋をしてしまえばそれまでです。
新しい恋をします。

3年間思い続けた姥。
絶対に忘れられないと思ってた。
だけど、ユウに恋をして。
あっさりと。私の中から消え去った。
恋愛感情では、なくなった。

それなら、亮介だって。
桜井だって。
智だってそう。
みんないつのまにか。
私の頭の中から消え去っていたんだ。

ユウも、いつかそんな風に。
私の頭の中から消える日がくるのかな。
この1年間を。
自分の中で褒め称えられる日がくるのかな。

この前。
明希に言われた「アンタは逃げてるよ。」宣言。
…自分を見つめ直すいい言葉だったと思う。

私の恋愛は。
「逃げ」で始まり「逃げ」で終わる。
自分が前の恋を忘れたいから新しい恋をして。
自分の気持ちを相手に知っていて欲しいから告白して…

私の恋愛って、ただの自己満だよね。
自分が楽になりたいからしてるだけ。
そんなような気がして来た。



2002年03月07日(木) 人を傷つけない恋愛の方法。

7月。
私はユウと仲がよかった。
サヤカいわく。
「高橋くんと美奈子ってつきあってるのかと思ったんだよ。」
そこまで仲良く見えたんだ…って思うけど。
その頃私は。
ミナコから「芳香が泣いた」ってことを聞いた。

芳香は小5のときからずっとユウのことが好きで。
だけど中学校時代1,2年とクラスが同じになることはなくて。
やっと、3年になって同じクラスになれた。

芳香は、パッチリ二重ではない。
重たい一重。
それなのに、かわいい。
性格も控えめだし、自己主張なんて絶対しない。
めちゃくちゃ女の子らしくて。
本当に「箱入りのお嬢様」って感じ。
小学校の時、男子からの影のあだ名は「王女様」だったらしい。(@高橋)
ユウも小学校の時芳香の事好きだったらしいし。

私とユウの仲良くしてる姿を見るのが辛い。
って。
その頃芳香とは班が違ったから。
芳香と話すこともそんななかったし。
芳香は私の前ではそんなそぶり見せなかったし。

「あの二人が仲良くするのを見るのが辛いよ…」
芳香がミナコにポロっとこぼした言葉。

やっと同じクラスになれた大好きな人。
だけどその人は他の人と仲がいい。
それを、間近に見るのが辛い。

めちゃくちゃその気持ちわかる。
だけど、芳香が傷ついてるからって私の気持ちを抑えられるはずが…ない。
芳香には悪いと思ってたけど。
でもその頃は、ユウとしゃべれるのがただただ嬉しかった。

私がユウを好きでいることで、人を傷つけている。
その事実が、まだ15歳の私にはとても痛い事実だった。


1月。
私はまたユウと同じ班になった。
そして、ユウの後ろの席になったけど。
ユウは、前のサヤカの時のように私のほうを向いて話すことはほとんどなかった。

あれだけユウを避けていた私も。
冬休みの塾の冬期講習のときにユウの隣の席になり。
ユウと少しずつ話すようになった。
さすがにもう、ユウを避けるのはやめた。
その頃は本当に亮介のことが大好きだったし。

だけど、たまにユウとお互いの恋事情について突っ込むようになった。
ほとんどお互い本当の事は言わなかったけど。
ユウから、「友達に相談されてんだけどさー。」って。
相談されたことがいくつかある。

「やっぱり付き合ってるヒトの事って内緒にしたいもの?」
「相手が受験目前やったらメールとかって控える?」
「好きな人と会って話すより、電話とかのほうがいいもの?」
「好きな人が前におったら食事って出来ん?」

まだ他にもあったような気がする。
だけどとりあえずこんなことを聞かれて。
私はちゃんと答えてあげてた…気がする。

本当は、なんとなくわかってた。
「友達に相談されてんだけどさー。」なんて嘘だって。
全て、サヤカの事。
サヤカの事で相談されてるんだって。
だけど、またユウに惹かれていたから。
その事実を認めたくなかった。

でも授業中、ユウはサヤカのほうを見てることが多かった。

そんな相談をし合ってるのを見たサヤカが。
「やっぱり好きな人が誰かと仲良くしてるの見るのって辛い。」って言ってて。
また私は人を傷つけてるのかな…って思ってた。

結局それは、サヤカの嘘でしかなかったけど。



人を傷つけずに恋愛できる方法を誰か教えてください。



2002年03月06日(水) 痛い過去。

私がユウの事を知ったのは以外(?)にも中1の入学式の日。

私は芳香と仲良くなって。
その日、芳香と遊んだ。
そして、芳香と好きな人を教えあって。
芳香に「この人、芳の好きな人。」って小学校の卒業アルバムを見せてもらった。
芳香が指さしたのが、ユウだった。
「高橋君ね、すごい優しいんだよ。」
ユウはお世辞でもカッコいいなんて言えないから(苦笑)
なんとも思わなかった。

そして私は陸上部に入り。
明希と仲良くなった。
明希と話してると本当におもしろいし。
結構考えてることとかも似てたりするから仲良くなった。
明希が6組まで来たり。
私が1組まで行ったり。
ほとんど私が1組に通ってたんだけど(笑)
その中で。
私は明希の仲のいい男友達6人に顔を覚えられ。
仲良くなった。
その中に、ユウも亮介も…いた。
その時ユウの事は「あ、芳香が言ってた人だ。」ってしか思わなかったし。
当時ユウはめちゃくちゃモテていて。
「この人のどこがいいんだろう」って。
微妙に引いていた。
それに、亮介からは嫌われていたし。(笑)
私が1組に行くたびに「またかよ」って顔をして。
睨まれてたんだよね。
亮介にその事を言うと「覚えてない。マジで!?」とか言ってるけどさ。
それに私の中での亮介の第一印象って言ったら。
「白くて指がきれいで私の事を嫌ってるヒト」でしかなかった。

ある日。
私は明希から。
「明希ね、ユウと付き合うことになった」って聞いた。
ユウから明希に告ったらしくて。

そのとき明希は好きな人がいた。
明希はその人の事を「犬!」って呼んでいた。

それなのに、ユウと付き合うって聞いたからビックリしたけど。
「犬も好きだけど。今は犬よりユウのほうが大事。」
そう聞いて安心した。
明希は幸せそうだったから。

そして中2の夏。
私は明希から「ユウと別れたけん!」って聞いた。
そしてその3日後。
明希はとある人から告られ。OKしていた。

ユウに聞いた話では。
明希に「明希ばっかりが好き好き言ってて、ユウは何も伝えてくれなかったね。」
って言われたらしい。
そして、「やっぱり明希はユウと友達がいい。」
「友達以上恋人未満な仲になろう」って言われて。
ユウがフラれたんだって。

中2の中体連の時。
私は明希に「今、犬の事は好きやないと?」って聞いた。
そうしたら「犬はね。明希の事友達にしか思ってないんよ。明希がこんなに犬の事思っても、犬は明希の事なんとも思ってくれん…」
明希は。
自分が思われるより、思われたいん人なんだなって。
だから明希は告られてもほとんどOKする。
だけど、ちゃんと明希はその人の事を愛してあげる。

ユウは明希にフラれて。
最初はなんとも思わなかったらしいけど。
明希に新しい彼氏ができた時に。
相当ショックを受けたらしい。
だって、自分と別れた3日後だよ?
そこまで明希が自分に冷めてたのかなって思うと。
悔しくてしょうがなかったって。
んで、別れて2ヶ月してから。
「やり直したい」って明希に電話をかけたらしいけど。
明希はその時塾に出かけていて、いなかったらしい。
ユウいわく。
「このときアイツが電話に出てれば、また変わってたんだろうね」

明希と別れて凹んでるユウを見かねて。
ユウの友達は「新しい女と仲良くしてあいつの事は忘れろ!」って言ったらしく。
ユウは違う女に告ることを薦められて。
ユウは明希と仲のよくて。
ユウと同じ塾の安紗に告った。
しかし、安紗の返事はNO。
「明希にフラれて辛いからアタシに告ったんでしょ?アタシは明希の代わりなんかじゃない。アタシの事なんか好きでもなんでもないんでしょ」
これが安紗が言った言葉。

安紗は。
当時ユウのことが好きだった。
好きだからこそ、ユウの告白を断った。

そして3年の2学期。
ユウはサヤカと同じ班になった。

11月。
ユウがサヤカの前の席になり。
ユウはしょっちゅうサヤカとしゃべるようになった。
私がユウのほうを向くと、ほとんど後ろを向いてサヤカとしゃべってた。
あの時のサヤカの笑顔、ユウの笑顔。
お互いのあの笑顔は今でも忘れられない。

私はそんなユウを見てるのが辛くて。
一時期、ユウを避けた。
ユウとは塾が同じだから。
「宿題やった?」って話し掛けられることがあった。
もちろん、私からは絶対ユウに話し掛けなかったし。

この前の電話の中で。
「お前さ、あん時俺の事避けとったろ?」
「俺が話し掛けてもさ、笑いもせんし。」
「あの時俺、お前に避けられてて辛かったんよ?」
って言われた。
だけど、辛かったって言うのは。
違うと思う。
だってあの時は本当。
サヤカとすごく仲良くて。
どっから見ても1組の中で1番仲のいい二人だったし。
絶対ユウは私の事なんて微塵も思ってなかった。
ただ思ってるとしたら。
「宿題写させてもらいたい」ってだけだと思う。

そんな中。
私がユウの事を諦めるきっかけとなるにふさわしい事件がおきた。

6時間目。
その時は期末テスト前で。
1時間丸々自習に当てられた。
しかも、監督の先生は誰もいなくて。
みんなやりたい放題。
もちろん、勉強してたよ。みんな。
だけど友達同士でわいわいやってた。
その中で。
私はめぐみとマジメにやってて。
偏差値74のミナコにわからない問題を聞きに行こうとした時。
ユウとサヤカが。
二人仲良く、音楽の暗記物をしていた。
他はみんな女子だったら女子の友達と。
男子だったら男子の友達としてる中。
ユウとサヤカは二人で。
仲良く暗記をしていた。

それを見た時。
「もう、ダメだ」って。
目の前が真っ暗になった。

ユウの目に移ってるのはサヤカで。
サヤカの目に移ってるのはユウ。
その事実を認めたくなかったけど。
認めるしか出来なかった。

そのあとも。
1時間中二人は仲良くやっていた。
クラスの中で唯一私の気持ちを知っていたエリカに。
「エリカ〜〜〜〜!!」って泣きついたくらい。

この日以来。
2学期中は私からユウには話し掛けてない。
ユウとサヤカが仲良くなるのを見てるしか出来なかった自分。
そして、そんな二人を見て諦めるしか出来なかった自分。

12月になり。
席替えをした。
ユウはまたサヤカの前だった。
だけどその席というのが。
ユウたちの班の場所が。
私がユウたちと同じ班のときにすごい幸せで、離れたくなくて。
学校に行くのがすっごい大好きだった7月の時と同じ場所。              
ユウの席は、7月と変わってなかった。
そして、私が座っていたユウの後ろに座る事になったのはサヤカ。
サヤカが。
あの時の私の幸せを。
全て持っていってしまった。

あの場所にいるはずだったのは私。
あの場所で笑っているはずだったのは私。
だけど何でその場所に今座っているのはサヤカなの?
って、何回も思った。

だけど私はもうその頃、亮介のことが好きだった時期。
私から亮介には何回も話し掛けに行ったし。
その中で、ユウには絶対話し掛けなかった。

ユウとサヤカは。
どんどんどんどん仲良くなっていった。
私はその二人が仲良くなるのを横目で見つつ。
亮介の事をどんどんどんどん好きになっていった。



2002年03月05日(火) 恋の難しさ。

亮介編が終わったところで。
これからはサヤカ編です。
サヤカ編は。
多分びっくりすることの連続だろうから。
覚悟してお読みください。


サヤカは。
3年になって市外から転校して来た。
親の転勤ではなく。
家の事情でこっちのおばあちゃんの家に。
ひとりでお世話になりにきたらしい。
だから、サヤカの家はおばあちゃんとサヤカの2人暮らしだ。
と聞いたことがある。

そして2学期の初め頃。
サヤカはユウを好きになった。
当時ユウと仲のよかった私は。
サヤカから宣戦布告の手紙をもらったこともある。
サヤカは本当にかわいい。
だから…すごい不安になったこともしばしば。
そして。
忘れもしない11月の席替え。
ユウの後ろの席がサヤカだった。
私がユウのほうを向くたびにユウはサヤカのほうを向いて話していた。
サヤカは、幸せそうだった。
サヤカの幸せそうなあの笑顔、今でも忘れられない。

サヤカは。
7月に。
隣のクラスの人(吉原)に告られ。
付き合いはじめました。
吉原くんとの付き合いはそれなりに順調だったらしいです。
デートした時のお金は吉原が全て払ってくれたらしい。

そして夏休みになり。
サヤカは実家(前住んでいたところ)に帰り。
塾に通った。
そこでサヤカは元クラスメート(淳)に会い。
仲良くなった。
携帯のアドレス&番号を聞いて。
その日からメールするようになったらしい。
そこで淳から。
「引っ越す前。俺池田のこと好きやった」って言うメールがきたらしく。
毎日毎日メールをするようになり。
サヤカがどんどん淳の事を好きになったらしい。
そして淳のほうから「付き合わん?」ってメールが。
その時。
淳のほうにも彼女はいたし。
もちろんサヤカにも吉原という彼氏がいた。
だけどサヤカは悩んで悩んでOKをした。
吉原に悪いと思ったけれど。
吉原は当時サヤカにメールも電話もあまりしなかったらしくて。
そんな中、サヤカの中では吉原を思う気持ちより。
淳を思う気持ちのほうが大きかった。
だからサヤカは。
当時二人のヒトと付き合っていた。

サヤカと淳が付き合い始めて1ヵ月後。
淳が彼女と別れ。
サヤカも吉原と別れた。

サヤカは。
吉原にフラれた。
浮気が原因じゃなくて。
「サヤカ冷めたやろ?別れる?」
って吉原に言われて。
サヤカは「うん。わかった。」って言った。

サヤカは淳とつきあってることを誰にも言ってなかったから。
塾ではお互い普通の友達のフリをして。
だけど二人っきりになると相当のバカップルやったらしい。
キスもいっぱいしたし。
Hもしたらしい。

だけど新学期が始まり。
サヤカはこっちに戻って来た。
もちろん、淳とは会えない日々の連続。
すれ違いの毎日。

そんな日々にお互い疲れ。
11月近く。
二人は別れた。

11月。
ユウとサヤカが相当仲良くなり始めた時期がちょうどそれくらい。
サヤカは…寂しかったんだろうね。
その時のサヤカのユウへの想いは。
私もよく知っていた。

そしてサヤカは。
ユウへのアプローチをして。
ユウと付き合うようになった。

だけど。
ユウとサヤカの付き合いはメールと電話だけ。
学校での会話は一切なし。
サヤカは。
ユウの事は好きだったけど。
付き合い始めてから。
「思っていた人と違った」事がわかったらしい。

そしてサヤカは高校生になったら実家に帰る事が決まり。

卒業式の2日後。
サヤカは引っ越した。
そしてその日。
ユウとサヤカは別れました。

3月になってから。
サヤカは吉原からメールをもらい。
「やりなおしたい」という内容でした。
だけどサヤカは「考えさせて」と。
吉原は「それでも待つ」といったらしい。
サヤカは……そんな吉原を信じかけた。
吉原に「私でよかったら」というメールを出そうとした。

しかし。
つい最近。
吉原に彼女が出来たという噂が。
しかもその彼女というのがサヤカと仲の良かった子。
しかも告ったのは吉原。
サヤカに言ったあの言葉はなんだったんだろう。

そして今。
サヤカはそんな経験をして。
「当分恋愛はいい」という状況になっているそうです。


…これは全部サヤカに聞いたこと&メールの内容からね。
サヤカはココの存在は知らないけれど。
だけど私がネット上で日記を書いてる事は知ってます。
「サヤカのこと日記に書いていい?」と言ったら「ぜひ書いて!」と言われたので。
この日の日記だけはサヤカに送ります(笑)

サヤカもいろいろあったけれど。
サヤカは大好きな友達だけれど。
私はサヤカの事を信じられないところがある。

ユウの事を。
「思っていた人と違う」って何?



2002年03月04日(月) 伝えたい言葉。

そして私はまた。
ユウの事を好きになった。

亮介とは、本当に『フツーのトモダチ』っていう関係になっていた。
私が意識したら。
亮介の負担になってしまう。
と思ったから。
それに、私から亮介の返事を断った。
それなのに『好き』っていう態度をとったら。
絶対亮介はまたなんか責任を感じてしまう。
たった1年にも満たない付き合いだけど。
亮介とは元から仲が良かったから。
亮介の考えとかはなんとなくわかってたつもりだった。
もう、亮介には迷惑はかけられない。
亮介に迷惑はかけたくなかった。

そしてとある日の放課後。
私は久しぶりに亮介に「ばいばいっ」って。
笑顔で手を振った。
亮介も笑顔で手を振り返してくれた。
その日。
私は亮介の事を本当にきっぱりあきらめることを決めた。
亮介に言った「ばいばい」。
その一言に。
私が亮介を思っていた気持ちも全部別れを告げた。

とは言いつつも。
この前の公立の合格発表の日。
公立受験者はすべて学校に10時に結果報告しに行かなければなかなかった。
そこで。
10時15分頃。
窓の外を見ると亮介が学校に来る姿が見えた。
教室に入ってくるなり。
亮介はとびっきりの笑顔で「どーやった?」と聞いて来た。
私は笑顔でピースをした。
そして、「○○(亮介の名字)は?」と聞くと。
亮介も笑顔でピース返しをして来た。
その時の笑顔が。
……私の好きになった笑顔で。
……私の好きになった手だ。と改めて感じ。
亮介の手はすごくきれいで。
指も長くて細くて。
おまけに爪もすごく長くてきれい。(伸ばしている時は)
昔。何度亮介の手に見惚れていた事か。

だから相当ドキッとしたのは言うまでもない。
そして、後悔した。
「何で私はあの時亮介の返事を断ったんだろう」
「何で亮介の事を好きでいられなかったんだろう」
と。
今更後悔しても遅いけれど。

それに、そう思ったのは好きだったユウからの衝撃の告白があった後だからと思う。
それでもやっぱり私は。

亮介に謝りたい。
直接。自分の言葉で謝りたい。
自分の言葉であのときの事を言いたい。

亮介とゆっくり話がしたい。
電話したい。
でも、最後の一桁がやっぱり押せない。
今更だけど。

亮介に告る気はないし。
亮介が好きだって訳ではないけど。
謝りたいの。

「自己中でゴメン」って。
そして
「本当に、めちゃくちゃ大好きだったから。」って。
その二言だけでも。
伝えたい。



2002年03月03日(日) 強さ。

ユウが亮介に私の気持ちを言った次の日。
学校で亮介はずっと寝ていた。

私はユウに
「私のせいかな・・・」って聞いた。
「だろうね。」ユウは何のためらいもなく答えた。

亮介は罪悪感に悩まされていて。
自分をすごい責めている。とユウに聞いてから。
むしろ自分の方が。
私が責められるべきなんじゃないかと思えた。

自分から気持ちを伝えておいて。
いざ「もう少し待っとけ」って言われたら「いらない」だなんて。
自分勝手すぎるよね。

だけど。
それでも私は。
亮介から何か言ってくれるんじゃないかって。
私は返事なんかいらないって言ったけど。
それでも亮介は言ってくれるんじゃないかなって。
そんな・・・儚い希望をもっていた。

だけど。
その日亮介は結局。
1時間目から5時間目までずっと寝ていた。

私はそんな亮介を見るのが耐えられなくて。
5時間目の途中に。
亮介に手紙を書いた。
ノートの切れ端だったけど。

「あの事は気にしないでください。自分をあんまり責めすぎないで。
 今度また宿題見せてね!!」

って。
その時の私にはそれが精一杯だった。
亮介に出来る、精一杯だった。
そして授業が終わってから亮介に渡した。

その頃、亮介は隣の席の理紗と仲が良かった。
亮介と理紗は。
小5のときからずっと同じクラスで。
しかも、塾も一緒。
理紗は成績優秀、運動神経抜群。
そして、おもしろい。
そんな理紗とずっと仲がよくて。
私の視界に嫌でも仲良くしてくる姿が目に付いて。
すごい辛かったのを今でも覚えてる。


ある土曜日のこと。
朝の掃除時間にいきなり亮介に話し掛けられた。
「ねぇ、あのシャーペンあげよっか?」
あのシャーペンとは。
私が2学期からずっと亮介にねだっていた、Dr.GRIPの青のシャーペン。
なんてことない普通のシャーペンだけど。
亮介はグリップの中の青色が気に入らなかったらしく。
わざわざグリップの中が透明なやつを新しく買って。
その青のシャーペンのグリップの中を透明にした。
1000円かかっているシャーペン。
すごい、軽くてふりやすくて書きやすい。
だから私は亮介にずっとずっとそのシャーペンをねだっていた。
だけどいつも返される言葉は「嫌」。
それなのに、ある日突然言われ。
相当ビックリしたのは言うまでもない。
「え?なんで?」
「壊れたから。」
「壊れたのでもいい。私が治してでも使うからちょうだい。」
「相当壊れてるよ?」
「それでもいいよ。意地で治す!」
そうやって私は亮介のシャーペンを手に入れた。

・・・本当にどうやったらこんな壊れ方するの?ってくらい。
見事に壊れていた。
だけど、絶対に治してやる。という意地があって。
ちょうどその日の1時間目は教科選択だったので。
さっさとプリントを終わらせてめぐみと一緒に必死に治していた。
めぐみも私の亮介のシャーペンにかける思いは知っているため。
一生懸命治すのを手伝ってくれた。

そして、3時間目にようやく無事に使えるまでに回復した。
それを見た亮介が
「は?マジで?あそこまで壊れたの治したの??」って。
「ってかそれ使うの?」
ビックリしていたけど。
「半年間もそのシャーペンに片思いしてたんだから当たり前じゃん!!」って。
笑顔で返した。

今でもそのシャーペンはもちろん使ってます。
高校でももちろん使うつもり。


だけど私はその頃。
亮介を想う事に疲れていた。
私は亮介が好きで。
亮介に告ったのに。
亮介は今までと変わらぬ態度。
それは全然かまわないんだけど。
私の気持ちを知っているのに理紗とすごい仲がよくて。
それに、滅多に女子のことをあだ名で呼ばないのに。
とある女子のことを。
亮介たちしかわからないあだ名で呼んでいた。
その事実が、私が亮介を想う気持ちにブレーキをかけた。

そして。
また。ユウに惹かれていった。
「弱いモノは強いモノに惹かれる」
私にはその言葉がよく似合う。

ここで。
どんなに辛くても亮介を想える自信がなかったから。
私は・・・・・・いつしか亮介よりユウのほうが気になっていた。

私がもっと強かったなら。
私がどんなに辛くても亮介を想い続けていられる強さがあったなら。
今頃こんなに悩んでなかった…と思う。



2002年03月02日(土)

私には亮介を想う資格なんかない。
むしろ。
亮介に謝らなきゃいけないのに…ね。


忘れもしない12月19日。
私は精一杯の勇気を出して。
亮介に塾のテキストを借りて。
そのテキストに「前から好きだった」って書いて。
亮介に返した。

次の日の朝。
私は亮介と一言もしゃべれなかった。
「言うんじゃなかった。亮介と気まずくなるのなら。」
そう思っていた。
2時間目まで。
目も合わなかった。
亮介は授業中も寝てたし。
やっぱり、「私の気持ちって迷惑だったのかな?」って思った。

3時間目。
体育でしかも私の大っっっ嫌いな持久走だった。
友達と走っていた時に。
後ろから亮介が私の事を抜いた。
その時に亮介が私のことチラッと見てから。
「キツイねー。」って。
それが告白後一番最初に交わした言葉。
でもすっごく嬉しかった。

それからは普通に話せるようになった。
普通に「友達」として。
あの時した「告白」はなかったかのように…
そうして、月日はどんどん流れていった。

2月に入ってから。
塾で席替えがあり。
私はユウの後ろの席になった。
そして、学校でもユウと席が前後ろの関係だったため。
ユウといろいろお互いの恋関係について聞いていた時期だった。
お互いに本当の事は言わなかったけど。
そんな中、私がつい口を滑らしてしまい。
亮介に告白したこと。
だけどまだ亮介から返事をもらっていないこと。
全て、ユウにバレる結果になった。
私立入試、直前だった。

そしてユウがキレた。
「何でアイツは返事しねぇんだよ!」…と。

そして。
ユウが亮介に問い詰めたらしく。

その次の塾の時に。
「もうちょっと亮介のこと待っててやれ。」って。
ユウに言われて。
「何で?」って聞く私に。
ユウは苦笑いして「アイツ、私立入試が終わったら言うつもりだったんだってよ。」って言った。

ねぇ。
私が言ったのは12月だよ?
わかるよ。
言っちゃいけない時期に。
私のことなんかを考えていられない時期に。
勉強の事を考えなきゃいけない時期に。
私は亮介に想いをぶつけてしまった。
そして。
私はその時に、亮介を信じることが出来なかった。
その時の私は
「嘘だ。ぜったいユウが亮介に私の事を言わなかったら。
 亮介は私に返事をする気はなかったんだ。」…と。
勝手に解釈をしてしまった。
だからユウに「…もういいよ。返事なんかいらない。」なんて。
心にもないことを言ってしまった。
しかも、その時に私は結構大声を出してしまったみたいで。
絶対、絶対亮介にも聞こえてた。
授業が終わると亮介は私のほうなど見ずに自習教室に消えた。
そして、ユウは「返事はいらないって伝えてこようか?」って言って来た。
私は…そこで「ううん。」って言うべきだったんだと思う。
だけど私の口から出た言葉は。
「うん。お願い。」って…

そして、ユウは亮介に伝えた。


あとから聞いた話では。
ユウが亮介に伝えた後。
亮介は勉強に全然取り組めなく。
「絶対俺、傷つけたよね…」って自分をずっと責めていたらしい。
「何で早くいわなかったんだろうね。」って。
罪悪感に悩まされていたって。
ユウからも聞いた。
友達からも聞いた。
亮介と仲のいい他中の塾友からも聞いた。

責めるべきなのは私だよ。
ユウに全てを任せた私だよ。
自分を責めないで。
そう、言いたかった。
今でも、言いたい。

今じゃ、全て遅いけれども。



2002年03月01日(金) 「好き」

私には好きな人がいる。

ユウ
3年の時に同じクラスになって。
3年の1学期に同じ班になった。
そして、塾が同じだった。

私には大好きな友達がいる。

サヤカ
3年の時に転校してきた美少女。
学校で話すことはあまりなかったけど。
手紙交換やメール交換をして仲良くなった。

私には今でも気になる男友達がいる。

亮介

亮介も3年の時に同じクラスになって。
1学期に同じ班になった。
塾も一緒で。
私は亮介に告白したことがある。

私の1年は。
この3人によって。
大きく大きく影響された。

今でもユウが好きだけど。
でも。
実は。

未だに、気になる亮の存在。

亮介への「好き」って気持ちは、LIKEだと98%でLOVEだと2%だけど。
だけど。
それでもその2%がすごく気になるんだ。
亮介と話してると楽しいし、安心する。
それはもちろんユウも同じ。

だけど最近。
ユウが好きだって思うけど。
けど。
「私は本当にユウが好きなのかな」って思うことがある。
ユウへの「好き」って気持ちは。
「友達」としての「好き」じゃないかなって思うことがある。
この先一緒にいたいと思うのはユウなのかなって。
疑問に思う。

自分でも思う。
それは「逃げ」だって。
だってもうユウを想っていたってこの恋が叶う事はない。
叶う事はないんだ。
だって私はユウに「友達」にしか見られてないから。

私がユウに想っている「好き」と。
ユウが私に想っている「好き」は違う。
「好き」の重さが全然違う。

どうしたらユウの1番になれる?
だけど私はもうユウの1番にはなれない。

亮介は。
「携帯買ったら電話する!!」って言ってくれた。
私はずっと待ってる。
亮介からの電話を。
なんで?ってくらい待ってる。
昔は自分から電話してた。
だけど、亮介に告ってからは…しなくなった。
出来なくなったって言った方が正しいのかな。
今でも、電話番号は覚えてるけど。
電話したくなって電話番号を押してみるけど。
最後の一桁が押せない。
“6”が押せない。

でも私には。
もう。亮介を想う資格なんてない。


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