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高速道路

高速道路が好きだ。
ダーリンと同行する時、群馬に向かう高速道路を走る。
山が、まるで絵にかいたように綺麗で、空が広くて。
帰り道、街灯の少ない暗い高速道路を走るのも好きだ。
回りに一台も車がいない時なんて、まるでこの世に二人きりみたいな、寂しいけどワクワクする気持ちになる。
反射板が、ヘッドライトで照らされる度、そこに道があった事に気づかされる。
「反射板って、エコロジカルだよね。必要な時だけ光るんだもん。」
なんて、たわいもない話をしながら見た君は、オレンジのラインを背景に、とても格好よく見える。
「ようちゃんてばかっこいいなぁ。」
なんて、馬鹿みたいに素直に言えるのは、ダーリンが私をおばかさんでいさせてくれるからだ。
どシリアスで重い恋愛はもう疲れた。
内に篭る恋愛より、こうやって外に目をむけられる恋愛が、今は楽しくて仕方がない。

2004年02月04日(水)

宝物 / リカ

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