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2004年11月30日(火) ■
ジュンパ・ラヒリ

今月のブッククラブの課題である、カポーティの 『冷血』 は、どうしても今月中には読了できそうにない。学校の宿題とか、締め切りのある仕事というわけじゃなし、あまり無理をしても仕方がない。せっかくの名作も、義務で仕方なく読んだのでは、辛いばかりで感動もしない。そんな状況で、好きなカポーティを嫌いになってしまったりしても馬鹿らしいから、『冷血』はひとまず置いておこう。

というわけで、ジュンパ・ラヒリの 『その名にちなんで』 を読み始めた。図書館から借りているので、もうすぐ返却期限が来てしまう。これもまた義務にかられてというような状況ではあるのだが、カポーティよりは気楽に読めるし、どんどん読めるものから進めていかないと、楽しみにしているクリスマスの本が読めなくなってしまう。

今日から読み始めたので、まだ半分にも達していないのだが、例によって不思議な感覚にとらわれている。インドから移民した人たちの話だが、前作の短編集 『停電の夜に』 でも感じた奇妙な感覚が、いまだに抜けない。アメリカに渡って、アメリカ式の家に住み、アメリカ人と同じように生活しているのだが、その中で相変わらずサリーを着ていたり、毎日インド料理を食べたりしているというのが、なんとも不思議なのだ。というか、その民族性に、こちらが慣れないのだ。

そこには、宗教の違いとか、文化の違いとか、いわずもがなの事実があると思うけれど、これはアメリカの小説なのだと思いながらも、でも違う。なんとも奇妙な感じがして仕方がない。アメリカにおける、ほかの民族には感じられない独特の感覚がある。

インドのサリー姿の女性は、痩せていようが太っていようが、皆エキゾチックできれいだなと思うのだが、先日1台の車に5、6人がぎゅうづめになって乗っている光景を見て、なんて濃い空間なんだろうと思った。一人一人は、サリーもきれいだし、彫りの深い顔が美しいのだが、集団になると、まるでそこがブラックホールのように密度が濃くなっている感じがする。

うまく言えないのだが、インド系の小説(ほとんど読んだことがないので、ジュンパ・ラヒリの小説と言ったほうがいいかも)には、そういった密度の濃さを感じる。アメリカで生まれた子どもたちは、アメリカ式の食事をしたりしていて、キッチンにはアメリカのブランドの食品が並んでもいるのだが、そこに、どうやっても消せないカレーやスパイス、タマネギや唐辛子、マスタードオイルの匂いが存在する。

日本人がアメリカで暮らしても、やはり日本食は食べるだろう。たまにはキモノも着るかもしれない。でも、インドの人のように、かたくなに母国の習慣を守るということはないだろうと思う。「郷に入れば郷に従え」というようなことわざは、インドにはないのかもしれない。

ジュンパ・ラヒリは、奇想天外なことが書いてあるわけでもないのに、淀みのない文章で一気に読ませる、とても上手い小説家だと思う。日本語版の読みやすさは、翻訳家の力によるところも大きいだろうとは思うが、一つのパラグラフが長い割には、途中でうんざりすることもなく、流れるように進んでいく。およそ女性作家らしからぬ作家(これは褒め言葉だ)だと思う。

ただ、当たり前かもしれないが、どうしてもインドの匂いがつきまとう。だからこそジュンパ・ラヒリなのだと言えるのだろうが、私はその部分に、いまだ奇妙な感覚を消せず、なにやら落ち着かない気分になる。


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2004年11月29日(月) ■
ペ・ヨンジュン来日記念

ヨン様が来日して、今日韓国に帰るらしい。テレビで特集をやっていたのだが、どうしてあんなに人気があるのか、なぜあそこまで優等生なのかと、それが不思議で、なんとなく見てしまった。

「ヨン様という呼び名をどう思いますか?」と聞かれたヨン様。答えはまた卒のないお答え。「“様”という敬称には恐縮したが、今は慣れました。家族(ファン)には、好きな呼び方をしてもらって構わない。ヨンジュンさんでも、ヨンジュンでも」って、ぢ、ぢゃあ、「ペ」でもいいのか?(^^;

あくまでもファンが第一という印象で、優しい気遣いを見せるヨン様なのだが、本当にそうなのか?本当に優等生なのか?いまだに謎である。

うちの母などもヨン様ファンらしく、「品があっていい」と言う。たしかに、今の日本の若いタレントは、みな品がない。それと比較すると、ヨン様には品があると言えるだろう。笑顔もさわやかだし。

でも、あの狂熱ぶりは何だろう?なぜヨン様なのか?肉体改造をしたあとの、あの筋肉!あれだったら、シュワちゃんだっていいじゃないかと思うのだけど、ヨン様なのはなぜ?たぶん、くせがないから、万人受けするんだろう。

ヨン様を否定しているわけではない。あの笑顔を見ると、こちらまでニッコリしてしまうくらいだから、素敵な人なのだと思うし、癒される感じもあるんだと思う。でも、なぜ揃いも揃って、オバサマ方はヨン様なの?という疑問は消えない。

早稲田のおそば屋の三朝庵の女将が、「今、韓国ドラマにはまってるの。でも、ヨン様ファンじゃないよ!」と言っていた。韓流ドラマファンの中には、もちろんこういう人だっているのだが。


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2004年11月28日(日) ■
ウェスタン村

◆鬼怒川温泉→ロープウェイでおさるの山→ウェスタン村

昨夜3時まで起きていたにも関わらず、朝食は8時。チェックアウトは12時なのに、朝食が早すぎ!ご飯を食べたあとにまた二度寝。チェックアウト後、ロープウェイで「おさるの山」へ。山の上には猿と鹿しかいない。鬼怒川は特に風光明媚というわけでもないし、紅葉の盛りはとっくに過ぎてしまっていたしで、左手に初めてスキーに行った鶏頂山を見ながら、猿にエサをやりに行ったようなもの。

その後、ウェスタン村へ。近くに日光江戸村とか猿軍団とかがあるけれど、この3箇所の中でどれか選べと言われたら、江戸村も猿軍団も論外だしなあ・・・ていうか、ウェスタン村は、実のところ結構楽しみにしていたのだ。あのマウント・ラシュモアまであるし!とりあえず、左からジョージ・ワシントン、トマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーンである。全然顔がわからないけど。

ウェスタン村の一番の見ものは、血湧き肉踊る大活劇!ワイルドウェスタンショーである。とはいえ、日本人のカウボーイ姿なんて、田中義剛か、なぎらけんいち、または何を勘違いしてか、カウボーイハットをかぶってプレイしているプロゴルファー(名前ど忘れ)ってなイメージしかなかったので、どうせカッコいい人なんかいないだろうと、全然期待はしていなかった。マルボロマンみたいなカウボーイなんか絶対にいるわけがない!と。

ところが、馬に乗って駆けつけた主役のガンマンが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウ船長(ジョニー・デップ)っぽくて、女の子に大人気!あら、びっくり!って感じ。ガンファイトも面白かったし。あとで、「仕掛けがあるに決まってるじゃないか、馬鹿じゃないの?」と言われたが、その時は、本気ですごい!と思っていた。本物の馬の迫力もなかなかのもの。実際はすごーくおとなしい、辛抱強い馬だったんだけど。

ウェスタンショーといえば、「オーシャン・オブ・ファイヤー」にも出てきた、バッファロー・ビルのワイルド・ウェスタンショーが有名。バッファロー・ビルは実在の人物。それのポスターまであって、ちょっと嬉しかった。だって、「オーシャン・オブ・ファイヤー」のフランク・ホプキンス(ヴィゴ・モーテンセン)も、バッファロー・ビルのワイルド・ウェスタンショーの一員だったんだから。バッファロー・ビルの名前は、「シービスケット」にも出てきたし、おそらく他の西部劇にも出てくるだろう。

で、射撃大好きな私(自慢じゃないが私は射撃のエキスパートなのだ)は、その後バンバン撃ちまくって(もちろん実弾じゃなくてゲームだけど)、すっかりカウボーイ気分。目が悪くなったため、昔ほどの正確さはなくなったが(眼鏡をかけたカウボーイなんかいないし)、それでも満足。

あとは、前から欲しかったカウボーイハットを買うのみ。コーマック・マッカーシーの 『すべての美しい馬』 を読んで以来、「オーシャン・オブ・ファイヤー」のヴィゴとか、「クイック&デッド」のシャロン・ストーンとかのカウボーイハットを見ては、欲しいなあ・・・と思っていたのだ。

そこで、お土産ショップに行ったら、ちゃんとあった。さすがはウェスタン村。アメリカ製のは18000円くらいしたのだが、そこまでは・・・という感じで、メキシコ製の2800円のやつを購入。シャロン・ストーンみたいじゃん!と勝手に思い込み、喜びいさんでかぶって歩いていたのだが、周りの人は、笑うというより、ぎょっとしていた感じ。ウェスタン村の中でもそうなんだから、こんなの一体とこでかぶるっていうんだろ。(^^;

「テキサスでも行かなきゃ、かぶれないね」と言ったら、「テキサスまで持ってくのか、馬鹿じゃないの?向こうには死ぬほど売ってるよ」と、また馬鹿にされてしまった。などと、なんだかんだ言いながら、結構面白かった。西部劇も射撃も好きじゃないという人には向かないだろうけど。今度は、ほんとの西部に行って、本物のカウボーイに会ってみたくなった。ちなみに左の写真は、「オーシャン・オブ・ファイヤー」のバッファロー・ビル。

というわけで、夕方ウェスタン村を出て、途中でおみやげに日光名物「たまり漬け」を買って帰宅。家に帰ってからご飯を作るのは面倒なので、羽生のサービスエリアで佐野ラーメンを食べる。佐野のラーメンは有名だが、私の好みではなかった。ちゃんとしたラーメン屋じゃないから、ここだけで判断するのもどうかと思うが、ここに限らず、最近は食べ物がみな甘い味付けになってきているので、うんざりした。

これで結婚記念日記念旅行は終了。ウェスタン村は、個人的にはヒットだった。ディズニーランドでも、最近は乗り物なんかには乗らず、射撃ばかりやっているのだから、私にはウェスタン村のほうが合ってるかも。


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2004年11月27日(土) ■
鬼怒川温泉へ

今月の9日は結婚記念日だったのだが、特に何もしなかったので(アポロ13号は飲みに行ってたし)、今週末に温泉にでも行こう(私は温泉じゃなくてもいいのだが)という計画になっていた。

で、鬼怒川温泉。なぜかというと、近場の観光地で、ベッドで寝れる宿を探した結果、ここしかなかったのだ。もちろん箱根あたりにはベッドで寝れるホテルはたくさんあるのだが、箱根は夏にも行ったし、日光あたりも飽きているし、全然違うところということで鬼怒川へ。とはいえ、鬼怒川も日光も場所的にはさほど変わらない。車でちょっと行けば、もう日光だ。

今回は、コテージに泊まり、お風呂も貸切露天風呂にして、他人との接触を極力回避。とにかく、毎回他人と接触しては気を使って疲れ果てるので、プライバシー重視ということにしたのだが、他にやることもなく、これはこれで退屈した。

貸切風呂も、若い恋人同士というわけでもないので、ただぼーっと入っているだけで、間が抜けたし。テレビで松平健の「マツケンサンバ」を見ていたら、普段なら興味も持たないだろうが、他に面白いこともないので妙に気にいってしまい、ユカタとセッタで、すっかり「マツケン」気分になって、歌って踊って・・・って、一応「結婚記念日記念」旅行なんだけど・・・。

ともあれ、夕食時に乾杯をした時、「これからもよろしく」と言われたので、ほっとした。「もうこれで終わりにしよう」なんて言われたらどうしようかと。。。明日はウェスタン村に行く予定。


〓〓〓 BOOK

◆Amazon

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』携帯版/J.K.ローリング ¥1050
単行本: 649 p ; サイズ(cm): 18
出版社: 静山社 ; ISBN: 491551255X ; (2004/11/26)
出版社/著者からの内容紹介
何度も読み返したいハリー・ポッター。軽くて持ち運びに便利な携帯版シリーズが続々登場!付録:豆ふくろう通信No.3


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2004年11月26日(金) ■
ハリポタのカレンダー

「ドラゴンランス」、とうとう読み終えてしまった。これもまた読み終えてしまうのが寂しいと感じる、めったにない本のひとつとなった。今日、図書館に返却しなければならない本が1冊あるので、読み終えた本は全部、一緒に返そうかと思ったが、6巻を一気に読んだので、感想を書くのに手元にないと、どれがどの巻の話だったか、ごちゃごちゃになっていて、どうやって書いたらいいやら途方に暮れそうなので、まだ返却できない。

本をどんどん一気に読んでいくのはいいのだが、そのあとに待ち構えている感想文というのが苦痛だ。小学生が感想文を書きたくない気持ちがよくわかる。いまだに感想を書いていない本もあるし、感想など書くより先に、とにかく読みたいという欲求のほうが強いから、いつまでたってもクリアにならない。読んだらすぐ書く!と決心しても、やっぱりダメ。モバイルが壊れてから、それが顕著になってきた。

今日は、壁掛け用のハリポタ・カレンダーが届いたのだが、その大きさにびっくり!だった。早速壁にかけておいたのだが、その大きさにも関わらず、アポロ13号の目には、全く入っていないようだ。不思議。

ハリポタの場合、映画タイインのグッズよりも、US版のイラストのほうが好きなので、使用後は額に入れてコレクションにしようかと考えたりしている。このイラストをちゃんと買うと結構高いから、これで代用しようかなと。

カナダの作家アーサー・ヘイリー死去。私は1冊も読んだことがないので名前しか知らず、どんな作家かよくわからないのだが、新聞に出ているくらいだから、有名な作家なのだろう。

さて、やっとブッククラブの課題である、カポーティの 『冷血』 を読み始めた。カポーティらしい文章と言っていいのかどうか・・・。殺人の被害者と加害者の両面から丹念に書き込まれていて、一見平穏な日常を描いているようだが、犯罪の予感がひしひしと伝わってくるあたりはさすがだと思う。

とはいえ、「ドラゴンランス」の展開の早さや、波乱万丈で荒唐無稽なストーリーを読んだばかりなので、まだ入り込みきれない。退屈と感じてしまう。なんとか集中して今月中に読まなければ・・・。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

Harry Potter 2005 Calendar (Harry Potter)/Mary Grandpre (著) ¥1694
ペーパーバック: 24 p ; 出版社: Andrews Mcmeel Pub (Cal) ; ISBN: 0740744216 ; Spiral 版 (2004/09/01)

※壁掛け用カレンダー。映画の写真を使ったものは欲しくないので、US版のイラストのを買ってみた。サイズが書いてなかったので、よくある普通のサイズかと思っていたら、予想外に大きかったのでびっくり!通常イラスト使用のグッズは、映画タイインのものより高いので、特に疑問に思わなかったのだけど、サイズが大きかったのね!実寸45cm×40cmくらい。


◆読了した本

『ドラゴンランス(6) 天空の金竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 304 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757711964 ; 6 巻 (2002/10/23)
内容(「MARC」データベースより)
全世界5000万部ファンタジーの第1幕がついに完結! 連続する危機、意外な展開、驚くべき結末に、あなたは涙する。そしてはりめぐらされた伏線の数々が、今こそ明らかに! 1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。


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2004年11月25日(木) ■
「ドラゴンランス」残り1冊

体調も悪いので、読書に精を出す。というか、「ドラゴンランス」が面白いので、すっかりこの世界にはまり込んで、これ以外に目が向かないのだ。体調が悪いと言いながらも、実は楽しい思いをしていたりする。

こういった異世界のファンタジー(月が3つあるというのだから、地球でさえもないのだろう)は、ほとんど中世のヨーロッパ的な状況で、それは「指輪」の中つ国だってそんなものだ。

「指輪」の場合の絶対的なヒーローは、やはりアラゴルンなんだろうけど(指輪保持者として、世界を救ったフロドもヒーローと言えるが)、「ドラゴンランス」では、中心人物のハーフ・エルフのタニスはもちろんのこと、登場人物それぞれがヒーロー的な素質を持ち、脆弱な魔術師レイストリンでさえ、ある意味ではヒーローである。

そのほか、高潔な騎士スタームとか、民衆の期待を背負って立つエルフの姫ローラナとか、朴訥な大男キャラモンとか、好きな人物をあげようと思うと、誰か一人には決められないくらい、皆素晴らしいキャラクターなので、こんなに私好みのキャラが出てくる話は、ちょっと他には見当たらない。だから、楽しくて仕方がない。

こうしたファンタジーの例に漏れず、基本は善と悪の戦いが描かれているのだが、登場人物それぞれが、いかにも人間的な(エルフやドワーフやケンダーといった人間以外の種族であったりもするが)問題に苦悩しているのも、また魅力のひとつかもしれない。

4巻目で、騎士スタームが死ぬところなどは、マジで涙が溢れてきた。いかなる世の中でも、いかなる事態でも、高潔な自己犠牲による死は、人を感動させるものだなと思う。

「ドラゴンランス」シリーズは、図書館では子どもの本棚に置いてあるのだが、子どもだけに読ませておくなんて、もったいない!大人でも十分に楽しめるシリーズだ。展開も早く、息をも継がせぬといった感じで、エンターテインメントとしても一級品だと思う。

「ダークエルフ物語」のドリッズト・ドゥアーデンも大好きだが、「ドラゴンランス」のキャラたちもまた、私のお気に入りになるだろう。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ドラゴンランス(5)聖域の銀竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 356 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757709307 ; 5 巻 (2002/08/30)
内容(「MARC」データベースより)
かつてない壮大さと感動のファンタジーの第5弾。ドラゴン、騎士、エルフなどが争う壮大な「剣と魔法」の世界。ハラハラ、ドキドキの海外ファンタジー。1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」の改題。


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2004年11月24日(水) ■
総合英語(17)&第2回アメリカ南部映画祭(3)

体調不良時期。腹痛で起きられず、学校も休んでしまった。もちろん映画祭も欠席。学校は去年から通い始めて、初めての欠席。映画祭も第1回は全部出たのだが、今回は断念。授業に出席している人がだんだん減っているので、先生に対して非常に心苦しかったが、具合が悪いのは、どうにも仕方がない。

◆総合英語(17)

欠席


◆第2回アメリカ南部映画祭(3)

欠席

「ドライビング・ミス・デイジー」
Driving Miss Daisy (1989)
監督:ブルース・ベレスフォード
出演:ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン、ダン・エクロイド
担当:青山南先生
ビデオメーカー - ASIN:B00005V1UQ

ミス・デイジーはジョージアのアトランタに暮らす頑固な未亡人で、元教師のユダヤ人。車の運転が難しくなったので、裕福な息子が黒人の老人を運転手に雇う。それから25年間、公民権運動が徐々に盛り上がるなか、ミス・デイジーと運転手の親密さは深まっていく。アカデミー賞作品賞、主演女優賞(ジェシカ・タンディ)。

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人種への偏見が根強いアメリカ南部の町。老いてもなお、威厳だけは失わない未亡人・デイジーに、黒人の専属運転手・ホークは従順に仕えていた。主従関係にありながらも、固いきずなで結ばれていくふたりの25年間を描き、派手な作品ではないにもかかわらず、作品賞ほかアカデミー賞4部門を受賞した珠玉作。

主演女優賞を受賞したジェシカ・タンディが、伝統に縛られる南部の女主人を凛とした表情で演じつつ、時折見せる慈しみにあふれた眼差しが絶品。彼女が初めて海を見たときを回想する演技は見事と言うしかない! 息子役ダン・エイクロイドの首まわりの肉づきなど、25年の年月を再現するメイクアップや、ホークの運転とともに、心地よく映像に滑りこんでくるメインスコアのメロディといった、細部の完成度も高い。人種差別にまつわる事件を絡めた時代表現は、ややあざとくも感じられるが、俳優たちの演技が些細な欠点を覆い隠し、繊細で感動的なラストシーンにたどり着く。(斉藤博昭)

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
会社の社長となっていた息子は、運転中にあやうく大事故を引き起こしかけた母の身を案じ、専用の運転手を雇うことにした…。老女デイジーと、初老のベテラン黒人運転手ホークとの友情を描いたヒューマンドラマ。アカデミー賞作品賞他受賞作品。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ドラゴンランス(4)尖塔の青竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 304 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757709021 ; 4 巻 (2002/07/31)
内容(「MARC」データベースより)
かつてない壮大さと感動のファンタジーの第4弾。ますます展開もドラマチックになり、物語もひとつの大きな山場にさしかかる。ドラゴン、騎士などが争う「剣と魔法」の世界! 1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。


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2004年11月23日(火) ■
ラグビー早慶戦─悲願達成!山下大悟に握手してもらうの巻

◆ラグビー早慶戦─秩父宮

4年連続完全Vへ6連勝!早大王手!慶大KO73点─(sanspo.com)

今日の秩父宮は天気も良く、ラグビーを観るには少し暑すぎるくらいだった。熱い試合の模様は上の記事を参照してもらうとして、私には試合後、もっと熱いことが待ち受けていた。

一昨年まで、この日記にもしばしば登場していた山下大悟(一昨年の早稲田の主将)が、同じ観客席にいたのだ。現役時代(今でもラグビー・トップリーグ、サントリーの選手だが)、恥ずかしくて握手してもらうこともできず、それがずーっと悔いになって残っていたのだが、今回はもう迷わなかった。これを逃せば、一生後悔するぞ!と思って、清水の舞台から飛び降りるつもりで握手してもらった。


ついに、ついに、悲願達成!


山下と言えば猿系の顔で、写真を見る限りではあまりカッコイイとは言いがたいのだが、本物はめちゃくちゃカッコイイ!また笑顔が素晴らしい。スポーツ選手って、なぜかみな笑顔がいい(上の写真は全然顔が分からないので残念!)。

私はそうした彼らのパワーをもらっているのだ。実は単なるミーハーにすぎないんだけど、彼らと接すると、本当に力がわいて来るような気がする。私にも困難なことができそうに思えてくる。がんばろう!という意欲が出てくるのだ。向こうは、変なオバサンだなあと思っているかもしれないけれど、それでも笑顔で接してくれる彼らに、いつも多大な感謝をしている。


〓〓〓 BOOK

◆紀伊国屋

『Orlando』/Virginia Woolf ¥997
ペーパーバック: 95p;出版社: Penguin Books Ltd ; ISBN: 0141187743 ; (2004/10/28);Abridged版
内容(「BOOK」データベースより)
オーランドーとは何者? 36歳の女性にして360歳の両性具有者、エリザベス1世お気に入りの美少年、やり手の大使、ロンドン社交界のレディ、文学賞を受賞した詩人、そしてつまりは…何者?性を超え時代を超え、恋愛遍歴を重ね、変化する時代精神を乗りこなしながら彼/彼女が守ってきたもの。奇想天外で笑いにみちた、再評価著しいウルフのメタ伝記。

内容(「MARC」データベースより)
両性具有の詩人オーランドーの伝記の体裁を取りながらV・ウルフが仕掛けた、無数の隠し絵を読み解く楽しみ。ウルフ文学の中で異彩を放つ、遊び気分にあふれた、麗人の冒険を描くファンタジック・ロマンス。

※NHKラジオ「原書で読む世界の名作」の12月から3月までのテキスト。Neville Teller による短縮版。


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2004年11月22日(月) ■
睡眠不足は肥満のもと

先日新聞を見ていたら、「睡眠不足は肥満のもと」とあった。→詳細

こうして科学的に説明されてみれば、なるほど〜!と納得するんだけど、食欲を抑える物質うんぬんも一理あるだろうが、起きてると、やっぱりなんだかんだと食べてるわけで、結局は摂取と消費のカロリーのバランスの問題。

そんなことは今さら言われなくたって、よ〜くわかっているし、だからといって、はいそうですかと睡眠時間を毎日十分にとるというわけにもいかない。そうじゃなくて、だったらどうするかってことが知りたいんだよね〜。

それに、食欲って単にお腹が空いたってことだけじゃなく、ストレスや何やら、脳で感じるさまざまな感情にも起因するから、そう簡単にはいかないし。

前にアメリカで痩せ薬(同時に禁煙もできるらしい)が開発されたという記事があったんだけど、あれはどうなったのかなあ?私がいつも行っている病院の先生も痩せ薬を開発して、もうすぐ発売されると言っていたんだけど、それもどうしたかなあ・・・?どっちでもいいけど、あるなら早く出してくれ!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ドラゴンランス(3)氷壁の白竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 416 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757708637 ; 3 巻 (2002/05/31)
内容(「MARC」データベースより)
かつてない壮大さと感動のファンタジーの第3弾。ドラゴン、エルフ、ドワーフ、ゴブリン、ユニコーンなどが総登場。おもしろさ保証付きの「剣と魔法」の世界を堪能しよう! 1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。


◆マーケットプレイス

『アメリカ南部―大国の内なる異郷』 講談社現代新書 (1253)
/ジェームス・M・バーダマン (著), 森本 豊富 (翻訳)
定価: ¥756
ユーズド価格 : ¥229+送料¥340=¥569 (大阪・梅一凛)
新書: 249 p ; 出版社: 講談社 ; ISBN: 4061492535 ; (1995/06)
出版社/著者からの内容紹介
「古き良き」大農園文化(プランテーション)。一方に、過酷な生活から花開いた黒人文学や音楽。合衆国史を重層的に彩り、今なおアメリカの深奥に生きる「南部(ディクシー)」世界。

メンフィスの夜――4月3日の夜、キング牧師は講演の中で、「私はもう山頂に到達したが、モーセのように「皆と一緒に約束の地に行くことはできないかもしれない」と暗示的なことを述べた。その講演は、皮肉にも翌日に起こった彼の運命を言い当てていた。ロレイン・モーテルの2階のバルコニーで、キング牧師はジェイムズ・アール・レイの凶弾に倒れた。全米はおろか、全世界で名の知れ渡っていた公民権運動家の暗殺の知らせは、全米を駈けめぐった。公民権運動の偉大な指導者が凶弾に倒れたという悲報を受けて、全米各地で暴動が発生した。私のいたローズ大学(Rhodes College)では、学生はダウンタウンに出かけないように申し渡された。そして、メンフィス市全域に夜間外出禁止令が出された。大学寮の窓の外を、武装した兵を乗せた軍の搬送車が通り過ぎで行ったときのことが、今でも鮮明な記憶として甦ってくる。幸いにメンフィスでは、大きな騒動は起こらなかった。しかし、公民権運動を推し進めていた人々の表情は、明らかに深い落胆のそれであった。――本書より

目次
第1章 プランテーション王国
第2章 ミシシッピ世界
第3章 南北戦争と南部再建
第4章 ウィー・シャル・オーヴァーカム
第5章 南部の産業
第6章 南部音楽をめぐる旅
第7章 南部人たち


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2004年11月21日(日) ■
ジャズ・フェスティバル─ジェフ・ブルにウィンクされるの巻

◆第4回 新宿トラッド・ジャズ・フェスティバル

今日もジャズフェスへ。昨日と同様、また作家の宗方慶司氏に会う。彼は、ジャズフェスでも着物だ。もっとも、普段はサラリーマンで、「ちゃんとスーツを着てますよ」ということだったが。昨日で終わりのはずだった土岐さんが手伝いで来ていたので、あれ、挨拶した意味がないじゃん!て感じだったけど、ま、いいか。

熱狂的ジャズファンのカメラ小僧(ジイサンだったが)がいて、私はバンドのリードボーカルで、宮下君の奥さんのあややがバックダンサーだと言ったら、しっかり写真を撮っていった。<うげげ、大嘘つき!

で、今日はどん底にジェフ・ブルが来るので、それを待っていたところ、近くにやって来たジェフが、ウィンクしてくれた。でも、実は隣にいた宮下君の子どもにしたのかも・・・。(^^;

どん底は、いつもアルバート・クラリネットの演奏と決まっているのだが、今日のジェフ・ブル(トランペット)は、クラリネットの風間氏の応援。これもすごく良かった。

さすがジェフだ!と思ったのは、聞きにきているお客さんが、ほとんどミュージシャンだってこと。とにかく一緒にプレイしたミュージシャンが皆、「ジェフは最高だ!」と言っているのだから、本物だ。私の好みも、なかなか捨てたもんじゃない。あちこちまわって、あれこれ聞くのも楽しいが、お気に入りのミュージシャンを追いかけて聞くのも、また楽しい。

今日もまたバーダマン先生の本が届いた。今日のは今年の9月に出た南部の写真集。これはいかにも南部っぽくて(私が想像している通りの)いいな。黒人のミュージシャンの写真なんか、すごくいい。朝もやがかかったミシシッピ河も幻想的でいいし。

そういえば、ジャズフェスの会場(どん底の前だけど)で、早稲田のニューオルリンズ・ジャズクラブのウッドベースの子と仲良くなった。彼は村田先生の授業を取っていて、南部協会に入れてもらったとか。バーダマン先生と青山先生の授業を取っている子もいた。ひとしきり南部映画祭の話をしたりして、やっぱり南部が好きで、こういう音楽をやってるんだなと。


〓〓〓 BOOK

◆マーケットプレイス

『わが心のディープサウス Lands&Memory 記憶の風景』
/ジェームス・M・バーダマン (著), スティーブ・ガードナー (写真), 森本 豊富 (翻訳)
定価:¥1890
ユーズド価格:¥1134+送料¥340=¥1474
(埼玉・himawari140)
単行本: 125 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309267815 ; (2004/09/02)
カバーより
ブルースの魂と、ミシシッピを胸に──
街に流れるベニエとチコリコーヒーの香り、川面にこだまする蒸気船の汽笛、そして果てしないデルタの平野は季節になると真っ白な綿花で覆われる──
南部出身の二人が望郷の思いとともに描く、アメリカの中の異郷。


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2004年11月20日(土) ■
ジャズ・フェスティバル─ジェフ・ブルにサインをもらうの巻

◆第4回 新宿トラッド・ジャズ・フェスティバル

なにかといろいろとあって、気乗りのしなかった今回のジャズフェスだが、今日はどん底の土岐さんが最後なので(新しい店を開くため)、その挨拶にも行かなくちゃいけないので、とりあえず出かける。

春にあったジャズフェスはイレギュラーなもので、メインはこの秋のほう。比較すると、明らかに秋のほうが面白い。街全体に生のニューオーリンズ・ジャズが流れていて、ちょっと他のお祭りでは味わえない気分。

店の前に座って飲みながら、聞こえてくる音だけでも十分楽しめるのだが、私は去年に引き続き、ジェフ・ブルだけはちゃんと聞こうと思い、一人でハリソンバーに行き、CDにもサインしてもらった。ジェフ・ブルはプロのミュージシャンだし、やっぱりアマとは違う。メインはトランペット奏者だが、ボーカルも担当していて、トム・ウェイツばりの歌が、かなりいい雰囲気なのだ(顔からは想像しがたいが)。

フェスティバル終了後、どん底で本格的に飲む。なんたって、10年来お世話になっている土岐さんの、新宿で最後の日だから。先日この日記にも書いた、作家の宗方慶司氏らとも同席。とはいえ、昼間から飲んでいるので、早めに帰る。明日もあるから。

家に帰ったら、バーダマン先生の本が届いていた。まだニューオーリンズ・ジャズが耳に残っている時に届くとは、これはまたグッドタイミング!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ドラゴンランス(2)城砦の赤竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 320 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757708432 ; 2 巻 (2002/04/26)
出版社/著者からの内容紹介
剣と魔法のファンタジー第2巻。謎が謎を呼ぶ展開の中、魅力的なキャラクターたちが仲間同士の葛藤や死を賭した友情を描く。死を賭した友情を描く。
内容(「MARC」データベースより)
一行はいったん故郷ソレースに戻るが、そこはすでにレッドドラゴン群の火炎に焼き尽くされた後であった。ドラゴン群の捕虜となり、奴隷鉱山に送られる一行は…。1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。


◆Amazonから

『ふたつのアメリカ史―南部人から見た真実のアメリカ』
/ジェームス・M. バーダマン (著), James M. Vardaman (原著) ¥1680
単行本: 230 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 東京書籍 ; ISBN: 4487799414 ; 改訂版 版 (2003/10)
内容(「MARC」データベースより)
これまでのアメリカ像を根底から変える一冊。日本で初めて書かれた「アメリカ南部」から見たアメリカ全土の通史。建国から現在までの歴史を扱う。2003年7月刊の改訂版。
目次
1 “植民地アメリカ”への道
2 ふたつの国家
3 南北戦争
4 新しい南部
5 アメリカの「平等」
6 現在の南部・北部
7 南部人と北部人


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2004年11月19日(金) ■
図書館にて竜に捕まる

今日も雨だったが、土日はジャズフェスティバルだし、なかなか本を受け取りに行けなくなってしまいそうなので、重い腰を上げて、読み終えた本を返しがてら図書館まで行った。

予約していたジュンパ・ラヒリを受け取り、「ドラゴンランス」の続きがあるかどうかだけ確かめようと児童書のコーナーに行ってみたところ、なんだ、全部揃っているじゃない!じゃ、借りちゃおう!って感じで、6巻まで全部借りてきてしまった。

「ドラゴンランス」は2巻1組なので、先日借りた2冊で、とりあえずの区切りはつく。なので、ブッククラブの課題(カポーティの 『冷血』 )もあることだし、少しは自制心を働かせて、しばらく中断しよう・・・などと思っていたのに、本を見た途端、少しも迷わず全部借りてるって、どういう神経なんだろう。我ながら意志が弱くて困る。

それより何より、予約していた本は、この後も予約がつまっているんだそうな。だから延長ができない。つまり、いくら「ドラゴンランス」に走りたくても、2巻目が終わったら、何が何でもジュンパ・ラヒリを読まなくちゃという感じだ。こういう状態で読むのって嫌だなと思うんだけど、借り物だから仕方がない。でも、乗ってるところで「ドラゴンランス」を一気に行っちゃったほうが早いかもしれないとも思う。

ていうか、カポーティはいつ読むんだろう?文庫版の『冷血』は、お風呂の中で読もうなどと思っていたのだが、お風呂の中でも大判ハードカバーの「ドラゴンランス」が離せない。これで、お風呂の中では大判ハードカバーは読めないという言い訳は使えなくなった。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ドラゴンランス(1)廃都の黒竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 416 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757708424 ; 1 巻 (2002/04/26)
内容(「MARC」データベースより)
剣と魔法の世界クリンを舞台に、ハーフ・エルフの剣士タニス、魔術師レイストリンらの冒険者一行が、闇のドラゴン軍との戦いに巻き込まれてゆく。1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。


◆図書館貸し出し

『ドラゴンランス(3)氷壁の白竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 416 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757708637 ; 3 巻 (2002/05/31)
内容(「MARC」データベースより)
かつてない壮大さと感動のファンタジーの第3弾。ドラゴン、エルフ、ドワーフ、ゴブリン、ユニコーンなどが総登場。おもしろさ保証付きの「剣と魔法」の世界を堪能しよう! 1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。

『ドラゴンランス(4)尖塔の青竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 304 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757709021 ; 4 巻 (2002/07/31)
内容(「MARC」データベースより)
かつてない壮大さと感動のファンタジーの第4弾。ますます展開もドラマチックになり、物語もひとつの大きな山場にさしかかる。ドラゴン、騎士などが争う「剣と魔法」の世界! 1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。

『ドラゴンランス(5)聖域の銀竜』/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 356 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757709307 ; 5 巻 (2002/08/30)
内容(「MARC」データベースより)
かつてない壮大さと感動のファンタジーの第5弾。ドラゴン、騎士、エルフなどが争う壮大な「剣と魔法」の世界。ハラハラ、ドキドキの海外ファンタジー。1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」の改題。

『ドラゴンランス』(6)天空の金竜/マーガレット ワイス (著), トレイシー ヒックマン (著), 安田 均 (翻訳)
単行本: 304 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757711964 ; 6 巻 (2002/10/23)
内容(「MARC」データベースより)
全世界5000万部ファンタジーの第1幕がついに完結! 連続する危機、意外な展開、驚くべき結末に、あなたは涙する。そしてはりめぐらされた伏線の数々が、今こそ明らかに! 1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。

『その名にちなんで』/ジュンパ・ラヒリ (著), 小川 高義 (翻訳)
単行本: 350 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4105900404 ; (2004/07/31)
内容(「MARC」データベースより)
「ゴーゴリ」と名づけられた少年。その名をやがて彼は恥じるようになる。進学を機に、ついに改名。生まれ変わったような日々のなか、ふいに胸を刺す痛みと哀しみ。そして訪れる突然の転機…。ふかぶかと胸に沁みる長篇。


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2004年11月18日(木) ■
ドラゴンランスシリーズ

昨日の夕方、図書館から「予約の本が入りました」との連絡が来た。あれ、なんだっけ?と忘れ去ってしまっているくらい昔に予約した、ジュンパ・ラヒリの 『その名にちなんで』 が、やっと入ってきたらしい。でも、今日は土砂降りの雨だったので外に出る気にならず、まだ取りに行っていない。

というか、「ドラゴンランス」シリーズを読み始めてしまったので、意識がそっちに行かないのだ。本は、読みたいときに手元にないと、読むタイミングを逸する。ラヒリは、上手い作家だなと思うけれど、特に好きというわけでもないし。。。

などなど考えている間に、何はともあれ Toby Litt の 『Corpsing』 を読み終えた。自己中心的でダメ男の主人公が好きになれなかったので、かなり飛ばし読みだけど、主人公の好き嫌いだけでなく、ストーリー展開も面白くなかった。これってミステリのジャンルに入るのかな?とも思った。それに、ダメ男の主人公、撃たれて当然だよ、てな感じさえする。何事もはっきりせず、ネチネチしてて、すごくやな男だった。

でも、現実にはこういう男のほうが多いわけで、あなたがはっきりすれば、何事もスムーズに運ぶのよ!と言いたくなる男ってのは、悲しいかな、山ほどいる。そういう男は、自分がそういう立場にあることさえわかっていないし、はっきりしないので、他人が迷惑しているということも認識していない場合が多い。

とにかく、最後まで読んだってことが奇跡に近いような本だったので、次に読み始めた 『ドラゴンランス(1)廃都の黒竜』 が、とても楽しい。人間とエルフのハーフである主人公のタニスや、その仲間たちのキャラも良い。たぶん、このままはまってしまうだろう。

『ダークエルフ物語』 に雰囲気が似ているが、それもそのはず、「ダークエルフ物語」のR.A.サルバトーレは、この「ドラゴンランス」同様、「アドヴァンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ(Advanced Dungeons & Dragons)」(ゲームは詳しくないのでこのあたりがどうなっているかよくわからないのだが、サルバトーレ自身も物語を書いている)に影響を受けているからだ。

とはいえ、個人的には「ダークエルフ」のほうがいいかなと思う。サルバトーレは 『スター・ウォーズエピソード2 クローンの攻撃』 を書いた作家だし、文章力は明らかに上。それに何と言っても、私はダークエルフのドリッズトのファンだから。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Corpsing』/Toby Litt (著)
ペーパーバック: 384 p ; 出版社: Penguin Books Ltd ; ISBN: 0140285776 ; (2000/09/28)
出版社/著者からの内容紹介
新進気鋭の鬼才が描くノワールの傑作!
最初の弾丸が元恋人で女優のリリーの身体を貫通した。瀟洒なレストランでの突然の出来事だった。つづけて2発はリリーに、そして僕にも2発の弾丸が撃ち込まれた・・・。僕は奇跡的に命を取り留めたものの、昏睡状態に陥った。リリーは即死だった。意識を取り戻した僕は、リリーが妊娠していたことを知った。警察は何も説明してくれない。どうして僕らがプロの殺し屋に狙われたのか、リリーのお腹の子の父親は誰なのか。僕はどうしてもそれを知りたかった。半年後、僕は退院し、そして独自で捜査を開始した・・・。


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2004年11月17日(水) ■
総合英語(16)&第2回アメリカ南部映画祭(2)

◆総合英語(16)

今日のテキストは、「探偵小説」の成り立ちについてだった。最初の探偵小説は?とか、知っているようでも意外に知らなかったりするので、なかなか面白かった。テキストでは、さまざまな話題を取り上げているが、やはり文学関連は興味深い。のちのち参考にもなると思うので、その内容を書いておく。


サー・アーサー・コナン・ドイルが創作した、シャーロック・ホームズの話を、歴史上初の探偵小説と思っている人々がいるが、実は、エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』が最初の探偵小説である。これは1841年に出版され、1887年に出版されたシャーロック・ホームズ初の物語『緋色の研究』よりもずっと早かった。

ポーの創作した探偵の名はオーギュスト・デュパン。物語の舞台はフランスである。これは、当時フランスが私立探偵のいる唯一の国だったためである。

標準的な長さの(短編でない)探偵小説が出版されたのは、1856年になってからで、ウォーターズの『ある刑事の思い出』というものであった。これは、ウォーターズという実在の警察官の実話のように書かれているが、実は全くのフィクションであり、ウィリアム・ラッセルという作家が書いたものであった。

物語そのものは探偵小説ではないが、小説に登場した最初の架空の探偵は、チャールズ・ディケンズの小説『荒涼館』のバケット警部である。

すでに他のジャンルで有名だった作家による最初の探偵小説は、ウィルキー・コリンズの『月長石』で、この小説の探偵はカフ警部補といい、当時実在した有名な探偵フォリー警視がモデルとなっている。またウィルキー・コリンズは、小説『名無し』で、本の中では重要な人物ではないものの、最初の女性探偵を創作した。


◆第2回アメリカ南部映画祭(2)

「ロング ウォーク ホーム」
The Log Walk Home (1990)
監督: リチャード・ピアース
出演: ウーピー・ゴールドバーグ, シシー・スペイセク, ドワイト・シュルツ
担当: ジェームス・バーダマン先生

バスの乗り方まで規制する人種差別に抗議して、1955年、アラバマのモンゴメリーで黒人たちによるバス・ボイコット運動が長期にわたっておこなわれた。それに基づいた作品。黒人のメイドは運動に参加し、徒歩であるばる勤務先の白人の家に通う。同情する白人の雇い主は気の毒に思って、車で送り迎えをはじめるが、しかし・・・。

<参考サイト>

●アメリカ映画“南部もの”大全集
●喜八ログ
●allcinema「ロング・ウォーク・ホーム」

※この映画は、どちらかといえば実話に近いといえるだろうが、完全な実話ではなく、かといって全くのフィクションでもない。事実、実際にあった「バス・ボイコット事件」を元にして作られている。バーダマン先生は、こうした歴史的な映画を好んで選んでいるようだ。それも、必ず胸が熱くなるような類の映画だ。先生がこれまでに選んだ、「アミスタッド」や「グローリー」も、実際にあった話を元にしたものだし、どれも感動した。今回も例外ではなかった。

内容は、上の参考サイトを見れば詳細がわかるが、人種差別を描いた映画で(アメリカの歴史といったら、人種差別を抜きには語れないのだろう)、さらに男女差別も描かれている。差別への抗議は、人種から始まり、男女、民族、etcへと広がっていった。差別というのは理屈のない嫌悪感情だから、そもそも理不尽なのだが、こういったことが実際にもあったのだなと思うと、非常に憤りを感じるし、やるせない気持ちにもなる。

白人が黒人に「アフリカへ帰れ!」などと言うところがあるのだが、そもそもアフリカから無理やりつれて来たのは白人じゃないのか?そんなことを言うなら、白人もヨーロッパに帰ったら!ということになる。インディアン(ネイティブ・アメリカン)こそ、アメリカの祖先だろう。

ヨーロッパから「移住」してきた白人は、なぜこうも偉そうに大きな顔をしているのだろう?「偉い」とはどういうことなのか?単に文化が上だというだけなのか?そこには礼儀や人間としての思いやりなど影も形もないのか?

そんなことは、何もアメリカだけの問題ではなく、日本にだってそこらじゅうに転がっている状況ではあるが、こういう映画を見るたび、あるいは、日常生活の中でもこういうことを感じるたびに、社会の悪習に立ち向かう 「アラバマ物語」 のアティカスのような人物(相手の立場に立てる人間)は、まさにヒーローであると思うのだ。

※おまけ
バーダマン先生が、「この間は嘘ついてすみません」と。
最初に映画祭の日程について尋ねたときに、10月30日からと言ったことについてのお詫びなのだが、いえいえ、先生が悪いわけじゃありません。気にかけてくださって、大変恐縮ですという感じ。


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2004年11月16日(火) ■
ストーンヘンジと力の線

Amazonから本が2冊届く。このごろペリカン便の配達が、いつも夜の9時頃、ご飯を食べてるときだったりする。なんか妙に恥ずかしいんだけど・・・。

今日届いた本は、久々の「BOOK PLUS」が1冊と、クリスマス用に買った洋書が1冊。ところが、 『A Christmas Carol』 じゃなくて、『A Christmas Coral (SpongeBob SquarePants)』というふざけたタイトルのその本、もちろんはじめから子供向けってことは承知だったけど、まさか塗り絵とは!

塗り絵と言っても、すでに水に溶ける染料が塗ってあって、付属の筆で水を塗って行くんだけど、これが結構はまる。水を塗っただけで、色が出てくるというのも魔法みたいで面白いけど、それをしていると何も考えなくていいというのが気分転換になる。子どもだけに遊ばせておくのはもったいない。結局一度に4枚塗った。<馬鹿です。でも楽しい!

ところで、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『花の魔法、白のドラゴン』を読み終えたが、この中でストーンヘンジと力の線(ストーンヘンジなど「力の地点」を結ぶ線が存在するという説がある)が重要な舞台となっていたのだが、何か、デジャヴを見ているような感じがした。

先日読んだばかりの、リチャード・フォードの 『銀の森の少年』 にも、全く同じことが出てきたからだ。フォードのほうは、ストーンヘンジとは明言しておらず、ストーンヘンジらしい所は、いくつも存在する場所シッテル(魔法の力が集まる場所。ここで神や王や魔法使いが集会をする)のひとつで、その中でも特に力の強いところとあり、そのシッテルとシッテルを繋ぐ道は、ルースディキーと呼ばれているといった具合だ。

このシッテルやルースディキーの存在は、動物(や魔法使い)にはよくわかるのだが、普通の人間にはわからないらしい。しかし、特に力の強いストーンヘンジのような場所は、鈍感な人間にも何かがあると思わせる力があるとか。今さら私がこんなことを書かなくても、ファンタジーやSFのファン、あるいは科学、または世界の七不思議などが好きな人には、よく知られている事柄だ。

というわけで、ジョーンズのほうでも、この魔法の力が集まるストーンヘンジで大団円が繰り広げられるというわけ。魔法使いから冥界の王、ドラゴンなど、有形無形の不思議な者たちが揃って出演、出血大サービスの大騒ぎという次第。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『花の魔法、白のドラゴン』/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
単行本: 566 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 徳間書店 ; ISBN: 4198619018 ; (2004/08/29)
出版社/著者からの内容紹介
<ブレスト>は魔法に満ちた世界だ。たくさんある異世界の魔法のバランスを保つ、大事な存在でもある。ところがある日、その世界のイングランドに住む、宮廷付き魔法使いの娘ロディは、国中の魔法を司る「マーリン」が、恐るべき陰謀を企てていることに気づいた。だけど大人たちは、そんな話は信じてくれない。ただひとりの味方、幼なじみの少年グランドも、どんな魔法もひっくり返してかけてしまうから、頼りになるどころか、ロディの方が面倒を見なければならない始末。自力で陰謀に立ち向かう決心をしたロディは、古の魔女から<花の魔法>を受け継ぐのだが……。

一方、<地球>の英国に住む少年ニックは、長年、魔法を習いたいと夢見ていたが、ある日、ロンドンのホテルから異世界に足を踏み入れ、事情がわからぬままロディを助けることになり……?冥界の王、燃えあがるサラマンダー、大地に眠る伝説の<白のドラゴン>……多元世界を舞台に、二つの視点から描かれた、波乱万丈のファンタジー。著者最新作にして渾身の最長編!


◆Amazonから

『A Christmas Coral (SpongeBob SquarePants)』/Golden Books ¥525
ペーパーバック: 32 p ; 出版社: Golden Books ; ISBN: 0307290557 ; Bk&Acces 版 (2001/07/01)

『姉の歌声を探して』 BOOK PLUS/リサ ジュエル (著), Lisa Jewell (原著), 山田 香里 (翻訳) ¥1050
単行本: 383 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048970453 ; (2004/11)
[ 内容 ]
わがまなな母と田舎で暮らすアナは突然、音信不通だった元スターの姉の自殺を知らされる。美人で悩みなどなかったはずなのに――謎を突き止めるためロンドンで過ごすアナは、姉の真実の姿と残された大きな愛を知る。


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2004年11月15日(月) ■
主人公はダメ男

アポロ13号に、部屋でゴルフの練習をして、物を壊したり、タバコの灰を散らかしたりするなと、口をすっぱくして注意したのだが、今見てみたら、PCのふたに焼け焦げがついていた。さっき、言ったばかりじゃないの!って感じで、マジで頭にきた。子どもより始末が悪い。どうするべきよ?このゴルフキチガイジジイは!

部屋の中で(しかも狭い!)、ゴルフのクラブを振り回すなど、言語道断な行いだ ということが、大人のくせに全くわかっていない。物を壊したり、あちこち変な方向にボールがいくってことは、下手ってことじゃないの?そんなに家の中でやりたければ、ゴルフ練習場が入るような、大きな家でも建ててくれ!って感じ。

そろそろ機嫌が悪くなる時期なので、何でも頭に来る。今読んでいる Toby Litt の 『Corpsing』 も、冒頭からむかついている。主人公が半端でなく嫌な男なのだ。「今でも惚れている」という別れた彼女が目の前で撃たれたというのに、それを見ながら拳銃の仕組みや銃弾が人体に入っていく過程を説明して、何になるのかと。

それはそれで、嫌なら飛ばして読めばいいのだが、自分も撃たれて昏睡状態が続き、目が覚めて彼女が死んだことを知らされ、初めて口にした言葉が、「彼女は何分くらい生きていたのか?」とか、「僕に何か言ってなかったか」とか・・・。

普通、死んだと知らされたら、悲しみでショック状態になるんじゃないのか?それも「今でも惚れている」彼女なんだから。なのに、平気の平左で真っ先にそんなことを尋ねるなんて、彼女は死んでも死にきれないだろう。しかも、そんな男に自分の全財産を遺してやったなんて!成仏できないぞ!

あーあ、こいつも自分のことしか考えない、自分勝手な男なのかと思ったが、原文だけでは勘違いしているかもしれないので、翻訳 『リリーからの最後の電話』 にあたってみたところ、訳者のあとがきにも、この主人公はダメ男であるとはっきり書かれていた。ハニフ・クレイシの 『ぼくは静かに揺れ動く』 とか、ベルンハルト・シュリンクの 『朗読者』 の主人公などを思い出して、やな気持ちになった。

世の中強い男ばかりじゃないし、優柔不断だったり、はっきりしなかったり(優柔不断と一緒か)、礼儀知らずだったり、弱音ばかり吐いているという男のほうが多いとは思うけど、実際の社会では我慢できても、愉しみで読んでいる小説の中でまで我慢する必要はないだろう。好き嫌いで判断してもいいと思う。

だったらさっさとやめればいいのだが、ミステリでこんな男が出てくるのも結構珍しいし、とりあえず撃った犯人くらいは知りたいというので、本筋には関係のないところは読み飛ばしながら、早いところ終わらせようと思っている。

しかしこの本、イギリスでの評判は良かったのだが、こうした評判てのは全くあてにはならないんだなあ。日本では、村上春樹を誰も批判できないなどというのも、評判があてにならないひとつの見本のようなものだろう。

そういえば、村上春樹がグレイス・ペイリーの2冊目をやっと訳したようだけど、私は1冊目で懲りているので、読まない。グレイス・ペイリーは原書も難しいと思うが、村上春樹の訳で読んでも、理解できないのは一緒だから。


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2004年11月14日(日) ■
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「マーリン」とは?

昨日、図書館で借りたダイアナ・ウィン・ジョーンズの 『花の魔法、白のドラゴン』 を読書中。これは、魔法使いマーリンが出てくる話だと内容説明にも書いてあったのだが、あら!これもまたとんでもない勘違い。うげげ!

そういや、「マーリン」とかぎカッコがついているのだから、よくよく考えれば、個人の名前ではないと気づいてもよさそうだが・・・。

魔法使いマーリンと言えば、 アーサー王の師である偉大なイスタリのマーリン のことで、アーサー王も好きだが、個人的にはマーリンのほうがもっと好き。「指輪」のガンダルフに並んで、私の中では「2大魔法使いスター」なのだが、てっきりそのマーリンかと思って楽しみにしていたら、なんと、全然違ってるじゃな〜い?・・・残念!

この話の中の「マーリン」は魔法使いの役職名で、国に仕える魔法使いなのだが、「マーリン」職についている魔法使いが死ねば、また新しい「マーリン」が選ばれるというわけで、アーサー王のマーリンとは全く違うものだ。

「マーリンが恐るべき陰謀を・・・」などとあるので、たしかにアーサー王のマーリンは悪魔の血を引いているなんて話もあるから、さもありなんと思っていたのだが、あーあ、まただまされてしまった。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズは 『魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉』 くらいしか読んだことがないのだが、雰囲気はこれも同じような感じ。日本語訳の文体のせいか、 『ゴシップ・ガール』 とか 『プリンセス・ダイアリー』 でも読んでいる気分になってくる。非常にガーリッシュだ。しかも「マーリン」が、あのマーリンでないってことは、私好みのカッコいいヒーローものではないってことだ。御年70歳にもなるというジョーンズだが、「女の子」の心はいつまでも失っていないと見える。

で、あのマーリンの話でないのなら、もうやめようかとも思ったのだが、「外国語訛り(実際ドイツ人らしい)のある英語を話す図体の大きいアーノルド」というのが出てきたので、ちょっとシュワちゃんをイメージして(たぶん作者もシュワちゃんをイメージしたのだろうと思う)、主人公の女の子ではなく、このアーノルドを追ってみようかと。

実際は、早く「ドラゴンランス」が読みたいのだが、そっちに行ってしまうと、どんどん続きが読みたくなって、他はどうでもよくなりそうな感じなので、とりあえず先に片付けておかなくては。


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2004年11月13日(土) ■
ラグビー早帝戦─佐々木&菊池に握手してもらうの巻

◆ラグビー関東大学対抗戦「早稲田X帝京」 秩父宮14:00

早大が開幕5連勝!
ラグビーの関東大学リーグは13日、東京・秩父宮ラグビー場で対抗戦グループの2試合を行い、早大は42−17で帝京大に快勝し、開幕から5連勝となった。帝京大は2勝3敗。

<2004年度試合結果>

今年は9月のオックスフォード戦以来の観戦。観戦の出足が遅い。でももちろん、この後の「早慶戦」と「早明戦」のチケットは入手済み。

今日は試合後、早稲田のナンバーエイト・佐々木とスタンドオフ・菊池に握手してもらった。おととし、大ファンだった山下大悟に「握手してください」と言えなかったのが嘘みたいに、選手をわざわざ呼び寄せて握手してもらった。だんだん図々しくなってるかも。(^^;

でも、今年卒業したはずの山岡がいたのにはびっくり!結局卒業できず、だぶったのか・・・。もちろん試合には出なかったが、途中でもしかして出たりして?とドキドキしてしまった。中には5年生というのもいるからなあ。


帰りに、夕飯にはまだちょっと早いという時間だったので、途中にある図書館で暇つぶしをした。読まなければならないものがたくさんあるので、借りるのはやめようと思っていたのに、前回1巻目がなかった「ドラゴンランス」シリーズが揃っていたので、ついつい借りてしまった。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの本も、まだピカピカの新品だったし、魔法使いマーリンの話で、これは読んでもいいかなと思っていたものだったので、ついでに借りてしまった。566ページという分厚い単行本だし、ほかの本に比べて、異常に行間がくっついてるし、ちょっとやそっとじゃ終わりそうにないので、また今月のブックックラブもばたばたになりそうな予感。

それに今回2冊だけ借りた「ドラゴンランス」が、ものすごく面白かったら・・・。考えるだけで、頭が痛い。「ドラゴンランス」は、最初のシリーズが最近復刊になったのだが、全部合わせると20冊くらいある。それが、それぞれ1冊2000円近い値段なので、たとえ面白かったにしても、とても全部など買えたものではない。

だいたい、出版元のアスキー儲けすぎ! <アイスウィンド・サーガ> シリーズの1作分を3分割したということにも、すごく腹を立ててるんだから。。。3冊いっぺんに出してくれれば、多少はそれも我慢してやろうと思うけど、1冊目が出たきり、うんともすんともない。続きは一体どうなってるのよ?蛇の生殺しみたいな真似はやめてくれ!って感じ。

どうしても読みたい場合は、せっかく原書を買ったのだから、それを読めばいいってことなんだけど、なんか1冊目を買ってしまったので、その後が気になって仕方がない。1作分だけでもまとまっていれば、それはそれでいいんだけど、1作の3分の1だけなんて、ひどすぎる! <と、アスキーに読者カードを送ろうと思っている。


〓〓〓 BOOK

◆図書館

『ドラゴンランス(1)廃都の黒竜』/マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン
単行本: 416 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757708424 ; 1 巻 (2002/04/26)
内容(「MARC」データベースより)
剣と魔法の世界クリンを舞台に、ハーフ・エルフの剣士タニス、魔術師レイストリンらの冒険者一行が、闇のドラゴン軍との戦いに巻き込まれてゆく。1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。

『ドラゴンランス(2)城砦の赤竜』/マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン
単行本: 320 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757708432 ; 2 巻 (2002/04/26)
内容(「MARC」データベースより)
一行はいったん故郷ソレースに戻るが、そこはすでにレッドドラゴン群の火炎に焼き尽くされた後であった。ドラゴン群の捕虜となり、奴隷鉱山に送られる一行は…。1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。

『花の魔法、白のドラゴン』/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
単行本: 566 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 徳間書店 ; ISBN: 4198619018 ; (2004/08/29)
出版社/著者からの内容紹介
<ブレスト>は魔法に満ちた世界だ。たくさんある異世界の魔法のバランスを保つ、大事な存在でもある。ところがある日、その世界のイングランドに住む、宮廷付き魔法使いの娘ロディは、国中の魔法を司る「マーリン」が、恐るべき陰謀を企てていることに気づいた。だけど大人たちは、そんな話は信じてくれない。ただひとりの味方、幼なじみの少年グランドも、どんな魔法もひっくり返してかけてしまうから、頼りになるどころか、ロディの方が面倒を見なければならない始末。自力で陰謀に立ち向かう決心をしたロディは、古の魔女から<花の魔法>を受け継ぐのだが……。

一方、<地球>の英国に住む少年ニックは、長年、魔法を習いたいと夢見ていたが、ある日、ロンドンのホテルから異世界に足を踏み入れ、事情がわからぬままロディを助けることになり……?冥界の王、燃えあがるサラマンダー、大地に眠る伝説の<白のドラゴン>……多元世界を舞台に、二つの視点から描かれた、波乱万丈のファンタジー。著者最新作にして渾身の最長編!


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2004年11月12日(金) ■
「更新情報」変更&「BOOK PLUS」新刊情報

これまでの更新情報(メインサイト)のブログが非常に重たくて、閲覧も投稿も思うようにいかず、かなりストレスになっていたので取り替えた。ログインするたびに「危険」のサインが出てたし。

ブログ形式のものは、どこもだいたい重たいのだが、前のよりはましだろう。ライブドアのブログも、重たい、重たいと文句を言っていたら、以前より改善されたみたいだけど、気のせいだろうか?

<新・更新情報>


リチャード・フォードの『銀の森の少年』を読み終えた。それなりに面白く読めたとは思うが、やはりどうしても「指輪」と比較してしまうので、それに比べると穴が目立つ。

第一に、主人公ナブが危険な冒険をする必然性がない。「指輪」のほうは、指輪戦争のもとである力の指輪を「滅びの山」の火口に投げ入れなければ、冥王サウロンに世界は滅ばされてしまうので、どうしてもそこまで行かなくてはならない。

それだって、大鷲の王、風早彦グワイヒアが途中まででも運んでやればいいのになどと思うくらいなのだが、こちらは3つの「論理の種」を集めればすむわけだから、何もいたいけな少年少女や動物が、危険な旅をしなくてもいいじゃないかと思ってしまうのだ。いくら神に選ばれた少年だと言っても、種を持っている力のある3人の王(森、海、山)が、少年のところに来たっておかしくはないだろうに・・・。

などと考えてしまうと話は成り立たなくなるのだが、こんなふうに納得できない部分は多い。そういう点で言うと、「指輪」には穴がない。本当によく考えられ、詳細に作られていると、また新たに感心する。

それと、「指輪」の世界はトールキンの作り出したオリジナルの世界で、文明もまだそれほど発達していない。だから剣や弓、手作りの武器で戦うのもわかるし、不思議なものや生き物がいても、何の疑問もない。

しかし、『銀の森の少年』のほうは、車も走っているし、銃もある。ナブと生涯添い遂げることになっている少女ベスは、ジーンズまではいている。そして、作者は明らかに「地球」であると断言しているから、現在に近いこの地球上の出来事ということになる。

すると地球を作ったとされる善王アシュガロスは全知全能の神で、悪王ドレアグは悪魔か?と、妙に宗教的になってしまうので良くない。もっとも悪魔というのは、もともと天使であったわけだから、神とは同等にはならないのだが。

けれども太古の地球の話は、ほとんどキリスト教的で、何ら新しいところがない。ドレアグという存在が、「指輪」のサウロンのようなものとすれば、旧約聖書と『指輪物語』の合体といったところだろうか。

『指輪物語』を引き合いに出すのはフェアではないかもしれないが、どう見ても「指輪」を意識しているとしか思えないし、トールキンが「指輪」のベースにしたケルト神話なども含まれているようだから、比べたくなるのも無理のない話なのだ。

何よりまいったのは、作者が動物や自然が好きというわけで、そうした描写が異常に多いこと。自然の美しさは、どれだけ書いても言い尽くせないものがあるとは思うが、これはファンタジーであると同時に冒険小説でもあるわけだから、いちいちそれを語っていたのでは、なかなか先に進まない。そういった自然の描写が減ったなら、あっという間に終わってしまう冒険談だ。一方で、そうした描写が詩的で美しいとも言えるのではあるけれど。

ところで、ひとつ疑問がある。ここまで動物や自然を美化し、人間を悪役にしたからには、作者はベジタリアンなんでしょうね?ちなみに、動物の友だちになれる良い人間は「エルドロン」といい、これもまた「指輪」に登場する裂け谷のエルフ「エルロンド」のアナグラムかと・・・。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『銀の森の少年』/リチャード・フォード
文庫: 480 p ; 出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102461019 ; (1995/06)
内容(「BOOK」データベースより)
愛情あふれるアナグマ夫婦に育てられた人間の子ナブは、銀の森の一員として成長した。彼は森の救い主として、金髪の少女ベスを伴い、賢く勇敢な動物の仲間と小妖精王国への冒険に旅立つ。不思議な宝ファラドーンを手に入れれば、森を破壊し動物たちを苦しめる"大いなる敵"に勝つ方法が分るのだ。人と自然との関わりを感動的に描き、生きることの喜びを感じさせる長編。


◆「BOOK PLUS」新刊情報

『姉の歌声を探して』 BOOK PLUS/リサ ジュエル (著), Lisa Jewell (原著), 山田 香里 (翻訳)
価格: ¥1,050 (税込)
単行本: 383 p ; 出版社: 角川書店 ; ISBN: 4048970453 ; (2004/11)
[ 内容 ]
わがまなな母と田舎で暮らすアナは突然、音信不通だった元スターの姉の自殺を知らされる。美人で悩みなどなかったはずなのに――謎を突き止めるためロンドンで過ごすアナは、姉の真実の姿と残された大きな愛を知る。

●次回刊行予定

『ルーカス』/著:ケヴィン・ブルックス 訳:林 香織
定価(税込):1050円
B6判
ISBN 4-04-897044-5-C0097
編:角川書店書籍事業部


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2004年11月11日(木) ■
『銀の森の少年』

この間テレビ(銭金)で、貧乏さんが作っていた「なんちゃって松茸ご飯」を作ってみた。松茸の代わりに、エリンギを入れ、永谷園の松茸のお吸い物で味付けするのだが、お!これはいけそう!と思って、一度ぜひやってみようと考えていたものだ。

今回は、お吸い物を1袋しか入れなかったので、ちょっと風味が足りなかったし、おしょうゆももっと入れれば良かったかなとも思ったが、そのあたりをもう少し改良すれば、「松茸ごはん」として十分通用する。本物の松茸使用の松茸ご飯の10分の1ほどの費用でできてしまうこのアイデアは、非常にグッドです!(^^;


さて、読書中のリチャード・フォード(くどいようだがイギリスの作家)の 『銀の森の少年』 だが、主人公のナブは、赤ん坊のときに銀の森に捨てられた人間の子どもで、アナグマのブロックとタラに育てられる。

銀の森は動物たちがきちんとした社会を作っており、長老とも言うべきフクロウが、ナブをここで育てることは、小妖精王(エルフロード)も認めている、新しい歴史の始まりであるとかなんとか・・・。

そんなこんなで、その新しい歴史の始まりの時が来て、ナブはエルフロードのもとに赴き、自分の使命を知るというところまで行った。

動物ものは好きだが、動物が主人公の話というのは、どれもこれも人間は邪悪なものとして描かれる傾向にあるようだ。これもまた例外ではなく、人間(アーキュー)は敵であるという設定のもとに描かれている。

この本がほかのそういった本と違うのは、森の動物たちと人間が、非常に密接な関係にあるということだろうか。人間との接触が頻繁にある。そして、エルフロードが語る、宇宙の始まりから天地創造、生命の誕生、善と悪の戦いといった物語が、 『指輪物語』 に酷似していることだ。

『指輪物語』での指輪にあたる「力」の象徴は、ここでは「論理の種」と呼ばれるもので、3人のエルフの王たちに授けられるのだが、これを悪の勢力が奪うという筋書きも、指輪戦争以前のことが書かれている 『シルマリルの物語』 などを読むとわかるが、やはり「指輪」にそっくりだ。堕落したエルフがゴブリンになるとか、悪の王が一度は追放されたが、次第に勢力を取り戻し、大々的な戦いになるなどというのも一緒。

おそらく、アナグマやウサギ、キツネといった動物たちは、「指輪」のホビットやドワーフなどという種族に相当し、長老格のフクロウは、ガンダルフなどの魔法使いといったところだろうか。やはり「指輪」を真似ているのかとも思うが、唯一違うのは、「指輪」ではのちに中つ国の王となる人間が、ここでは敵であるというところだ。

しかし敵であるはずの人間であるナブが、今後どういった役割を果たすのか、「指輪」と同様、のちには偉大な王になるのだろうか。そんな行く末が興味深いが、イギリスの森というのは、誰しもそんなような物語を考えずにはいられないような、不思議な力があるのかもしれないなと思う。やはりこの作家はアメリカ人ではないと納得する部分だ。


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2004年11月10日(水) ■
総合英語(15)&第2回アメリカ南部映画祭(1)

◆総合英語(15)

先週は祝日で授業が休みだったため、ついだらけてしまって、今週は予習も何もしていないという情けない状況。それでも容赦なく授業は進む。今日の進み方は、また異常に早かったような気もする。<予習していないせいか?

さらに最終回までに、夏休みの宿題だったカタカナ語の正しい英語を覚えるようにという宿題が出た。全部で50個以上あるんじゃなかったっけ。げ!

今日のテキストの中で最も重要だったのは、「過去完了仮定法」だ。日本人は完了形をイメージしにくいと言われているけれど、さらにそこに仮定法まで入ってくるという、ほとんど理解不能で、聞いても右から左に流れてしまうような状態の文章だ。これも来週までに暗記していかなくてはならない。

先生曰く、「暗記していれば、いざという時に使えるんですよ」。

記憶力のいい人ならそうだろうが、暗記したそばから忘れていくようなぼんくら頭では、いざという時に使えるとは、とても思えない。(^^;


◆第2回アメリカ南部映画祭(1)

「アラバマ物語」
To Kill A Mockingbird (1962)
監督:ロバート・マリガン
出演:グレゴリー・ペック、メアリー・バダム、ロバート・デュバル
担当:村田薫先生

1930年代のアラバマの小さな町メイコーム(架空の町)。妻をなくしつつも、幼い子どもふたりと平穏な日々をおくっていた弁護士が、婦女暴行の罪に問われた黒人の弁護を引き受けた結果、町に波乱が巻き起こる。原作となったハーパー・リーの小説はいまなお幅広く読まれている超ロングセラー。グレゴリー・ペックはこれでアカデミー主演男優賞を受賞。

Amazon.co.jp
ハーパー・リーのピューリッツァ賞受賞小説『ものまね鳥を殺すには』(To Kill A Mockingbird)を原作に、名匠ロバート・マリガン監督が詩情豊かに描く社会派ヒューマン映画の秀作。1930年代、黒人差別がはびこるアメリカ南部で、白人少女を暴行した罪で起訴された黒人を弁護することになったフィンチ弁護士(グレゴリー・ペック)は、町の人々から白い眼で見られながらも正義を通そうとする。その一方フィンチのふたりの子どもによって、近所の幽霊屋敷に住むブーという謎の男にまつわるエピソードが並行してつづられていく。

今の眼では理想的過ぎると批判されるかもしれないが、人種差別問題にヒューマニズムをもって切り込んでいく描写は、当時としては画期的だったともいえよう。その意味ではまさに勇気ある名作であり、また、その理想主義を体現するにふさわしい名優グレゴリー・ペックは、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞(脚色賞&黒白美術賞も)。名優ロバート・デュヴァルの映画デビュー作。どこで登場するかは各自の眼で確かめられたし。思わず感嘆の声を発すること間違いなしの素晴らしい印象を残してくれる。(的田也寸志)


※これは、私の中では「ヒーロー映画」である。私の大好きな映画ナンバー3に入る映画で、主演のグレゴリー・ペックは、シュワちゃんとはまた別格のスーパーヒーローなのだ。というか、このペックの父親像に、自分の父親の姿を重ねて観ているというところもあって、私の人生から切り離して考えることのできない映画となっている。

ところで、子どもの頃から何度も観ている映画ではあるのだが、ずっと気になっていたことがある。最近売られているDVDなどは、いくつかカットされているシーンがあるのでは?ということだ。で、今日の担当の村田先生に思い切って尋ねてみたところ、たしかにカットされているという答えだったので、ずっともやもやしていたのが、やっとすっきりした。

とはいえ、基本的にはカットしてほしくないと思う。カットされてしまったのは、やはり残念と思うのだが、なにしろ昔の記憶なので、どこがどうとはっきり言えないのがもどかしい。たしか、こんなシーンがあったはずとしか思い出せない。

あるいは、そのうちのいくつかは原作と混同して、原作を読んで想像していたイメージにすぎないのかもしれないが、何でもかんでも映画化される時代以前の、豊かな想像力の産物だったのかもしれないとも思う。

私はDVDのほかに、テレビから録画したビデオを2本持っている。どれも10年以内のものなのだが、やはりどれにも記憶の中の映像は現れてこない。ただ、すべて字幕の翻訳が違っているので、それを比較してみると、なかなか面白い。ずいぶん内容の違うのもあって、訳した人の作品に対する考え方の差がわかる。

その翻訳だが、法廷で陪審員の判決が出たあと、グレゴリー・ペック扮するアティカスが法廷を出て行くところで、2階で見ていた神父が、スカウトに立つよう言う部分があるのだが、DVDでは「父さんが退廷する」といった言い方だった。ビデオの1本では、単に「見送ろう」などとなっている。

ここも記憶に間違いがなければ、昔の字幕では(あるいは吹き替えだったかもしれないが)、「お父さんがお帰りになられる」という感じだった。アティカスへの尊敬を表すのに、私はこれが一番気にいっていたのだが。。。

ともあれ、疑問がひとつすっきりしたので、それが今回の大きな収穫といえるかも。


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2004年11月09日(火) ■
イギリスのリチャード・フォード

カール・ハイアセンの『顔を返せ』(下)を読み終えた。今回の主人公である元フロリダ検察局の捜査官ミック・ストラナハンも、ばっちり私好みの主人公だったが、今回も登場している(ハイアセンのミステリにたびたび登場する)アル・ガルシア警部もいい。

どちらもアウトロー的だが、シニカルなユーモアたっぷりのタフガイという感じ。ミックとは、お互いにさんざん悪口をいいながらも、男でなければわからないといった類の友情=信頼感を持っているといった関係。

フロリダという場所柄、汚職や買収なんていうのは日常茶飯事なのだが、ミックやガルシアもそういうことを否定はしないが、ちゃんと正義は貫くといった具合で、血なまぐさい殺人などがあったにも関わらず、結末は妙に明るい。ハイアセンお得意の、「登場人物のその後」も笑える。


さて、昨年から集め回ったアメリカ文学の数々。買うだけ買って安心し、ほとんど未読なのだが、その中の1冊に重大な間違いを犯していたことに気づいてしまった。リチャード・フォードの 『銀の森の少年』(原題 『Quest for the Faradawn』) を読もうと思って、訳者のあとがきを見たら、 「あのアメリカのリチャード・フォードではない」 と書かれていたのだ。なんと、こちらはイギリスの作家だった。

たしかに、「あのアメリカのリチャード・フォード」の本当の作品(というのも変だが) 『ロック・スプリングズ』 に比べれば、全然作風の違うものだが、たまには児童書やファンタジーも書いちゃおうという、マイケル・シェイボンやルイーズ・アードリック、ジョイス・キャロル・オーツなどという作家だっているわけだから、微塵も疑っていなかった。

にしても、恥ずかしながら堂々とアメリカ文学作家リストにも入れていたし、本を購入したときには「リチャード・フォードをやっと入手!」などと日記にまで書いていたというのに、誰も気がつかなかったのだろうか?ていうか、みな知ってて知らんふりだったとか・・・?世間て冷たい!

そういや、Yahoo!の新元良一さんの掲示板にも、「リチャード・フォードの『銀の森の少年』を入手しました」などと書いて、無知蒙昧をさらした覚えがある。でも、あそこでも誰も何も言わなかった。なんてこった!

ま、知らんふりというより、あれこれ知っているようでも、みな限界があるってことだろう。とにかく、作家リストのリチャード・フォードの項目だけは修正しておいた。個人的な好みとしては、イギリスのリチャード・フォードのほうが好きかもしれないが。


〓〓〓 BOOK

◆青山先生の新刊

『ネットと戦争―9.11からのアメリカ文化』/青山 南 (著)
価格: ¥735 (税込)
新書: 208 p ; 出版社: 岩波書店 ; ISBN:4004309131 ; (2004/10)
※詳細はこちら

※内容は 「ロスト・オン・ザ・ネット」 などの記事をまとめたもの


◆読了した本

『顔を返せ』(下)/カール・ハイアセン (著), 汀 一弘
文庫: 310 p ; サイズ(cm): 15
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042655025 ; 下 巻 (1992/11)
内容(「BOOK」データベースより)
整形外科医ルディ・グレイヴラインは世の変身願望症患者から金を巻き上げることに余念がなかった。失踪した女子大生もルディの患者だった。近頃、四年前の事件をむし返えそうとしている者がいる。ルディは殺し屋を雇った。ケモ―誰もがそうよぶ無気味な巨漢―は、以前、整形手術に失敗していた。見るも無残になってしまった顔を元にもどしてもらうことを条件に殺しを引き受けたのだが…。
※画像は原書 『Skin Tight』


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2004年11月08日(月) ■
珍しくも日本文学の話題

昨日、作家の宗方慶司氏に会った。以前からどん底で、「着物を着てくる作家がいる」という噂を聞いていたのだが、どんな変わり者かと思っていたら、意外にも可愛らしい(若干26歳、デビューは22歳)、性格も良さそうな人だった。

宗方慶司氏などと書くと、どんなジイサンかしらと思うけど、作家だなどという気負いもない、ごく普通の青年で、日本文学に拒否反応を起こす私でも、1冊くらい読んでもいいかもねと思った。ただし、著作のほうは宗教を扱った哲学的な小説ということで、一筋縄ではいかないのかもしれない。

『我が罪』/宗方 慶司 (著)
価格: ¥1,155 (税込)
単行本: 87 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 文芸社 ; ISBN: 4835510089 ; (2001/03)
内容(「MARC」データベースより)
受け取ったことすら忘れていた自殺をほのめかす彼からの手紙。手紙を受け取った3日後、彼は事故死した。10年の年を経てのしかかる罪の意識。無意識とはもっとも重い罪であるのか…。罪からはじまる4部作第1弾。

『十字架のある風景』/宗方 慶司 (著)
価格: ¥1,470 (税込)
単行本: 251 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 文芸社 ; ISBN: 4835579305 ; (2004/08)


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『アンバランス』/乃南アサ

※サントリーのウィスキーのおまけについていた本。10.5センチX7.5センチ、120ページほどの小さなかわいらしい本で、非売品。あとで、このおまけシリーズをまとめて、新潮社からアンソロジーとして出版するとか・・・。

1作の量としては短編の部類。可もなく不可もなくなんだけど、やはり日本の小説はなじめない。状況や舞台設定がリアルにわかってしまうだけに、あまりにも現実的過ぎてしまうのかも。


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2004年11月07日(日) ■
第2回 アメリカ南部映画祭のお知らせ

青山先生から、アメリカ南部映画祭のお知らせが届いていた。完了形なのは、たぶん昨日のうちに届いていたのではないかと思うのだが、ポストを開けていなかったので、今日までわからなかったのだろうと思われるため。

今回は、学校でバーダマン先生に偶然お会いして、日程などを聞いていたため、前回のような驚きはなかったが、やはり実際にお知らせをいただくと、うれしいものだ。私は水曜日に授業があるので、今回も問題なく出席できると思うのだが、ほかの日に授業がある人などは、なかなか大変なのではないかと。

前回は、全部観たことのない映画だったが、今回は「アラバマ物語」と「フライド・グリーン・トマト」は観ている。その上この2つは、ごく最近、この日記でも取り上げている。

「アラバマ物語」は先月のブッククラブの課題だったし、これまで慣れ親しんでいる割には、専門的な解説などは聞いたことがないので、村田先生がどんな解説をなさるのかというのも楽しみではある。でも、村田先生がこの映画をチョイスするとは思ってもいなかったし、それを言えば、バーダマン先生が「フライド・グリーン・トマト」を選ばれたのも意外だった。


◆第2回 アメリカ南部映画祭 in 早稲田

Everyone who is interested in the American South is welcome to attend the following series of movies and documentaries. Free of charge.





[スケジュール/毎週水曜日/右端は担当教授]

��11月10日:
To Kill A Mockingbird アラバマ物語(1962)─村田薫

��11月17日:
The Long Walk Home ロング・ウォーク・ホーム(1990)─ジェームス・バーダマン

��11月24日:
Driving Miss Daisy ドライビング・ミス・デイジー(1989)─青山南

��12月01日:
Fried Green Tomatoes フライド・グリーン・トマト(1991)─ジェームス・バーダマン

��12月08日:
Say Amen, Somebody マザー(1982)─青山南

��12月15日:
In the Heat of the Night 夜の大捜査線(1967)─村田薫


・日時:11月10日〜12月15日 毎週水曜日午後6時〜9時10分
・場所:早稲田大学文学部キャンパス 36号館 682教室
・料金:入場無料、どなたでも参加できます
・6時から短いイントロ、6時15分より上映
・終わってから、時間があればディスカッションもします


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2004年11月06日(土) ■
小説アメリカ大統領選

二日酔いで死んでいる最中に、アポロ13号の会社の人が突然家にやってきた。「寝ていていいよ」と言われたので、そのまま顔を合わせず。私だって、いつもカラオケ・スタンバイ状態ではないのです。(--;

小説アメリカ大統領選 『プライマリー・カラーズ』 が、遅々として進まない。そもそも政治にあまり興味がないのと、変な名前が多くてなかなか覚えられない上に、登場人物が多いので、いちいち誰だっけ?とまた前に戻ったりしているからだ。

それにしてもこの作品を翻訳した黒原敏行さんて、つくづく大変な作品ばかり訳しているなあと思う。コーマック・マッカーシーもそうだし、ジョナサン・フランゼンもそうだけど、原文はかなりややこしいと思う。あとがきにも、大統領選についてかなり勉強したあとが見える。おかげで、こちらも勉強できたのだが。でも、ジョナサン・フランゼンの分厚い 『コレクションズ』 を1ヶ月で訳したというのだから、すごい人だなと思う。

でも黒原さんの訳は、会話が自然なのでいい。黒原さんの訳でなかったら、とっくに放り出しているかも。この作品は、彼が東大法学部卒業ということで、まわってきちゃった感じがする。こんなの、政治の現場にいなきゃわからないし、アメリカの政治のシステムにも通じていなければ、訳せないだろうと思う。

それにしても、クリントン(何もはっきりとは書かれていないが、個人的にモデルはクリントンだと確信している)って、根っから女好きだったんだなあ。不倫で失脚したのも、当然といえば当然だったのだ。とはいえ、クリントンにはどうにも憎めない魅力があったみたいだ。彼に会った人は、みな好きになってしまうらしい。それがブッシュにはないカリスマ性というものだろう。

一方、奥さんのヒラリー(小説の中ではスーザン)ってすごい!立派だ!立派というか、何と言うか、この奥さんがいたからこそ!という感じで、ヒラリーが大統領になっても全然おかしくない。夫の女性問題などどこ吹く風。肝っ玉がすわってる。政治家の妻なんて、こうでなければやっていけないんだろうなと思う。というか、その後のヒラリーの行動を見れば、ヒラリー自身がステータスを欲しがっていたのかも。


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2004年11月05日(金) ■
カール・ハイアセン好みの殺し方

先月購入して、そのままだったプリンタをやっと出す(基本的にマシン類が嫌いなので、箱にしまったままだった)。ついでにあちこち掃除やら何やらをして、めちゃくちゃ疲れた〜と思っていたら、アポロ13号が飲んでくるというので、ラッキー!私も出かけることに。

どん底で 新宿トラッド・ジャズフェスティバル のパンフをもらった。毎年招待券をもらっていたのだが、今年は「買ってくれたら招待券をあげるよ」などと・・・なんだい、それ!買わなきゃならないのはどん底だけじゃないんだから、はっきりしてほしいなあ。で、2階と1階で飲む。その後HAVANAへ。あとから土岐さんが来て、ごちそうしてくれた。

カール・ハイアセンの『顔を返せ』の上巻を読み終えたが、あっという間に読めるかと思っていたら、意外に手間取っている。ハイアセンはかなり文章をひねっているし、文章もしっかりしている。省略がない。さらっと読めそうなのに、結構じっくりいかなくてはならなかったりするのだ。ハーラン・コーベンなどよりは、文章も上手いし、ユーモアも上級だと思うが。

ハイアセンのミステリは、ほとんどがフロリダが舞台。私もフロリダ好きなので(年寄りじゃあるまいし)、雰囲気も気に入って入るのだが、ハイアセンの好みの殺しは、「ミンチ系」。人間をミンチにするマシンは毎回違うが、ありふれたものである。ゴミ収集トラックだったり、植木屋の材木断裁マシンだったり。でも、必ず一人はミンチ系で死ぬ。あまり想像したくはないが。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『顔を返せ』(上)/カール・ハイアセン (著), 汀 一弘
文庫: 316 p ; 出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042655017 ; 上 巻 (1992/11)
内容(「BOOK」データベースより)
何者かがミック・ストラナハンの死を望んだ。ミックは元フロリダ検察局の捜査官。干潟に建つ古い船屋に住み、魚たちと孤独を楽しんでいた。結婚5回、離婚5回、殺人五人。くえないやつだ 誰に恨まれてもおかしくない身だ。狙われた理由はわかっている。4年前に手がけた女子大生失踪事件がくすぶっているのだ。ミックは事件にけりをつけることをきめこんだ―。犯罪小説のマーク・トゥエインと称された奇才ハイアセンが軽妙洒脱に描く会心の一作。

※画像は原書 『Skin Tight』


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2004年11月04日(木) ■
「ロード・オブ・ザ・リング」日めくりカレンダー

昨日夜中に(もしかしたら今日になっていたかもしれないが)、Amazonに「ロード・オブ・ザ・リング」のカレンダーを注文したところ、「王の帰還」バージョンは11月15日発売にも関わらず、両方とも今日届いた。どうしたわけか、やけに早い!

どちらも日めくりカレンダーなのだが、中身はフルカラー。毎日違う映画のシーンが楽しめる。以前にハリポタの日めくりを購入したことがあって、結構楽しかったので、また買ってみたのだが、やっぱり楽しい。

ひとつは「LOTR3部作」バージョンで、もう一方は「王の帰還」バージョンだが、当然のことながら双方に重複している写真もある。怪物写真は「王の帰還」のほうが多く、アラゴルンやレゴラスの写真は「3部作」のほうに多い。「3部作」の1月1日は旅の仲間の出発シーンだが、「王の帰還」のほうはゴラム(映画冒頭のアンディ・サーキス本人)が指輪を手に入れた時の写真だ。

どちらもそう大差はないのだが、「王の帰還」には出ていない人物が「3部作」のほうには出ているので、ボロミアファン、木の髭ファンには、「3部作」バージョンのほうがお薦め。

ゴブリンとかオークの不気味な写真も多いので、毎日ごきげん!というわけにはいかないだろうが、どちらも1年中(土日は2日で1枚だが)「指輪」の世界が楽しめるのだから、安いものだ。映画が終わってしまって寂しいという方は、ぜひ!

私の場合、楽しむという理由もあるが、毎日これをめくることで、以前に買った朗読CDの存在を忘れないためというのもある。いつも目の前に置いてあるのに、すっかり忘れていたので(1部は開けてみたが、2部・3部は開けてもいない)、来年はこれをクリアしようという魂胆。

その前に、「ハリポタ1」のテープも終わってないぞ。。。


◆Amazonから(日めくりカレンダー)

The Lord of the Rings Trilogy (Lord of the Rings) ¥1281
ペーパーバック: 出版社: Cedco Pub (Cal) ; ASIN:0768370191 ; Page/Day 版 (2004/11/01)
●中身を見る

The Lord of the Rings Return of the King 2005 Calendar ¥1304
ペーパーバック: 出版社: Cedco Pub (Cal) ; ASIN:0768370183 ; Page/Day 版 (2004/11/15)
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2004年11月03日(水) ■
ハイトップのエアジョルダン?

読みかけだった、カール・ハイアセンの 『顔を返せ』 を読んでいたら、「ハイトップのエアジョルダン」と書かれた箇所があった。

エアジョルダン???

ハイトップというからには、スニーカーのことだろう。だったらエアジョルダンとは、ナイキのエアジョーダン のことだ。これが英語圏以外の本だとかというなら、とりあえず何のことかわかるし、ピエール・カルダンなんてのもあるから、表記などはまあいいかとも思うのだが、これはれっきとしたアメリカのミステリだ。

エアジョーダンのジョーダンとは、バスケットの神様、マイケル・ジョーダンのことだ。もちろん、作者のハイアセンは熟知しているだろうが、問題は翻訳家のほうだ。アメリカのミステリを翻訳しているのに、マイケル・ジョーダンもナイキも知らないんだろうか?と不思議に思った。知っていたら、絶対に「ジョルダン」などとは書かないはずだ。それに、ナイキのエアジョーダンが出たのは、マイケル・ジョーダンがかなり有名になってからのことだと思う。

そこで、同じく翻訳家の真野明裕氏が、「翻訳家は博識でなければ・・・」と言っていたのを思い出した。例えば、Martha's Vineyard という地名を「マーサのぶどう園」と訳してしまったりとか、知らないととんでもないことになる。いろんな雑学を、知らないよりは知っていたほうがいいに決まっている。

かくいう私も、当初は Martha's Vineyard が地名だとは知らなかった。そんな場所があることさえ知らなかったのだが、そういう私でさえ、ここでぶどう園なんかに行くのはおかしいぞと思うのに、訳している人は何とも思わないのだろうか?と首を傾げざるを得ない。

こうしたことは、内容に重大な影響を与える誤訳というわけでもないのだろうが、やはりイギリス人がアメリカの Martha's Vineyard という島に行くのと、国内の「マーサのぶどう園」に行くのとでは、かなり意味合いが違うだろう。時々そうした奇妙な訳に行き当たるのが、面白いと言えば、面白いのだが・・・。(^^;

重大な誤訳と言えば、第一にあげたいのは、ジェイン・オースティンの 『ノーサンガー・アベイ』 だ。最後の最後に、ヒロインとヒーローの年齢が間違っているのだ。原書でも確認したし、読んでいてもわかるのだから、一人の人が全訳していたら、絶対に間違えようがないと思うのだが、それより何より、あれだけ有名な古典なのに、なぜ今まで修正されないのだろう?と、そちらのほうが不思議。


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2004年11月02日(火) ■
ハーラン・コーベン 『唇を閉ざせ』

先日、アポロ13号が「面白い」と言っていた、ハーラン・コーベンを読んだ。上下巻を一気に読めたのだから、たしかに展開は面白いのだが、結末にあっけにとられた。

ミステリだから、どんでん返しや、あっという驚きの結末があるのはいい、というか、むしろそれを期待しているわけだが、それにしても、この主人公ってアホじゃないの?って感じで、あ〜、もう呆れて物も言えないってくらい、別の意味で驚いた。

オビに「ジェットコースター・ストーリー」とあるように、次の展開が気になって途中でやめられなくなるのだから、面白い本だと言っても差し支えないが、ちょっとこれはないでしょうよという結末には唖然。殺された人たちは、救われないよねえ。

これは、先日マーケットプレイスで買った「マイロン・ポライター」のシリーズではなく、単独の話なのだが、ちょっと心配になってきた。たぶん、一気に読める本だとは思うが、読んだ後に、ああ、またこんなもの読んじゃったという感覚に襲われるんじゃないだろうかと。(^^;

一気に読めると言うところで、「ハーラン・コーベンは面白いよ」と言えるだろうと思うのだが、個人的にはあまり好きではないかもしれない。というのも、私の場合、やはり主人公(男女問わず)に魅力を感じないと、ダメなのだ。これに関しては、アポロ13号も「主人公には魅力がない」と言っていた。

そういう意味で、マキャモンが描く主人公は私の好みに合っているってことなんだろう。まだ全部読んだわけではないが、これまで読んだ作品では、どの作品の主人公も好きだし。同じく、カール・ハイアセンの作品の主人公も好き。文章的にも、コーベンよりマキャモンのほうが上手いと思うし。

一方、キングやアン・ライス、ロバート・B・パーカーなどは好みではない。ストーリーはともかく、主人公が好きになれないのだ。これは、何もミステリに限ったことではなく、純文学でもファンタジーでも一緒。

ちなみに、作中の殺人鬼「キルロイ」に関しては、青山先生が 「ロスト・オン・ザ・ネット」 の中で言及されていたが、その「キルロイ」とは無関係ではあるものの、このあだ名は、そこから取られているものだと思う。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『唇を閉ざせ』(上)/ハーラン・コーベン
文庫: 292 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 講談社 ; ISBN: 4062735644 ; 上 巻 (2002/10)
内容(「BOOK」データベースより)
NYの若い小児科医ベックは、亡き妻エリザベスのことを思い続けていた。今から8年前、二人は連続殺人鬼キルロイに襲われ、彼だけが九死に一生を得たのだ。そんな彼のもとに一通の謎のメールが届く。そのメールには、ベックとエリザベスしか知らないはずの秘密が隠されていた。悪質ないたずらか、それとも。

『唇を閉ざせ』(下)/ハーラン・コーベン
文庫: 291 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 講談社 ; ISBN: 4062735652 ; 下 巻 (2002/10)
内容(「BOOK」データベースより)
謎のメールを解読して妻のエリザベスが生きていることを確信したベックは、彼女の居場所の手がかりを探し求める。しかし、二人の友人だった女性カメラマンが殺害され、ワナにはめられたベックは犯人として追われるはめに…。逃亡者となったベックは妻と再会できるのか?そして8年前の悲劇の真相とは。


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2004年11月01日(月) ■
11月の「BOOK CLUB」のお知らせ

■東京六大学野球リーグ・早慶戦

東京六大学野球リーグ最終日は1日、神宮球場で慶大−早大2回戦を行い、慶大が8−2で連勝し、勝ち点4の9勝3敗1分けで6季ぶり31度目の優勝を決めた。

敗れた早大は勝ち点3で3位に終わった。8勝3敗1分けで勝ち点4の法大が2位だった。─(四国新聞社)

※あーあ、なんてこった!慶応に連勝させるなんて!
面白くないなあ。慶応の2勝1敗なら、法政が優勝ってことになってたんだけど、早稲田も負けるにしたって、それくらいの意地を見せてよって感じ。でも、早稲田の野村監督も今年で引退らしいし、優勝できなくて残念。


昨日、だいぶ疲れたみたいで、今日は死んだように寝ていた。なぜか目が痛い。帰りに飲んだテキーラで、目が潰れるとか・・・?

夕食に、まぐろのお刺身とグラタンを作ったら、なんでこういう組み合わせなんだ?とアポロ13号が文句を言う。冷蔵庫にお刺身とグラタンしかなかったのよ!なんか、だんだんうるさいジジイになってきた。ぶぶぶ!

そろそろ、感想文を書かないと!15冊分くらいたまってるし、考えるといやになる。今日から11月だから、ブッククラブの課題も決めなくてはならない。12月にはディケンズと思っているので、今月はカポーティの『冷血』か、モームの 『月と六ペンス』 にしようかと。どっちにするかな・・・で、分厚いのできついかもしれないけど、カポーティにした。


◆11月の「BOOK CLUB」のお知らせ

『冷血』/トルーマン・カポーティ (著), 龍口 直太郎 (翻訳)
価格: ¥820 (税込)
文庫: 559 p ; サイズ(cm): 16
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102095039 ; (2000)
出版社/著者からの内容紹介
惨殺事件の発生から二人の殺人者が絞首台に消えるまでの事件の過程を、綿密に再現させた、衝撃的なノンフィクション・ノヴェル。

※画像は原書 『In Cold Blood: A True Account of a Multiple Murder and Its Consequences (Vintage International)』
原書でも可


◆DVD情報 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」



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携帯用URL:http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=83698

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