2003年10月26日(日)

17歳と11ヶ月と6日


反省することばかりである。

「自分は最低な人間なのだ」
そう思いながら日々過ごしている。

自分なんか大っ嫌いとか(まぁ嫌いだけど)
自分なんかいない方がいいんだとか
自分で自分を崖から突き落とすような
そんな意味で自分のことを追い詰めているわけではなく
例えばトマトの名前はトマトと決まっているように
「自分は最低」と初めから決まっているような感覚である。
だから、
優しい誰かから心配の言葉が欲しいとか
優しい誰かに慰められるのを待っているとか
そんな想いを抱いているわけではないのです。

反省することばかりである。

綺麗な人間というのは実際にいると思う。
ごく稀にいると思う。
間違いを犯さないんじゃなくて、
間違いを繰り返さない人間。
本当に頭がいいんだろう。

どうしてこんなに不器用にしか出来ないのか。
失敗するとわかっていながら
どうして私は同じことを繰り返すんだろう。

不器用な人間が醜いわけじゃない。
不器用だって美しい人間はたくさんいる。
いや、不器用ゆえに美しいということもあるかもしれない。
でも私には、その、
「不器用ゆえに美しい」というものも、ないのである。

なんだかいつも焦っている。
自分の意思とは無関係に、体が急ぎ足で向かおうとする。
しかし急ぎ足であるはずなのに
いつのまにか制限時間を過ぎている。
不器用にも程があるだろう、と情けなくなる。

焦っているわけでも、落ち込んでいるわけでもない。
ただ、自分を上から見つめているような感覚。
見ている私はとても無表情である。
どうしたらいいのかわからず泣いているうちは
まだ可愛いのかもしれない。
不器用な自分を妙に冷めた目で見ている今は、
諦めました、と情けない笑顔ですんなり言えてしまう。

10代もあと少し。
まだ大人じゃない。
だけどもう、子どもでもない。



2003年10月12日(日)

エピローグ


今日は新潟で東日本吹奏楽コンクールが行われた。

部活を引退してから、よく部活の思い出に浸っている。
一番印象に残っている年は?と聞かれても答えられない。
高校に入って3年、それぞれの年に忘れられない事件があった。

高校一年生の年。
この年は、1年 VS 2・3年の戦いだった。
先輩全員大嫌いだった。
毎日顔をあわせるのが辛かったっけ。
今では笑いながら話せるけれど、呼び出しからそれは始まった。
怖かったなぁ。しみじみ。(*´−`)
部長と顧問も対立していて、ものすごく仲が悪かった。
そんな人間関係でいい音楽が作れるわけがない。
県大会は何とか突破したけれど(次点の学校と一点差!)、
西関東では銅賞だった。
いい気味だ。ひひひ。((´∀`))ケラケラ

高校二年生の年。
この年が一番辛かったかもしれない。
とにかく休みがなかった。(;´Д`)
夏休み、部活のない日はお盆を含めて5日程しかなかった。
休みの日のはずなのに、問答無用で個人練習日になった。
本当に忙しかった。クタクタだった。
何かを考える余裕がなくて、
何の為に自分が毎日過ごしているのかわからなくなってた。
お盆休みにおばあちゃんの家に篭ったなぁ、そういえば。
夏休み最後の日まで練習があって、
大会一週間前の練習は9時から5時まであった。(@_@)
でも、その努力の甲斐あって、
学校始まって初の西関東大会での金賞受賞。
嬉しかったなぁ。
金賞も嬉しかったけれど、演奏直後の拍手とどよめき。
あんな体験は、部活をやってこなければ出来なかった。
いい思い出。

そして、今年。
まさか西関東で金賞が取れると思っていなかった。
自分たちの出番の前は、一昨年の日本一の高校。
本番での演奏と、客席の反応から判断すると、
もうどうあがいても銅賞なんだろうと思っていた。
表彰式で、プログラムが一番の高校が
金賞を表彰されているのを目の前で見て、
微かにも残っていた望みはすべて消えた。
だから、
「ゴールド金賞、おめでとう!」
と言って賞状を渡された時は死ぬほど驚いた。
低音パートが少なかったり、大会一週間前に一人辞めたり、
今年もいろいろあったなぁ。
春のころは、東日本の推薦団体の件で悩んでたっけ。
一人で「断っていただけませんか?」って言いに行った時
先生が怖くて泣いちゃったなぁ。
そのあと先生、慰めてくれたなぁ。

三年間、いろいろあった。
楽しいことは一瞬で、辛いことばかりだった。
金賞のために、何度同じ場所を練習したかわからない。
怒られて、恥を掻いて、頭を下げて、こっそり泣いて。
だけど、私は部活を続けてきてよかったと思っている。
後輩には、ぜひ辞めないで続けて欲しい。
辛いことから逃げないで欲しい。
問題には、正面からぶつかって欲しい。
引退の時には、きっと私と同じ気持ちになっているはずだよ。
GOOD LUCK!
いつも応援しています。




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