暗号 − Homepage



2002年07月31日(水) なぁ、聞きたかったんだ。





昨日は電話があって。
ちょっとドキドキしてる。

Aから電話があるとは思ってなかった。
プレゼントが着いたから、って。
わざわざ報告くれたらしい。
アイツらしいなぁ、って思った。

そういえばこの前プレゼント送ったっけ。
忘れてる自分が哀しくなった。
こうして記憶能力は衰えていくのです。

そうしてしばらく世間話。
会ってないから、
ほとんど情報交換みたいなかんじなんだけど。

陸上部に入った、って。

そうなるだろうなぁって思ってたよ。
アイツには汗がよく似合う。
後輩いねぇ!って怒ってたけど。

全部がアイツらしくて、笑ったんだ。

嬉しくて。
哀しくて。
大声で、
心から、笑った。

会いたいなぁ。

貴方も、私も。
互いに必要としあっていて。
お互いを必要としているのに。
お互いの場所を羨んでいるのに。

どうして。

どうして貴方は此処にいないのでしょう。

全部が、最近、微妙にずれてる。
変わってきたんだ。
最近じゃないかもしれない。
ずっと前から?



言えなかったけどさ。
如何しても聞きたい事があったの。

手紙なんかじゃ伝わらない事だから、
会って伝えたかったけれど。

それさえ叶わなかった。

聞きたかったの。

あれからもう何年もたってしまったけれど。



―――なぁ、お前、今、元気?





電話しようと思ったのだけど、
出来なかった。
否、する事は可能だったんだけど。

聞いたら、アノ子に笑われそうで、恐かったんだ。
何で?と。
そうして私に問い掛ける。
同じ言葉を、今度は私に。

答えが見つからなかったんだ。
何て言えばいいのかわからなかった。


言ってしまったら。

アノ子が泣いてしまう気がして。

聞けなかったよ。



そういえば、明日は登校日です。(ヲィ)
何で中学生にもなって登校日なんか………
うちの学校、絶対可笑しい!












2002年07月30日(火) 痛みに現実を知った。




浮気、されてみたいなぁと。
馬鹿ですかね、私は。
あ、やっぱ馬鹿っスか。

なんか、いいなぁーっと。
浮気できるほどモテる彼氏って事でしょ。
その前に自分、彼氏いないけど。

あー。
やっぱ作るべきだよね。
頑張ろう。
まだ中学生なのに、色々苦労があるのね、人生って。

なんだか批判も弱くなりました。
少しづつ、私の考えも認められているみたい。
喜ばしいと思う。
喜ぶべきなのかは分からないけど。

彼氏、って。
如何して必要なんだろう。
寂しさを埋めて欲しいだけかもしれない。
愛の囁きが欲しいのかも。
誰かに優しくされたいだけ。

全て他人だから出来る事であって。

「彼氏」というものは「他人」でしかないのです。

はたして他人とどれほどの物を共有できるんですかね。

信頼関係を築くのは難しい。
それ以上に自分以外の人間は皆「他人」なのだ
という事実が哀しい。

あー、私は馬鹿かよ。

考えすぎるんだと誰かが言ってたと思う。
貴方は考えすぎなのでは?と。
その通りなのかもしれないです。

考えすぎですかね。

頭痛も眩暈も。
考えすぎて堕ちてるだけかもしれない。
そうじゃないかもしれない。

考えないでおこうと思っても。
思考回路は勝手に回る。
人間の悲しい性分です。
私だけかもしれないけどね。

激しい頭痛も。
時折襲う眩暈も吐き気も。
全部この頭が悪いんですかね。
どうにかしてください。
私を。

もう無理して笑わないでといわれた。

無理して笑ってるつもりは無かった。
無意識とは恐ろしい。
それが他人を心配させるだけだと知っていても。
その人を安心させる為に
いつのまにか笑ってんだ。
そんなに引きつった笑いだったのかなぁ。

私は馬鹿だね。


でも真実とは。

痛みと共に手に入る物だと。
今の私は、
信じて止まないんです。



2002年07月29日(月) ザワメイテイル。





たくさんの人が日記を読んで下さってる事に気づいて、
今さら緊張してる自分。
ありがとう。

なんか凄いいっぱいいっぱいなんですけど。
今日も英語だし。
今日までに暗唱出来るようにしとけって言われてるし。
覚えられるほど頭良くないんですよ、とか
嫌味言えるほど強くもないです。

っつーか、
絶対HPより日記の方がカウンター回ってるよな………
細かい事は気にしません。

沢山の物が変わってしまいました。
随分色々と。
自分もその1つだけれど。
そうして変わっていくのに。

結局、得る物は無かったんだ。
あったかもしれないけど、
失った物の方がずっと多くて、
ずっと辛かった。

変わる事は失う事とは違う気もするけれど。

私は隙だらけだと思うの。
だからその隙をつかれて、余計に痛みを感じてる。
けれど私の心は隙間を作れるほど広くも無い。

矛盾しているけれど、
自分でも如何にも出来ないんだから仕方ない。
ポジティブなんだかネガティブなんだか、
イマイチ良く分かりません。









夏はまだまだこれからです。



あああ!!!
なんか自分が馬鹿らしい。
どうも自分、「俺様」タイプが好きらしいです。
後は表裏のある奴とか。
優しいけど実は腹黒タイプ………(ゲフッ)

「俺様」だけど妙に優しい奴と
「優しい」けど実は腹黒………
どっちにしろ苦労すること間違いなし☆

あぅぅぅ!!
自分馬鹿かよ?
っつーかむしろ疑問文じゃなくて肯定文だよ。
自分馬鹿だよ。(ヲィ)

およよよよ。
マジで壊れてます。

ちょっと、熱を冷ましてきます。
あー、、、風邪ひいたかな。



泣きそうなんだ。

恋愛とは上手くいかないものです。
よく分からない。
私が誰を好きなのか、
私にだって分からないんだよ。

それでもその答えを見つけようと、
必死に今でも頑張ってるんだ。

あたしだって一生懸命なんです。

なんでも自分だけだなんて言われたくない。

私にだって色々あるんです。
何も知らないくせに。
私が知って欲しくないから、というのもあるけれど。

凹むよ。
夏の暑さに押され気味。
頑張らないと!



ただいま。

やっと英語が終わった!
しばらくは夏休みらしい夏休みを送ろう。
夏は短いです。
学生らしく楽しもう!

あ、暗唱はなんとか言えました。
えぇ、気合で。
なんとかなるものです。

アメリカを目指してるのは、
私じゃなく周りの人達のような………
まぁいいか。
ある程度の期待は喜びです。


そういえばうちは放任主義だなぁ。
良かったんだか悪かったんだか。
ある意味究極だよな。
悪をとるか善をとるかの瀬戸際です。
でも実際問題、
過保護な家の奴らは悪に走るか
突如キレる奴等になる確立があるしね。
こっちは悪をとったら最悪です。

放任主義の家庭の子供は、
悪に走ったとて、カワイイもんです。
結果、良かったんか。

うちの家庭を棚にあげるようで嫌だな。
まぁいいか。
私はこの家族好きですよ。
それは事実なのです。













2002年07月28日(日) 




反則だ!
今日、絵画教室があるなんて。
ガッデム!

別に嫌いな訳では無いのです。
面倒なだけで。
あー…折角の休日が!

これから御婆ちゃんの所へ行くみたいです。
行ってきます。




2002年07月27日(土) もう絶対、死のうだなんて考えないから。



14歳です。

なんか実感わかねぇよ!!
昨日ケーキも食べなかった。

なんでかといいますと、
母が英語があると勘違いしてまして……
父上は出張でいなくて、
今日帰るって言ってたから、
今日ケーキだそうで。

なんだかなぁ。

誕生日って味気ないのね。

メールをくれた人、ありがとうございました。



すっげー!!
凄いです。

「キャラミル研究所」。
大御所です。
凄い当たりますよね。
友人の皆さんに見せたいわ………

私はタイプ8。

タイプ8の扱い方とか、
凄い当たってる。
友人の皆さん、コイツ訳わかんねーよ、と思ったら。
「キャラミル研究所」の、
タイプ8、「友人・知人がこのタイプだったら…」を見てください。
本気でびっくり。
凄いわ。

オススメです。



なんか、こんな場所に書いていいのか分からないけれど。
どうしても、伝えたくて。
莉月、ありがとう。

どんな事実も、認めてくれたんだ。
馬鹿馬鹿しいとか、軽蔑されたって仕方ない事ばっか書いてるのに。
尊敬してるって。
認めてくれたんだ。
大好きだって、久しぶりに言われたんだ。
泣きそうなの。
ゴメンナサイ。

私、何も出来てないのに。
自己満足で、こんな文章書いてるのに。

優しい人だって、言ってくれた。
あった事もないから。
どんなに嬉しいか上手く伝えられないけど。

本当にありがとう。


感謝の気持ちを込めて。












メールをくれた皆に、
本当にありがとうって。

心からの感謝の気持ちを捧げます。








2002年07月26日(金) 死に近づいている。





映画見に行きたいなぁ。

誰かコイツを連れ出して下さい。
いいかげん太陽の下に出なければ!
……あ、でも、映画見るんだったら、
太陽関係ない………(ゲフッ)

誰か良い映画を紹介して下さい。


来週あたり、ショッピングに行こうかと。(モゾモゾ)
買い物は1人でも平気なのです。
気楽で楽しいからね。

絶対に本を買うんだ!

暑さになんか負けない!


静香は忙しいみたいなので、そっとしておこうかと。
ダンスもあるだろうしね。
私もいいかげん英語覚えなきゃいけないんだけど。(をぃ)

8月にはECCの市の大会があるし、
それで良い評価が出たらメジロ杯。
それでさらに良かったら全国大会。

こんな私でも全国大会テープ審査までいったんだから、
世の中は分かりません。
頑張らないとね。

努力は嫌いなのに、
苦労の素を作ってるのは自分なのです。

学校の校内審査出ちゃったし。
なんか合格しちゃったし。

っつーわけで、9月には、
学校の代表として大会に出ます。
本当に努力しないとヤバイ。

泣きたい位心は精一杯なんだ。

もういっぱいいっぱいです。
だけどどうしようもないから。

頑張らなきゃ、結果は出てくれない。
頑張らなきゃ、本当に駄目だ。

どうにもならなそう。









そういえば、今日、自分の誕生日だし。
死に近づいているだけなのに、
どうしてみんな祝うのかしらね。

可笑しな感じ。

だけど、それが嬉しいんだからどうしようもない。
やっぱ馬鹿ね、私。

生まれてきてくれてありがとう、と。
言われて。
本当に、嬉しかったんだ。

そんな事、多分言われた事無かった。
あるかもしれないけど、
覚えてないや。


暑いですね。


ちょっと疲れた。
考えすぎて。

アルバムを見たの。

いつもだったらそれだけで泣いてた。
だけど、泣かなかった。


写真を出したの。
アノ子の写真を。

持ち歩く事にした。

寂しいからじゃなくて、
凌駕されているからじゃなくて、
アノ子の事、忘れないように。

忘れたい、って言ったけど。
それはやっぱり無理だから。
この場所で生きるには、
アノ子との思い出が多すぎるもの。

だからせめて、一生、アノ子の事忘れないように。
写真を持ち歩くんだ。



そういえば、懐かしい写真が出てきた。

あり(どんな漢字なんだろ?)君の写真、
前田君の写真、

みんな、大好きだった人。
好き、じゃなくても、憧れてたと思うよ。


それから、、

谷津先輩の写真。


やっぱ好きだよ。



谷津先輩は、やっぱり好きだ。


でも。


どっちかっていったら、

やっぱりアノ子。



あー、やっぱ馬鹿ね、私。(笑)




そういえば、谷津先輩の隣に写ってるのは、
ナツキ先輩じゃん!
K高校に行ったんだよなぁ。
仏教…?
そういえばなんかアノ人は仏教っぽかった!!
頭とか!!!(謎)


チョコレヰトパフェが食べたい。








2002年07月25日(木) 死ね、と一言。





遊びで「死ね」と言われた。

昔の私だったら死んでたよ。本当に。
私は成長してないって思ってたけど、
思ったより成長していたんだと思った。

遊びって分かってても。
やりきれない思いがあった。
だから昔の私は
ただ純粋に、行動に移してたんだ。

時間が流れるほどに、
恐怖が生まれた。
生まれては消えて、また生まれた。

死ねなかった。


どんどん弱くなっていくのね、人間って。


こんな事ならいっそアノ頃死んどけば良かった、なんて。

冗談です。

多分ね。



私は成長したけれど。
だから死なずに生きているけれど。


アノ子達の言動を、
全て聞き流したけれど。


だけど。



全てを許して受け入れられるほど、
成長しきってはいないんです。


心の広い人間でも、
強い人間でも、
明るい人間でもないんです。













アノ場で笑っていた貴方たちを、
好きになれるほど余裕だって持ってません。



ただそれだけなんです。


伝えたかった。



私が不機嫌になって、
貴方達は傷ついたかもしれないけれど、

私の方が。


もっと、もっと、痛かったんです。



被害者妄想なんかじゃなくて。


それ以前に。


ずっとずっと、辛かったんです。








今日は、オークワへ行ってきた!
久しぶりに外に出たよ。
たまには出なきゃ駄目だよね。
んで、午後は郵便局へ。
あー。暑い!

甲子園地方予選なのに、燃えてるね。
すっげ声が聞こえてくるの。
感動だわ。

若いっていいなぁ。(ヲィ)

誕生日は明日なのです。
別に嬉しくないなぁ、、、、
今のままで十分だよ。

プレゼントは嬉しいけれど。
少しづつ死に近づくことをお祝いするなんて、変な感じ。
そんな事を考える私の方が変なのかもしれないけれど。










2002年07月24日(水) 思う、だけでは駄目だった。




もっとちゃんと日記を書こう、と思います。

あー、もうすぐ誕生日。
私のね。
もうすぐっつーか明後日だし。(笑)
祝ってくれる人が居る、というのは。
本当に嬉しい事で。

英語あるから、なんにもできないじゃん!
とか思ってたら、
27日、お祭りがあるらしくて、
前日は先生も準備で忙しいんだって。
おかげで英語なし!
ラッキーじゃんv

本当は今日、ショッピングに行きたかったのだけれど、
カラオケ少女からTELがあるかもしれなくて、
仕方がないので家で寝てる。
あぁ!誰か私を太陽の下へ連れ出して!(をぃ)

そういえば、この前、家にKがきて、
プレゼントをくれました。
ありがとね。

もうすぐ14になるのかと思うと、
ゾッとするね。
いつか、あの頃のアノ子の年齢を
上回ってしまうのか、と思うと
今だって吐き気がするんだ。

私はいつだって、大きなアノ子を見てきたのに。
いつかはそれさえ抜かしてしまうのね。

時間の流れという物は残酷で哀しいんだ。

いつまでたっても結局アノ子の事は忘れられないのだと思う、けど。
それによって救われている自分がいることも確か。
だから私が此処にいるのだから、
それはそれで事実として、
全て受けいれるべきなのね。

今はもうアノ頃じゃないのです。

忘れたい、って思うけど。
思うだけでは駄目で。

だけど行動に移せるほど、
私はアノ頃と変わってはいない。

そうやって無駄に時間を費やすのなら、
いっそのこと時間を止めればいいのに、
と、思うけれど。


まぁ、全ては仕方のないことで。
全ては真実の事実なのだから、
全ては如何し様も無い事なのです。







2002年07月22日(月) これは逃げかもしれないけれど





全ての人の賛成の言葉が欲しかったけれど。
それは無理だって分かってた。
それでも1%の確立にかけて、
今まで努力してきたつもり。

今までが無駄だったとは思いたくないけれど。
もう少し、自分に素直になりたい。


酷く、吐き気がした。


人を傷つけるほど、
純粋な人間にも、
悪い人間にもなりきれなくて。

かといって、

見過ごして、
全てを許せるほど。
強い人間にもなれなかった。


ごめんなさい。


全部を受け止めてそれでも笑っていられるほど。

大人には、なれなかったよ。





知ってたのにね。
あぁ、もう。
あんかいろいろ精一杯なんだ。

大人が我侭で身勝手だ、って事位。
知ってたのに。

それでも、
幼稚な大人達を、私は見捨てたりはしなかった。
だから私は、
強い人間なんだと思ってた。

思い通りにいかないと、
気に入らないような幼稚な人間なんだってこと、
忘れてた。

だけど私は人間だから。
そんなに出来た人間じゃないんです。
ただ、
そう振舞ってるだけなんです。

不愉快なんです。

私にお人形を強要しないで下さい。

それでも。
きっと貴方たちには理解出来ないから。


私が我慢していくんです。


死が2人を別つまで。


私が独り立ちできるソノ日まで。



私が。




私がずっと。








我慢していくんです。







演じてあげるんです。










もう、争うのは疲れたから。










私が。







私が我慢していくんです。















その言葉を、何度も、何度も。

繰り返し、


繰り返しては。





私は強くなるんです。







私が大人になるんです。












2002年07月21日(日) さぁ、ゲームの始まりだ。





泣かなかったよ。
自分を褒めたいね。

でも実際には、泣かなかったんじゃない。
泣けなかった。

悔しくて、堪らなかった。
アノ頃の私だったら確実に泣いてた。
本気でそう思う。

涙は出なかった。

一瞬、「私、狂ったのかなぁ?」と思った。
心は穏やかだった。

悔しさを怒りに変えた事は何度もあった。
だから悔しくても、
涙を見せない時は何度もあった。

だけど今度は違う。
とても穏やかな気持ち。
悔しいけど、泣けなかった。
かといって、子供のように純粋に
本能のままに怒る事も憎む事も出来なかった。

考えるのを止めた。

泣く事を止めた。

笑う事を止めた。

憎む事も、怒る事も、
全ての感情を本能のままに。
今の私は可笑しいかもしれない。
それでもいいよ。
とても穏やかだから。

こんな日常の1コマなら、続いたっていいよ。

感情を操作する事=考える事。
しばらくは止めようかな。

自分を責めて傷つけて。
それはきっと辞められないけど。

食べる事も、寝る事も、
全部止めてしまおうか。
それでも生きていられるかは不明。
多分、無理。

もう疲れたから。
暫くは休みたい。

今の感情のままで、ずっとね。

それが異常でも非常でも。
自分が幸せなら良いじゃない?








なんて。

やっぱ可笑しいね、私。

青空は嫌いだから。
サングラスをかけて色を無くした。
これで全部私と一緒。

………なんて、馬鹿な事を考えずにはいられないよ。



昨日はテレビで独り感動してた。
ロミオ&ジュリエット。

本気で祭り行かなくて良かったと思った。

あの映画は本当に大好きなんです。
数少ない私のお気に入りの恋愛映画。
悲劇、なのか、
そうでないのか、は。
私にとっては微妙だけど。

初めて見たのは多分去年。
レオナルド・ディカプリオが好きだと英語の先生に話したら、
「現代版ロミオ&ジュリエット」は良かったよ。
と教えてくれた。
あの先生、映画好きだからね。

私は字幕の方を見たんだけどね。

本当に感動で、何度も泣いたんだ。
友情に感動して、
愛に悲しみを知りました。

本人達が幸せだったのかは分からない。
けれど私は、涙を流さずにはいられなかった。
悲しくて、幸せで。
憧れだった。

客観的不幸・主観的幸福。
いつか此処でも話したよなぁ。

私だったら幸せだったと思うんだ。

全てが後悔だらけで。
なんであの時こうしなかったのか。
そんな事ばかり。

それが妙に現実味を帯びていて。
だけど話は非現実的で。
やっぱりよく分からない、けど。

事実を全て伝えているような。
そんな、お伽話なんだね。

後悔だらけだけど、
全てがとても美しいんだ。
全てが。
全てのコマが。

全ての動きが、仕草が、言葉が。

洗練された美しさって素晴らしい。

これを悲劇と呼ぶのなら。
幸せな恋愛なんてしたくないね。
悲劇は美しい。
私は美しくありたい。

だから私はいつだって悲劇への道を辿ってる。


今日も。今も。この瞬間も。















2002年07月20日(土) 誰かの血が流れても




暑い!
とりあえず暑い。

汗ばむ陽気です。

そうして、そうして、、
某方の日記を久しぶりに読んで、
もう日記は書かないと書いていらっしゃったのを見て
ショックを受けたり。
貴方には本当に感謝してます。
貴方の考えに圧倒されていました。
それでもそれに反抗しようと、
私はこんな日記を書き始めたんだ。

馬鹿だね。

それでも、
貴方がやめると知っても、
私はやめる気にはなれないのです。

始まりに理由なんてなかったけれど。
終わるのにはそれなりの理由が必要だと思ってる。

おつかれさまでした。
これからも、
頑張って下さい。



そうして今日は夏祭り。
行く気はありません。

誘いを断りました。

アノ場所に独りで立てるほど、
まだ心は自由じゃないって知ってる。

アノ場所には思い出が多すぎる。

馬鹿騒ぎができるほど、
良い場所じゃないのは分かってる。
雄太が来るって言ってた。
彼女連れて、なんて。
良いご身分ね。

S子とカラオケ少女に会うのは目に見えてる。

きっとS子は弱気になるよ。
だけどその時、
慰めてあげられるほど、
私は余裕じゃないだろうよ。

だったら、行く事ないと思うんだ。


先輩に会えるとは思わないし。








自転車を見つけたって、
会えるわけじゃない。

ソノ前に、もしかしたらAが来てるかもしれない。
そしたら、私はYを思い出さずにはいられない。

Aには会っちゃいけない。
きっと私はその場で死ぬよ。
Aはダメ。
ダメなの。

ねぇ、A。
貴方に悪気がないのは十分知ってた。
だけど私は貴方を憎まずには居られなかった。

貴方に会うたび、
いつもアノ子の顔が浮かぶの。

そうして私はナイフを握る。


もう、貴方も嫌でしょう?


他人の血を見るのは。












2002年07月19日(金) 大人にはなれなかったよ。





とりあえず。

よくやった、自分。

成績なんかじゃなく、
此処まで生きている自分を褒めたいです。

正直言って、まだ通知簿見てません。
私のポリシーに反するので。
あんな5つの数字で、
私の何が表せるっていうのよ。

それまでの努力を、
教師は知らない。
ノートに書かなくても、
努力している奴はいるし、
ノートに書いていても、
努力してない奴だっている。

それまで死ぬほど努力したやつが、
テストで良い結果を出せなければ、
数字は容赦なくそいつを蹴落とすし、
私みたいな奴が、
時に運任せで合格することだってある。

結局その数字は、
自分の運でしかない。

そんなもので、褒められても少しも嬉しくないし、
怒られたって困るよ。

私は私がどれほど成長したかを見て欲しいのに。


……とりあえず、今は高校行く気がないので、気楽な物です。

ANA−SUIのマニキュアは良い感じ。
色も匂いも好み。

あー!ショッピングに行きたい!
欲しい物をリストアップ。

・スカート(オリーブのやつを)
・靴(ミュールが欲しい)
・ノースリーブ(好きなんで)
・キャミ(黒のレースついたやつ)
・本(この際どんな種類でも)
・鞄(夏っぽいやつを)
・お金(本気です)

どうせ買えないので、また虚しくなったり。

瞬間的に死にたくなって、
ナイフを握ってみるものの、
ふっと我に返って馬鹿馬鹿しく思ったり。

学校でもこの調子なんだから本当に馬鹿だ。
とりあえず、誰にも気づかれなかったみたいで良かった。
別に気づかれても良いのだけれど、
女子とか煩いので。
私は静かに暮らしたいんだ!

無性に泣きたくなるけれど、
弱音を吐けるほど信用している人物が、
アノ場所には居なかった。

みんな友達だけれど、
友達じゃない。

Sの前ではニッコリ笑っているけれど、
影でアノ子を笑いものにしている事、
私知ってるよ、Kさん。
そんな人達ばかり、ずっと見てきたんだから
信じられなくても仕方ないと今は思ってる。

他人の幸せを喜んであげられるほど、
私は大人じゃない。
けれどアイツの幸せを貶すほど、
子供にもなれなかった。

結果的にアイツは気づいたかもしれない
私の事。
少しだけど気づいていて、ビックリした。
焦った。如何しようかと思った。

全て話そうかとも思ったけれど、
それでアイツが幸せになれるとは思わない。
私達、長くは続かないと思う。
アイツも私も、互いに気を使いすぎたね。

それでも、私もアイツも、
お互いがお互いの中で大切な場所にいるものだと
思い込んでいたんだ。
最初から最後まで嘘吐きだった。
ゴメンね。










そんな悲しみも、
全ては日常の1コマでしかないのです。
恐ろしい。

自らを傷つけるこの長い時間でさえも。
一瞬でしかないのです。
馬鹿馬鹿しい。

私を馬鹿だと笑うのならば、
確かに私は異常ですよと答えるよ。
貴方達は如何してそれに気づかなかったの?と。

結果的に私も貴方たちも馬鹿なのです。

男子の前ではお人形。
私の前ではさながら子悪魔。
そんなあんた達の方がよっぽど異常だと思うけれど。
貴方たちの気持ちが分からない訳ではない
けれど、
それを分かってあげられるほど、
今の私に余裕はない。
満たされてない。

人間は1人でずっと生きていけるわけではないけれど、
ある程度孤独を知る事も必要です。

少しは独りで生きてみたら?



そう言えるほど、子供にもなれなかった。










2002年07月18日(木) 孤高の王





「お前には罪も罰も必要ないよ。」

そう言われて、泣きそうになった。
泣いても良いですか?

辛い時、自分がどれだけ頑張ったか、
私自身が1番よく知ってる。
だけどそれだけじゃ足りなくて、
誰かに褒めて欲しかったんだ。

何も出来なかった。
だけど私全力でやった。

それをYはいつも分かってくれてた。
だから私、未だにアノ子を忘れられない。

もっとやりたいことがあった。
もっと出来る事があった。
だけどそれを出来なかった。
自分を責めては、嘆いてた。

だけどアノ子は分かってくれた。

どうしてこうしなかったの?とか、、
馬鹿ね、だとか。
欲しいのはそんな言葉じゃなかった。
貴方達に言われなくたって、
十分すぎるほど私は私を責めてた。

だけどアノ子は言ってくれた。

「お前には罪も罰も必要ないよ。」

幸せになれるよ、って。

哀れみや卑下の言葉なんかじゃなく、
少しでも慰めて欲しかったんだ。
確かに結果的には何も出来なかった。
だけどそこにたどり着くまでに、
私がどれほど泣いたかを、
貴方達は知らない。

私、精一杯やったんだ。
全力で。

だから私に「もっと」は必要ない。
私の頑張りにもう上は無い。
本気でやったんだ。


だからやっぱり、私はアノ子を忘れられない。
それでも私は生きているし、
忘れる努力はしているんだ。

瞬間的な死への願望も、
未だ尽きる事は無いけれど。


とりあえずは生きているからそれだけで十分なのです。


孤独に1人で生きているのが人間だけれど。
一人一人が自分を高尚だと思い込み、
架空の世界で王として君臨している馬鹿だけれど。

例え1人でも、
死なないだけの信念があるという事は凄いことだ。

そうして私を支えてくれたのが、
Yと先輩なんだって事も真実。

日記を捨てました。
アノ頃書いた手紙と一緒に。

私はあくまでも私の世界の王であって。
だれもこの世界に入っては来れない。
私が助けなければ誰も助からないし、
私が塗らないとこの世界に色は無い。

私はあくまでも王であって。
アノ子も先輩も、
此処までは来れないし、王になることも不可能。

少しぐらい頑張ろうと思う。
私が苦しんでそれでも愛していたアノ子の事を、
誰かが心の隅に置いてくれれば十分なのです。
少しぐらい苦しんでみます。
生きてみます。

我侭な王がいて、
馬鹿な王がいて、
それでもその世界で、
全てを変える事が出来るのは王だけです。
頼れるのは王だけなのです。


過去の話をお伽話として語るのは好きじゃない。
だけどだからって、
全てをさらけ出せるほど私は大人じゃない。


それでも私は生きていて。


アノ頃のまま生きていて。









そう思うと少しだけ切なくて、涙が出た。
アノ頃の手紙の残骸が、
少しだけアノ子を恋しくさせた。




明日は終業式です。








2002年07月17日(水) アノ子じゃなくて先輩が。






悔しい悔しい悔しい。


このクラスの奴ら、
絶対にいつか忘れるんだ。

あいつ等を許せない。
だけどあいつ等からすればそれは私なんだろう。

コミニケーションとはそんなもんだ。
上手くいかないのは仕方ない。

矛盾しているのは分かっているけれど。

集団でしか行動できない貴方たちを、
心底可哀想だと思った。
1人では何も出来ないのに、
集団になると急に強気なって、
自分を高尚だと思い込む。
どうなんだろうね。

これをどう思うべきか。

今の自分が憐れに思われているとしたら、
それはそれで嫌だけれど。
結局私も自分を高尚だと想ってるのね。
馬鹿みたい。

誰が何のために標的を決めるんだか。
それは結局、自己防御にしか過ぎない。
だけどいつかは絶対分かるよ。

此処が運命の分かれ道です。

あんた達の選んだ道が右だとすれば、
私が選ぶのは左です。
貴方たちの道が薔薇の道なら、
私が選ぶのは茨の道です。

どっちが間違っているとか、
どっちが正解だとか、
そういう事は考えたくありません。

だけど私は貴方達のようにはなりたくないから、
辛い道だって分かってても、
同じ道は歩かない。
絶対に。

えぇ、絶対に。




ムカツイタので、もう寝ます。
オヤスミなさい。



そうしてやっぱり泣きたくなった。
今頃どうしてアノ人が夢に出てきたんだろう。
憧れだった先輩。

一度も言葉を交わした事が無かったけれど、
アノ頃の私はYしか見ていなかったけれど、
あの時確かにYだけを愛していたけれど。
先輩に彼女がいなかったら、
私がそれになってもいいかなぁ、なんて。
私、馬鹿な事を考えてた。

あれほど「人間性」に惹かれた人はいない。
努力の人、という名が一番似合う人。

交流が全く無くなった今でも、
時々思い出しては泣きそうになる。
大切な心の支え。
先輩のように生きたいと心から思った。

私の好みとは全く違ったけれど。
愛だとか恋だとかそういうんじゃなくて、
もっと柔らかな温かい、
慈しむような感情だった。

先輩を見るたび、幸せになれた。

ねぇ、先輩。
私、今でも分からないの。

如何して先輩はあんなに一生懸命だったんだろう、って。
如何して私は先輩に惹かれたんだろう、って。
Yの事を愛していたのに、
アノ頃の思い出なんて、Y一色のハズなのに。

先輩の事は全部覚えてるの。

ねぇ、先輩。
私には今でも理解できません。

何故貴方を見るたび、心が熱くなったのか。
何故あの時、心が満たされたのか。
愛なんて漠然とした物じゃなく
泣きそうになるほど貴方を見ていました。

なのに思いを伝えられなくても、
会えなくても、

忘れられないし、
後悔のカケラも無いんです。

先輩は私の事を知らないかもしれない。

だけど死んだって可笑しくないくらい、
壊れていたアノ頃の私を、
信じられないほど生へ導いてくれたのは、
Yじゃなくて先輩だったんです。







そっちの方が良かったのかもしれない。
けれど私が今でもYを愛していて、
アノ子によって救われているのは確か。

だけど先輩を想っているのも確か。


いつかもう一度会えたら。
過去の事として「憧れてました」って言いたいよ。
それぐらいは許してくれるよね?


先輩、私先輩の生き方がとても好きだった。

先輩の事が、とても好きだった。















2002年07月16日(火) 否定するあんたの存在だって無駄なのよ





心底思うのだけれど、
私はS先生が大嫌いなのだと思う。
数学のY先生も、
体育のA先生も、
国語のM先生も、
殆ど大好きだけれど、
彼女は好きになれない。

三者面談初めてだったのでビビリ。
しかも本日のトップバッター。
モスでのゆったりな時間もなんのその。
私は緊張感が嫌いなんだけどなぁ。

彼女はよく人を否定する。
髪型、性格、、勉強、、、とかね。
そんなところが許せない。

そうして機嫌の差が激しい所。
「機嫌が悪くて怒った」って彼女は言ったけど。
そういう私情って、
仕事の面では表に出すもんじゃないよ。
先生だって人間だから仕方ないけど、
それでお金もらってるんだから、
もうちょっと………ね。

S先生、私貴方が心底嫌い。

他人を憎むのはやめましょう。

こう暑いと、逆に平常心が生まれるね。

馬鹿みたいに、泣きたくなった。
悔しくて。

アノ子の口癖がプレイバック。

「唯。」

アノ子はいつも私の名前を呼んでくれた。
嬉しくてならなかった。
存在を認めてくれる気がした。

今でもアノ子に投げた嘘を忘れられない。
言えなかった言葉を忘れられない。

過去を埋められない。

忘れてしまった過去がある。
忘れてしまうほど意味の無かったものだとしたら、
今でも鮮烈に思い出せるアノ子の事を、
やっぱり馬鹿みたいに愛していたのだと思う。

遠いアノ日の話。
どうせもう過去。

過去の悲しくてだけどとても嬉しい
ただのお伽話。

馬鹿みたい、なんて。
軽軽しくは言いたくなかったのになぁ。
私はアノ子に何もしていない。
だけどアノ子はいつも私に優しかった。

甘美。

一方的なその優しさが、
とても嬉しくて甘かった。

アノ頃とは違う。
私もアノ子も。
どうせ戻れないのだから、
いつかは忘れるよ。

あんな事が二度と起きないように頑張るんだ。

行き場の無い思いを、
自分にぶつけるのはやめます。
懺悔はしたくないので。

神様は嫌いだけれど、
それが救いになってるのは、今も変わらず真実です。








きっと今の彼女は、満たされていないのだと思う。
私も貴方もまだ完全ではないし、
大人でも子供でも無い。

お互い何を言ったってかみ合わないから、
いつか先生も私も大人になれたら、
そうしたらもう一度話し合おうよ。

満たされた気分で、もう一度。

私も努力するからさ。






そうしてそうして。
高校行かないでおこうかなぁ、と検討中。
中学も高校も同じなら、
高校行きたくないし。

大学へ行こうかと。
ワザワザ難しい道を取るのも馬鹿だけどね。

そう言ったら、

母は、それでも良いよ、と言った。
否定しないお母様がありがたい。


先生にはまだ言わないでおこう。









2002年07月15日(月) 私が、この手で、あいつ等を。






この世界には、たまにリアリティーの無い現実があるみたい。

今日、それを実感した。
自分の体験じゃなく、
他人の体験談で。

だけど、、

だけど。

きっと、Yと私の事だって、
リアリティーの無い現実。
先が見えない危険な場所だったのだと思うの。
だから私、
笑いながら否定する貴方が許せなかった。

リアリティーが無いという事は、
リスクを伴う事だと思う。
だけど私はそんな事考えていられないくらいに
Yが好きだった。

貴方はそれさえも笑い話にするの?

電話が嫌いだった。
ずっと。

全てが赤裸々にされてしまう気がして。
文字は便利ね。
その心を読み取れるかどうかは相手次第だから。
こんな些細な言葉に思いを込める。
分かってくれる人だけ分かってくれれば良い。

常識的に生きたいと思った。
もうやめるよ。
本音で生きるのがどれほど辛いかよく分かった。

こんな現実でそれでも赤裸々に。
どんな部分も赤裸々に語れるアノ子を、
本当に尊敬した。

そんな所が愛しかった。

だけど私はアノ子を守れなかった。
こんな現実で1人でその重圧に耐えてた。
私は少しも気づいてあげられなかった。

絶対に守りたい物があった。
私の全てを引き換えにしたって譲れないものがあった。
本当に大切だった。
守り抜きたかった。
だけど無理だった。

守るどころか、気づいてあげることすら出来なかった。

守りたいって思ってた。
ずっと願ってた。
そう決意したはずだった。

アノ子の目は、真直ぐで、綺麗だった。
今時あんな目をした人はいない。
アノ目が大好きだった。
だけど心配だった。

アノ子はきっと、正義感ゆえに、いつか潰される。
確信してた。
だから守りたかった。

この手で、私が、アノ子を。

人を憎むことほど、馬鹿らしい事は無い。
それは弱い奴がすることだ。
私はずっとそう思ってた。

だけど違った。

あの時、私は、憎まずにはいられなかった。
自分の愚かさと、弱さを、知った。
見かけだけの友情も愛情も、何も、、
今まで築いて来た物全てをメチャクチャにしたいと思った。
あまりにも容易く、それが崩れる様を見ていたから。

分かってたのに。
いつかはそうなってしまうって、
薄々気づいていたのに。
私は守れるって自分を過剰評価してた。
結局何も出来なかった。
守られる事しか出来なかった。

私の隣で幸せそうに笑う貴方を、
殺したいとすら思った。
貴方の笑顔に吐き気がした。

人間の愚かさを感じた。
見かけだけの世界の、馬鹿馬鹿しさを知った。
反抗する事でしか、
この世界を否定する術を知らなかった。

だけど、もう疲れたよ。

自分が弱すぎたばかりに。
無知だったばかりに。
助けられなかった。
夢はかなわなかった。

信じる事でしか救ってくれない神を呪い、
この世界の全てを拒否した。

こんな凄い重圧を背負って、
1人で私達のために戦ってた。
アノ子を忘れられない。

否、忘れたくない。

彼を否定する奴がいたら、
私が絶対に許さない。
あの時守りたかった、
だけどそれは叶わなかったから。
せめて今、アノ子を守りたい。

大好きだった。
愛してた。

助けたかった。
守りたかった。

譲れなかった。

本気だった。



リアリティーの無い現実を、
彼等は笑って軽蔑した。

だけど、この現実こそが、
あまりにもリアルな幻かもしれない。
アンタタチハ絶対にソレに気づかない。

アノ子と同じ苦しみを味わえ。
私はお前等を許せない。
だから助けてなんかやらない。

アノ子がそれを望まないとしっていても。


憎しみは憎しみしか生まない。


それでも憎しみだけが鮮やかに蘇る。

ねぇ、Y。
今度は絶対守って見せるから。

待っててね。

絶対私が。

この手で。









それまでは、死なない。

否、死ねない。










2002年07月14日(日) そうやって人間はいつも。




高校野球というものはいいね。
青春だよ。

……如何でも良いのだけれど、、
夏休みが来る!!
ワワワ;;;何も用意してないよ!!
ガッデム!
夏休みに入ったら絶対ショッピングに行くんだ!

昨日、キャンプに日帰りで途中参加したのだけれど、
山奥というものは良いよね。
星が綺麗で。
なんか、、気軽にキャンプに来れる和歌山が悲しいけれど。
自然が残っているというのは、
良い事だとは思うけど。

昨日は絵画教室に行きました。
嫌!!
腕に油絵の絵の具が残ってるよ。
頑張って洗ったけど。
緑の絵の具とか反則でしょ!
結局デッサン仕上がらなかったし。
もう踏んだり蹴ったり。
休みになったら頑張ろう。

最近、嘘笑いが上手くなった気がする。
世の中を渡るには大切な事。
だけどとても卑怯な行為。

笑いたくも無いのに、
顔には満面の笑みを作って。
面白くも無いのに、
大声で笑ってみたり。

ねぇ、私の夢、なんだったっけ。

こうしてまでやりたい事って、なんだったんだろう?

自分に嘘をついてまで、やりたい事ってなんだったの?

それさえ分からないのに、
何笑ってんだか。
意義なんて無いよ。
私は結局、私にしかなれないのに。

誰と比べられたって。
アノコになりたくたって、
他人から如何思われても、
結局自分自身でしか生きられない事位、
馬鹿な私だって知ってる。

だから嫌いなんだ。
Yが。皆が。
笑ってる顔を見ると、吐き気がする。
自分自身を見ているようで。

ねぇ、Y。
私ね、ずっと貴方が嫌いだった。
心配でならなかった
ねぇ、貴方は私のようになっちゃいけないよ。
そう伝えたかったの。

だけど貴方は気づかなかった。

それは仕方ないし、
それで当然だと思う。
だけど私は馬鹿だから、
そんなことさえ許せなくて
ずっと怒りを持っていたの。

だけど貴方は少しも気づかなかった。
気づこうとしなかったね、
私の事。

いつも自分の事ばかりだった。

そうやって、いつまで続けるの?
いつまでアイツを責め続けるの?
アイツはやっぱり自己中だけど、
それがアイツなんだから仕方ないよ。

どうして受け入れられないの?
いつもいつも被害者妄想。
そういうアンタだって、
加害者だってこと、なんで気づかないのよ。
馬鹿ね。

アンタは確かに悪くない、
だけどアイツだって悪くない。
それをアイツは知ってる。
なのに如何して貴方はいつもアイツを責めるの?

そうやったって何も変わらないのに。
ちょっとは学習しろよ!
周りの人間の事、考えてないのはアンタの方だよ!
いつも自分ばかりなのはアンタだ。

そうやっていつまでも自分を高尚だと信じ込んでいればいいわ。
だけどね。







なんにも知らないくせに、
他人の中に入ってこないで。

アノ子の事、知らないくせに。
私の心を荒さないで。

これ以上、紅く染めないで。

私、また、自分を刻んでしまうから。











2002年07月12日(金) 不可能を可能とできるならば。






根拠なんて無いけれど。

未だにアノコが帰ってきて、
アノ部屋に帰ってきて、
私の部屋のドアをノックしてくれる気がして。

堪らない。


根拠なんて何処にも無いけれど。
そんな希望が、
頭から離れない。


今でもYが此処にいる気がする。
酷い妄想。

暑さの所為ね、きっと。


この季節になると、思い出してしまう。
アノ子の事。
競技場の前を通ったら、
甲子園の地方予選のビラ。

ねぇ、貴方はまだ覚えてるかな。

甲子園、行けなかったけど。
貴方はとても満ち足りた顔をしていたから。
私も泣くのをやめて、
笑う事にしたの。
悔しいけど
そこで泣くのはもっと悔しいから
めいいっぱい笑った。

私には命の価値なんて分からないけれど。
その時の貴方の笑顔は、
きっと私の命より、
はるかに重いモノだって事はよく分かった。



人が、人を殺す権利は無いと、
誰かが言ってた。

だけどそんな人を裁く権利も無いと。

結局矛盾する事でしか、
答えなんてモノは出せないのね。
ハッキリとした形がいつか出たとしても、
誰もそれを信じないだろうよ。

いつか苦しみを味わいたまえ。
アーメン。
なんてね。



人を殺したら、どうすればいいのかしらね。
自分が死んだって、
誰の命が帰ってくるわけでもないし。

償えば、償うほど、相手も、自分も。
悲しい事だって、ある。



人の命の価値なんて、決めた事無いから分からないけれど。
大きい小さいに関係なく、
「今」生きている人は全て、
平等でいなければならないと思うの。

殺人者だとしても、、
被害者だとしても、、
今、生きている間は。

守られなければいけない存在なのだ。
という事を、知った。

結局、どういうことを考えても、
矛盾することでしか誰も納得してくれないのね。



何の関係も無い人が。
人を裁く世界の制度は、
可笑しいし、悲しいと思う。

だけどやっぱり、
そうすることでしか、
平等という言葉は生まれない。

どうやったって、
一番正しい答えなんてものは、
つかめないのね。



熱い。


耳鳴りがする。


日々という物は、
続けば続くほど価値を失っていく。
私も一日一日、
価値の無い人間になる。

それでも何も消せないまま。

今日も明日も明後日も。

私は此処に、
立ってるんだろう。




最後の一瞬。
貴方は何も言わなかったけど。









それは不可能だって、知っていたけれど。










2002年07月09日(火) 教育の崩壊という嘘





「教育の崩壊」という嘘。

そんな題名の本があるんだけど。
読みたいのに、読めてない。

その題名が、一日中頭の中を巡ってた。

この世界って、
如何してこんなにも曖昧で、
矛盾しきっているのに。
誰一人、気付かないのかしらね。

如何して真実を求めるのかしらね。
完璧な答えなんて、
どうせ自分じゃ出せないくせに。

先生が言った。
「保護者の人に見せるんだから、
 恥かしくないようなものを書いて。」
私の耳にはこう聞こえた。
「思ったことじゃなく、
 普通の人が考える言葉を書きなさい。」

素直に心のままに書けと。
貴方達は言ったけど。
それは矛盾してませんか?
心のままに書けば、
如何してこう思うの?って感じの文章が出ても
仕方ないんじゃないの?

恥かしくない物を書く、ということが。
この世界を渡っていく方法なら。

別にはみ出し物だって構わない。

精神系、ダーク系。
嫌いな人はいるけれど。
それは仕方ないけれど。

心のままに書けば、
自然とそうなってしまうのは仕方ない。
禁止されるいわれはないよ。

そんなに型にはめ込みたいなら、
どうぞ御勝手に。
だけどあたしはそうなったら、
もう此処へは来てやらない。

「逃げ」だって言われても関係ないね。

教育の崩壊?
違うね。
教育の所為なんかじゃない。

全ては心の持ち様だわ。

私は馬鹿で、如何し様も無いような子だけれど。
先生達よりずっとずっと大人だ。
矛盾しきっている幼稚な貴方たちの発言でさえも。
私は見捨てたりはしなかった。

そうして貴方たちの望む事をし続けてきた。
貴方達はそれが当然とでも言わんばかりだった。

当然?何が?
私はあんた達が大ッ嫌いだったよ。
殺してやりたいほど。

生徒と先生の関係が変わってしまったのは。
生徒の所為だけですか?
茶パツ・ピアス・その他いろいろ。
やってる馬鹿はやっぱり減らないけど。

それ以外の生徒だってちゃんといるの。
分かってる?

私はあんた達の道具じゃない。
考えてる?

先生も悪いんだって、知ってる?

体罰・暴行・暴言・自己中心的な考え方。
全て、貴方たちが教えた事じゃない。

子供が全て悪いの?
私達が変わってしまったから、
全て私達の責任なの?








だけど今は、
まだ知らんフリ。






2002年07月08日(月) 悔しいのか、それとも懺悔なのか。




世界を救うってことが、
もしも自分の「死」であるなら。
私は死んだほうがいいですか?

今日、色々疲れてて。
友達が、私の元クラスメートに振られた事とか。
なんかショックだ。
返事を聞いた自分がショック受けて如何する。
A(仮名ね)の方がショックでしょ。
「×」。の一言だった。

人間って一言でも絶大な威力を持つのね。

Yの馬鹿野郎。とか思ってしまった。
ゴメンナサイ。
私、Yから物を貰った事があった。
あの時も、私は知らずにAを傷つけてましたか?
だとしたらゴメン。

「Yは、唯が好きなんだよ。」
Aから言われた言葉。
特別気にとめてなんか無かった。
だって、Yはただのクラスメートだから。
言い訳するのも面倒で。
「違うよ。」一言だけ言った。
本当だもの。

Yが私に言った悪口でさえも。
貴方からすれば「欲しい物」だった?

なんだか、妙に悲しくて。

分かってるの。
Yのことを恨んでなんかいない。
Aのことも。

誰も悪くないから。

人間の心って、複雑ね。

疲れて、帰ってきた。
引出しを開けたら、
はずみでナイフが落ちた。
折りたたみ式の、ナイフ。

気付いたら、刃先を広げてた。

何をしようとしてたのか。
馬鹿ね。
無意識ほど恐い物は無い。

もしかしたら、
しらぬまに自分を刺してるかも。
知らない間に死んじゃったりなんかして。
恐ろしいわね。
朝、目覚めなかったら。
他殺じゃなく、自殺です。

自分がこの世界を救うのに、
少しでも貢献できるとしたら。
そうしてその方法が、
私の「死」のみならば。






どうせもう普通じゃないし。

人が死ぬ時は、
既に狂っている時だって。
お母さんが言ってた。

素敵ね。
狂気。

何も感じないのかしらね。

先読みは好きじゃないけど。
後1年半。
私、生きてるかしら。








2002年07月07日(日) 馬鹿みたい。




いつだってそうだ。

いつだって知恵と体力、
両方を持ち合わせた奴は
地位や名声、金、愛。

何かのために命をかけて、
そして死んでゆく。

そしてそれは必ずと言っていいほど、
他の奴らの「ため」になる。

そうして賢くない奴らは、
そいつ等の死のおかげで、
生き延び、年老いて、死ぬ。

どっちがいいっていうのよ。

私は、生きたい。
だけど、助けたい。
賢い人間でありたい。
勉強なんかじゃなくてね。

他人を助けられるだけの強さを持ちたい。
Yみたいな人間になりたい。
だったらどうしろっていうのよ。

もっと考える時間が欲しい。
学校行くヒマがあるなら
考える時間が欲しい。

学力の知恵を身につけるより、
今は人間としての知恵を身につけたいよ。

そういう意味で、賢い人になりたい。



この世界は矛盾してるね。








言っちゃいけないって思ってるのなら、
言わなければいいのにね。

喋っちゃいけない時だって、
気付いてるなら喋らなきゃいい。

矛盾してる。

馬鹿みたい。

馬鹿みたい。

そうして、

そんなこと言ってる自分が、

一番馬鹿みたい。






2002年07月05日(金) 意味が分からないよ。



昨日は3限めの後、帰りました。
3限が選択の音楽だったのだけれど、
思うように声が出なくて、
なんでだろーって考えてたら、
息が苦しい事に気がついた。
息が出来なくて、仕方が無いから保健室へ行ったの。
熱があったらしくて、
すぐさま帰らされました。
くそう。私の計画がっ!!!
ガッデム。

おかげで昨日はずっと寝てなくちゃいけなくて。
なんだかなぁ。

昨日、あんまり寝られなくて。
ドウシヨウモナイカライロイロ考えてた。
明日の事。
未来の事。

結局人間は死ぬために生きてる、
そういう結論になった。
笑って、御喋りして、遊んで、死ぬ。
それだけの人生。

なんて面白くないのかしらね。

死ぬ間際の事を考えた。
きっと苦しい。
きっと辛い。
死にたくない、そう思った。

なぜ、死ぬために生まれるのかしらね。
何をしろっていうのよ。
死の瞬間を恐れている私が、
自分を殺せるはずも無いし。

痛いのは、嫌なの。
だったら感じなくすれば良い。
そうなんだけどね。

どれだけ泣けば幸せになれるってことでも無いし。
どれだけ笑っても、幸せだって感じられるハズも無い。
なにをすればいい?
私は馬鹿だけど。
私は如何し様も無い馬鹿だけど。
だけど生きたいって思ってる。
現実、私は此処にいる。

だけど私は馬鹿だから、
やっぱりアノ子の事を忘れられなくて。
心ごと、アノ頃のまま、成長を止めてる。
如何して私だけ?
被害者妄想もいいところよね。
私は間違ってない。
如何して私は不幸なの。
そう思う事でしか、救われなかった。

アノ子についていけなかった自分を、
如何することもできないまま、
恨んでた。
そうして死にたいって思ってた。

だけど昨日、死について考えたら。
恐ろしくて、眠れなかった。
辛かった。
涙が出た。

死にたくないと思った。

結局カッコつけの馬鹿じゃない。
あいつ等と同じじゃない。

そう思うと、ドウシヨウモナクテ。






また、助けを求めてる。
私、成長できてない。

こんなんじゃ、アノ子に会えないよ。
合わせる顔が無い。

愛しくて愛しくて堪らないアノ子。
だけど此処にはいないから。
進まなきゃ、って。

思ってるのに。
思ってるのよ。







2002年07月03日(水) 生きるって、決めたじゃない。




中途半端な自分に乾杯。
……完敗。

死ねないでいるくせに、
死にたい振りをしているし。
リスカをしているワケでもないのに、
そう見せかけている。
馬鹿ね。

それを望んで如何し様って言うの?

Yと、、会えるかも、しれません。
如何し様。
如何し様。

ソノ後、死ぬのかなぁ。なんて。
馬鹿げた事を考えてしまいました。
死なないよ。
多分ね。

今、こんなに泣いてるのに。
悩んでるのに。
明日なんていらないのに。

Yが来たとたん、豹変してしまう自分が嫌い。
馬鹿ね。
笑って、明日を望む。
そう、なりたくなんかなくても。

伝えたくても、
結局伝えられないんだと思う。
会いたくても、
きっと足は動いてくれない。
私の体全体が拒否する。
心と体は別物ね。
どっちを優先させればいいのかしらね。
会ったらきっと、、
私は壊れてしまう。
アノ子を壊してしまう、また。

会いたいの。
ドウシヨウモナク。
その為に生きてる。
アノ子の為なら死ねるの。

もう出さないって決めたのに。
ナイフを机から出した。

結局如何したいのよ、自分。

明日なんかこなくて良い。
未来なんかいらない。
答えなんか持ち合わせてないもの。
それを求めないで。
イヤだ嫌だ。
そうして私は縛られる。
囚われる。

学校へなんか行きたくないよ。
あそこはいつも答えを求める。
そうしてわたしは孤独なアノ場所で、
結局Yを求めてしまう。

こんなんじゃダメなのよ。

私、生きるって決めたじゃない。







ねぇ、、私、、、決めたじゃない。

生きるって、決めたじゃない。




それでも明日はきっと笑ってる。
可笑しい。
狂ってる。
吐き気がする。


絶対にこの世界は可笑しいよ。
どこまでも残酷で、、、


狂いきってる。











2002年07月02日(火) ありがとうを言いたいの。




やっぱりまだ腕が痛い。
ちょっとなんだけどね。

遊びで男子に銃を向けたの。
モチロン本物じゃないんだよ。
遊んでたの。

そうしたらいきなり腕を掴まれて。
捻られた。
畜生。(をぃ)
まだ痛い。

帰ってきて、
腕を抱いたら。

涙が溢れた。

痛かった。腕じゃなく。

「男の力」なんてものが、
どんなものなのか、よく分かった。
痛かった。
強かった。

改めて、知った。

私、大事にされてたのね。
Yと一緒の時、
男の力なんて考えた事も無かった。
跳ね除けられるものだって思ってた。

それは、Yが私を大切に扱ってくれたからなんだね。

優しく、優しく。







やっぱりアノ子が愛しくて堪らない。

それなのに、愛という美と共に、
人間の醜さも同時に知った。

私一度、アノ子を殺そうかって考えた事があった。
馬鹿よね。
だけどやっぱり出来なかった。
涙も笑いも、ぐちゃぐちゃで。
如何したら良いのか分からなかった。

その時からかな。
死にたいって思った。

死への標的が変わった瞬間。

でも、死なないから。
どうして良いのか分からないけど。
目標があるから。

私、もう一度アノ子と会いたい。

それまでは、死なない。
醜さも受け止める。
醜さがあるから美を感じられると知っているから。
私はまだ死なない。

誰も、殺さない。
誰も死なない。

Yに「ありがとう」を伝えるまで。

まだ、死ねない。








2002年07月01日(月) 私は何時か死ぬけれど。




なんだか、この日記の所為で、
みなさんに心配をかけてしまったみたい。
ゴメンナサイ。

でも、現実、
今、私はこうやってパソコンを使っているわけで。
キーボードを叩いているわけで。
生きているわけで。
こうやって、日記を書ける間は大丈夫。
心配してくれてありがとう。

Rからのメールを見ました。
本当にありがとう。
涙が出たよ。

嬉しくて、堪らなかった。

私ね、私の事を認めてくれるのは、
Yだけなんだって思ってた。
だから離れられなかったし、
離れたくなかった。

Yの事が誰なのか、とか。
どんな関係なのか、とか。
もう少し進歩できたら、
多分話せると思う。

日記を見ているだけの人も。
反応なんかはいらないから、
せめて、Yの事、全部語れるようになるまで。
もう少しだけ、
見ててください。

私はやっぱりYが好きで。
たまに自分、馬鹿かよ、とか思うけど。
そんなこと、気にしていられないくらいに、
やっぱり愛していて。
だからこそ、自分の位置が憎くて堪らなかった。

一度だけ、ベランダから飛び降りようと思った事があった。
だけど、未遂。
考えただけで終わった。
私は酷く小心者だから。
ナイフは痛いし、血を見るのは好きじゃない。
首吊りは酸素不足になるし、様が汚いし。
ガスはまわりの人まで巻き込んじゃうし、危険だし。
水の中は、酸素不足だし。
やっぱ、自分に合ってるのは薬だと思った。
だけど、子供の自分に、
それを手に入れるだけの術が無かった。
如何しようも無かった。
否、死ぬ事は出来たのだけれど、

死ねなかった。

自分はまだ生きたいんだってこと、
初めて知った。

笑いが込み上げた。
涙が込み上げた。
仕方が無いので、1人で泣いた。
異様な様ね。
でもその瞬間が、
幸せで幸せで堪らなかった。

幸福なまま、死ねるなら。
きっと私、もういない。

あの時、一番考えたのは、Yだった。
もう一度会えるかもしれない、と思った。
いつか会えるかも、って。
そう思ったら、死ねなかった。
私の心は未だ凌駕されている。

だけどそんな自分が愛しく思えるほど。
Yの存在が大きかった。

頬を伝う涙さえ、愛しいと思った。

今はまだ、幸福じゃないんだと思う。
だから私、生きてる。
私はいつか絶対に死ぬけれど。
その時は絶対幸福なまま死ぬ。

辛さのなかでなんか死なない。
今はまだ、死なない。






きっと、、
生きている方が、幸せだから。






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